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コースタイトル:韓国からみた朝鮮戦争の危機構造ー思想統制、米国、国連司令部、そして2025年の展望 コース概要:本講座では、第1期~第13期まで多様な視点から朝鮮戦争を捉えて、朝鮮戦争の性格や参戦していた各国への影響など政治社会的な影響を見てきました。第14期では韓国からみた朝鮮戦争の危機構造を改めて分析します。朝鮮戦争は、1950年6月に北朝鮮による全面攻撃によって始まっているというのが定説ですが、すでに韓国では、48年8月大韓民国樹立前後から事実上の内戦状態にありました。思想統制による国家権力の強化が朝鮮戦争を通じてどう変質していたのか。朝鮮戦争がもたらした国連司令部はどういう仕組みなのか。11月の米国の大統領選挙結果も踏まえて、朝鮮半島における米国と米軍の存在の意味を再解釈し、戦後80年になる2025年を展望し、朝鮮戦争終結の道を探ります。 曜日:月曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 内海愛子 (NPA共同代表) - 李泳采 (恵泉女学園大学) - タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程) ◆第1回 朝鮮戦争と思想統制(1)-思想統制の意味とその実態【録画配信!】(2024.11.10更新) 開催日:2024年11月11日(月)19:00-21:00 講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長) 概要:朝鮮半島の南北社会は、相手の正統性を否定し、70年以上準戦時状態にある。韓国にとって分断とは、1945年以降、脱植民独立国家建設が失敗し、国家権力が民族のアイデンティティを全面否定する時代であった。一方、日帝強占下では、日本帝国主義と天皇制批判をタブーにする国家権力の下で生活していた。分断と1950年の朝鮮戦争の後、韓国人は北朝鮮体制に共感・支持したり、米国を批判することは、国家体制を否定するものとして抑止の対象にもなっていた。朝鮮戦争前後、思想統制とはどういう意味があり、戦後の韓国社会をどう支えてきたのか。その実態から朝鮮戦争と国家権力の関係をみていく。*金東椿の新著『権力と思想統制』(歴史空間、2024年)の内容を2回に分けて講義します。 ◆第2回 朝鮮戦争と思想統制(2)-- 思想統制の事例とその背景及び特徴 開催日:2024年11月25日(月)19:00-21:00 講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長) 概要:朝鮮半島の南北社会は、相手の正統性を否定し、70年以上準戦時状態にある。韓国にとって分断とは、1945年以降、脱植民独立国家建設が失敗し、国家権力が民族のアイデンティティを全面否定する時代であった。一方、日帝強占下では、日本帝国主義と天皇制批判をタブーにする国家権力の下で生活していた。分断と1950年の朝鮮戦争の後、韓国人は北朝鮮体制に共感・支持したり、米国を批判することは、国家体制を否定するものとして抑止の対象にもなっていた。朝鮮戦争前後、思想統制とはどういう意味があり、戦後の韓国社会をどう支えてきたのか。その実態から朝鮮戦争と国家権力の関係をみていく。金東椿の新著『権力と思想統制』(歴史空間、2024年)の内容を2回に分けて講義します。 ◆第3回 米国大統領選挙以降の外交政策展望と東アジアの情勢(仮) 開催日:2024年12月9日(月)19:00-21:00 講師:徐載晶(国際基督教大学) 概要:2024年11月にある米国大統領選挙は、米国国内だけでなく、世界情勢および東アジアの安全保障にも大きな影響を及ぼすことが予想される。朝鮮戦争はアメリカにとってどういう戦争であっただろうか。米国選挙の結果を受けて、アメリカの新しい外交政策を中心に、2025年の情勢分析と、朝鮮戦争とアメリカの関係を改めて展望する。 ◆第4回 UNC(国連司令部)を解剖する(1)ー朝鮮戦争と国連司令部 開催日:2024年12月23日(月)19:00-21:00 講師:李時雨(平和運動家、写真家) 概要:「朝鮮戦争は、国内で勃発した戦争ではなく、国際的に形成された戦争だった!」朝鮮戦争において国連司令部の問題は深刻である。①戦争や北朝鮮の崩壊で北地域を占領するとき、北に対する統治主体は国連司令部になる。②国連司令部は何の手続きもせずにいつでも朝鮮半島で戦争を起こすことができる状態にある。③国連司令部の作戦統制の下、韓国軍だけでなく在日米軍まで朝鮮戦争に動員されることができる。④日本の自衛隊が国連司令部の統制の下、朝鮮戦争に自動介入することもできる状態である。『国連司令部』の著者、李時雨は、いままであまり知られていなかった国連司令部の実態を、歴史的な視点から体系化し、朝鮮戦争における国連の役割を明確に分析する。朝鮮戦争に関する新しい研究方法論を提示、朝鮮戦争の本質を把握するのにさらに一歩近づけた研究とも言える。李時雨著書『UNC 国連軍司令部』(ドルニョク、2013年、ソウル)の内容に基づいて講座を展開します。 ◆第5回 UNC(国連司令部)を解剖する(2) ー朝鮮戦争以降の国連司令部 開催日:2025年1月13日(月)19:00-21:00 講師:李時雨(平和運動家、写真家) 概要:「朝鮮戦争は、国内で勃発した戦争ではなく、国際的に形成された戦争だった!」朝鮮戦争において国連司令部の問題は深刻である。①戦争や北朝鮮の崩壊で北地域を占領するとき、北に対する統治主体は国連司令部になる。②国連司令部は何の手続きもせずにいつでも朝鮮半島で戦争を起こすことができる状態にある。③国連司令部の作戦統制の下、韓国軍だけでなく在日米軍まで朝鮮戦争に動員されることができる。④日本の自衛隊が国連司令部の統制の下、朝鮮戦争に自動介入することもできる状態である。『国連司令部』の著者、李時雨は、いままであまり知られていなかった国連司令部の実態を、歴史的な視点から体系化し、朝鮮戦争における国連の役割を明確に分析する。朝鮮戦争に関する新しい研究方法論を提示、朝鮮戦争の本質を把握するのにさらに一歩近づけた研究とも言える。李時雨著書『UNC 国連軍司令部』(ドルニョク、2013年、ソウル)の内容に基づいて講座を展開します。 ◆第6回 朝鮮戦争勃発75年、今こそ終戦体制の構築を 開催日:2025年1月27日(月)19:00-21:00 *コース10CENA第6回合同 講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長) 徐載晶(国際基督教大学)そのほか 司会:李泳采 概要:2025年は戦後80年になる年であるが、朝鮮戦争勃発75年になる。朝鮮戦争は未だにおわっていない。仮に、新しいウクライナ―ロシア先生、イスラエルによるパレスチア虐殺、中東戦争のなかでも、様々な形で朝鮮戦争は持続されている。米国の大統領選挙や、日本及び韓国の総選挙の結果を踏まえて、2025年を朝鮮戦争終結の元年にするための道を、知識人、市民社会が一緒に模索していく。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813801
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コースタイトル:〈パレスチナ〉の経験-パレスチナ人の自伝や回想記を手掛かりに コース概要:100年にわたる入植者運動によって浸食されて来たパレスチナ。しかしパレスチナ人の生活と人生は、そのように大掴みで単線的な整理では済まされません。パレスチナの主流の歴史記述には位置づけにくい〈異音〉、説明しがたい〈細部の事情〉を含めてこそパレスチナの歴史は豊かに回顧されます。数多くのパレスチナ人が個人目線で自らの経験を書き残して来ましたが、情勢の激動のなか、たくさんの言葉が埋もれ忘れられても来ました。本講座では年代や場所を絞りつつ、パレスチナ人の自伝(的小説)や回想記などのテキストを相互に重ねて読むことで、パレスチナへの視線を重層的なものとすることを目指します。 曜日:木曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) コーディネーター:山岡幹郎(写真家) ◆第1回 1930年代のパレスチナ 革命とローカルな生活世界 開催日:2024年11月14日(木)19:00-21:00 概要:1930年代、革命の機運が燃え盛る一方で広がっていく、知識人の静かな書斎光景や、女性たちの情熱と連帯。帝国主義の圧倒的な支配のなか、パレスチナの別の未来の可能性はありえたのでしょうか。ファドワー・トゥーカーンの自伝の一部などを手掛かりに、当時のパレスチナ社会にアプローチします(テキストは事前に共有します)。 ◆第2回 1940年代のパレスチナ 第二次大戦とパレスチナ人 開催日:2024年11月28日(木)19:00-21:00 概要:ナクバ直前の不穏な空気とパレスチナの将来に関する不安と展望が渦巻くなか、日常を維持させようとする力も根強くありました。シオニズム運動への批判は当然としても、自己反省や相互批判も行なってきたパレスチナ社会について、私たちはどんな言葉を持ち得るのでしょうか。この時期を振り返るテキストを一緒に読んでいきます(テキストは事前に共有します)。 ◆第3回 1948年 「自国で異邦人になる」という経験 開催日:2024年12月12日(木)19:00-21:00 概要:70万人以上の人々が故郷を追われ、難民化させられた1948年のナクバ。パレスチナから追われた人々だけでなく、その地に残った人々もナクバによって立場や生活を一変させられました。その苦しみに抵抗する人、過剰適応する人。ハイファやリッダでの当時の状況について、いくつかの証言を読んでいきます(テキストは事前に共有します)。 ◆第4回 1982年ベイルート 語れないものを「語る」 開催日:2024年12月26日(木)19:00-21:00 概要:難民がレバノンの中に作ったパレスチナ人コミュニティは、1982年、イスラエルのレバノン侵攻によって過酷な経験を味わい、ふたたび破壊されます。イスラエルによるジェノサイドは、2023年に突然始まったわけではありませんでした。当事者たちに代わって証言した外部者のものを含めていくつかのテキストを読み、証言のあり方について考えます(テキストは事前に共有します)。 ◆第5回 奪われてゆく光景を「取り戻す」 開催日:2025年1月16日(木)19:00-21:00 概要:占領下で入植が進み、変容させられていくパレスチナの景観。それは、広大な稜線をもつヨルダン川西岸地区において、より根源的なものとして目撃されました。パレスチナを歩きその光景を身体化することで奪われたものを取り戻す。それは占領が始まるずっと以前からなされた「運動」でもありました。テキストを読むことで、そこに同伴できればと思います(テキストは事前に共有します)。 ◆第6回 ガザに生きる ガザを語る 開催日:2025年1月30日(木)19:00-21:00 概要:1948年以降エジプトの軍政下におかれ、その後イスラエルに占領されたガザ。この地と決別することで自分の人生を取り戻そうとすることも一つの選択であった一方、ガザの外に生きるパレスチナ人が「ガザとともに生きる」ことを課題とすることもありました。ガザが突きつけるものについて、テキストを通じて考えます(テキストは事前に共有します)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813802
