¥9,000
コースタイトル:朝鮮戦争休戦協定70年に考える日本と東アジアの新たな危機 コース概要:1950年6月25日に朝鮮戦争が勃発し、3年間の闘いの末、53年7月27日には休戦協定が締結されている。今年2023年は休戦協定締結70年になる。私たちは未だ終結を見ないこの朝鮮戦争の実態をどれほど知っているだろうか。戦後日本の独立、日米安保と自衛隊、経済成長、沖縄の基地問題、在日朝鮮人、日韓関係と戦後補償問題など、その主な課題の原因が、ほとんど朝鮮戦争から始まっていたとも言える。日本は朝鮮戦争と無関係な国ではなく、朝鮮戦争の影響とともに経済成長と戦後社会を形成した当事者だったのではないだろうか。本講座では、この「忘れられた戦争」を直接取り上げて、その実態と性格を多様な側面から把握することで、東アジア、朝鮮半島、そして日本の過去、現在と将来のあり方を考えてみる。第1期~第9期まで多様な視点から朝鮮戦争を捉えてきた。第10期では、「休戦協定70年」を迎えて、ウクライナ戦争の影響とともに、東アジアへ軍事衝突可能性が高くなった今、2023年の展望をぞれぞれの地域から分析し、市民1人1人ができることを模索する。 曜日:月曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 内海愛子 (NPA共同代表) - 李泳采 (恵泉女学園大学) - タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程) ◆第1回 アジア太平洋地域での軍事衝突の危機の実態を衝く(その1) 開催日:2023年7月10日(月)19:00-21:00 講師:木元茂夫(ヨコスカ平和船団) 概要:「台湾有事」が勃発する可能性はあるだろうか。安保法制施行(2016年)後の日米・多国間共同訓練の特徴はなんだろうか。「島嶼」での戦争・軍事衝突を見据えた訓練の拡大の実態とは。石垣駐屯地とそれ以外の地域における自衛隊増強の動きから、東アジアの軍事衝突の危機の実態を考える。 ◆第2回 アジア太平洋地域での軍事衝突の危機の実態を衝く(その2) 開催日:2023年7月24日(月)19:00-21:00 講師:木元茂夫(ヨコスカ平和船団) 概要:「台湾有事」が勃発する可能性はあるだろうか。安保法制施行(2016年)後の日米・多国間共同訓練の特徴はなんだろうか。「島嶼」での戦争・軍事衝突を見据えた訓練の拡大の実態とは。石垣駐屯地とそれ以外の地域における自衛隊増強の動きから、東アジアの軍事衝突の危機の実態を考える。 ◆第3回 朝鮮戦争休戦協定70年、「End the Korean War」キャンペーン 開催日:2023年8月7日(月)19:00-21:00 講師:ファン・スヨン(朝鮮戦争終戦キャンペーン事務処長、参与連帯平和軍縮チーム長) 概要:朝鮮半島の危機がますます深刻になっている。軍事的緊張が激しい中、偶発的な武力衝突の危険も非常に高まった状況である。2023年、終わらなかった「韓国戦争」休戦協定70年を迎える今、戦争反対と平和実現を叫ぶ市民の声が切実である。近来の朝鮮半島の状況と2023年の平和行動活動計画を共有し、朝鮮半島の平和のための構想と意見を分かち合う場にしたい。 ◆第4回 作られた「台湾有事」と日米韓軍事同盟の実態を考える(その1) 開催日:2023年8月21日(月)19:00-21:00 講師:岡田充(共同通信客員論説委員) 概要:岸田政権の「統合抑止戦略」は日米安全保障をどう変質しているのか。台湾有事に対する米国の主張の根拠は何だろうか。中国の台湾政策の背景は?。台湾の中国と米国に対する認識の変化に基づいて、台湾海峡の危機の本質を解明する。日米韓軍事同盟強化の意味とその実状と虚構を明らかにする。 ◆第5回 作られた「台湾有事」と日米韓軍事同盟の実態を考える(その2) 開催日:2023年9月4日(月)19:00-21:00 講師:岡田充(共同通信客員論説委員) 概要:岸田政権の「統合抑止戦略」は日米安全保障をどう変質しているのか。台湾有事に対する米国の主張の根拠は何だろうか。中国の台湾政策の背景は?。台湾の中国と米国に対する認識の変化に基づいて、台湾海峡の危機の本質を解明する。日米韓軍事同盟強化の意味とその実状と虚構を明らかにする。 ◆第6回 【特別企画】 朝鮮戦争休戦協定70年を改めて考える-『朝鮮戦争全史』の韓国版出版に際して 開催日:2023年9月24日(日)14:00-16:00 講師:和田春樹(東京大学名誉教授) コメント: 南基正(ソウル大学日本研究所、推薦文) 南相九(東北アジア歴史財団、翻訳者) 内海愛子(NPA共同代表) 司会:李泳采(恵泉女学園大学) 特別価格¥1000 → https://apply.npa-asia.net/items/74997577 2023年は53年7月27日、朝鮮戦争休戦協定締結から70年目になる年である。ウクライナ―ロシア戦争の影響が東アジアへも軍事的な危機をもたらしている中、私たちは「朝鮮戦争停戦体制」をどう認識していくべきなのか。朝鮮戦争のあらゆる研究を総合的にまとめ、本質的な視点を与えている『朝鮮戦争全史』が韓国に翻訳出版されたことを受けて、改めて朝鮮戦争と停戦協定70年の意味を考えていく。朝鮮戦争全史に対する韓国側での翻訳の意味、関係者の反応を中心に、日韓市民による朝鮮戦争終結及び平和連帯の可能性も模索する。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813801
MORE¥9,000
コースタイトル:オープンテラス [オムニバス講座] Part4 - NPA講師との出会い・学び・ネットワーク コース概要:NPAでは多くの講座で講師と受講生の自由な質問と討論が行われています。もっと講師との議論や話し合いをしていきたい要望もあります。また、中長期間連続講義を務めている講師とは、定期的に自由な雰囲気で話してみたいという提案もあります。NPAオープンテラスは、人気講師と受講生が自由テーマでゆっくり議論する新しい交流と討論の空間になると思います。 曜日:土曜日 原則隔週 時間:10:000~12:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 蓑田瑞恵(NPA事務局) ◆第1回 「慰安婦」問題を教え続けて 開催日:2023年7月15日(土)10:00-12:00 講師:平井美津子(大阪大学・大阪の中学校社会科教員) 概要:「中学校や高校で「慰安婦」に関する授業を教えてもらいましたか?」という問いに現在の大学生たちのほとんどが「教えてもらってない」と答えます。1997年にはすべての中学校教科書に「慰安婦」が記述されたにもかかわらず、その後だんだん記述が無くなる中でこういった状況が起きています。