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コースタイトル:韓国の独立メディア運動を学ぶ(集中編)
コース概要:1980年代、独裁政権との闘いの過程で本格的にスタートした韓国のメディア運動は、言論改革運動、独立映画運動、情報通信運動などの領域で広がりながら、それぞれに発展してきました。part4までおこなってきた講義では、グローバルなメディア運動について包括的に分析してきましたが、part5では韓国のメディア運動に集中して解説していきます。とりわけ独立メディア領域における運動の成果と限界を具体的に分析しながら、新たな戦略的フレームと課題を探っていきます。
曜日:月曜日 原則隔週
時間:19:00~21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長)
金明準プロフィール
ソウル大学卒業。韓国映像メディアセンターMEDI ACT所長。聖公会大学講師。1987年の民主化の後、韓国ではさまざまな社会運動が活性化した。当時、労働運動の分野にビデオを持ち込み、オーガナイズや宣伝の新しいスタイルを提示した「労働ニュース制作団」を率いた。また、諸外国の先進的なメディア・アクティビズムの事例を韓国に紹介し、メディア・アクティビストの養成に尽力した。「レイバーネット日本」の設立にも貢献した。メディア・アクティビズムに関する豊富な経験から、韓国だけでなく国際的な視野でメディア・アクティビズムを展開している代表的な韓国のメディア・アクティビスト。
コーディネーター:
- 李泳采(恵泉女学園大学)
[2023.11.6更新 第3回と第4回の講義内容が入替となりました]
◆第1回 韓国メディア運動の歴史‐その成果と限界(1980~2023)
開催日:2023年11月6日(月)19:00-21:00
概要:1980年代、独裁政権との闘いの過程で本格的にスタートした韓国のメディア運動は、言論改革運動、独立映画運動、情報通信運動などに分かれ、それぞれに発展してきた。韓国の民主化及び市民社会の発展過程で重要な役割を果たしてきたメディア運動の成果と限界をより広い視野で分析することで、未来の運動を発展させるための歴史的教訓を学び、現在置かれた状況及び条件を冷静に把握することで、これからの発想の転換を試みてみたい。
◆第2回 独立映像運動Ⅰ‐代案的コンテンツ運動としての独立映画
開催日:2023年11月20日(月)19:00-21:00
概要:韓国の独立メディア運動の中で最も古い歴史を持ち、公的システムの中である程度の意味のある位置を占めてきたのが、独立映画運動である。1980年代、劣悪な状況を乗り越えて、スタートした独立映画運動の成果を振り返り、その後多様なプラットフォームへの拡大に失敗した限界を把握していく。それを持って、融合時代の映像運動のために必要なものは何かを探っていきたい。
◆第3回 参加型メディア運動への発展 ‐パブリック・アクセスと地域共同体メディア運動
開催日:2023年12月4日(月)19:00-21:00
概要:市民の直接参加にフォーカスを合わせてきた韓国の市民メディア運動は、90年代の労働者による映像制作組織活動、2000年代初頭の市民参加TV運動と共同体ラジオ運動、そして最近の地域共同体メディア運動に至るまで、多様な形で発展してきた。レガシーメディアのパブリック・アクセス運動が築いてきた意味を、オンラインプラットフォームを含む包括的な市民参加メディア運動で発展させるため、これまでの成果と限界を考察したい。
◆第4回 独立映像運動Ⅱ‐映像メディアセンター『 MEDIACT』の意味と役割
開催日:2023年12月18日(月)19:00-21:00
概要:独立メディア運動の発展過程のなか、国家の公的資金の確保を通じて作られたMEDIACTは、独立映画運動の成果であり、新たなメディア運動へ拡大するための複合的なプロジェクトであった。独立映画、パブリック・アクセス、メディア教育へと拡大するための教育プログラム、制作支援、政策研究、ネットワーキングなどのハブ拠点としてのMEDIACTの歴史と現在を考察する。また、公共的メディアインフラの主なモデルへと視野を拡大し、未来のためのメディア戦略を再構築してみる。
◆第5回 今、世代を繋げるメディアアクティビズムとは ‐共有・教育・研究・創作
開催日:2024年1月8日(月)19:00-21:00
概要:過去のメディア運動に対する冷静な評価に基づいて、未来へ向けての発想の転換が求められる今の時代。50年以上のメディア運動の歴史を通じて、多様な世代同士のつながりや生産的なコミュニケーションが要求される今の時代。共有・教育・研究・創作を通じて独立メディア運動を発展させるための多様な個々人の実践的な事例をみていく。「アップデート」されていく情報共有、ドキュメンタリー活動家及び広い意味のメディアアクティビストの育成のための教育など、今、メディア講師として関わっているプロジェクトを紹介しながら、オルタナティブなメディア運動モデルを考えてみる。
◆第6回 オルタナティブ・メディア運動への展望
開催日:2024年1月22日(月)19:00-21:00
概要:コミュニティメディア、映像運動、ビックテック、AI、情報通信運動、ニューメディアなどを網羅するメディア運動の包括的で具体的な課題とは何か。今期の講座内容を振り返り、講座参加者同士の議論や提案に基づいて、オルタナティブ・メディア運動への展望を模索していく。今、私たちに必要なメディア運動とは何か。
単発受講のお申し込みはこちら
https://apply.npa-asia.net/categories/2813804
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!このページよりお申込みしていただいた後、事務局よりアーカイブ録画を1カ月期限でご案内いたします。(お申込み期限2024年1月28日)
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