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コースタイトル:韓国 ジェンダーとメディア・表現・アート コース概要:韓国におけるジェンダーとメディア・アートを紹介します。 <ジェンダーとメディア>全4回 韓国では#MeToo運動以降、3つの新聞社にジェンダーデスクができました。3紙のジェンダーデスク記者に実際にどのように運営されているのか伺います。 中でも京郷新聞にできた⼥性叙事詩アーカイブ<FLAT(フラット)>を紹介します。 <ジェンダーとアート>2回+特別企画 後半2回と特別企画の3回は、女性の生を見つめてきた韓国・3人のアーティストの作品やフェミニズムアート展などを紹介します。 曜日:火曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 企画&講師:岡本有佳(編集者、生活ニュースコモンズ記者) <ジェンダーとメディア> ◆第1回 ジェンダーデスクの実践①京郷新聞「ジェンダー的にコンテンツを監修して制作するということ」 開催日:2024年11月12日(火)19:00-21:00 講師:イム・アヨン記者(京郷新聞ジェンダーデスク兼フラットチーム長) 2008年京郷新聞入社。社会部、政策社会部、経済部、産業部文化部、デジタルニュース部、ニューコンテンツチームなどに勤務。 概要:京郷新聞のジェンダー報道ガイドラインに基づくコンテンツ監修事例を紹介し、ジェンダーデスクの編集局内の役割の高度化方策を一緒に考える。2023年に報道した「27年最下位の男女賃金格差」企画、2024年に報道した5.18性暴力「私たちはお互いの証人」企画シリーズについて紹介し、ジェンダーコンテンツを作ることの意味を一緒に考える。 ◆第2回 ジェンダーデスクの実践②ハンギョレ「ジェンダー暴力を扱うメディアの役割」 開催日:2024年11月26日(火)19:00-21:00 講師:チャン・スギョン記者(ハンギョレ前ジェンダーデスク兼ジェンダーチーム長) 2008年ハンギョレに入社し、デジタルニュース部、編集部、社会部、ハンギョレ21、土曜版、ジェンダーチームなどを歴任。空気のように社会に蔓延する嫌悪と差別に関心が高い。 概要:ジェンダー暴力、性平等をメディアはどのように扱うべきか。 記者たちのこのような悩みをもとに、ハンギョレは2018年9月にジェンダー担当記者を新設し、2019年には韓国メディアで初めてジェンダーデスクを新設した。 そして2021年にはジェンダー報道ガイドラインを作った。これは全メディアで前代未聞のことだった。ジェンダーデスク新設5年を迎え、ハンギョレの悩みを分かち合い、ジェンダー報道ガイドラインを定着させるためにどのような努力をしたのか、ジェンダー暴力はどのように報道すべきかを共有する。 ◆第3回 ジェンダーデスクの実践③釜山日報「ニュースルームにおけるジェンダーデスクの導入と役割」 開催日:2024年12月10日(火)19:00-21:00 講師:キム・ヒョジョン記者(釜山日報ジェンダーデスク兼副局長) 1995年釜山日報入社、2002~2003年米国ヒューストンライス大学研修、2016~2017年グァンフン報道財団外国研修対象者に選定され、米国ニューヨーク大学で文化イベントとマーケティング研修を行う。 概要:地域新聞社である釜山日報がどのようにジェンダーデスク制度を始めたのか。編集局の記者たちにジェンダーデスクに対する支持を求める過程、初期のジェンダーデスクの難しさと実際の運営過程、4年目を迎えたジェンダーデスク制度の普及と悩みを話す。 ◆第4回 京郷新聞 ⼥性叙事詩アーカイブ<FLAT(フラット)>チャンネルの試み(仮) 開催日:2024年12月24日(火)19:00-21:00 講師:イム・アヨン記者(京郷新聞ジェンダーデスク、フラットチーム長) キム・ジョンファ記者(京郷新聞フラットチーム記者) 概要:京畿新聞〈FLAT(フラット)〉は「女性が生きる物語が集まる場所、傾いた運動場が平らになるまで、女性の声を周辺ではなく中心に置く」というモットーを持つ「女語りアーカイブ」です。男女平等な観点から女性の物語を取り上げ、インスタグラム1万人、X(旧ツイッター)6000人、ニュースレター2100人のフォロワーを持つチャンネルに成長してきました。日刊紙から始まったチャンネルですが、紙面の代わりにSNSを通じて読者と出会い、時には読者と一緒にプロジェクトを作ることもあるなど、フラットはコンテンツ制作と読者とのコミュニケーションにおいてさまざまな試みを重ねてきました。とても楽しかったですが、順風満帆ではなかったフラットの紆余曲折の挑戦記を公開します。 <ジェンダーとアート> ◆第5回 私の絵から見た韓国社会の女性たち 開催日:2025年1月14日(火)19:00-21:00 講師:パン・ジョンア(アーティスト) 弘益大学校で絵画を専攻し、しばらく時間が経った後、東西大学校でIT& DESIGN専門大学院で映像デザインを専攻した。1968年に釜山で生まれ、大学時代とその後数年間ソウルで過ごした時期を除けば、ほとんど釜山で生活してきた。釜山の特殊な地形と人に関心があり、絵画作品でもそれを表現し、発表してきた。最近、原子力発電に関する問題意識を持って作業している。2021今年の作家賞展に参加し、20数回の個展と多数の企画展に参加した。国立現代、釜山市立、大田市立、慶尚南道立福岡アジア美術館に作品が所蔵されており、現在、釜山山腹道路村で制作中。 概要:1990年代から私は、女性の日常を通して社会の一面を語ってきた。その間、戸主制を廃止し、さまざまな変化と努力があったが、結婚移民女性など社会的弱者には依然として韓国の家父長制的な文化が多く残っている。また、若い世代の男女間の葛藤が深刻化している。これにより、フェミニズムに対する歪んだ視線も強くなった。30年以上にわたり行ってきた私の作品をお見せしながら、韓国社会における女性の生活の変化を一緒に共有したいと思います。 ◆第6回 韓国・最近の2つのフェミニズム展~チョン・ジョンヨプ参加作品を中心に 開催日:2025年1月28日(火)19:00-21:00 講師:チョン・ジョンヨプ(アーティスト) 概要:取り上げるフェミニズム展は、次の2つ。 9/2〜2025/3/3 「接続する身体:アジアの女性美術家たち」 (国立現代美術館ソウル館) 10/4~10/27 「私たちがそうだったのか~日本軍慰安婦その後」(The Page Gallery) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発受講のお申し込みはこちら https://apply.npa-asia.net/categories/2813803 【特別企画】(2/4)のお申し込みはこちら 『抵抗の芸術と表現・思想の自由』ユン・ソクナムさんに聴く 〜100人描きたい <独立運動家の女性たち>シリーズ https://apply.npa-asia.net/items/92401598
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コースタイトル:ポポリの「映像は世界を変える」 コース概要:人々を笑わせ、涙を誘い、魅了して止まない映像。今期のコースでは、既存の概念に立ち向かい、社会を変えようとした様々な映像の試みや表現者たちを、ビデオアートや実験映画、プロテストソングやミュージックビデオ、テレビ番組等を通じて紹介します。ハリウッド映画の手法を批判的に分析し、アバンギャルドやフェミニストアート、グローバルサウス、日韓や東アジアの映像作家たちの数々の作品を取り上げながら、そこに込められたものを探求していきます。時折、アーティストや映画監督、テレビ番組制作者等のゲストを迎えます。一緒に映像の可能性を探る旅に出かけましょう! 曜日:月曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オン開催 -オンライン定員:50名 コーディネーター/講師:ポポリ(元TVディレクター、映像作家) 元報道記者/TVディレクター。文化庁新進芸術家海外派遣で渡米, CalArts MFA(修士), UC,Irvine MFA(修士)/映像制作インストラクター, Laguna Art Museum, UCLA Hammer Museum of Art, REDCAT Theater, Los Angeles Contemporary Exhibitions, Art Chicago, Collectif Jeune Cinéma (Paris), Art Space (Sydney), Kino Pavasaris (Vilnius)など美術館/ギャラリー/映画祭で作品展示。 ◆第1回 『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』青山真也監督に聞く 開催日:2024年11月18日(月)19:00-21:00 講師:青山真也 (映画監督/ドキュメンタリー映像作家/料理研究) 聞き手:ポポリ 概要:2020東京オリンピックの開催、そして国立競技場の建て替えにより、移転を強いられた公営住宅の住民を追ったドキュメンタリー映画『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』の監督を務めた映像作家 青山真也さんをお迎えします。前述の監督作品の他、関東大震災朝鮮人虐殺を扱った映像作品 飯山由貴『In-Mates』(撮影監督)など、携われた映像作品についてお話を伺います。 <青山真也 プロフィール> 自作で映画制作をする傍ら、美術作家との共同で撮影や編集の技術者として、映像作品制作や記録映像を手掛ける。監督作『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』(2021) 撮影監督としての関わり、飯山由貴『In-Mates』、持田敦子『「解体」記録映像』など ◆第2回 この世の美しきもの 開催日:2024年12月2日(月)19:00-21:00 講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー) 概要:1970年代日本のテレビは、製作者たちにとって「実験箱」でもありました。小型カメラや同時録音技術による街頭インタビューや、“物語らない“未編集のドキュメンタリーが、人々のありのままの姿とその欲望を映し出しました。視聴者がテレビに何を見出そうとしていたのか、自己像や社会との関係をどのように投影したのか、当時制作されたドキュメンタリーを通して、70年代の映像実験がメディアと視聴者の関係性にどう働きかけ、どのようにそれが今と共鳴しているのか、探っていきます。 ◆第3回 ビデオアート/実験映画の世界〜映像で、資本主義、そして植民地主義に挑む〜 開催日:2024年12月16日(月)19:00-21:00 講師:ポポリ(映像作家) 概要:テレビ放送やハリウッド映画の枠組みに対抗するために生まれたビデオアートや実験映画は、社会への問いかけや内省、創造性を追求する手段として発展しました。 