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[コース16] 浅井基文の日本外交学校Part2ー戦後日中関係を斬る

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タイトル  戦後日中関係を斬る

コース概要 :1972年の日中共同声明で日中の不正常な歴史には終止符が打たれたのか。日中共同声明はいかなる日中関係のあり方を示したのか。日中関係の現状をどう考えるべきか。日中共同声明は21世紀日中関係の指針となるのか。私自身のささやかな体験を主観軸、日中共同声明を客観軸として、1945年から今日までの日中関係をふり返ります。そして、日中共同声明を予想軸として、21世紀の日中関係のあり方を展望します。
曜日 : 水曜日 原則隔週
時間:19:00~21:00
開催方法 : オンライン定員 :50名
コーディネータ:
- 内海愛子 (NPA共同代表)
- 李泳采 (恵泉女学園大学)
- タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程)
講師:浅井基文(元外交官)

◆第1回 戦後日中関係-宇都宮德馬と竹内好を手がかりに-

開催日 : 2021年7月 7日(水)
講師 : 浅井基文
概要 : 戦後の日中関係は、日本がアメリカ主導の反共陣営に組み込まれる形で独立を回復したために長らく「戦争状態」が解消されませんでした。日中関係を正常化するための努力は主に民間・人民レベルで行われました。中国が日中関係の「井戸掘り人」と敬意をもって称した松村謙三、石橋湛山、古井喜実、宇都宮德馬(以上政界)、高碕達之助、岡崎嘉平太(以上財界)等の中から宇都宮德馬の論考と中国研究の泰斗・竹内好の論考を手がかりに、日中関係の正常化を難しくした問題の所在を考えます。
(参考文献) 宇都宮德馬『日中関係の現実』(普通社)、竹内好『竹内好全集』第4巻(現代中国論、中国の人民革命、中国革命と日本)、同第5巻(方法としてのアジア、中国・インド・朝鮮、毛沢東)、同第11巻(国交回復の条件)

◆第2回 中国・日中関係への視点形成の歩み-私の場合-

開催日 :2021年7月 21日(水)
講師 : 浅井基文
概要 : 中国と接点ゼロだった私が「アジアへの関心」から外務省の語学研修で中国語を選択し、外務省勤務の中で、どのように中国及び日中関係に関する認識を育んできたのかをふり返る、私自身初めての試みです。日中関係史等について「聞き取り」を行い、いくつかの業績を発表している中央大学の服部隆二教授の申し込みに応じてお話ししたことはあります(『近現代中国と世界』所収)が、いわゆる「個人史」をまとまった形でお話しするのは最初で最後だと思います。

◆第3回 日中国交正常化と日中共同声明   *特別企画  

開催日 : 2021年 8月 4日(水)
講師 : 浅井基文
概要 : 日中国交正常化を可能にした条件とは何だったのだろうか、日中両国はいかなる認識に立って国交正常化交渉に臨んだのだろうか、疾風怒濤で進められた交渉の成果であり、国交正常化の基礎となった日中共同声明は何を解決し、何を保留し、「同床異夢」的記述(歴史認識・賠償・台湾問題)は何を未解決に残したのか。「同床異夢」的「解決」に基づく国交正常化は正解だったのかどうか。同じく「同床異夢」の産物である米中国交正常化プロセスをも念頭に置いて考えます。

◆第4回 :短かった日中「ハネムーン」時代
開催日 : 2021年9月 1日 (水)
講師 : 浅井基文
概要 : 中国における文化大革命が終結を宣言される1977年までは日中関係に大きな進展はありませんでした。日中関係が本格化したのは鄧小平のもとで改革開放政策が本格化した1978年以来です。1989年の天安門事件で日本の対中感情が大きく冷却した後も、政府レベルの友好関係は維持されましたが、2001年の小泉首相の靖国参拝で基調が崩れます。この短かった「ハネムーン時代」の間に、両国は「同床異夢」の問題の解決に取り組んだのか。1989年を境にする国民的な対中感情の急激な変化は何を意味するのか。自己反省を含めて考えます。

◆第5回 日中関係暗転-中国の大国化と日本の対中警戒心増大-

開催日 : 2021年 9月 15日(水)
講師: 浅井基文
概要 :小泉首相は日中関係の土台(歴史認識)を揺るがせました。民主党政権は対中政策で致命的な誤り(領土問題)を犯しました。台頭を続ける「大国・中国」を警戒・敵視するアメリカの対中政策に迎合し、同時に自らの反共体質を露わにした安倍政権によって、日中平和友好関係の基礎(覇権問題)はさらに突き崩されました。バイデン・菅共同声明(台湾問題への言及)で日中善隣友好の土台はことごとく覆されました。日中共同声明が日中関係暗転・悪化の「歯止め」になり得なかったのはなぜか、その原因を考えます。

◆第6回  日中関係の現状と展望-問題点と可能性-
開催日 : 2021年9月 29日(水)
講師 : 浅井基文
概要 : 中国は子々孫々にわたる対等平等な日中善隣友好関係を望んでいます。その実現を妨げてきたのは日本側に原因があります。中国に対する日本の偏見及びその底辺に横たわる構造的原因を考えます。この偏見と原因を取り除くべく全民的・意識的に取り組まない限り、日中関係の本質的転換は望めないでしょう。否、日本と国際社会との関係はいつまでもゆがんだままでしょう。私たちの国際観、歴史観、倫理観、要すれば他者観そのものが問われていることを確認したいと思います。


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