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コースタイトル:新自由主義に生きる人々
概要:自由主義の格差が広がっている韓国社会。今の韓国ドラマが伝えているリアルな韓国社会の現状とは。大人気であったテーマの韓国ドラマをとりあげて、その社会的な背景と韓国人の「今」の認識を改めて深く読み取ります。ドラマの背景を知ると、そのドラマが伝えているメッセージがさらに深く楽しく理解できるかもしれません。お互いの社会問題や考え方を理解することで、日韓市民交流の意味とあり方の模索を目指します。何より楽しくドラマを見続けていきましょう。また、このコースでは、韓国映像だけでなく、朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)の視点からみる「朝流」映画も取り入れております。
曜日:土曜日 原則隔週
時間:14:00~16:00
開催方法:
◆第1回 韓国ドラマから読み取る現代の社会問題ージェンダー問題を中心に
開催日:2023年3月11日(土)14:00-16:00
講師:秋元美穂(NPA事務局)
概要:ドラマはその時代の社会の様子を色濃く反映するものでもあります。特に韓国では社会問題を描いたものが多く、そのストーリーのおもしろさや描写の細やかさから韓国ドラマファンになる方も多いのではないでしょうか?この講座ではいくつかの韓国ドラマをとりあげながら、その中で描かれる現代韓国の社会問題、特にジェンダー問題について考えます。第5期コース4で発表した内容に補足を加え、最新の話題やドラマも取り上げながらお話ししたいと思います。
◆第2回 ドラマ『私たちのブルース』 (우리들의 블루스、2022年)から読み取る済州島の人々と暮らし
開催日:2023年3月25日(土)14:00-16:00
講師:李泳采(恵泉女学園大学)
概要:生きている私たち全員が幸せです!というメッセージを伝えている、ノヒギョン脚本の済州島背景のヒューマンドラマ。人生の終わり、絶頂または始まりに立っているすべての人々の甘くて苦い人生を描くドラマとして絶賛を受けているなか、済州島の歴史と庶民の文化を理解する切り口としてその背景と限界を深読みしていきます。
◆第3回 私と『韓流』ーキリスト教連帯運動としての韓国民主化運動との出会い
*市民グループKAJA共催
開催日:2023年4月8日(土)14:00-16:00
講師:小林順子(JNCC、KAJA会員)
概要:韓国との出会い以降40年。軍事政権の韓国には金大中拉致事件、詩人金之河弾圧、80年5月光州虐殺事件などにより多くの政治犯が投獄されていました。日本のキリスト教団体による韓国民主化運動への連帯はどういうイメージの韓国を見てきたでしょうか。闘うイエス、分断と独裁の苦しみのなかでも抵抗している民衆としてのイエスの姿を「民衆神学」として共有してきた日韓のキリスト教連帯運動視点から「私と韓国」を証言します。数多くの韓流作品や韓国ツアーをしてきた経験からも今の韓流と日韓関係を語ります。
◆第4回 ドラマ『私の解放日誌』(나의 해방일지)から読みよる「仮面社会」の韓国職場と推仰(チュアン・추앙)シンドローム
開催日:2023年4月22日(土)14:00-16:00
講師:李泳采(恵泉女学園大学)
概要:どう生きるべきなのか。現代社会を生きている人々の二重的な生活。職場での労務常識 、同好会強制、職場内嫌がらせなど日常生活に閉じ込められている人々の「解放」とは何を意味しているだろうか。パクヘヨン作家の『My Mr』(나의 아저씨)の後続作品としても読み取れる自分らしい生き方、の意味を考えていきます。「私を推仰(チュアン)しなさい」という推仰(チュアン)シンドロームの意味と背景を深読みします。
◆第5回 北朝鮮の映画は家族をどう描いているきたのか(その1)-『わが家問題』シリーズを中心に
開催日:2023年5月6日(土)14:00-16:00
講師:米津篤八(ソウル大学大学院及び一橋大学大学院修了・元朝日新聞社)
概要:1973~1988年まで朝鮮の朝鮮芸術映画撮影所でシリーズで製作した家族映画。北朝鮮の代表的なコメディ作家リ・ヒチャンのシナリオで、いくつかの演出家によって10本以上のシリーズで制作された。「私たちの家の問題」(キム・ヨン演出、 1973年)、「私たちの隣の問題」(リ・ジェジュン演出、1979年)など続いています。北朝鮮の中産層と幹部たちの思想と生活を主に批判的に描いている一連の作品を中心に、朝鮮社会の構造と認識を理解していきます。
◆第6回 韓流の現場を見る③ 韓国ドラマづくりの変化20年(その2)
開催日:2023年5月20日(土)14:00-16:00
講師: 林るみ(朝日新聞社)
概要:
ドラマ「イカゲーム」の米国エミー賞受賞(22年)が世界的な話題となりました。いまや映画だけでなくドラマでも、世界の頂点にたったとされる韓国映像。韓国映像を25年取材してきた講師はドラマ・映画製作のシステムや環境の劇的な変化をまのあたりにしてきました。その驚くべき変化について、日本の現場との差異などについて、制作現場の取材の体験をもとに語ります。前回に続き、韓国ドラマづくりの変化20年の背景を分析していきます。
*Part4-Part6期、part8期まで林るみさんの韓流連続講座(録画)もありますので、興味ある方はお求めください。
単発での受講申込みはこちらから
https://apply.npa-asia.net/categories/3181725