この講義では、資本主義批判として映像を追求してきた先駆者たち、フェミニストたちの作品や、植民地主義による抑圧者の視点を描いた作品などを紹介していきます。 ハリウッドの影で、そしてグローバルサウスで、そして日本や韓国で、映像作家たちは、どう自分を見つめ、この社会、世界に挑んできたのでしょうか。 アバンギャルドなパイオニアから最近の新しい波まで、さまざまな映像を見つめながら、そのメッセージを、その創造の力を、ともに探っていきましょう。 ◆第4回「映画 ○月○日、区長になる女。」 ペヤンヌマキ監督に聞く 開催日:2024年1月6日(月)19:00-21:00 講師:ペヤンヌマキ(映画監督/劇作家/演出家) 聞き手:ポポリ 概要:2022年の東京都杉並区長選を制した岸本聡子区長。知名度・組織力・資金力「3なし」の新人で、選挙の2カ月前から活動を始めた岸本氏がどう有権者の心をつかんでいったのでしょうか。その岸本氏と彼女を草の根で支えた住民たちと時間を共にしながら、ぺヤンヌマキ監督がひとりの住民としてカメラを回し続けたドキュメンタリー「○月○日区長になる女。」。 社会とは?民主主義とは?という問いをもつきつけられるこの映画、制作過程や監督の思いを伺いながら、映像の可能性を考えていきます。 <ペヤンヌマキ プロフィール> 劇作家・演出家・脚本家・映画監督。演劇ユニット「ブス会*」主宰。早稲田大学卒業後、2010年に演劇ユニット「ブス会*」を立ち上げ、“自分ごと”を起点に現代を生きる女性たちに焦点を当てた作品を発表してきた。2014年の「男たらし」、2015年の「お母さんが一緒」が岸田國士戯曲賞最終候補作品に選出。近年の作品にブス会*「The VOICE」(構成・演出)、asatte produce「ピエタ」(脚本・演出 / 原作 大島真寿美)など。テレビドラマやドキュメンタリーなどの映像作品も手がけ、「映画 ○月○日、区長になる女。」(現在全国公開中)を監督。著書に半自伝的エッセイ「女の数だけ武器がある」など。 ◆第5回 映像を「読む」 〜映像を批評的に見るとはどういうことか 開催日:2025年1月20日(月)19:00-21:00 講師:渡部宏樹(筑波大学人社系助教) <渡部宏樹 プロフィール> 南カリフォルニア大学映画芸術研究科にて映画メディア研究の博士号取得。資本主義社会における文化と芸術について、特にその受容者側(観客/消費者/ユーザー/市民)に注目して研究をしている。 概要: 感情に訴えかける強力な道具となる映像。その力は見る者の感動や行動を喚起します。一方で、それはいとも簡単に恣意的に操作される危険性も孕んでいます。ハリウッド映画では感動を演出する技術が洗練されている一方で、その手法はしばしば商業的意図やプロパガンダに利用されています。第5回の講義はワークショップ形式で行います。一つの企業CMを参加者全員で鑑賞し、最初の30分は各自で1200字の批評文を書きます。その後参加者が書いた批評文を共有し書くときに考えたことを話し合いながら、取り上げた企業CMの映像的理解を深めます。企業が作ったCMなのだからプロパガンダであるとか、伝えているメッセージがよいものなのだから肯定すべきといった映像外部の要素で判断するのではなく、映像それ自体がどのような構造をもちどのような技法を使っているのかを深く理解することを目的とします。 ◆第6回 プロテストソング 〜社会を変えるミュージックビデオ〜 開催日:2024年1月27日(月)19:00-21:00 講師:ポポリ + ゲスト(未定) 概要:歌と映像は、社会運動に強力な影響力を放ってきました。特にプロテストソングやそのミュージックビデオは、変革を求める人々の声を増幅させます。ジョン・レノンの「Imagine」、台湾ひまわり学生運動の応援歌「島嶼天光」、何百万人もの痛みを凝縮しBLM運動の預言者となったチャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」、世界各地のプロテストソングやそのミュージックビデオを歴史的なものから最近のものまで鑑賞。ともに分析し、歌と映像がいかに社会問題とともにあるのかを探ります。(ゲストによって内容変更あり) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813804
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コースタイトル:石破新政権登場以降、実践市民平和学・政治・教育・経済の在り方から時代を斬る コース概要:NPAでは多くの講座で講師と受講生の自由な質問と討論が行われていますが、もっと講師との議論や話し合いをしたいという声がよせられています。NPAオープンテラスは、講師と受講生が自由テーマでゆっくり議論する新しい交流と討論の空間になることを目指しています。NPA第14期では、教育講座、市民哲学、日本の資本主義を担っていた講師の皆さんと議論していきます。 【スペシャルプライス】各1000円! 曜日:金曜日・土曜日 時間:金曜日(19:00-21:00)/ 土曜日(10:00-12:00) 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女子学園大学) - 蓑田瑞恵(NPA事務局) - 日比野千佳(NPA事務局) ◆第1回 沖縄基地引き取り論は今 開催日:2024年11月15日(金)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:私は2015年より沖縄の基地の「本土」引き取りを主張し、賛否両論があるなか、異論に対する応答に努めてきました。ところが今、「台湾有事」に備えるとして、沖縄(本)島のみならず琉球諸島全体が軍事要塞化され、新たな「沖縄戦」の戦場にされかねない事態に至っています。基地引き取り論の立場から現状にどう向き合うか、沖縄の基地問題について考えます(講師記)。 参考図書:『沖縄について私たちが知っておきたいこと』筑摩書房(ちくまプリマ―新書) ◆第2回 石破新政権の安保法制・経済政策と日本資本主義 開催日:2024年11月29日(金)19:00-21:00 講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所) 概要:2024年10月1日に誕生した石破茂新政権。石破氏は総裁選前に、金融所得課税の強化について「実行したい」と述べていました。しかし早くも金融所得課税を取り下げて、岸田政権の経済政策を継承するといい、金融改革と格差の解消は後退しているかのように見られます。石破政権の下で、岸田政権の経済政策、そしてアベノミクスはどういう展開になっていくでしょうか。「安保経済」は安保通にも認識されている石破政権にとって「安保法制」はどう変わるのか。日本資本主義の視点からその現状を把握していきます。 ◆第3回 石破新政権の下でのアベノミクスと日本資本主義 開催日:2024年12月13日(金)19:00-21:00 講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所) 概要:2024年10月1日に誕生した石破茂新政権。石破氏は総裁選前に、金融所得課税の強化について「実行したい」と述べていました。しかし早くも金融所得課税を取り下げて、岸田政権の経済政策を継承するといい、金融改革と格差の解消は後退しているかのように見られます。石破政権の下で、岸田政権の経済政策、そしてアベノミクスはどういう展開になっていくでしょうか。「安保経済」は安保通にも認識されている石破政権にとって「安保法制」はどう変わるのか。日本資本主義の視点からその現状を把握していきます。 ◆第4回 教育の現場から-加害の歴史にどう挑む?(仮) 開催日:2025年1月11日(土)10:00-12:00 講師:飯島春光(NPO法人松代大本営平和祈念館・元中学社会科教員・長野県歴史教育者協議会副会長) 概要:NPA教育コースでは常に国家や経済界という権力の支配を受けながら変遷してきた体制、教科書、そして教育現場への影響を見てきました。広島を始め平和教育への逆風もある中、特に加害の歴史については扱われない傾向があります。そのような中、貴重な加害の歴史に関する教育実践してきた現場の教師を達がいます。そこにはどのような思いや授業の工夫があるのか、今回は長年公立の中学校の社会科の授業を通して、松代大本営を扱ってこられた飯島春光さんにその思いや授業実践報告を行っていただきます。 ◆第5回 草の根からもできる平和教育!-日中韓青少年歴史キャンプ(仮) 開催日:2025年1月18日(土)10:00-12:00 講師:大八木賢治(子どもと教科書京都ネット21・私学非常勤講師) 高野晃多(私学高等教員)*録画 概要:皆さんは日中韓青少年キャンプという取り組みをご存知でしょうか。日中韓の教師達が連携し、共に歴史を学び交流する草の根の活動です。そこにはどの様な思いと成果や課題があるでしょうか。今回は2024年京都で開催されたキャンプの様子を大八木賢治さんに語っていただきます。また、このキャンプで授業実践のヒントを得たという私学歴史教員の高野晃多さんに『六面体で捉える憲法9条』の授業案と授業実践報告を行っていただきます。 ◆第6回 教科書記述に見る問題意識(仮)・教育談義 開催日:2025年2月1日(土)10:00-12:00 講師:糀谷陽子(子どもと教科書全国ネット21事務局長)+座談会 司会:日比野千佳(NPA事務局) 概要:2024年5月21日~6月7日まで文部科学省によって「令和6年度に行われる教科用図書検定結果の公開」が行われました。どの様な教科書が採択され、どうのような教科書記述になっているのでしょうか。子どもと教科書全国ネット21事務局長の糀谷陽子さんに解説していただき、その問題意識を共有したいと思います。後半は教育に関心を寄せる教師や市民による教育談義コーナーを設けます。是非ご参加ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813805
