【NPA】よくあるご質問 ※2021/07/12更新

[コース06第3回] 「人道に対する罪」の過去・現在・未来 〜4本シリーズ「戦争をどう裁くか」を比較する〜

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◆第3回 「人道に対する罪」の過去・現在・未来 〜4本シリーズ「戦争をどう裁くか」を比較する〜

開催日 : 2021年8月 14日(土)
講師 : 桜井均
概要 : 女性国際戦犯法廷(女性法廷)は、旧日本軍の慰安所・慰安婦制度を「人道に対する罪」として、日本国天皇および政府、軍高官などを被告として裁く市民法廷(東京裁判の「やり直し」)の試みであった。そのために、旧植民地(朝鮮・台湾)やアジア諸国などから、日本軍の性奴隷(従軍慰安婦、強姦被害者)にされた女性たちと、加害兵士などが一堂に会し、壮絶な証言を行なった。その結果、女性法廷は上記被告に対し、「人道に対する罪」の責任において有罪の判決を下した。しかし、それを取材したETV2001「問われる戦時性暴力」(4本シリーズ「戦争をどう裁くか」の第2回)は、放送直前にNHK幹部が女性法廷に批判的な政治家らに面談した後、「人道に対する罪」が「慰安婦」「性奴隷」「東京裁判」「昭和天皇」などとかかわって語られる部分、すなわち、女性法廷が最も重視した部分をことごとくカットし、通常より4分も短い40分で放送された。取材を受けた女性法廷の主催者たちは、この放送の内容を不服とし、NHK・NHKエンタープライズ(NEP21)・制作委託されたドキュメンタリー・ジャパン(DJ)を「期待権の侵害」で提訴した。それに対し、NHK側はDJが「人道に対する罪」を十分に理解していなかったためとする法廷対応を繰り返し、DJを切り捨てた。しかし、DJ版をいま見直すと、女性法廷の趣旨は十分に伝えられていた。ことにスタジオのコメンテーター(高橋哲哉・米山リサ氏)は、「人道に対する罪」が国家、民族、人種、ジェンダーを超えて今日の戦時性暴力の問題にまで及んでいることを指摘し、「責任者処罰」と「国家補償」の必要性を語り、女性たちの国際的なネットワークが「人道に対する罪」の概念を普遍化しつつあると指摘していた。一審では、DJだけが責任を問われた。そこで、あらためてシリーズ4本を並べて視聴することで、NHKが「人道に対する罪」をどのようなものとして提示しようとし、なぜそれができなかったのかを検証する必要がある。作業仮説として、4本シリーズになる前に、別チームが制作を始めていた第1回「人道に対する罪」と第4回「和解は可能か」(当初は2本が独立していた)が提起していたことをまず整理する。その上で、問題の第2回「問われる戦時性暴力」にそれがどう反映されていたか、なぜ「改ざん」されたのかを検証していく。ちなみに、裁判後にBPO(放送倫理・番組向上機構)は、「戦争をどう裁くか」というシリーズで、第2回だけが「裁くことの難しさ」をテーマにしている異常さを指摘し、企画後に番組に圧力が働いたことを示唆し、NHK自らがそれを剔抉することを提示した。今回は、NHKという公共放送が抱える問題点を考える。