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[コース18] 誰ひとり取り残さない環境論Part2 ー生きる場・生きた証が大事にされる社会へ

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タイトル:誰ひとり取り残さない環境論Part2 ー生きる場・生きた証が大事にされる社会へ

コース概要 : このコースは、今日の地球環境の危機にたじろぐことなく、これからの環境-社会のあり方についてじっくりと考えたい人に向けて開講します。辺野古・福島・水俣については、これらの地名が喚起するイメージから想像するのではなく、地域の現実をつぶさに見聞きし感じてきた方々からお話をうかがい、これまでの認識をアップデートし、問題を自らのもとへを引き寄せます。また、7月にオリンピック開発、8月には戦争遺産をテーマにする回を設け、日常からは見えにくいもの、仕方がないとされていることに対し、立ち止まって考え感じる身体を取り戻します。そして、人が人として生きる権利(人権)を保障する観点から、人びとにとっての環境の意味や価値について理解を深め、考えるべき問題は何かと問い、その問題を解決する方法について議論します。

曜日 : 火曜日 原則隔週
時間 : 19:00-21:00
開催方法 : オンライン開催・定員50名
コーディネータ: 松村正治(環境NPO代表、大学教員)

◆第1回 オリンピック開発と現代都市~なぜここまで来たのか

開催日 : 2021年7月 13日(火)
講師: 荒又美陽(明治大学)
概要 : 2021年に入ってから、オリンピック中止をめぐる議論がなされるようになり、マスメディアにおいてもこのイベントの問題性がしばしば語られるようになりました。招致活動の段階から、そして開催都市に決まってからも、東京2020にはたくさんの問題がありました。しかしそれらは十分に議論されないまま、ここまで来たのです。他の開催都市との共通性もありながら、そこには東京の特殊性も見え隠れしています。関連する開発に特に注目しながら考えてみたいと思います。


◆第2回 辺野古集落から見た普天間基地移設問題

開催日 : 2021年7月 27日(火)
講師:熊本博之(明星大学)
概要 : 日米両政府が普天間基地の返還に合意してから、今年で25年になります。この四半世紀に及ぶ長い年月を、辺野古集落の住民はどのように経験してきたのでしょうか。建設に反対する平和運動や、建設を進める政府の視点から論じられることの多かった普天間基地移設問題において、辺野古集落で暮らす人々は「取り残されて」きました。そのことによって取りこぼされてきたこの問題の本質について、ともに考えていく場にしたいと思います。

◆第3回 集合的トラウマとしての原発事故、分断修復の試み *特別企画

開催日 : 2021年8 月 10日(火)
講師 : 成元哲(中京大学)
概要 :福島原発事故は、個人への傷(Individual trauma)だけでなく、コミュニティ(家族、地域、祭り文化など)にも深い傷(Collective trauma)を残しています。放射能をめぐる温度差、避難や保養、帰還などをめぐる語りにくさ、祭りの中断など、原発事故は集団に対して感情的、心理的なストレスを与え続けるとともに、人間関係にも亀裂をもたらしています。
原発事故から10年、9回の大規模調査とインタビュー調査、ふり返り手帳や手記制作、ワークショップ「語り合いの場ふくしま」の開催などの経験を踏まえて、心のケアと分断修復に終わりはないことをお伝えできればと考えております。

◆第4回 旧陸軍墓地に見る歴史的環境保存の課題

開催日 : 2021年8月 24日(火)
講師 : 小田康徳(NPO法人旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会)
概要 :環境には自然環境だけでなく、人間的社会的環境もあり、それらによって形成された歴史的環境もある。いまも日本各地に残る旧陸軍墓地もそうした歴史的環境を構成する一つの要素である。その保存はなぜ人間にとって重要なのか、保存においてはいかなることが問題となるのか。旧陸軍墓地の形をいまもよく残し、注目されている大阪市天王寺区内の旧真田山陸軍墓地を事例に考えてみる。墓地に関わる映像等を見ていただき、また市民有志の活動を紹介する。

◆第5回 水俣病と向き合い、伝えるということ 【特別企画】

開催日 : 2021年9月 7日(火)
講師 :吉永理巳子(一般社団法人水俣病を語り継ぐ会)×川尻剛士(一橋大学大学院・院生)
概要 : 今年は、水俣病事件の公式確認(1956年)から65年の節目の年です。しかし、いうまでもなくこの「節目」とは別に、水俣病とともに生きてきた人びとには一人ひとりに固有の水俣病事件史があります。今回は、そのお一人として吉永理巳子さんにお話をお伺いします。
講義前半では吉永さんのライフヒストリーを、後半では吉永さんが近年取り組まれている水俣病を語り継ぐ朗読活動を中心にお話しいただきます。吉永さんのお話から、水俣病と向き合い伝えていくということの意味について、ぜひ一緒に考えてみたいと思います。

◆第6回 環境倫理3.0の展望―環境正義から捉える水俣・福島・辺野古、そして

開催日 : 2021年9月 21日(火)
講師 :鬼頭秀一(星槎大学)
概要 :SDGsは「大衆のアヘン」という問題提起もあり、SDGsの本質を、また、「持続可能な開発」をあらためて捉え直すことが求められている。「環境」が自然環境にとどまらず人権の問題も統合的に捉えることが求められ(環境倫理1.0から環境倫理2.0)、「環境正義」が今まで以上に重く受け止めることが必要になってきた現在、その先を展望することが喫緊の課題である。グローバル経済が人々の生活の根源さえ奪い去っている状況の中で、人権や多様性など普遍的価値が力を持たなくなってきている現在だからこそ、私たちが何に依拠してこれからの生活や社会を組み立てていくのか(環境倫理3.0)を展望したい。



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