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コースタイトル:「過去」が過ぎ去らない街ーベルリン コース概要:第13期に行ったドイツの記念碑・記念館巡りを、今期は首都ベルリンに絞って進めたいと思います。ベルリンには、かつての植民地主義やナチズムの歴史の痕跡が色濃く残っており、「「過去」が過ぎ去らない街」という表現は、決して誇張ではありません。今年はたまたま、東京とベルリンが友好都市関係を樹立してちょうど30年になりますが、今シリーズは、「過去」に向き合う都市のありようを比較して考えるよすがにもなるでしょう。 曜日:金曜日 原則隔週 時間:19:00~21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:木戸衛一 プロフィール 1957年生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、ベルリン自由大学博士。大阪大学大学院招へい教授。ライプツィヒ大学・ボーフム大学客員教授を歴任。日本平和学会理事。ドイツ現代政治・平和研究専攻。著書に『平和研究入門』(編著、大阪大学出版会、2014年)、『変容するドイツ政治社会と左翼党』(耕文社、2015年)、『若者が変えるドイツの政治』(あけび書房、2022年) 、『希望の共産党』(共著、あけび書房、2023年)、『戦争と平和主義』(共著、いのちのことば社、2023年)など。 ◆第1回「想起の文化」の形成と「テロの地誌学」 開催日:2024年11月22日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学招へい教授) 概要:12年に及ぶ人間蔑視のナチ暴力支配を許し、第二次世界大戦で無条件降伏を余儀なくされたドイツでは、それまでのように「祖国」や「英雄」を称えて記念碑を建立していくことが不可能になりました。忌まわしいナチズムの「過去」を忘却せず、現在そして未来に活かそうとする社会的な営みは、「想起の文化」と呼ばれています。ナチ・ドイツの恐怖支配を記録・展示している「テロの地誌学」は、市民運動に端を発し国家的事業となったという意味でその模範例と言えます。 ◆第2回「ノイエ・ヴァッヘ」(「戦争と暴力支配の犠牲者のための中央記念館」) 開催日:2024年12月6日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学招へい教授) 概要:1810年代、プロイセン王宮を警護する衛兵の詰め所として建築された「ノイエ・ヴァッヘ」は、ヴァイマル共和国末期に第一次大戦戦没者の記念碑となり、ナチ時代にはそのプロパガンダに利用されました。東独時代の「ファシズムと軍国主義の犠牲者のための警鐘碑」を経て、「ノイエ・ヴァッヘ」は1993年以来、「戦争と暴力支配の犠牲者のためのドイツ連邦共和国中央追悼所」となり、世界各国から国賓が訪れています。この「中央追悼所」にはどんな意味が込められているのか、また問題点はないのかを検討してみましょう。 ◆第3回「ホロコースト警鐘碑」 開催日:2024年12月20日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学招へい教授肩書) 概要:2005年にオープンした「ホロコースト警鐘碑」(正式名称は「殺害された欧州ユダヤ人のための記念碑」)は、良くも悪くも国家的な「想起の文化」の代表例と言えます。首都のど真ん中に、面積が甲子園球場のほぼ半分に及ぶ警鐘碑を持つ意義と論争点について一緒に考えてみましょう。なお、この碑を建設するために立ち上げられた財団は、「迫害された同性愛者のための記念碑」、「殺害されたシンティ・ロマのための記念碑」、「〈安楽死〉犠牲者のための記念の場」も運営しています。 ◆第4回 日常に出会う「過去」 開催日:2024年1月10日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学招へい教授) 概要:ドイツの「想起の文化」は、市民社会の働きかけや下支えがなければ、世界的な評価を受けるまでに発展しなかったでしょう。強制移送され殺害されたユダヤ人の氏名などが刻印された「つまづきの石」は日本でも知られていますが、軍国主義・植民地主義の過去を引きずる道路名の変更運動、ナチ・ドイツでユダヤ人の権利が次々に奪われていったことを示す電柱の看板など、首都ベルリンには数々の実例があります。草の根の取り組みを見てみると、そこには国家的な歴史政策との矛盾も窺えます。 ◆第5回「赤いベルリン」の痕跡 開催日:2025年1月24日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学招へい教授) 概要:1844年の綿織物印刷工ストライキ、1848年3月革命、1918年11月革命等々、プロイセン王国・ドイツ帝国・ヴァイマル共和国の首都だったベルリンでは、労働者運動を基盤に左翼運動が活発に展開しました。また第二次世界大戦後、ソ連占領区域となった東ベルリンでは、労働者運動や反ファシズム運動の担い手が盛んに顕彰されました。1990年の「ドイツ統一」によって解体・撤去された記念碑や建築物も含め、「赤いベルリン」の面影をたどってみましょう。 ◆第6回 ドイツの現代史と政治(総合編・まとめ) 開催日:2025年1月31日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学招へい教授) 概要:私は第9期より5期にわたって、「戦後ドイツの過去への向き合い方」、「ドイツの平和運動」、「ドイツの反民主主義」、「現代ドイツの外交と軍事」、「ドイツの記念館・記念碑巡り」、そして「「過去」が過ぎ去らない街―ベルリン」をテーマにお話ししてまいりました。今、ドイツも日本も世界も重大な岐路に差し掛かっています。これまでの内容を総括するとともに、言葉の正しい意味で平和な未来をどのように展望できるのか。みなさんとの議論を通じて考えを深めたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813806
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コースタイトル:継続する植民地主義と民主主義の危機 コース概要:「戦争犯罪、戦争責任」という問題が、植民地支配、植民地主義と不可分であることはかなり広く知られてきている。しかしその植民地主義が、単に過去の出来事なのではなく現在にも続く問題であるという点については十分な認識があるとはなお言えない。そこでまずは、植民地主義の継続という観点から歴史を振り返り、「戦争責任」「戦後責任」という問題の意味をその植民地主義の継続という事態と結びつけて考え直してみることにする。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催 -オンライン定員50名 コーディネーター: - 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) - 許美善(NPA事務局) ◆第1回 戦争裁判と植民地問題ーNHKスぺシャル『趙文相の遺書』 開催日:2024年11月13日(水)19:00-21:00 講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)・内海愛子(NPA共同代表) 概要:敗戦後、連合国は日本の戦争犯罪を裁いた。東條英機らを裁いた東京裁判、アジ各地で開かれた軍事法廷で934人の死刑執行が確認されている。この中に趙文相(チョムンサン)ら23人の朝鮮人がいる。なぜ、植民地統治の下で呻吟した朝鮮人が、日本の戦争犯罪を問われたのか。日本政府は刑死者や有罪となった旧植民地出身をどう処遇してきたのか。 死刑執行の前にした趙文相の遺書とオーストラリア取材を重ねて制作された『趙文相の遺書』(NHKスペシャル 1991年)から、「継続する植民地支配」を考える。 【特別企画】◆第2回 植民地主義が継続するということ 開催日:2024年11月27日(水)19:00-21:00 講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授) 概要:「戦争犯罪、戦争責任」という問題が、植民地支配、植民地主義と不可分であることはかなり広く知られてきている。しかしその植民地主義が、単に過去の出来事なのではなく現在にも続く問題であるという点については十分な認識があるとはなお言えない。そこでまずは、植民地主義の継続という観点から歴史を振り返り、「戦争責任」「戦後責任」という問題の意味をその植民地主義の継続という事態と結びつけて考え直してみることにする。 ◆第3回 満洲の植民地支配と日本の総力戦体制 開催日:2024年12月11日(水)19:00-21:00 講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授) 概要:主権を簒奪した「韓国併合」は明らかな植民地支配なのだが、独立国の体裁をとる「満洲国創設」はどうして植民地支配であるのか。そこに植民地主義はいかに貫かれたのか。第一次世界大戦を転機とする世界史的な規模での植民地主義の変容と継続という観点から、その満洲支配の実相を再点検し、その時に植民地帝国としてあった日本の総力戦体制の意味を再考して、そこから「戦争責任」という問題に「植民地責任」という光を当てて考えてみる。 ◆第4回 ポツダム宣言と天皇制民主主義 開催日:2024年12月25日(水)19:00-21:00 講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授) 概要:日本の敗戦はポツダム宣言の受諾をもってその形が確定したのだったが、それは「無条件降伏」という受け止めが一般的な理解となって、その宣言の条件について立ち入った議論がなされなくなっている。しかしそこには「国体」とされた天皇制の行方と戦後に確立されるべき民主主義の形をめぐり不確定な要素が残っていて、それが「戦後民主主義」に重大な影を落とすことになった。その観点から「戦後日本」とその「戦後責任」についてあらためて考えてみる。 ◆第5回 植民地帝国の敗戦後という問題 開催日:2025年1月15日(水)19:00-21:00 講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授) 概要:日本の「戦後」は、一般には戦災で「焼跡」となったゼロからの復興と語られていて、それの戦時体制とのつながりについてはあまり考えられていない。しかし、戦後経済の復興プランは、まずは大東亜共栄圏を管轄していた省庁である「大東亜省」によって作られていて、それは植民地帝国の敗戦後をいかに運営するかという観点から構成されている。それを吟味することから始めて、戦時体制と戦後体制との連続と不連続について再考する。 ◆第6回「反復帰」という思想経験に学ぶ 「ルポルタージュにっぽん 石垣島の陳さん・無国籍となった台湾人」 開催日:2025年1月29日(水)19:00-21:00 講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授)・桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー) 概要:基地負担が集中する沖縄について、それを植民地主義の支配と考える人が多くなった。その状況に抗する立場から、72年復帰の頃に「反復帰」という思想が語られたことがある。すると「反復帰」とはどんな思想でいかなる可能性があったのか? 前半ではその点を考える。 沖縄の先島・西表島の海底炭鉱で、戦時中、台湾人が過酷な労働に従事していた。戦後、彼らの多くは日本籍も台湾籍もない無国籍者として石垣島の劣悪な土地に住んでいる。その現在を、ルポルタージュにっぽん「石垣島の陳さんたち」で見ながら、その 背景にある植民地台湾の歴史をNHKスペシャル「ジャパン・プロジェクト台湾 アジアの一等国」でたどる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813807