「中学生には早すぎる」という言葉で批判されたり、「「慰安婦」は商行為だった」「強制連行じゃない」と「慰安婦」の真実を捻じ曲げて解釈して授業を否定されることが多々ありましたし、現在もあります。今回は、「慰安婦」を教えること、学ぶことがどんな意味を持つのか、私がこれまで行ってきた授業をもとにお話ししたいと思います。 ◆第2回 なぜ、日本はジェンダー平等が進まないのか 開催日:2023年7月29日(土)10:00-12:00 講師:坂本洋子(NPO法人mネット・民法改正情報ネットワーク理事長) 概要:選択的夫婦別姓導入を求める請願を、半世紀も軽視してきた国会。法制審議会が四半世紀以上も前に答申した民法改正はたな晒し状態だ。一方、国際社会から厳しく指摘され続ける日本の男女格差。ジェンダーギャップは若者たちから希望を奪い、日本の将来に暗い影を落としている。ジェンダー平等の阻害要因が、安倍元首相の銃撃事件を契機に明らかになった。私たちがジェンダー平等実現のために何をすべきか考えてみたい。 ◆第3回 資本主義はどこへ向かうのか-白川真澄の『資本論』:新自由主義の猛威と挫折 開催日:2023年8月12日(土)10:00-12:00 講師:白川真澄(ピープルズ・プラン研究所) 概要:1970年代末から21世紀初頭にかけて、新自由主義(ネオ・リベラリズム)が猛威を振るった。これは、戦後のケインズ主義(政府の財政支出と賃上げによる経済成長)がスタグフレーション(インフレと失業の同時進行)に直面して行き詰まるなかで、米・欧・日の先進国で登場し政権のメインストリームとなった。規制緩和と民営化が強行され、福祉は大幅に削られ、鉄道・水道・保育園などは民営化され、労働組合の権利と活動が破壊された。企業の利潤追求活動には制約がなくなり、資本家の権力が再建された。さらに、グローバルサウスの国々には、金融支援と引き換えに「構造調整」(緊縮財政など)が強要された。 新自由主義は、非正規雇用の拡大など徹底したコスト削減によってインフレを克服し、経済成長と企業の利益の急増をもたらした。だが、社会内部の格差を急激に拡大すると同時に、過剰なマネーを世界中に溢れさせた。その結果、2008年にリーマン・ショック(金融危機)が勃発した。巨大企業や金融機関は政府の資金投入によって救済されたが、低所得層は仕事や住宅を失った。政府の介入を否定し‟市場にすべてを任せよ‟という新自由主義の教義は、敗北したのだ。そして、格差拡大に対する人びとの不満が高まり、コロナ・パンデミックの到来とともに、政府の財政支出は一気に拡大した。それでは、公共サービスは復活したのか。新自由主義は退場したのだろうか。 ◆第4回 私たちの現在地:戦争という怪物にどう向き合うか 開催日:2023年8月26日(土)10:00-12:00 講師:高橋哲哉(東京大名誉教授) 概要:昨年2月、ロシア軍がウクライナに全面侵攻して以来、日本では「台湾有事」が喧伝され、琉球諸島へのミサイル部隊の配備、大軍拡予算の成立など、戦争準備が進んでいます。 自衛戦争といえども惨憺たる戦争であることは、ウクライナの現実を見れば一目瞭然です。 戦争という怪物が目の前に立ち現れたような今、私たちはこれにどう向き合えばよいのでしょうか。ともに考えましょう。 ◆第5回 資本主義はどこへ向かうのか-白川真澄の『資本論』:グローバル化と脱グローバル化 開催日:2023年9月9日(土)10:00-12:00 講師:白川真澄(ピープルズ・プラン研究所) 概要:東西冷戦の終焉後、グローバル化が全世界を席巻してきた。米欧の多国籍企業はつぎつぎに生産拠点をグローバルサウスに移転し、中国や旧ソ連圏にも進出した。新自由主義の政策がグローバル化を促進した。経済成長と所得向上が加速され、その先頭を切った中国は新しい経済・軍事大国として登場した。 しかし、2016年を境目にして、グローバル化を押し戻す流れが登場してきた。トランプ政権が登場し、イギリスがEU離脱を決め、移民・難民排斥を掲げる右翼ポピュリズムが台頭した。米中両大国間の覇権争いが表面化したが、経済的な相互依存関係は継続・強化された。だが、コロナ・パンデミックとウクライナ戦争をきっかけに、軍事と経済を一体化する「経済安全保障」が唱えられるようになった。世界経済を分断する動き(デカップリング)が進んでいる。先端半導体などのサプライチェーンから中国を排除する動きは、その代表例だ。だが、そうした囲い込みは、米中対立を激化させて軍事的緊張を強めるだけではない。経済合理性から見ると、いちじるしいコスト高を招き、インフレ圧力を強める。 グローバル化は終わるのか、それとも形を変えながら続くのか。コロナ・パンデミックからの回復途上にあった資本主義は、激しいインフレに見舞われた。さらに、インフレ対策として採られた急激な金利引き上げによる金融不安やグローバルサウスの累積債務増大に揺さぶられ、低成長に陥っている。資本主義はどこへ向かうのだろうか。 ◆第6回 小林緑の音楽カフェ - - 風の時代のクラシック音楽と女性音楽家達の今ーパリのイベント 開催日:2023年9月23日(土)10:00-12:00 講師:小林緑(国立音大名誉教授)谷戸基岩(音楽評論家) 概要:前半は小林から女性作曲家に関わるイベントのご紹介、後半は谷戸から、知られざる音楽をめぐって近況報告を行います。イベントとは、2023年6/月10日から7月9日まで、パリ近郊の歴史的建造物8つを舞台に行われる企画です。18世紀から21世紀の欧米50人の女性作曲家の作品を、100人の演奏家によって実演するという壮大なものです!相変わらずクララ・シューマンばかり取り上げる日本の現状が恥ずかしくなりそうです・・・。後半は、9月20日に行われる、地元杉並でのレクチャー・コンサート「風の時代―ピアノ音楽史の解体・再編」の報告です。いずれもどのよう結果となるのか・・是非お楽しみに!お話しの合間には、いつものようにYouTubeやCD/DVDの紹介を挟んで音楽を聴いていただきます。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813802
MORE¥9,000
