【NPA】よくあるご質問

[コース23] 内海愛子と考える「戦争協力」戦争とラジオPart2

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タイトル  戦争とラジオPart2  

コース概要 : 日本放送協会による戦時ラジオ放送には三本の柱がありました。一つは、前シリーズでみた国内向けの放送です。国民を戦争協力に導くうえで大きな役割を担っていました。あとの二つは、敵である欧米に向けた謀略放送、そして植民地や占領地などに向けた「皇民化教育」を主目的とした放送でした。日本放送協会を中心に、「大東亜共栄圏」に対応したネットワークが形成されていたのです。今シリーズでは、対欧米向け謀略放送と、旧満州および南方に置かれた外地放送局の実体について検証します。

曜日 : 火曜日 原則隔週
時間 : 19:00-21:00
開催方法 : オンライン & オフライン両方
オフライン定員 :10名、オンライン定員:50名
コーディネータ : 内海愛子(NPA共同代表)
        大森淳郎(NHK放送文化研究所)
        許美善(民族問題研究所)

◆第1回 満州国のラジオ放送と戦時動員 1 傀儡国家のプロパガンダ

開催日 : 2021年7月 13日(火)
講師:太田宏一(NHKエンタープライズ)
概要: 満州国建国の翌年、1933年、首都・新京に満州電信電話株式会社が設立されます。放送と通信を一手に掌握した国策会社で、満州国内22の支局を結び、1945年までラジオ放送を続けました。その放送番組を記録した2200枚の録音盤が、中国の吉林省档案館に残されています。映画や文芸など、満州国の様々な文化政策に携わった甘粕正彦の講演。ソ連国境で行われた関東軍の軍事演習の実況録音。日ソ中立条約の締結後、満州に立ち寄った松岡洋右のインタビュー。録音盤に残された様々な番組を聴きながら、「五族共和」と「王道楽土」のスローガンのもと、傀儡国家・満州国に人々を動員しようとしたラジオの役割を考えます。

◆第2回 満州国のラジオ放送と戦時動員 2 ラジオが担った戦争

開催日 : 2021年 7月 27日(火)
講師 :太田宏一(NHKエンタープライズ)
概要 :太平洋戦争が開戦すると、満州国は、日本が進める戦争の兵站基地と位置づけられます。吉林省档案館に残された録音盤には、「食糧増産の戦士」と呼ばれた開拓移民や、軍需物資を産する鉱山関係者などの声が数多く残されています。提携関係にあったNHKを通して日本国内で放送し、新たな移民や労働者を呼び寄せる狙いがあったと考えられます。その他、戦意高揚を図るために収録された特攻隊員の遺言放送、蒋介石の重慶政府に向けた謀略放送など、文字通り電波を武器として戦争遂行を支えた満州国のラジオ放送の歴史を、敗戦による終焉の時まで辿ります。


◆第3回 ラジオトウキョウとは何だったのか *特別企画

開催日 : 2021年 8月 10日(火)
講師 :渡辺考(NHK)
概要:戦時中短波を使って主にアメリカに向けて放送された日本放送協会の海外放送。それは俗称「ラジオトウキョウ」と呼ばれた。どのような形でラジオトウキョウは生まれたのか。またどのような役割を担っていたのか。主に、沖縄戦までの推移をたどっていく。

◆第4回 ラジオによる終戦工作

開催日 : 2021年8月 24日(火)
講師 : 渡辺考(NHK)
概要 :太平洋戦争末期、膠着する戦局の中、大事な役割を担っていたのが短波放送だった。アメリカでは、日本語が堪能なザカライアスという人物が、ボイスオブアメリカを通じて日本に向けて無条件降伏を呼びかけていた。またラジオトウキョウもその放送に応じて、膠着した事態を打開しようと模索していたことが残された音声からわかってきた。戦争末期の日米のラジオをつうじた終戦工作を見つめる。

◆第5回 南方占領地での放送① 大東亜共栄圏構想と現地住民向け放送の実態

開催日 : 2021年 9月 7日(火)
講師: 村上聖一(NHK放送文化研究所)
概要: 太平洋戦争下、日本の陸海軍は「南方」と呼ばれた東南アジアの占領地に30以上の放送局を開設しました。以下、2回にわたり、南方地域で行われた放送を取り上げます。占領地での放送の目的は、日本人向け情報伝達、対敵宣伝、現地住民の民心安定の3つが挙げられますが、中でも重視されたのが、大東亜共栄圏構想を浸透させるために行われた現地住民向け放送でした。ここでは石油などの資源地帯として重視された蘭印(現在のインドネシア)で行われた放送を中心に見ていきます


◆第6回 南方占領地での放送② 激戦地における放送工作とその潰散

開催日 : 2021年9月 21日(火)
講師 :松山秀明(関西大学社会学部)
概要 : 南方占領地での放送は、フィリピンやビルマに置かれた前線に近い放送局では、現地住民向け放送に加えて、対敵放送に力が入れられました。しかし、戦況が悪化していく中、放送の継続は困難となり、派遣された日本放送協会の職員たちは山中に逃げまどい、あるいは戦闘要員となって、その多くが殉職しました。大東亜共栄圏構想の浸透のために文化工作を担ったものの、短期間で活動を終えた激戦地での放送について、残された資料をもとに考えていきます。

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