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コースタイトル:時事ニュースで深読み!韓国社会と韓国語 Part14 コース概要:本コースは、韓国の時事ニュースなどを通して韓国語を学ぶ講座です。毎回2分ほどの、さまざまな分野のニュース素材を取り上げ、関連する韓国語表現を学び、聞き取り練習、対訳を行います。さらに、そのニュースの背景について理解を深めます。今期はニュースだけでなく、ドキュメンタリーやショートムービーなどの素材も用います。毎回、ハングルテキストの起こしや対訳資料を事前に提供します。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員20名 講師: - 韓興鉄(翻訳家) コーディネーター: - 蓑田瑞恵(NPA事務局) ◆第1回 ソウル市、フィリピン人家事管理士モデル事業スタート 開催日:2024年11月19日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:家庭での子育ての負担を減らすため、ソウル市は雇用労働部と共同でフィリピン人家事管理士モデル事業を9月にスタートさせました。対象は12歳以下の子どもがいるか出産予定の家庭で、フィリピンから来韓した家事管理士100人が業務を担います。費用は、週5日、1日8時間の場合、最低賃金と諸保険料を合わせ月238万ウォン(約26万円)、1日4時間だと月119万ウォン(約13万円)です。モデル事業は6カ月間実施され、結果次第で家事管理士を1200人まで増やし本事業を行う計画です。第1回は、フィリピン人家事管理士モデル事業が始まったことを伝えたニュース番組を素材に韓国語を学びます。 ◆第2回「朝露」のキム・ミンギさん、亡くなる 開催日:2024年12月3日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:歌手で演出家のキム・ミンギさんが7月、持病の悪化で亡くなりました。享年73歳。1951年生まれのキム・ミンギさんは69年に歌手活動を始め、71年にはヤン・ヒウンが歌って有名になった「朝露」を発表。この曲は70、80年代の軍事独裁政権を批判するものとして、多くの人々に愛されました。91年には大学路にハクチョン(学田)という小劇場を開き、ソル・ギョングやファン・ジョンミンらを輩出しました。第2回は、キム・ミンギさんの訃報を伝え、故人の業績をまとめたニュース番組を素材に、韓国語を学びます。 ◆第3回 プロ野球観客数が1000万人超え プロ野球発足43年で初 開催日:2024年12月17日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:1982年に発足した韓国プロ野球(KBO)。かつては、軍事政権が政治から国民の目を逸らすために作ったものであるとか、「地域感情」の対立を煽ると非難されたこともありました。その韓国プロ野球の年間観客数が、9月、初めて1000万人を超えました。猛暑が続く中、野球場に足を運ぶ人が多かった理由には、人気球団の成績が良かったことや、メジャーリーガーとして活躍してきたリュ・ヒョンジン選手のKBO復帰などが挙げられていますが、推しの選手の応援や歌って踊る応援文化など、参加して楽しめることも一因のようです。第3回は、韓国プロ野球の観客数が1000万人を超えたことを伝えたニュース番組を素材に、韓国語を学びます。 ◆第4回 「コリアン・ドリーム」を求めるカンボジア青年(ドキュメンタリー) 開催日:2024年1月7日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:農業や漁業の分野で、人手が集中的に必要な時期を中心に8カ月まで外国人労働者を招くことができる「季節労働者制度」を設けている韓国。カンボジアからも毎年多くの季節労働者が訪れています。2004年からカンボジアのシェムリアップで支援活動を行ってきた韓国のキリスト教系NGOが、21年に若者の自立支援のために職業技術学校を設立しました。そのプログラムの一つは、「季節労働者制度」に対応したもので、若者たちはいろいろなものを背負いながら韓国行きを夢見ています。第4回は、カンボジアの職業技術学校で学ぶ青年にスポットを当てた韓国のドキュメンタリーを素材に韓国語を学びます。 ◆第5回(特別編)ショートムービーで学ぶ韓国語会話 開催日:2025年1月21日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:コミカルなショートムービーチャンネル登録者数が200万人に迫るほど人気を博しているNEUDULT。その特徴は、日常生活で多くの人が感じていることを、風刺の効いたコント映像で表現している点です。速いテンポで会話が進みますが、ハングル字幕が表示され理解を助けてくれます。第5回は、NEUDULTのショートムービーを素材に、韓国語を学びます。 ◆第6回 人生の第2幕を韓国の地方で送る日本の料理人(ドキュメンタリー) 開催日:2025年1月28日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:慶尚南道南海(島)。新鮮な魚が水揚げされる港に日本料理の店を構えているのは、日本からやって来た日韓カップルの夫婦です。夫は40年以上も包丁を握ってきたベテランの料理人で、日本で仕事を引退した後、ふたりが人生の第2の舞台として選んだ場所が南海(島)でした。第6回は、移住した夫婦の日常生活をカメラに収めた韓国のTVドキュメンタリーを素材に、韓国語を学びます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813808
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コースタイトル:ちょこっと入門コース Part4 コース概要:第11期から試験的にスタートしたNPAの韓国語初級講座。これまでハングルの読み方や簡単なあいさつ、自己紹介、実践会話表現、ヘヨ体のつくり方を学びました。今期は、韓国の地理、歴史、食文化に関する単語や表現に触れ、言葉の背景にある社会を理解していけるような内容を考えています。読み・書きを中心に、ゆっくり進めていきますので、前に韓国語を習ったことはあるけど、またチャレンジしてみたい方も大歓迎です。受講される方には、教材(PDF)を事前に配布します。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:11:00-13:00 開催方法:オンライン開催・定員20名 講師: - 韓興鉄(翻訳家) コーディネーター: - 蓑田瑞恵(NPA事務局) - 日比野千佳(NPA事務局) ◆第1回 서울에서 부산까지 KTX로 시간이 얼마나 걸려요? (ソウルから釜山までKTXで時間はどれほどかかりますか?) 開催日:2024年11月13日(水)11:00-13:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:第1回は「地理編」です。韓国全国の主な地名や各地の特産品、観光名所など、旅する気分で関連単語を学んでいきましょう。また、移動や観光に使える会話表現も紹介します。 ◆第2回 경주는 신라의 수도였어요.(慶州は新羅の首都でした) 開催日:2024年12月11日(水)11:00-13:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:第2回は「歴史編」です。古代から現代まで、各時代を韓国語では何と言うのか。また、現代史における重要な事件や出来事の名称、「8.15」や「6.25」など、数字を用いた表現についても学んでいきます。 ◆第3回 인천 차이나타운에 짜장면 먹으러 가요.(仁川のチャイナタウンにチャジャンミョンを食べに行きましょう) 開催日:2024年1月15日(水)11:00-12:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:第3回は「食文化編」です。食堂やレストランなどの麺や定食をはじめ、調味料や食材など、いろいろな食べ物、飲み物の単語を学びましょう。入店時や注文時に使える会話表現、食文化に関する独特な表現も紹介します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813808
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コースタイトル:ほしい未来をつくるために人びとの経験から学ぶ歴史実践 その2 コース概要:望ましい環境や社会をつくるために、人びとが多様に表現・実践してきた歴史をテーマに、毎回ゲストを迎えて話題をご提供いただきます。過去の事実を知ることが目的ではなく、その個別具体的な事例や経験を踏まえて、今後の環境や社会のあり方について考える歴史実践の機会とします。今期は、反核・脱原発運動、若者気候訴訟、水俣病(マイクオフ事件)、能登の災害とまちづくり、農業ジャーナリズム、市民運動のアーカイブなどの話題を取り上げます。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: 松村正治(環境NPO代表、大学教員) ◆ 第1回 原子力資料情報室は来年で50年 開催日:2024年11月19日(火)19:00-21:00 講師:西尾漠さん(原子力資料情報室) 概要:原子力資料情報室は2025年9月で創立から50年を迎えます。私自身は創立メンバーではありませんが、世話人として常駐していた高木仁三郎さんの「プルトニウム研究会」に加わり、当初から事務所に出入りしていました。以来50年近く、原子力資料情報室にかかわってきたことになります。原子力をめぐる動きは目まぐるしく、原子力資料情報室の役割も変わってきました。日本の原子力の歴史とからめながらお話しできればと考えています。 ◆ 第2回 食と農と地域をつなぐために 開催日:2024年12月3日(火)19:00-21:00 講師:榊田みどりさん(農業ジャーナリスト・明治大学客員教授) 概要:大手メディアから農業関連の記事が減少し、都市部にいると農業・農村のリアルが見えづらい時代。農村では過疎化と生産基盤の弱体化が進行する一方で、地域経済再生に向けた新たな動きも散見されます。キーワードは、農村の地域住民だけで頑張らず域外の人々とともに課題解決を考える「関係人口」の創出と「にぎやかな過疎」。農村は、低密度人口社会の持続的なあり方を考える先進地。いずれ都市も直面する課題にどう向き合っているのか紹介しつつ、一緒に都市と農村の快適な関係性を考えたいと思います。 ◆ 第3回 日本初の若者気候訴訟〜16人が気候危機から未来を守る法的挑戦 開催日:2024年12月17日(火)19:00-21:00 講師:川﨑彩子さん、宮澤カトリンさん、下村向日葵さん(若者気候訴訟原告) 概要:2024年8月6日、全国から集まった10-20代の16人で電力会社10社を提訴しました。原告が求めることは何なのか?私たちはどのような社会を実現したいのか?世界の気候訴訟の事例も紹介しながら、これからの気候危機アクションについて考えたいと思います! ◆ 第4回 里山里海とともにある持続可能なまちづくり~能登半島地震から1年 開催日:2024年1月7日(火)19:00-21:00 講師:杉盛啓明さん(すず里山里海移住フロント) 概要:能登半島の最先端にある珠洲市は、世界農業遺産に認定された豊かな里山里海が広がる人口約1万2千人のまちです。