コースタイトル:沖縄と国際人権:いま、世界が耳を傾けるべき声とは コース概要:要請中 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - まつだかなこ(大学院生) ◆第1回 戦場がつくられる時に壊されていくもの~ミサイル配備の現場から 開催日:2023年7月19日(水)19:00-21:00 講師:楚南有香子(学童職員・てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会共同代表) 概要:2015年、宮古島に陸上自衛隊ミサイル部隊が配備されることを知り、共同代表の石嶺香織さんと共に立ち上げた「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」は、同世代や子育て世代が参加しやすいミサイル配備反対運動をしよう。反対の声を広げる活動と共に、具体的な問題点を明らかにして計画段階で配備を止めよう。ということを目標にして活動を始めました。これまでの、てだぬふぁの活動内容をお話しする中で、今まで自民党政権が民主主義の破壊を進めてきたこと、どこまでも沖縄を差別していることが否応なしに浮き彫りになります。問題になっている安保3文書でも、専守防衛の枠を超えた「敵基地攻撃能力」である「反撃能力」の配備地は沖縄です。アメリカの「中国封じ込め作戦」のため、より残酷な「沖縄捨て石作戦」の再現のために、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島にまで、ミサイル部隊が配備されるのです。一層厳しくなった現状をお伝えしながらも、共有したいのは、平和な未来をつくり出す方法です。毎日子どもたちと関わる学童職員としての体験談も含めて、お話をさせていただきます。 ◆第2回 【特別企画】PFAS汚染問題を日本・アメリカ・世界に訴える ~宜野湾ちゅら水会 国連訪問報告会~ 開催日:2023年8月16日(水)19:00-21:00 (←8月2日台風のため延期となりました) 講師:宜野湾ちゅら水会のみなさん 概要:「宜野湾ちゅら水会」は、普天間基地から派生する湧き水のPFAS汚染について、その原因解明と解決を求める団体です。沖縄の食文化の代表ともいえる田芋畑の汚染や、消化訓練施設に隣接する小学校の運動場の土壌汚染について、その対策を行政やアメリカ軍に訴えています。しかし、アメリカ軍を相手に肝心の日本政府は、人権を侵されている農家や大切な子どもたちを守ろうとせず、事態は放置されたままです。この状況を訴えるために、私たちは今年7月にスイス・ジュネーブで開催される、国連EMRIP(国連先住民族の権利に関する専門家機構)に参加します。その成果報告会として本講座でお話させていただきます。 ◆第3回 自衛隊南西シフトと住民投票運動 開催日:2023年8月30日(水)19:00-21:00 講師:宮良麻奈美(石垣市住民投票を求める会) 概要:2022年12月、岸田政権は敵基地攻撃能力の保有や防衛費をGDPの2%まで倍増する方針を明記した安保関連三文書を閣議決定した。安全保障の大転換が叫ばれる中、防衛省の『自衛隊南西シフト』構想の一環として進められてきた与那国島や宮古島への陸自配備に続いて2023年3月に石垣島にもミサイル部隊を構える陸自駐屯地が開設。この件をめぐって、石垣島では2018年から住民投票実施を求める運動が市民らによって展開されてきたが、市長は実施を拒み続けた。市民は市を訴え、現在まで住民投票に関する裁判闘争が続いている。 ◆第4回 沖縄と環境権:米軍基地問題の解決に向けて 開催日:2023年9月13日(水)19:00-21:00 *日程注意 講師:吉川秀樹(Okinawa Environmental Justice Project 代表) 概要:沖縄の米軍基地問題は環境の問題でもある。中南部では基地由来のPFAS, 騒音、落下物/墜落の危険性が人々の生活環境を脅かしてきた。北部では辺野古新基地建設や北部訓練場が自然環境を壊している。一方2022年には、国連総会で「クリーンで健康、かつ持続可能な環境へのアクセスは普遍的人権」とする「環境権」が採択され、生物多様性条約では2030年までに陸と海の30%を保護区にする「昆明―モントリオール生物多様性枠組」が採択された。この報告では、この国際的動向を基盤に基地問題の解決を目指す市民社会の最新の取り組みを紹介する。 ◆第5回 ジェンダーと国連:国籍法改正と私 開催日:2023年9月16日(土)14:00-16:00*日程注意 講師:山城莉乃(沖縄キリスト教学院大学特任講師) 概要:みなさんは、1985年に国籍法の改正があったことをご存知ですか。改正以前、国籍法の不平等さゆえに多くのミックス(mixed-race)の子供たちの人権が侵害されました。1979年、国連で女性差別撤廃条約が採択され、日本は1985年にその条約に批准し、国籍法が改正される流れとなります。実は、その裏には、沖縄の女性たちの力強い女性差別との闘いがあり、未来の沖縄への熱い思いがあったのです!そして、私も国籍法の改正に影響を受けた1人です。女性差別撤廃条約に批准するにあたり、日本には大きく3つの課題がありました。本講座では、その一つである国籍法に注目し、改正が何をもたらしたのかを私の経験を交えてお話ししたいと思います。 ◆第6回 沖縄から国連へ国際社会へ―人権と平和を求めるこれまでのアプローチと展望— 開催日:2023年9月27日(水)19:00-21:00 講師:島袋純(琉球大学教授) 概要:沖縄の問題の解決のために、①誰がどのような立場の人が、②誰に又はどこに対して、③どのような内容で、④どのような場や機会で、⓹どのような方法で、訴えるとより効果的なのか、多元的に考え取り組む必要がある。沖縄県が国外を対象にして責任をもって担い実現することは自治体外交や地域外交となる。一過性の取り組みではなく積み重ねによってしか築くことができない。国連を訴え先とする沖縄県の取り組みを省察する。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813803
MORE¥9,000
コースタイトル:ニューマルチメディア時代、市民参加メディア運動の現状と展望 コース概要:韓国市民社会の社会改革や抵抗の力はどこから生まれているだろうか。youtube、AIなどニューマルチメディアの時代において、韓国メディア運動の原動力は何によって維持されているだろうか。 98年放送法を改正して、公共放送KBSに市民参加放送を実現した韓国社会。その第1歩から地方の放送局、民放、ラジオ放送まで市民参加型放送を実現しました。いわゆる「パブリックアクセス権利」を武器に、市民やマイノリティーの映像制作を支援するメディアセンターをソウルを始め全国に設立しました。映像メディアセンターで学んだ多くの市民たちが、社会のあらゆる分野で情報発信のメディアアクティビストとして活躍しています。市民メディアセンター『Medi ACT』を設立し、韓国メディアアクティビズムをリードしてきた金明準(きむみょんじゅん)さんをお招きして、市民メディア運動の意味、韓国市民メディア運動の歴史と現状を学び、日韓及び東アジアのメディアアクティビズムの連帯を目指していきます。 講座の主な内容は、メディア運動に関する概念・視点・歴史を基軸に、メディア運動の多様な分野に関連する国際的な成果や課題などを整理し、 今日におけるメディア運動の課題を国際的な視野で具体的に分析していきます。