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【サマープライス!】
コースタイトル:今アジアを読む -韓国、沖縄、台湾、インドネシア
コース概要:アジア市民社会ネットワーク(CENA:Civil Education Network in Asia)とは、2012年以降、韓国、台湾、タイ、インドネシアの大学や市民団体など9団体で立ち上げたネットワークです。CENAは、各地域の持ち回りで、毎年50名~100名規模のアジアサマースクールを開催してきました。新時代アジアピースアカデミー(NPA)が目指している日本とアジア市民ネットワークの拡大を実現していくために、CENAネットワークを引き受けてアジアの共同活動を続けています。NPA第13期では、東アジアの各国の今の情勢を読み取り、アジア各国や地域の民主主義課題や市民社会の政治介入の現状を共有し、アジア市民連帯の可能性を分析していきます。特に2024年には東アジア各国で重要な選挙があるので、選挙前後の社会情勢を引き続き解説していきます。基本日本語によるセクションで、アジア各国の講師は韓国語や英語から日本語の通訳を付けていますので、安心してご参加ください。東アジアの今を共同で学び、日本とアジアの市民連帯のあり方を考えていきましょう。
曜日:日曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
- 李泳采(恵泉女学園大学)
- 蓑田瑞恵(NPA事務局)
- 津留歴子(NPA共同代表、カカオキタ社アドバイザー)
*英語・日本語・韓国語の通訳付き
◆第1回 2024年4月総選挙以降、韓国進歩運動の現状と課題 ‐正義党はなぜ大衆からの支持を失ってしまったのか
開催日:2024年7月14日(日)19:00-21:00
講師:崔ソンヨン(韓国・聖公会大学、正義党党員)
概要:去る2024年4月の総選挙で、韓国野党は歴代選挙史上、最大の議席を確保しながら、尹 錫悦保守政権を「心理的な弾劾」状況に追い込みました。国民による「民主化運動の勝利」とも言える選挙で、韓国進歩運動を代表する「正義党」は議席「0」という大惨敗の結果になり、党の存立基盤そのものが危うい状況になりました。韓国民主化運動と労働運動を軸とした革新運動を担ってきた正義党に何か起きているのでしょうか。正義党の若手党員として、党の青年活動をリードしてきた当事者が、韓国革新運動の現住所を分析します。
◆第2回 国家災難の取り組みからみた韓国社会 - セウォル号・梨泰院惨事を再考する
開催日:2024年7月28日(日)19:00-21:00
講師:崔ソンヨン(韓国・聖公会大学)
概要:2014年4月16日、修学旅行へ行っていた300名以上の高校生が、船が沈没し、死亡する大参事が起きました。海洋警察も、政府も、自治体も、だれもその学生らを助けることができず、船の沈没と一緒に消えていく命は、韓国社会に「これが国家なのか」という疑問をもたらし、当時の朴槿恵大統領が弾劾される背景にもなりました。しかし、尹 錫悦保守政権が登場して間もなくの、2022年10月、ソウルの梨泰院のハロウィーンで集まった人々が集団で倒れて158名が死亡する参事が再び発生しました。警察の安全措置も乏しく、多くの命がまたも犠牲になることで、国家の存在の意味が再び問われる事件となっています。なぜ韓国ではこのような国家災難が後を絶たないのでしょうか。国家災難と国家暴力とはどういう関係があるでしょうか。社会運動陣営はこのような災難にどういう取り組みで対応しているのでしょうか。国家災難をキーワードに、韓国社会運動におけるその議論の課題を論じていきます。
◆第3回 沖縄の県議選挙から見えた日本政治の課題
開催日:2024年8月11日(日)19:00-21:00
講師:徳森りま(早稲田大学)
概要:2024年6月16日、沖縄県議選が行われます。沖縄の県民たちはあらゆる選挙で一貫して、基地反対の民意をあらわしていますが、なぜ県民の声が日本政府や中央政治に反映されないのでしょうか。沖縄県民の意思が無視されている日本政治の構造的な問題点とその課題を論じていきます。
◆第4回 台湾の労働運動は新政権にどう向き合うのか - その歴史と現状
開催日:2024年8月25日(日)19:00-21:00
講師:陳信行(台湾・世新大学社会発展研究所)
概要:87年民主化以前、台湾の労働運動は体制による弾圧のなかで自律的な労働運動の挫折を経験しています。90年代以降、台湾の労働運動は社会変革の一羽を担いながら多くの変化と成長を成し遂げています。台湾の民主化と産業化、そして中国との経済交流が増えているなか、台湾における労働運動の役割とは何でしょうか。頼清徳新政権の労働政策に対して、労働組合はどういう期待と対応を準備しているのでしょうか。労働運動を専門としてきた台湾の研究者兼労働運動家から、台湾労働運動の歴史と現状、課題に関して語っていただきます。
◆第5回 ジョコウィ政権の評価と新政権の課題 - 10月プラボウォ新政権の就任に際して
開催日:2024年9月8日(日)19:00-21:00
講師:Irawan Jati(Universitas Islam Indonesia Dosen)
コメント:津留歴子(NPA共同代表、カカオキタ社アドバイザー)
概要:2024 年 2 月に実施されたインドネシア大統領選挙では、プラボウォ・スビアント国防相が勝利し、10月に大統領として就任する予定となりました。一方、同日実施された国民議会選挙において、プラボウォ氏を支持する政党連合は過半数に届かず、今後、連立形成が政権運動の鍵となっています。プラボウォ氏は、ジョコ・ウィドド政権の成長重視の経済政策を継承する方針を掲げてはいるものの、その経済政策や外交政策にどういう変化があるでしょうか。 10月の新大統領の就任に先立って、インドネシア新政権の展望を現地の専門家が分析します。
◆第6回 ミャンマー政治体制の特徴 - ナショナリズムの変遷とクーデター後の社会情勢
開催日:2024年9月22日(日)19:00-21:00
講師:蓑田瑞恵(恵泉女学園大学院修了)
概要:1948年の独立から最初のクーデターまでの十数年、またいわゆる民政移管と呼ばれた2011年からの10年、この2つの期間を除けば、実施的に半世紀以上という長期に亘って軍事政権がこの国を支配してきた。何がこの国の民主化を阻むのか・・・英国植民地時代、1920年代のナショナリズムの高揚に伴って結成された「我らビルマ人こそビルマの主人」を意味するタキン党は、やがて抵抗運動を展開する独立義勇軍(BIA)へと発展、更にその系譜は現在の「国軍」へとつながっていく。本講座ではミャンマーにおけるナショナリズムの変遷と2021年クーデター後の社会情勢を確認する。
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