市ではこれまで、大学連携による人材育成事業や芸術祭等、里山里海を活かした持続可能なまちづくりを進めてきました。また、移住支援団体「すず里山里海移住フロント」でも、移住相談窓口のほか、インターンシップや自然体験等を通じて、まちの魅力向上に努めてきました。市では現在、地震からの復旧・復興に鋭意取り組んでいます。 ◆ 第5回 市民によるアーカイブ運動~ 市民アーカイブ多摩の試み 開催日:2025年1月21日(火)19:00-21:00 講師:杉山弘さん(ネットワーク・市民アーカイブ) 概要:市民アーカイブ多摩は、さまざまな市民運動・社会運動から発信されたミニコミ・チラシなどを収集・整理し、公開・保存するための資料センターです。市民(運動当事者・ミニコミ発行者・図書館司書・資料館アーキビストなど)の協働で、2014年に設立されました。市民社会を記録するために、なにができるのか、ともに考えましょう。 ◆ 第6回 水俣~聴かれなかった声 開催日:2025年1月28日(火)19:00-21:00 講師:永野三智さん(水俣病センター相思社) 概要:5月1日、水俣病公式確認の日、水俣では毎年、犠牲者慰霊祭(乙女塚主催)・慰霊式(水俣市主催)が開催され、式典後、環境大臣と患者の懇談の場が設けられます。 今年の懇談の席で、時間を超えた患者のマイクが次々と断ち切られました。 熊本県知事は患者の抗議を「つるしあげ」と呼びましたが、そこにあったのは、深い悲しみです。その後、大臣は謝罪に訪れ、再懇談を約束しました。懇談までの10回にわたる環境省との実務者協議や再懇談、その後をお伝えします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813809
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コースタイトル:「今アジアを読む」-タイ、ミャンマー、香港、インドネシア、韓国からみた2025年 コース概要:アジア市民社会ネットワーク(CENA:Civil Education Network in Asia)とは、2012年以降、韓国、台湾、タイ、インドネシアの大学や市民団体など9団体で立ち上げたネットワークです。新時代アジアピースアカデミー(NPA)は、日本とアジア市民ネットワークの拡大を実現していくために、CENAネットワークを引き受けてアジアの共同活動を続けています。戦後80年になる2025年に向けて、東アジアの各国の今の情勢を現地から読み取り、アジア各国や地域の民主主義課題や市民社会の政治介入の現状を共有し、アジア市民連帯の可能性を分析していきます。基本日本語によるセクションで、アジア各国の講師は韓国語や英語から日本語の通訳を付けていますので、安心してご参加ください。東アジアの今を共同で学び、日本とアジアの市民連帯のあり方を考えていきましょう。 曜日:日曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 蓑田瑞恵(NPA事務局) ー津留歴子(NPA共同代表、カカオキタ社アドバイザー) *英語・日本語・韓国語の通訳付き ◆第1回 揺れ動くタイ政治ー君主ネットワーク、タクシン、進歩青年政治の3者関係をどう見るのか? 開催日:2024年11月10日(日)19:00-21:00 講師: 朴恩洪(聖公会大学) 概要:2024年8月、タイの政治情勢は急激に変化し、タイ国内が大きく揺れた。 タイの憲法裁判所は7日、最大野党の前進党に解党を命じた。また、同月14日に憲法違反を理由にセター首相が解任され、16日にタイ貢献党の党首でタクシン元首相の次女ペートンタン氏が第31代の首相に選出された。一連の出来事は、同国の民主化運動に打撃を与え、さらなる政治的混乱を招く可能性がある。 君主ネットワーク、タクシン、進歩青年政治の3者で形成されている今の構造を分析していきます。 ◆第2回 ミャンマーの民主陣営ー勝っている闘いになっているのか?ー韓国におけるミャンマー民主陣営の活動 開催日:2024年11月24日(日)19:00-21:00 講師:ウェ・ヌウェ・フニン・ソー(Wai Nwe Hnin Soe、カン・ソンウ)(延世大学校) ミャンマーマンダレー外国語大学を卒業し、2009年度に延世大で国語国文学を専攻で博士課程を修了。韓国語ーミャンマー語通訳士。現在、ミャンマー軍事政権への抵抗として、各種マスコミインタビュー、寄稿文を書いて「ミャンマー事態」を知らせる活動を行っている。 概要:ミャンマー「春の革命」が始まって3年になりました。 2021年にクーデターの勃発とともに同時的に市民不服従運動(CDM)が起きたため、ミャンマーの状況は軍部の予想通りにはなりませんでした。 臨時政府民族統合政府(NUG)は決して亡命政府ではなく、ミャンマー国土の中で連邦民主主義の体系と未来の連邦軍となる市民防衛軍(PDF)を陣頭指揮している司令塔になっています。韓国にいるNUG関係者からミャンマーの現状と、支援状況について共有します。 ◆第3回 中国、台湾、香港におけるネット空間での敵愾心の分析(1980s-2024年) (From shared popular culture to online hostility : China, Taiwan and HongKong from the 1980s to 2024) 開催日:2024年12月8日(日)19:00-21:00 講師:陳信行(台湾・世新大学社会発展研究所) 概要:中国と台湾及び香港との対立問題は、政治レベルでその葛藤が実際に現れることとともに、ネット空間でも、その対立と葛藤はさらに激しい攻防戦になっている。1980年代以降から2024年まで、ネット空間で、中国と台湾及び香港との対立はどう形成されて、変遷されてきたのか、その論争の特徴を分析し、現実政治を動かすオンライン政治活動の現状を把握する。 ◆第4回 インドネシア新政権の対中東政策ーインドネシアは新中東戦争をどう見ているのか 開催日:2024年12月22日(日)19:00-21:00 講師:Irawan Jati(Universitas Islam Indonesia Dosen) コメント:津留歴子(NPA共同代表、カカオキタ社アドバイザー)*依頼中 概要:12月には、プラボウォ新政権が就任して、3カ月を切る。陸軍特殊部隊や戦略予備軍の司令官などを歴任した元軍人であったプラボウォ大統領は、東ティモール独立運動の武力弾圧を指揮し、1990年代人権活動家の弾圧にも関与したと言われている。一方、3月に新大統領に当選されてから、中国と日本、マレーシアを相次ぎ訪問し、7月はフランス、トルコ、ロシア、また、9月には東南アジア諸国を訪れ各国首脳と会談を展開するなど積極的な外交政策を展開している。最大のイスラム信者を持っている国として新中東戦争にはどういうアプローチをしているだろうか。プラボウォ新政権の外交政策の特徴から、インドネシアの中東への立場を分析していく。 ◆第5回 第2の大統領弾劾キャンドル革命は可能なのか?ー2025年尹錫悦政権の運命と韓国情勢の行方 開催日:2024年1月12日(日)19:00-21:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要:尹錫悦政権が登場して3年目を迎えているが、すでにレイムダック現象が激しく起きている。尹大統領の無能力と無責任の実態は、経済、政治、外交、安保、医療、教育などあらゆる分野で露呈されている。さらに大統領夫やその妻の腐敗問題に対して、尹政権は、「政治検察」を全面に立てて「不起訴」措置を取らせることで、免罪符を与えている。しかし、2024年総選挙で大惨敗をした以降は、すでにそのような政治的防弾行為は、権力を庇護する検察の本質を暴露することと、尹政権への国民の不満や怒りを増幅さえているだけで、検察も、尹大統領も、すでに国民の心からは、「心理的な弾劾」状態になっているともいえる。「3年は長すぎる」と言われていた政治スローガンは、すでに「3カ月も長すぎる」というものへと変わり、毎週土曜日には全国で数十万の「大統領弾劾デモ」にすでに繋がっている。2016年朴槿恵大統領を弾劾した「第2の大統領弾劾キャンドル革命」は本当に起きるだろうか。その当時とは違って、いくら腐敗と無能力があるにせよ、尹大統領の任期5年は守られるだろうか。今韓国で何が起きているのか、その実態に迫って、2025年の独立80年にあたる韓国の「政局・政変」を展望します。(2025年2月7日~10日までのNPA韓国平和ツアーの事前講座にもなります) ◆第6回 朝鮮戦争勃発75年、今こそ終戦体制の構築を 開催日:2025年1月27日(月)19:00-21:00 *「コース1朝鮮戦争」との合同 講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長) 徐載晶(国際基督教大学)そのほか 司会:李泳采 概要:2025年は戦後80年になる年であるが、朝鮮戦争勃発75年になる。朝鮮戦争は未だにおわっていない。仮に、新しいウクライナ―ロシア先生、イスラエルによるパレスチア虐殺、中東戦争のなかでも、様々な形で朝鮮戦争は持続されている。米国の大統領選挙や、日本及び韓国の総選挙の結果を踏まえて、2025年を朝鮮戦争終結の元年にするための道を、知識人、市民社会が一緒に模索していく。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813810