特に今回は、第8期と第9期のメディア講座の総合編として、映像、放送局、インターネット、ビッグテック、AIの時代における独立メディア運動の特徴と対応戦略を改めて学んでいきます。 曜日:月曜日 原則隔週 時間:19:00~21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 金明準プロフィール ソウル大学卒業。韓国映像メディアセンターMEDI ACT所長。聖公会大学講師。1987年の民主化の後、韓国ではさまざまな社会運動が活性化した。当時、労働運動の分野にビデオを持ち込み、オーガナイズや宣伝の新しいスタイルを提示した「労働ニュース制作団」を率いた。また、諸外国の先進的なメディア・アクティビズムの事例を韓国に紹介し、メディア・アクティビストの養成に尽力した。「レイバーネット日本」の設立にも貢献した。メディア・アクティビズムに関する豊富な経験から、韓国だけでなく国際的な視野でメディア・アクティビズムを展開している代表的な韓国のメディア・アクティビスト コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) ◆第1回 メディア運動とは何か?ー韓国のメディア運動の歴史と現況 開催日:2023年7月17日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 概要:メディア運動はなぜ必要なのか。独立メディア、市民メディア、オルタナティブメディアの違いとはなにか。 メディアを取り巻く力学関係を分析し、 民主主義の拡大、権利拡大の文脈でメディア運動を把握する。また、韓国メディア運動の歴史から民主主義運動の歴史を再解釈する。「パブリックアクセス」権利が変えてきた市民社会とメディアの関係から市民メディア運動の課題と展望を模索する。 ◆第2回 世界のメディア運動 - 市民参加メディア運動とパブリックアクセス運動 開催日:2023年7月31日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 概要:99年のシアトルでの反グローバル闘争は、世界メディア運動のネットワークを大きく転換させた。シアトルメディアセンター以降、世界メディア運動はどう発展し、どのような課題があるのか。世界各国のメディア運動の事例とパブリックアクセス運動の現状を把握し、世界メディア運動との連携を模索する。この講座では、情報基本権、プライバシー、表現の自由、知識財産権、網中立性、インターネットガバナンスなどの概念を用いります。 ◆第3回 専門的独立映像運動の展開と現状-放送/映画 開催日:2023年8月14日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 概要:韓国ドキュメンタリーの力はどこから来ているのだろうか。20世紀半ば以降、世界各国では独立的な制作主体らによる多様な映像運動が登場して発展してきた。主に上映運動を中心に始まった一連の運動はその後、独立制作主体の共通の目標を共有するネットワーク運動として発展する一方、映画領域での独立映画の拡大に繋がった。一部の国では放送領域での独立制作コミッショニング構造と独自的な放送コンテンツを誕生させた。 韓国では、80年代労働者のストライキを記録した『労働ニュース制作団』の経験から、アカデミー賞を受賞した映画『パラサイト』、第4次韓流ブームをつくった『愛の不時着』の力まで、韓国映画やドラマを支えてきた原動力をドキュメンタリーと放送映像運動の歴史から再解釈する。 ◆第4回 オンラインプラットフォーム運動とビデオコンテンツ運動を組み合わせる [2023.8.14修正] 開催日:2023年8月28日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 概要:OTT/オンライン/ストリーミングの拡大による視聴覚運動と、メディア・エコシステムとのイノベーションは何を意味しているでしょうか。ショートコンテンツへの注目が高まる中、Viralの台頭、中短編コンテンツの意味、政治的キャンペーンとオンラインコンテンツ運動の現状と課題を改めて考えます。 ◆第5回 インターネットの登場による社会運動及びメディア運動の変化 [2023.8.14修正] 開催日:2023年9月11日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 概要:インターネットという媒体はメディア運動をどう変えているだろうか。地域と世界に繋がるプラットフォームであるインターネットは、メディア運動のネットワークの拡大やデジタルデモクラシーという新しい抵抗の手段をもたらしている。一方、インターネットは権力によるメディア及び市民社会監視にも活用されている。インターネットとメディア運動の歴史と課題、そしてマルチメディア時代、その限界と変化を展望する。 ◆第6回 ニューマルチメディア環境(ビッグテック/ストローミング/イメージメディア/AIなど)と市民参加メディア運動の展望 開催日:2023年9月25日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMedi Act 所長) 概要:ストリーミングという媒介の意味は何なのか。映画を超えるプラットフォームとして、メディア運動への影響はあるのか。独立コンテンツを中心に置くOTTと、社会運動との連携は可能性があるだろうか。人工知能、生成AI、シンセティック・メディアなど次々と新しい技術が生まれ、日常化していくこの時代に、独立及び市民メディア運動はどう対応すべきなのか。未知のメディア運動の課題とその展望を考えます。 単発受講のお申し込みはこちら https://apply.npa-asia.net/categories/2813804
MORE¥9,000
