第9期受講生ブログ

[コース22] 高橋哲哉の市民哲学セミナー Part7 - 国家と犠牲

¥9,000

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  「戦争」がかつてなく迫り出してきた今、国家が要求する「犠牲」(サクリファイス)の論理を批判的に問い直すことが必要です。典型的な犠牲の論理である「靖国」思想から始めて、近代国家、ナショナリズム、民主主義、宗教、安全保障、原発など、国家と無縁ではありえない現代の市民生活に突きつけられた難問、犠牲の論理の克服の可能性を探っていきます。

コースタイトル:国家と犠牲

曜日:水曜日 原則隔週
時間:19:00~21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
講師:
-高橋哲哉(東京大学名誉教授)
コーディネーター:
- 内海愛子 (NPA共同代表)
- 李泳采 (恵泉女学園大学)

◆第1回 「靖国」の何が問題か

開催日:2023年3月15日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:国家が要求する「犠牲」の論理として、「靖国」思想ほど典型的なものはありません。靖国神社の問題性は、その歴史認識(A級戦犯合祀など)や憲法認識(政教分離)の観点からだけでなく、非業の死者を「尊い犠牲」として顕彰する「感情の錬金術」の観点からも問われる必要があります。

◆第2回 キリスト教と「聖なる犠牲死」

開催日:2023年3月29日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:日露戦争で非戦論を唱えた内村鑑三は、非戦論者の戦死を平和のための聖なる犠牲と讃えました。原爆被災後の長崎で「原子野の聖者」と言われた医師・永井隆は、原爆投下を「神の摂理」「大いなる燔祭(ホロコ-スト)」として受け容れました。この種の例に見られるキリスト教の「犠牲」の観念と国家の関係を考えます。

◆第3回 民主主義と犠牲の論理

開催日:2023年4月12日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:犠牲を要求するのは権威主義国家や軍国主義国家だけではなく、近代国民国家、民主主義国家には一般に犠牲の論理が組み込まれています。圧政に対して解放や民主化を要求する運動のなかにも犠牲死を顕彰する論理が見いだされます。こうしたケースをどう評価すべきか。具体的な事例を通して考えます。

◆第4回 ホモ・サケルと犠牲化不可能な死

開催日:2023年4月26日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:現代イタリアの哲学者G・アガンベンは、古代ローマの「ホモ・サケル」(聖なる人)という形象をヒントに、殺害しても罪に問われず犠牲化も不可能な死という問題を提起しました。M・フーコーの「死の中に廃棄する」生権力の問題にも通じます。現代国家の様々な場面に現れる「犠牲化不可能な犠牲」の問題を考えます。

◆第5回 犠牲のシステムとしての原発

開催日:2023年5月10日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:福島第一原子力発電所事故という歴史的な大事故を引き起こし、甚大な被害をもたらしたにもかかわらず、日本政府は今や脱原発どころか、原発の新規増設まで含む原発推進政策に回帰しようとしています。原発というシステムと不可分の「犠牲」とは何か。日本と東アジアの現代史の中で考察します。

◆第6回 沖縄を犠牲にしてきた日本の安全保障

開催日:2023年5月24日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:アジア太平洋戦争末期の沖縄戦から戦後の米軍統治時代、そして日本「復帰」後の今日まで、沖縄はつねに日本「本土」の安全保障のために犠牲とされてきました。この犠牲をどう解消するかの議論なしに、日本の安全保障を論じることは許されないはずです。緊迫する現状を踏まえて議論したいと思います。

単発での受講申込みはこちらから
https://apply.npa-asia.net/categories/3181722