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コースタイトル:「戦後80年」に向けて~アジアの戦争犠牲者への追悼を考える~ コース概要:最近の8月ジャーナリズムは、日本人の戦争体験者や遺族の証言を紹介しながら平和の尊さを強調する報道が主流となり、アジアの戦争被害者の受難を報じた記事や番組は著しく少なくなっています。8月15日の全国戦没者追悼式でもアジアの犠牲者への言及はありません。日本の各地では朝鮮人、中国人や連合国軍捕虜の犠牲者を悼む集いや式典が市民の手で慰霊碑の前などで行われていますが、国の責任で行う追悼事業はありません。アジアの戦争被害者をどのような形で追悼することがふさわしいのか、その前になすべきことがあるのではないか?を「戦後80年」に向けて考えます。コース6「“過去”が過ぎ去らない街―ベルリン」、7「継続する植民地主義と民主主義の危機」、13「戦後80年・立法の闘い」とも関連・クロスオーバーします。 曜日:日曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター:有光健(早稲田大学国際和解学研究所招聘研究員) 【特別企画】◆第1回 「戦後80年」に向けて、アジアの戦争犠牲者への追悼を考える視座 開催日:2024年11月17日(日)19:00-21:00 講師:有光健(早稲田大学国際和解学研究所招聘研究員) 概要:概要:最近の8月ジャーナリズムは、日本人の戦争体験者や遺族の証言を紹介しながら平和の尊さを強調する報道が主流となり、アジアの戦争被害者の受難を報じた記事や番組は著しく少ない。8月15日の全国戦没者追悼式でもアジアの犠牲者への言及はない。日本各地で朝鮮人、中国人や連合国軍捕虜の犠牲者を悼む集いや式典が市民の手で慰霊碑の前などで行われているが、国の責任で行う追悼事業はない。アジアの戦争被害者をどのような形で追悼することがふさわしいのか、その前になすべきことがあるのではないか?を「戦後80年」に向けて考える。併せて、日本国内の慰霊・記憶継承施設についても考えたい。 ◆第2回 東南アジアの戦争犠牲者と追悼についてーシンガポール・マレーシア 開催日:2024年12月1日(日)19:00-21:00 講師:吉池俊子(アジア・フォーラム横浜) 概要:1994年から毎年12月にアジアの戦争被害者を日本に招いて被害の証言を聴く「アジア・フォーラム横浜証言集会」を開催してきた。マレーシア、シンガポールの日本軍による虐殺の現場や慰霊施設も多く訪問し、戦争被害者ならびに遺族との交流も重ねてきた。日本で知られていない各地の被害の実態、遺族や住民らによる追悼・慰霊の現状などについて報告する。 ◆第3回 東南アジアの戦争犠牲者と追悼についてーフィリピン 開催日:2024年12月15日(日)19:00-21:00 講師:岡田泰平(東京大学教授) 概要:アジア・太平洋戦争の中でも、フィリピンは激戦地の一つであった。およそ110万人のフィリピン人が亡くなった。まずは戦前日本のフィリピン認識を紹介し、その次に日本人のフィリピン戦体験を論じる。特に日本軍将兵の経験と民間日本人の経験の関係に触れたい。その上で、フィリピンへの慰霊旅行を通して、日本人としての共通したフィリピン戦の記憶が出来上がっていく様子を概観する。全体を通して、日本人の認識における、フィリピン人の死の位置づけを考えていく。 ◆第4回 連合国捕虜犠牲者の追悼について 開催日:2024年12月29日(日)19:00-21:00 講師:笹本妙子(POW研究会共同代表・事務局長) 概要:アジア太平洋戦争中、約36,000人の連合軍捕虜が日本に連行され、炭鉱や軍需工場、造船所などで使役された。設置された捕虜収容所は130か所。収容中に約3500人が死亡した。 戦後、収容所跡地24か所に追悼碑が建設された。地元住民が中心になって建立した碑、使 役企業による碑、被爆者グループによる碑、朝鮮人・中国人・連合軍捕虜を一緒に追悼し た碑など、様々な例を紹介し、建立に至る経緯や葛藤、和解に果たした役割、今後の課題 について考える。 ◆第5回 アジア・太平洋の戦争犠牲者への向き合い方について 開催日:2025年1月12日(日)19:00-21:00 講師:藤田幸久(元参議院議員・国際IC日本協会会長) 概要:戦後、日本の政治家らがアジア諸国および連合国側との和解をどのように進めてきたのかを振り返りながら、積み残されてきた課題を考え、犠牲者追悼のあり方についての提言も述べたい。国会議員として永田町で取り組んできた事例(慰安婦・連合国捕虜・外国籍元BC級戦犯・対人地雷禁止条約・カンボジア和平etc.)も紹介する予定で、今後の参考やヒントとして役立てていただきたい。 ◆第6回 TVが報じてきたアジアの戦争犠牲について 開催日:2025年1月26日(日)19:00-21:00 講師:桜井 均(元NHKディレクター・) 概要:直接取材してきたミクロネシア(マーシャル、)での出会った日本による統治、戦争の被害や精神にまで及ぶ傷、プロデューサーとして関わってきた番組に登場した朝鮮人戦犯、若いディレクターらが取材したオランダ人性暴力被害の負の連鎖、、、。植民地支配、戦争の過酷さは、現在もさまざまな形でアジアの人々に刻印されている。アーカイブ的な視点から、映像を視聴しながら戦争責任を問い、戦後体制を検証する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813811
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コースタイトル:在日コリアンと「私」 Part11 ー日韓条約60年、広がる『在日コリアンミュージアム』と歴史の継承 *本コースはコリアNGOセンターとの共催です。 「コリアNGOセンター」公式サイト https://korea-ngo.org/ コース概要:2025年は日韓条約60年を迎えます。近年、ウトロや大阪コリアタウンなど在日コリアン集住地域でミュージアムが設立され、歴史を伝えていく取り組みが進んでいます。世代交代や多様化で変化する在日コリアンコミュニティのなかで、また歴史と切り離されたなかで交流と協力が語られる日韓関係のなかで、それぞれの地域で在日コリアンがどのような歴史をたどり、どのように伝えようとしているのかを学びます。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 郭辰雄(コリアNGOセンター代表理事) - 李泳采(恵泉女学園大学) - 金賢泰(コリアNGOセンター事務局長) - 金貴月(NPA事務局) ◆第1回 大阪コリアタウン歴史資料館 - 大阪、生野、猪飼野の在日コリアンを辿る旅 開催日:2024年11月20日(水)19:00-21:00 講師:伊地知紀子(大阪コリアタウン歴史資料館副館長) 概要:大阪コリアタウン歴史資料館は、現在の姿が生まれてきた歴史を学ぶ場づくりとして、2023年に大阪市生野区に設立されました。コリアタウンは、かつて猪飼野という地名であった地域の真ん中にあります。かつては朝鮮市場とよばれたコリアタウンには、現在年間200万人が訪れる一大観光地となっています。「大阪コリアタウン歴史資料館」の取り組みについて、副館長の伊地知紀子さんよりお話しをお聞きします。 ・「大阪コリアタウン歴史資料館」公式サイト https://oktmuseum.or.jp/ ◆第2回 川崎在日コリアン生活文化資料館 - 川崎の在日コリアンを辿る旅 開催日:2024年12月4日(水)19:00-21:00 講師:山田貴夫(川崎歴史ミュージアム/川崎在日コリアン生活文化資料館) 概要:「川崎在日コリアン生活文化資料館」は、川崎南部で、今、高齢期を迎える在日一世を中心に、たくましく生きてきた昨日と今を学び、記録し、戦中、戦後の在日コリアンの生活を追体験する活動を押し広げ、「差別の醜さ、戦争の悲惨さ」を語りつぐ媒体として開設されました。川崎在日コリアンの活動を長く続けてこられた山田貴夫さんよりお話しをお聞きします。 ・「川崎在日コリアン生活文化資料館」公式サイト http://www.halmoni-haraboji.net/ ◆第3回 ウトロ平和祈念館 - 京都、ウトロの在日コリアンを辿る旅 開催日:2024年12月18日(水)19:00-21:00 講師:金秀煥(ウトロ平和祈念館副館長) 概要:京都市宇治市にある「ウトロ平和祈念館」は、日本と朝鮮半島の歴史、日本で生きてきた在日コリアンの歴史、そしてさまざまな困難を乗り越え、ともに歩んできた日韓市民、それらの記憶と思いを伝えて未来へとつないでいくために建設されました。副館長の金秀煥さんよりお話しをお聞きします。 ・「ウトロ平和祈念館」公式サイト https://www.utoro.jp/ ◆第4回 在日韓人資料館 - 東京、韓国と日本から在日コリアンを辿る旅 開催日:2024年1月8日(水)19:00-21:00 講師:李成市(在日韓人資料館館長) 概要:在日の歴史を後世に伝えていくために2005年に開館した「在日韓人歴史資料館」は、在日コリアンに関する各種資料を収集・整理し、それらを展示・公開しています。在日コリアンの歴史と文化を、ディアスポラ時代に生きる人類社会の抱える問題を解決するための多くの教訓が刻み込まれている共通の資産と捉え、在日の歴史と文化の発信拠点として、さまざまな役割を担っている「在日韓人資料館」についてお話しをお聞きします。 ・「在日韓人資料館」公式サイト http://www.j-koreans.org/ ◆第5回 神戸在日コリアンくらしとことばのミュージアム - 神戸の在日コリアンを辿る旅 開催日:2025年1月22日(水)19:00-21:00 講師:金信鏞(神戸コリア教育文化センター代表理事) 概要:2014年、多民族共住の地、神戸・新長田にコミュニティーカフェ「ナドゥリ」を併設した一般社団法人神戸コリア教育文化センターが設立されてから、さまざまな活動をしてきました。在日コリアンとともに歩んできたこのまちの記憶を次代につなぐため、「神戸在日コリアンくらしとことばのミュージアム」(愛称ナドゥリミュージアム)を開設する準備をしています。神戸コリア教育文化センター代表理事の金信鏞さんよりお話しをお聞きします。 「一般社団法人神戸コリア教育文化センター」 https://www.korea-uriecc.org/latest-news/5738181 ◆第6回 座談会『在日コリアンミュージアム』の意義と可能性 田中宏 × 伊地知紀子 × 郭辰雄 開催日:2025年1月29日(水)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授)、伊地知紀子(大阪コリアタウン歴史資料館副館長)、郭辰雄(コリアNGOセンター代表理事) 概要:各地でそれぞれに取り組まれる在日コリアンミュージアムについて、これまで5回に渡り学んできました。現在、世代交代や多様化で変化する在日コリアンコミュニティのなかで、また歴史と切り離されたなかで、交流と協力が語られる日韓関係において、それぞれの地域での在日コリアンミュージアムの意義と可能性について、田中宏さん、伊地知紀子さん、郭辰雄さんと座談会を通して考えます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813812