コースタイトル:システムチェンジのための脱原発・気候正義講座 ④ コース概要:脱原発と気候危機克服は並行して進めるべきではないでしょうか。なぜならこの二つは、単なるエネルギー問題だけではなく、既存の権力の支配関係、価値観、システム全般をめぐる変革の闘いだからです。「システム転換」が世界で叫ばれる理由もそこにあります。この講座では脱原発運動と気候正義運動を深く学び、現行システムを根本から変えるための抵抗への想像力を広げることを目指します。日韓の脱原発・気候正義連帯のために、韓国の社会運動家を招いた講演も行います。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 高野聡(原子力資料情報室) ◆第1回 原発事故汚染水問題をもう一度深掘り 海に流してはダメな理由を総解説 【2023.6.11更新】 開催日:2023年7月20日(木)19:00-21:00 講師:伴英幸(原子力資料情報室) 概要:政府は福島第一原発事故によって生じた放射能汚染水を今年の夏か秋に海洋放出すると予想されます。問題点はどこ?代替案はある?補償すれば済む?健康影響は?IAEAの報告書は信頼できる?次々浮かび上がる疑問に原子力資料情報室の伴英幸さんが丁寧に解説し、質問に答えます。 ◆第2回 福島イノベーションコーストの闇 被災地復興の陰で何が起きているのか? 開催日:2023年8月3日(木)19:00-21:00 講師:和田央子(イノベーション・コースト構想を監視する会) 概要:ロボット、ドローン、航空宇宙…原発事故で被災した浜通りの産業を復興させるために始まった「福島イノベーション・コースト構想」。産業競争力を牽引し、復興に役立つ人材を育成するという「福島国際研究教育機構」。これらの事業は、本当に事故からの復興再生の希望となるのでしょうか?華々しいイメージの裏に隠された実態を丹念に取材してきた和田央子さんのお話を聞きます。 ◆第3回 福島原発事故を記憶するということ 事故の記憶はどう継承されているのか、すべきなのか 開催日:2023年8月17日(木)19:00-21:00 講師:後藤忍(福島大学教授) 概要:東日本大震災・原子力災害伝承館やとみおかアーカイブ・ミュージアムなど近年、原発事故を記憶する公的な施設の設立が相次いでいる。一方、民間でも独自に事故の記憶を語り継ぐプロジェクトが発足している。事故の記憶をめぐる様々な視点が錯綜する中、記憶を継承する上で大切なこととは何だろうか?チェルノブイリ原発事故との比較検証をしてきた福島大学の後藤忍教授からお話を聞きます。 ◆第4回 倫理的観点から見た核のごみ問題 政府が言ってる現世代の責任って正しいの? 開催日:2023年8月24日(木)19:00-21:00 講師:寺本剛(中央大学教授) 概要:日本政府は、原発を使ってきた現世代の責任として将来世代に負担を先送りしないように核ごみの最終処分場を探さないといけないと言っています。政府が言う現世代の責任を、果たして額面通り受け取っていいのでしょうか?倫理的観点からきちんと分析すれば、多様な責任のあり方が浮かび上がると思います。哲学が専門の中央大学・寺本剛教授と、核ごみをめぐる本当の責任の取り方について考えます。 ◆第5回 もっと韓国の脱原発運動を盛り上げたい! 韓国の若手脱原発アクティビストの想い 開催日:2023年9月14日(木)19:00-21:00 講師:コン・ヘウォン(脱原発アクティビスト) 概要:2017年の原発政策に関する公論化政策の影響で韓国の脱原発運動は停滞、尹錫悦政権では再び原発推進のドライブがかかっています。最近韓国では、気候正義運動が盛り上がりを見せる一方、脱原発運動はマイナーな社会運動になりつつあるのが現実です。低迷する韓国の脱原発運動を何とか立て直そうと奮闘するコン・ヘウォンさんは、現在最も熱心な脱原発アクティビストの1人。彼女の話を聞きながら、日韓脱原発連帯の道を探ります。 ◆第6回 再エネ100%は日本でもできる! 公正な移行と気候正義を実現するシナリオの中身 開催日:2023年9月28日(木)19:00-21:000 講師:明日香壽川(東北大学教授) 概要:最近日本でも2050年までに再エネ100%が実現できるという報告書が相次いで発表されています。エネルギー転換で大切なのは、地域や労働者への悪影響を抑える公正な移行と不平等を解消する気候正義です。グリーンウォッシュまみれの政府の政策とは異なった、気候正義に基づく再エネ100%シナリオとは?直接作成に携わった東北大学の明日香壽川教授から、その具体的中身を聞きます。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813805
MORE¥9,000
コースタイトル:アートって何だろう - 多様な表現とアクティビズムから学ぶ コース概要:アートって何だろう。世界をみれば、多彩な表現があり、アートがある。そして実は日本にだって。魅力的な表現とアクティビズムに挑む表現者たちをお招きし、「アート」に対する既成概念に疑問をもちつつ、その可能性を考えたい。 曜日:水曜日・日曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: 岡本有佳(編集者/表現の不自由展・東京共同代表) ◆第1回 イトー・ターリを語る、パフォーマンスはつづく 開催日:2023年7月23日(日)19:00-21:00 ※日程注意 講師:いちむらみさこ(アーティスト)・大野玲(「ターリの会」メンバー) 概要:政治的な問題に自己を投じ、マイノリティの声に応じようとし、身体と政治をテーマに作品を展開したパフォーマンスアーティスト イトー・ターリ。現在、遺されたものや作品の記録を整理する作業が行われている。結果ではなく時間や経過を観客と過ごすのがパフォーマンスの醍醐味だというターリにとって、作品の痕跡を見つけたりそれについて語られることは、パフォーマンスが継続していることかもしれない。作品に関わる者たちがイトー・ターリを語る。 講師プロフィール: ・いちむらみさこ(アーティスト) 2013年イトー・ターリもキュレーションした連続展示企画「問いかけながら道をゆく」のPart1として「仮面の赤い息」を発表。 ・大野玲(元小金井市立はけの森美術館学芸員) ターリの介助者としてパフォーマンスに協力、現在は膨大な遺品の整理保存を目指す「ターリの会」メンバー。 ◆第2回 女性たちの最初の晩餐 開催日:8月2日(水)19:00~21:00 講師:チョン・ジョンヨプ/정정엽(アーティスト) 概要:「初めての晩餐」作品を語る。 皆知っている「最後の晩餐」には女性がいない。 女性の人生には師匠がいないという意味でもある。 最後ではなく、最初の晩餐を描くことにした理由だ。 私の晩餐会に招待される人は、師匠なしで自ら人生を作ってきた女性たちだ。 権力も位階も階級もない。 女性が作る最初の食卓はどれほど豊かか。 力強い女性たちの連帯だ。 講師プロフィール: チョン・ジョンヨプ(アーティスト) これまでに個人展を25回開催。 活発な作品創作と芸術的実践を並行している。 「トゥロン」、「息」で活動した。 小豆と豆、動植物、女性労働に対する作業をする。 福岡アジア美術館、国立現代美術館などに作品が所蔵されている。 34回李仲燮(イ·ジュンソプ)美術賞、第4回古岩美術賞を受賞した。 *通訳あり。 ◆第3回 〈関東大震災100年ぶりの慟哭、アイゴー展〉を通じて眺めた芸術家の明日 開催日:8月13日(日)19:00~21:00 講師:高慶日/고경일(風刺画家) 概要:関東大震災から100年。