NPA受講生ブログ

[コース15] ひでぽん先生とめぐる先住民の世界 Part10 - 先住民族と国連外交の歴史、そして将来

¥9,000

* Please remember this item is only sold from 10/07/2023 06:00 to 02/10/2024 00:00.

*Tax included.

*Shipping fees are free on this item.

I would like to be notified of restocking

Age verification

When it is restocked, we will notify you to the registered e-mail address.

Mail Address

Please allow the domains 「thebase.in」&「npa-asia.net」so that you can receive our e-mail

I would like to be notified of restocking

Notice of restocking has been accepted.

We've sent an e-mail to you.
If you cannot find the mail, please check your spam folder.
When receiving a notification, you may not be able to receive it due to reasons such as the mail server capacity being exceeded. Please confirm it.

Please allow the domains 「thebase.in」&「npa-asia.net」so that you can receive our e-mail

Report

コースタイトル:先住民族と国連外交の歴史、そして将来
コース概要:日本の国内では、権威主義的な組織や人物たちが多数派の視点を意識もせずに、政策を決め、教育を行い、社会を構成してきました。その点、数的に少数であることが多いマイノリティ、とくに存在が見えなくされがちな先住民族は、国連の人権機関を利用して権利回復の運動をすることが少なくありません。今回のコースでは、アイヌ民族や琉球民族の経験、その可能性と課題を共有してみたいと思います。

曜日:土曜日 原則隔週
時間:10:00~12:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
-上村英明(NPA共同代表、市民外交センター共同代表)<ひでぽん先生>
- 八重樫志仁(ウラカウンクル)
‐永井文也 (恵泉女学園大学)
- コメスキヨサネ(Okinawa-Koganei)

◆第1回 国連市民外交という、NPAの新プログラム

開催日:2023年11月11日(土)10:00-12:00 ※コース7オープンテラスとの合同クラス
講師:上村英明(NPA代表理事・市民外交センター共同代表)
概要:NPAでは、市民教育のひとつとして、国連を使った市民外交を実戦すべく、6月の人権理事会、7月の先住民族の権利専門家機構(EMRIP)、また9月の人権理事会への参加などを集中的に行ってきました。その土台となった市民外交センターの先住民族の権利回復のための国連参加の歴史を紐解きながら、政府の専権事項としての外交の問題点、民際外交から市民外交の流れを考えながら、その可能性を語ってみたいと思います。


◆第2回「琉球・沖縄の人々」と国連外交そして国際連携

開催日:2023年11月25日(土)10:00-12:00 
講師:当真嗣清(アジア先住民族連合(AIPP)会員、元理事)
概要:かつて琉球国という独立国を持った、琉球民族が国連に参加したのは1996年でした。その後、継続的な国連諸機関への参加を経て、2008年には自由権規約委員会から「先住民族」であるとの勧告を受けました。そうした流れは不可逆的であると同時に、ジュネーブに留まらず、アジアでのネットワーク組織(AIPP)との協力や世界各地での国連関連会議への参加によって、大きな連携の機会も広がっています。昨今「先住民族」に対する否定的な言説が広がっていますが、先住民族としての琉球民族の運動の成果や可能性を、自らの体験からお話したいと思います。

◆第3回 アイヌ民族と国連外交:自らの参加体験から権利回復の道を語る

開催日:2023年12月9日(土)10:00-12:00 
講師:阿部ユポ(札幌アイヌ協会会長・元北海道アイヌ協会副理事長)
概要:アイヌ民族が国連人権機関に足を運ぶようになったのは、1987年のこと。1984年に採択された「アイヌ新法案」の制定を政府に要請する運動の中、中曽根康弘首相の単一民族発言が飛び出す矛盾した時代でした。その後の継続的な参加の中で、1997年「二風谷ダム判決」が出され、「アイヌ文化振興法」も制定されました。そして、2007年には「先住民族の権利国連宣言」が国連総会で採択され、翌年には、アイヌ民族は「先住民族」(衆参両院決議)と認められました。このプロセスの中にいた体験を、ゆっくり振り返ってみたいと思います。

◆第4回 琉球民族は国連機関をどう利用してきたか

開催日:2023年12月23日(土)10:00-12:00 
講師:親川裕子(非常勤講師)
概要:1990年代後半から琉球民族による国連機関を活用する活動が始まった。先住民作業部会や各種条約機関、*PFII、EMRIPや人権理事会などあらゆる機関に対し、アプローチを試みてきた。様々な団体や個人が琉球における人権問題を国際人権法に照らして考え、行動してきたことの意味、そして先住民族とは何か、自己決定権とは―、実践者の立場から今後の可能性を考えるため、これまでを振り返りながら現在地を確認したい。また2024年に日本審査が待っている女性差別撤廃委員会についても触れたい。(*PFII:先住民族問題に関する常設フォーラム,EMRIP:先住民族の権利に関する専門家機構)

◆第5回 アイヌ民族の眼からみた国連活動の広がりと課題

開催日:2024年1月13日(土)18:00-20:00 <ノルウェーから参加> *時間注意! 
講師:鵜澤加那子(Ainu Today創設者・北海道大学先住民研究・文化多様性グローバルステーション(GSI)助教)
概要:さまざまな人権上の議題が審議される国連人権機関。昨今の重要な視点は問題を横断して、人権回復への女性と若者の参加です。アイヌ女性として初めて国連会議に参加したのは1999年。それから数回に渡り先住民族関連の会議に参加してきました。それをきっかけで、国際法、人権の問題そして国際先住民族運動の中でのアイヌ民族が置かれる立場について考えるようになりました。国際労働機関(ILO)のジュネーブ・オフィスでインターンをする機会も頂き、国連での先住民族政策を審議する現場にも内側から参加しました。今回は、それらの学びについてお話しさせて頂こうと思います。


◆第6回 公務員の非正規雇用問題と先住民族の状況

開催日:2024年1月27日(土)10:00-12:00 
講師:竹信三恵子+八重樫志仁(ウラカウンクル)
概要:自由な労働というスローガンの中、巧みに労働者の権利が侵害されています。本講座では、非正規雇用問題の状況を概観しつつ、ヤウンモシㇼ(北海道島)におけるアイヌ民族の非正規雇用の問題に光を当て、先住民族の現状と権利について考えてみたいと思います。(仮)


単発での受講申込みはこちらから
https://apply.npa-asia.net/categories/2813815


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!お申込みしていただいた後、事務局よりアーカイブ録画を1カ月期限でご案内いたします。(お申込み期限2024年1月28日)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