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コースタイトル:戦後80年特別企画 - 立法の闘い (その2) コース概要:「戦後補償講座」Part12では、権利回復のたたかいが日韓請求権協定、日本の国内法、司法の壁で阻まれる中、立法解決(救済)をめざした(今も進めている)在日の傷痍軍人・遺族、シベリア抑留者、BC級戦犯者たちの苦難の闘いを振り返る。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動) - 許美善(NPA事務局) - 李泳采(恵泉女学園大学) ◆第1回「忘れられた皇軍」-援護法から排除された植民地出身兵士たちの闘い 開催日:2024年11月21日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授) 概要:日本軍兵士・軍属として動員され、戦死し、戦場で傷害を負って傷痍軍人となったにも拘わらず援護法適用対象から排除された植民地出身傷痍軍人らの補償を求める裁判等について振り返る。 ◆第2回 「平和条約国籍離脱者等である戦没者遺族等に対する弔慰金等の支給に関する法律」制定-その意義と限界 開催日:2024年12月5日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授) 概要:「救済」するための法律の制定経過を振り返るとともに、法律の意義と限界につい て確認する ◆第3回 シベリア抑留者が負わされた苦難と帰還者たちの報われぬ「戦後」 開催日:2024年12月19日(木)19:00-21:00 講師:有光健(戦後補償ネットワーク世話人) 概要:日本の敗戦後、ソ連によって57万5千人もの兵士・民間人〔植民地出身者を含む〕がシベリアをはじめ旧ソ連各地に移送・抑留され強制労働を強いられ6万人に及ぶ人々が飢餓・重労働・酷寒により死亡した「シベリア抑留」の経緯、その実態と帰国後の補償を求める運動について明らかにする。 ◆第4回「戦後強制抑留者に係る問題に関する特別措置法」-その意義と国籍条項の壁 開催日:2024年1月9日(木)19:00-21:00 講師:有光健(戦後補償ネットワーク世話人) 概要:シベリア抑留者が国家賠償を求めて訴訟等を起こすも救済の道が閉ざされる中で、民主党政権下でようやく立法救済が図られた、その立法の意義と植民地出身者を排除した国籍条項の壁について確認する。 ◆第5回 捕虜監視員として働かされ戦後にBC級戦犯とされた韓国人軍属の賠償、尊厳回復を求める闘い 開催日:2025年1月23日(木)19:00-21:00 講師:大山美佐子(韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」を応援する会) 概要:戦時中に捕虜監視委員等として動員され、戦後は軍事裁判でBC級戦犯とされ、「日本人」として有罪判決を受け、刑に服したにも拘わらず、釈放後は「外国人(三国人)」として援護・補償対象からも排除された元BC級戦犯者・遺族の半世紀以上にわたるたたかいを振り返る。 ◆第6回 補償立法をめざす闘いの前に立ちはだかる壁-それをどう超えていくか 開催日:2025年1月30日(木)19:00-21:00 講師:有光健(戦後補償ネットワーク世話人) 概要:日本政府に謝罪、賠償を求める訴訟で、判決で請求は棄却しつつも立法救済を促す付言がなされたことを手掛かりに「特定連合国裁判被拘禁者等に対する特別給付金の支給に関する法律案」の成立を目ざす運動の経過と課題について提起する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813813
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コースタイトル:戦後80年、日韓国交正常化60年 - 未来世代に伝える平和へのメッセージ! コース概要:2025年日本社会は戦後80年、日韓国交正常化60年を迎えます。日本・韓国・アジアにはどの様な課題があるでしょうか。軍事的緊張が高まり、ウクライナやガザで核使用の脅威が高まる中、憲法9条が果たせる役割はあるのか。また68年に渡り核廃絶を世界に訴えて来た、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したその意味とは何でしょうか。悲惨な原爆被害の経験から、またアジアの国々への痛恨の戦争加害の経験から得た平和への教訓を考えてみませんか。NPAジュニアPart9では未来を創る世代と講師がともに歴史から学び、東アジアの平和構築への歩みを進めて行く取り組みを行います!今回はなんと、学校教育現場で教えて来た教師達も教室を飛び出し、NPAジュニアで語ります。多くの中高生の参加をお待ちしてます! *こちらの企画は中高生の新規・継続メンバー、NPAジュニア元メンバーが対象です。 *一般の方もオーディエンス受講が可能です! 開催日時:原則土曜日 16:00-18:00 開催方法:オンライン開催 コーディネーター: - 日比野千佳(NPA事務局) - 李泳采(恵泉女学園大学) ◆第1回 オリエンテーション - ミライ世代が始める平和への第1歩 開催日:2024年12月7日(土)16:00-18:00 ファシリテーター:日比野千佳(NPA事務局) 特別ゲスト:髙垣慶太(世界のヒバクシャと出会うユースセッション) 概要:これまでのNPAジュニアの活動や講師紹介、参加者の自己紹介・社会的な興味関心事を共有します。これから一緒に学ぶメンバー・スタッフ同志の交流が深まるとても大切な時間になります。また、自身も広島出身であり、広島・長崎での原爆救護活動や被爆体験をもつ曾祖父への思いを胸に活動を続ける高垣慶太さんを特別ゲストに迎え、被爆体験を受け継ぐ若者世代として、被団協ノーベル平和賞受賞をどのように受け止めたのか、その思いを語っていただきます。 ◆第2回 身近にできる平和構築 - オリジナルピースカレンダーを創ろう! 開催日:2024年12月21日(土)16:00-18:00 ファシリテーター:日比野千佳(NPA事務局) 概要:毎日目にするカレンダー。そこにはどんな出来事が刻まれているでしょうか。もしそこに刻まれていることが、平和や人権に関するものだったら、私たちはもっと日常的にそのことを思い出し、考えることが出来るかもしれません。NPAジュニアではそんな思いからオリジナルピースカレンダーを作成しています。今回はピースカレンダーに載せた事象を調べ、それぞれの事象の繋がりを捉えながら更に歴史の理解を深めて行きます。自分たちで考え、調べ、ディスカッションしながら作成するピースカレンダーは私たちにもできる平和構築。一緒に取り組んでみませんか? ◆第3回 戦後80年に改めて考える日本国憲法〜六面体で捉える憲法第9条〜 開催日:2024年12月28日(土)16:00~18:00 講師:髙野晃多(私学中学・高校教師) 概要:戦争の放棄を謳った世界でも類を見ない条文である憲法第9条。戦後日本の平和主義の根幹として平和への権利を保証し、平和国家日本のイメージを作ってきた第9条はどのような歴史的背景の中で生まれたのでしょうか。今回は戦後80年の節目の年に、日本・アジア・アメリカ・沖縄など多角的な視点から日本国憲法を捉える中で、改めて憲法第9条の意味を考えます。 ◆第4回 日韓国交正常化60周年に考える日韓市民連帯の在り方(仮) 開催日:2025年1月11日(土)16:00-18:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要:2025年は日韓国交正常化60年を迎えます。戦後80年の間、日韓関係はどういう変遷をたどってきたでしょうか?45年8月韓国の独立、65年日韓国交正常化、98年日韓パートナーシップ宣言に三つの体制はどういう意味があったでしょうか?2004年以降、韓流20年間のブームを作ってきた日韓関係は、歴史問題・領土問題・軍事強化など様々な課題を抱えています。日韓国交正常化60年の今日、日韓市民連帯の視点からその方向性と可能性考えていきます。 ◆第5回 【NPAジュニア版】教えて美津子!- 日本軍「慰安婦」の授業 開催日:2025年1月18日(土)16:00-18:00 講師:平井美津子(大阪大学・中学校社会科教師) 概要:「日本軍「慰安婦」について授業で習ったことがありますか?」現在日本社会でこの質問をすると、ほとんどの若者が習っていないと回答します。そこには2002年以降、教科書検定によって教科書から日本軍「慰安婦」の記載が消えたり曖昧な記述になったということが背景にあります。そのことが若者の学ぶ機会を奪い、日本と韓国、アジアの国々の人々の歴史認識の溝も深めてきました。そんな中、日本軍「慰安婦」の問題を通じて、生徒と戦争の本質について考える授業を続けてた先生がいます。今回は長年、美津子の愛称で教え子から慕われている平井美津子さんに、その貴重な授業をNPAジュニアに届けていただきます。 ◆第6回 戦争遺産 松代大本営地下壕群が語るもの(仮) 開催日:2025年1月25日(土)17:00-19:00 *時間注意! 講師:飯島春光(NPO法人松代大本営平和祈念館・元中学社会科教師・長野県歴史教育者協議会副会長) 概要:長野県にある戦争遺産 松代大本営地下壕群。いつ、誰によって、どのような理由で作られたのでしょうか。その史実から見える戦争の姿と平和の尊さ、今を生きる私たちが考えるポイントが沢山あります。そのように重要な戦争遺産であるにもかかわらず、これまで松代大本営の事を学校で教えている実践報告はほとんどありません。今回は国内で唯一の実践といわれる松代大本営の授業を長野県公立中学校の社会の授業を通して実践してこられた、飯島春光さんに、なんとNPAジュニアで再現していただきます! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813814
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NPAを特別にご支援くださる方へ、パワフルになった『スペシャル見放題プラン』です。以下3つの特典 ①全コース取り放題 ②録画視聴3か月まで延長サービス ③PAFLEX第7期まで全て965講座6か月見放題特典 が付いてきます! NPA特別企画へも優先的に無料でご招待いたします。 ご購入時にご希望のコース・講座(第※回目)を 購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 *収益は全てNPA講座運営資金になります。どうぞご支援・ご応援をよろしくお願いいたします。
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NPAの活動にご賛同いただき、30,000円以上のご支援をいただける方には、10コースがとり放題になります。10コースにまたがる講座を受講したい方にオススメです。 1コース(6講座)あたり3,000円になります。 *PAFLEX6か月見放題特典付き。 *NPAフォーカス企画にも優先的に無料でご招待します。 購入時に、ご希望のコースを購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 なお、初回講座開始以降のキャンセルは受け付けられませんので、ご注意ください。
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NPAの活動にご賛同いただき、20,000円のご支援をいただける方には、お好きな3コースを受講していただけます。複数の興味のあるコースを受講したい方にオススメです。 1コース(6講座)あたり6,666円になります。 *NPAフォーカス企画にも優先的に無料でご招待します。 購入時に、ご希望のコースを購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 なお、初回講座開始以降のキャンセルは受け付けられませんので、ご注意ください。
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学⽣の⽅向けの料⾦です。 ※購入時に ご希望のコースとご所属 を 購入者情報の備考欄に 記⼊ください。事務局から確認のためにご連絡させていただく場合がございます。
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学⽣の⽅向けの料⾦になります。 ※ 購入時に ご希望のコース・講座(第※回目)とご所属 を 購入者情報の備考欄に 記⼊ください。事務局から確認のためにご連絡させていただく場合がございます。
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