今もさまよう殺された朝鮮人、中国人、日本人を追悼するため、韓国人・在日コリアン・日本人アーティスト約40名が開く展覧会が8月15日から始まる。この展覧会を企画した高慶日さんに、展覧会の趣旨や作品などを紹介しながら、その意味を問い直す。最近韓国で起こった検閲事件などにも触れていただく。 講師プロフィール: 高慶日(風刺画家) サンミョン大学デジタル漫画映像学科教授。ハンギョレ新聞に風刺漫画を連載し、風刺漫画とドキュメンタリー漫画、ポップアートと現代美術を行き来しながら創作者として活動中。 2021ミャンマー政権を糾弾した美術展、2022年ウクライナ戦争反対展、2023年グッバイ展(ユン·ソクヨル政権風刺展)など60回余りの団体展と12回の個展を開いた。 日本の京都精華大学で風刺漫画を専攻。著者は『赤ちゃんツツジ』(2018年作)、『赤い石紅葉』(2019年作)などドキュメンタリー漫画集がある。 ベトナム戦争時代の韓国軍の戦争犯罪をルポタージュ方式で取材し、漫画化した。 ◆第4回 韓国初の遊廓・性売買集結地 玩月洞(ワノルドン)、芸術として記録する 開催日:8月30日(水)19:00~21:00 講師:キム・ギョンファ/김경화(アーティスト) ソン・ジニ/송진희 (アーティスト) 概要:100年の歴史を持つ釜山初の遊廓で性売買集結地である玩月洞(ワノルドン)。 存在するが現れない玩月洞に関する話を女性人権支援センター暮らしと釜山の芸術家たちが協業した過程を紹介する。 <玩月洞を考え直す>展示から<完月アーカイブ:地図にない村>まで芸術協業を通じて芸術家たちが眺めた玩月洞と芸術の社会的役割に対する悩みを分かち合おうと思う。 講師プロフィール: ・キム・ギョンファ 都市で捨てられたり放置された素材を主に使って労働の価値と制度的不平等に対する質問を盛り込んだ設置美術をしている。 ・ソン・ジニ 視覚芸術家、企画者、反性暴力活動家だ。 文化芸術界MeToo運動を契機に反省暴力運動を始め、ジェンダー問題と芸術、治癒に対する関心が拡張され、現在<体と心芸術探求所>を通じて新しい試みを計画している。 *通訳あり ◆第5回 ラテンアメリカのプロテスト・アート - 路上から始まる表現とアクティビズム 開催日:2023年9月13日(水)19:00-21:00 講師:岩間香純(アーティスト) 概要:本講義ではエクアドルを中心に、壁画やグラフィティなどラテンアメリカの路上で見ることができる芸術表現とその社会的・政治的な背景を紐解きながら、人々がどのようにして生活の中で権力や抑圧に抵抗しているかをご紹介します。フェミニズム、アクティビズム、アートに興味のある方にもおすすめの本講義。普段知ることのできないラテンアメリカの一面を一緒に学んでいきましょう。 講師プロフィール: いわま・かすみ アーティスト、翻訳家(日英西)。日米の間で育った二文化から生まれるハイブリッドな視点で制作している。アメリカの美術大学を卒業後しばらく日本で生活し、2017年に南米エクアドルに移住。2021年にエクアドルの大学院を卒業。 ◆第6回 アートって何だろう - 多様な表現とアクティビズムから学ぶ 開催日:2023年9月27日(水)19:00-21:00 講師:岡本有佳(編集者/文化企画) 概要:これまでの5回を振り返りながら、コメンテーターに、ミリネの会で作品制作を続ける皇甫康子さんらを迎え、多様な表現とアクティビズムからどう学べるか、その可能性も含めて語り合います。 講師プロフィール ・岡本有佳(おかもとゆか) 編集者、ライター、文化企画者。〈表現の不自由展〉・東京共同代表。Fight for Justice「慰安婦」問題webサイト常任理事。共編著『あいちトリエンナーレ展示中止事件』(岩波書店)など。 ・皇甫康子(ふぁんぼ・かんじゃ) 在日朝鮮人2.5世。在日女性の集まり『ミリネ』代表。小学校講師。ジェンダー、民族マイノリティと表現活動を実践する。編著に『家族写真をめぐる私たちの歴史:在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、外国人女性』(御茶の水書房)など。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813806
MORE¥9,000
コースタイトル:初級編・きょうからあなたもビデオアクティビスト コース概要:いまはだれでもメディア(ビデオ・スマホなど)を駆使して、インターネットで情報発信できる時代。取材・撮影・編集・発表までの基本を学び、あなたも社会問題・社会運動を伝え広げる「ビデオアクティビスト」になろう。その第一歩が「3分ビデオ」をつくること。ビデオ撮影のコツは? 編集ってどうやるの? その基本をイロハのイから実践的に教えます。講師はこの道30年のベテランである松原明が担当します。まったく初めての人、大歓迎です。 *この講座は実践講座なので、オフライン参加をオススメしますが、オンラインでも対応できるようにします。撮影編集機材はいまお持ちのもので、新たに購入する必要はありません。主催者側に複数台のビデオカメラ、ノートPCがありますので、無料でご利用いただけます。また8期、9期の「初級」卒業生のために「中級講座」(8/6)も実施することになりました。 *お申込みの際は、備考欄に現地参加希望か、オンライン希望かをご記入ください。 実施:9月3日(日)10:00-17:30、9月10日(日)10:00-17:30 開催方法:オフライン定員8名(*会場は下記参照) オンライン開催・定員10名 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) 堀切さとみ(映像制作者) コーディネーター:蓑田瑞恵(NPA事務局) オフライン会場 *1日目と2日目で場所が異なります。 9月3日(日)新時代アジアピースアカデミー(NPA) 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-9 三栄ビル301階 https://npa-asia.net/ 9月10日(日)あめにてぃカフェ梨の木舎 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-2-12 エコービル1階 JR水道橋から4分/地下鉄 神保町駅から約7分 https://amenitycafe.nashinoki-sha.com/map.html (↑地図の「くすりのヒグチ」は現在「メガネスーパー」になっております、ご注意下さい) ◆第1回 映像制作の基本を知る 開催日:2023年9月3日(日)10:00-12:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:イントロダクション/「3分ビデオ」とはどんなものか/メディア運動の歴史 /映像の仕組みを知る/映像制作の基本/撮影安全標語 ◆第2回 ビデオをもって街に出よう! 