第9期受講生ブログ

[コース18] 環境運動のパブリックヒストリーPart2 - オルタナティブの提示と参加・対話による社会づくりの経験

¥9,000

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コースタイトル:オルタナティブの提示と参加・対話による社会づくりの経験

コース概要:近年、異常気象が頻発し、グローバルな環境危機がリアルに感じられるなかで、未来の社会と環境を考えるためには、過去の歴史から学ぶことが求められます。そこで本コースでは、環境運動を担ってきた当事者の方々をゲストに招き、その人の視点から試行錯誤の経験を共有していただきます。運動の記憶を歴史にとどめるとともに、私たちの社会づくり・環境づくりに運動の経験をどう生かすか考えます。Part2では、環境運動がオルタナティブを提起し、市民参加を促しながら行政や企業等と協働するようになった1990年代を意識して、水俣の地元学やもやい直し、足尾の緑化・自然再生、森林ボランティア、川づくりワークショップ、巻町の原発住民投票、脱原発・自然エネルギー推進などを取り上げます。

曜日:火曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター: 松村正治(環境NPO代表、大学教員)

コースメイン画像(提供:足尾に緑を育てる会)
コース画像1:(撮影:宮本巧氏)
コース画像2:(提供:桑原三恵さん)

◆第1回 水俣病事件を旅する

開催日:2023年3月7日(火)19:00-21:00 
講師:遠藤邦夫さん(水俣病センター相思社)
概要:私は水俣病被害者でもなければ、水俣病加害者でもありません。支援者と呼ばれたスタンスなのですが、私にはしっくりきませんでした。発生確認から66年が経過した水俣病は、個人の健康被害・社会被害をもたらし自然環境を破壊した公害事件です。「門前の小僧習わぬ経を覚える」ように水俣病に接してきた私にも、考えること・思うことが湧き上がってくるのが水俣病事件です。闘争の時代から地域再生が優先課題となった現在、私は水俣病が水俣最大の資産と考えています。それが可能になるためには、住民が被害者の痛みに寄り添うことが条件となります。それは同時に、住民の痛みも溶かしていきます。

◆第2回 足尾に緑を育てて、森と川の再生を!    

開催日:2023年3月21日(火)19:00-21:00 
講師:星野隆之さん(足尾に緑を育てる会)
概要:渡良瀬川の源流に位置する足尾町松木地区は、足尾銅山の煙害により荒廃し、国や県などの関係機関による復旧事業が約100年前から続けられてきました。こうしたなかで、渡良瀬川上流と下流の市民活動グループが集まり、1996年に「足尾に緑を育てる会」を結成し、松木地区で植樹活動を開始しました。以来、子どもたちの体験植樹や各種団体による植樹活動が盛んにおこなわれてきました。今年は足尾銅山が閉山して50年目に当たります。今回の講座では、はじめに、わが国近代化発展に貢献した足尾銅山の”光”と渡良瀬川鉱毒事件や大規模な森林破壊を引き起こした”影”の歴史をお話しします。そして、植樹を通して、環境を守ることの大切さ、困難さを学んでいただきたく、当会の活動実績と課題、今後の活動方針などをお話しします。

◆第3回 “いい川”づくりワークショップから見えてくる川と人との関わり

開催日:2023年4月4日(火)19:00-21:00 
講師:堺かなえさん(全国水環境交流会)
概要:“いい川”とはなんだろう?「“いい川”・“いい川づくり”ワークショップ」は、それを問いかけ、自由で柔らかにその答えを探っていこうと、市民、行政に呼びかけ、1998年にスタートしました。公開選考会形式のワークショップは、多様な立場、世代、地域からの参加と交流、これまでに千を超える取り組みの発表とフラットな議論によって、知恵やエネルギーを共有する場として開催してきました。そのプロセスは、個性豊かな川と地域、人の関わりを新たに見出す、結び直そうとする道程でもあるように思います。事務局として大会に携わってきた立場から、そんなことを振り返りながらお話できればと思います。

◆第4回 森林ボランティア活動よ、どこから来て、どこへ行く?

開催日:2023年4月18日(火)19:00-21:00 
講師:園田安男さん(森の包括支援センター、みんなの森財団)
概要:1990年代、東京・西多摩では多くの森林ボランティアが集っていました。私たちは、子どもの頃、山で遊んだり、薪を取ったり、山の仕事を手伝ったりした思い出を抱えていました。そこに「森林の荒廃」という社会問題を突きつけられ、放って置くことができずに、素人が森づくりに参加しました。「山はみんなのもの」が、森林ボランティアの合言葉になっていきました。当時、私たちは「遠くから来た」のです。林業を生業にしている人は言いました。「3世代を平均して成り立てばいい。じいさんの世代は普通、親父の世代は大もうけをした。そして自分の世代はまったく採算が取れない。でも3世代で平均するとそこそこだ」と。こうして、山を生業にする人達が山の歴史を作ってきたのです。今、私たちは言います。「遠くまで行くのだ。次世代の人達につなぐために、山をみんなのものにするために」。その手がかりを考えましょう。

◆第5回 日本のエネルギーデモクラシー - 日本での再エネ政策と市民参加の歴史的展開

開催日:2023年5月2日(火)19:00-21:00 
講師:飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)
概要:大学院修士課程まで原子核工学を学んだが、就職後に原子力産業や原子力安全規制の実状に接して「原子力ムラ」を脱出。北欧での研究活動や非営利活動を経て、2000年にNPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)を設立、現在まで所長を務めている。自然エネルギー政策の第一人者として、先進的かつ現実的な政策提言と積極的な市民活動により、日本政府や地方自治体のエネルギー政策に影響を与えてきた。グローバルな気候危機に対応するために、特に3.11以降は国内の脱原発・自然エネルギー普及を進めるため、世界・全国の現場を奔走している。今回の講座では、日本での再生可能エネルギー政策と市民参加の歴史的展開をふりかえり、私たちのエネルギーのあり方を私たちが決めるエネルギーデモクラシーへの展望を語る。

◆第6回 原発を止める力

開催日:2023年5月16日(火)19:00-21:00 
講師:桑原三恵さん(いのち・原発を考える新潟女性の会、技術委員会に県民の声を届ける会)・桑原正史さん(元・原発のない住みよい巻町をつくる会)
概要:旧巻町は1969年に明らかになった東北電力の原発建設計画を20余年の歳月をかけて、1996年に住民投票を実施し、撤回させた。人口3万ほどの田舎町で、なぜそのようなことができたのか。特別なことなどないごく普通の町で起きたがゆえに、その解には普遍性があるかもしれない。住民投票に至った経過と、1981年から夫と共に参加した反対運動での取り組みをたどりながら、原発を止める力とは何かを提起したい。

単発での受講申込みはこちらから
https://apply.npa-asia.net/categories/2813818