開催日:2023年9月3日(日)13:00-15:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:外に出て、街の様子・イベントなどを撮影する/インタビューを撮る (オンラインの方はお近くの撮影対象を探して、同様に実践) ◆第3回 撮影したものをみてみよう 開催日:2023年9月3日(日)15:30-17:30 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:撮影したものをみんなでチェックする ◆第4回 ビデオ編集の基本 開催日:2023年9月10日(日)10:00-12:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:ビデオ編集の基本を学びます。 win/macともパワーディレクター無料版を使います ◆第5回 実際にノートPCで編集する 開催日:2023年9月10日(日)13:00-15:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:それぞれが撮影した素材で3分のビデオをつくります ◆第6回 受講生のつくった映像をみる 開催日:2023年9月10日(日)15:30-17:30 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:そしてそれぞれが編集した「作品」をみます YouTubeへのアップの仕方を学びます。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813807
MORE¥5,000
コースタイトル:中級編・ビデオメディアを使いこなすために コース概要:イベント・集会の取材撮影の仕方、証言ビデオの作り方、外付けマイクの取扱いなど、初級講座からレベルアップしたい方の要望に応えて、急きょ「中級講座」を開催することになりました。また「とりためた素材があるが編集に悩んでいる」人にも対応します。希望者にはライブ配信も教えます。 *お申込みの際は、備考欄に現地参加希望か、オンライン希望かをご記入ください。 実施:8月6日(日)・10:00-17:30 会場=梨の木舎 開催方法:オフライン定員8名 *会場は下記参照 オンライン開催・定員10名 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) 堀切さとみ(映像制作者) コーディネーター:蓑田瑞恵(NPA事務局) オフライン会場:あめにてぃカフェ梨の木舎 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-2-12 エコービル1階 JR水道橋から4分/地下鉄 神保町駅から約7分 https://amenitycafe.nashinoki-sha.com/map.html (↑の地図「くすりのヒグチ」は現在「メガネスーパー」になっております、ご注意下さい) ◆第1回 ワンランク上の撮影と編集 開催日:2023年8月6日(日)10:00-12:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:ビデオカメラの設定方法、インタビューの手法、少し凝った編集技術を学びます ◆第2回 あなたの悩みを解決します 開催日:2023年8月6日(日)13:00-15:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:「ここがわからない、こんなところをもっと知りたい」など個別の受講生の悩みにあわせた実践講座をします。いまはやりの「ライブ配信」のノウハウも学べます。 ◆第3回 受講生のビデオをみてディスカッション 開催日:2023年8月6日(日)15:30-17:30 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表)、堀切さとみ(映像制作者) 概要:受講生がつくっている映像をみんなで見てディスカッションします 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813807 [コース07] 松原明の「3分ビデオ」制作工房 Part3 https://apply.npa-asia.net/items/74996573
MORE¥9,000
コースタイトル:時事ニュースで読む韓国社会と韓国語Part 10 コース概要:本コースは、韓国の時事ニュースなどを通して韓国語を学ぶ講座です。毎回2分ほどの、さまざまな分野のニュース素材を取り上げ、関連する韓国語表現を学び、聞き取り練習、対訳を行います。さらに、そのニュースの背景について理解を深めます。毎回、ハングルテキストの起こしや対訳資料を事前に提供します。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員20名 講師: - 韓興鉄(翻訳家) コーディネーター: - 蓑田瑞恵(NPA事務局) ◆第1回 難民認定率1%台の韓国でも難民法改悪? 開催日:2023年7月18日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:難民法を制定して10年を迎えた韓国。2018年には難民認定率が3.6%、人道的滞在許可を含めると16.5%に達したものの、この年に起きた「イエメン難民問題」により難民認定率は翌年から1%台に低下し、今年も1月から4月の難民認定率は1.0%に過ぎません。21年12月には2回目以降の難民申請を厳格にする難民法改定案が国会に提出されている状態です。韓国の難民の受け入れはどうなっているのか、韓国のニュースを素材に関連用語も学びます。 ◆第2回 就職が困難な若年層、求職も就職準備もしない「休んだ」が史上最多 開催日:2023年8月1日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:今年の2月、就業者でもなく失業者でもない非労働力人口のうち、活動状態を「休んだ」と答えた若年層が50万人近くに上りました。これは、就職活動を中断し就職に備える活動もしていない人口です。大企業の新規採用が減って当分希望するような職に就けないと断念したり、コロナ禍で活況を呈した配達業が下火になったことも一因と言われています。第2回は、若年層の就職難を報じた韓国のニュースを素材に韓国語を学びます。 ◆第3回 『THE FIRST SLAM DUNK』に『すずめの戸締まり』、23年上半期は日本のアニメが人気 開催日:2023年8月15日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:今年、韓国で公開された映画の中で人気を得ているのが日本のアニメです。1月公開の井上雄彦監督の『THE FIRST SLAM DUNK』が日本映画の興行記録を更新しましたが、続けて公開された新海誠監督の『すずめの戸締まり』がそれをさらに上回る観客数を記録しました。第3回は、日本アニメの人気を報じた韓国のニュースを素材に韓国語を学びます。 ◆第4回 カフェの数はコンビニの倍、「コーヒー共和国」のいま 開催日:2023年8月29日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:韓国は「コーヒー共和国」といわれるほど、カフェやコーヒー専門店が多く、その数はコンビニのほぼ倍で10万近くあります。そしてその市場規模は米国、中国に次ぐ世界3位。一人、年間367杯ものコーヒーを飲むそうです。第4回は、そんな韓国のコーヒー事情を伝えるニュースを取り上げ、韓国語を学びます。 ◆第5回 海外養子、真実・和解委員会による人権侵害調査が行われる 開催日:2023年9月12日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:朝鮮戦争以来、韓国から海外へと養子縁組された子どもの数は20万人に上ります。海外で育った彼らが成人しルーツ探しをする中、養子縁組を進める過程で、送り出し機関によって書類の捏造などが行われていたケースがあったことがわかりました。昨年、海外に養子に出された372人が真実・和解委員会に調査を要請し、調査が始まっています。第5回は、この問題について報じた韓国のニュースを取り上げます。 ◆第6回 デビュー55周年「永遠のオッパ」チョー・ヨンピル 開催日:2023年9月26日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:1980年代に「釜山港に帰れ」で日本でも人気を博した歌手チョー・ヨンピル。韓国では「歌王」と呼ばれています。デビュー55周年を迎えた今年、新曲を発表し、5月にはソウルのオリンピック・スタジアムで3万5千人の観衆を前にソロコンサートを開くなど、エネルギッシュに活動しています。第6回は、このオリンピック・スタジアムでのコンサートのことを伝えたニュースを取り上げます。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813808
MORE¥9,000
コースタイトル:〈戦争責任〉の戦後・社会史 コース概要:1945年、日本の長い侵略戦争のゴールであった「大東亜戦争」はついに敗戦をむかえた。この侵略戦争と植民地支配の戦争責任を問う運動の中に、占領下の〈戦後〉の運動は始まった。支配者たちは敗戦してしまった事の責任(敗戦責任)をもっぱら問題にしたが、多くの民衆の責任を問う声は、当然そのレベルにとどまってはいなかった。強烈な弾圧下で、反戦非転向を貫いた獄中のリーダーが、残っていた日本共産党とその大衆的に再建された党が、その動きの中心に存在することになったのは必然的なことであった。若い知識人、学生の正義感はこの党をめざして流れ込み、共産党(マルクス主義理論)のブームから戦後は始まった。占領軍のバックアップもあり、労働組合の組織化も飛躍的に拡大していった時代である。 アメリカ中心の占領軍の戦争責任(A級戦犯)裁きであった「東京裁判」は1946年(5月)に開廷され48年(4月)まで審議され、同年(11月)には判決が出され、27人有罪判決、絞首刑は7人、執行は12月23日であった。 日本人自身の裁きのリーダーと期待された日本共産党は、かつて大量の転向者(戦争協力者)を生み出した自らの党の歴史を思想的に反省する力量のない、他者断罪のみに熱心なグロテスクな政治主義文化が支配している集団にすぎない事実が明らかになっていく。少なからず人々がこの幻滅を思想的に確認して行った論争の代表的なものである「文学者の戦争責任」・「政治と文学」・「主体制」等といったテーマをめぐる大論争は、すべて1946年に早々と開始されている。この占領下の幻の「戦後革命」期の時代、そして冷戦構造化の60年安保闘争の時代、60年代末から70年代へ向かう高度成長期の学生動乱・市民運動・ベトナム反戦運動の時代・1989年1月7日に死んだ「昭和天皇」の代替わり(Xデー)に全国的に噴出した天皇制の戦争責任を問う反天皇制運動の時代、また1995年の「敗戦50年」の年の戦争責任をめぐる国会決議攻防(冷戦構造解体後の歴史修正主義に抗する戦後補償運動の)時代へ。 こうした〈戦争責任〉をめぐる〈思想運動〉の流れを追いかける戦後社会史の講座である。 曜日:金曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン &オフライン(会場)開催 -オンライン定員:50名 -オフライン定員:10名 講師:天野恵一(思想家) ◆第1回「文学者の戦争責任」論争 - 敗戦後(占領)「革命」幻想の時代① 開催日:2023年7月14日(金)19:00-21:00 講師:天野恵一(思想家) 概要:吉本隆明・武井昭夫共著『文学者の戦争責任』(淡路書房・1956年)を素材に、文学者の戦争責任問題の論争を通して、この時代の「日本共産党」の戦争責任追求の何が問題だったのかを検証する。 ◆第2回「文学者の戦争責任」論争 - 敗戦後(占領)「革命」幻想の時代② 開催日:2023年7月28日(金)19:00-21:00 講師:天野恵一(思想家) 概要:「政治と文学論争」と「主体制論争」さらには丸山真男の論文「戦争責任論」の盲点」(1956年)をめぐって。近代文学派(平野謙・荒正人)のプロレタリア文学運動批判の公然化されなかった問題の中心に、実は〈ハウス・キーパー〉制度という女性差別をめぐる問題であった。ずーっと後に明らかになった事実を踏まえ、この論争をきちんと見直す。同時に哲学者梅本克己の主体制論による正当派マルクス主義哲学の批判を近代文学派の人々の主体制論を重ねて検討する。さらに丸山真男があえて戦争責任論で、日本共産党の責任を1956年に問うて見せたのかを考えてみたい。 ◆第3回「文学者の戦争責任」論争 - 敗戦後(占領)「革命」幻想の時代③ 開催日:2023年8月11日(金)19:00-21:00 講師:天野恵一(思想家) 概要:吉本隆明や思想の科学グループの転向論をめぐる論議や吉本隆明VS花田清輝論争、さらには大熊信行の『告白』(1947-8年)から『国家悪』(1957年)にいたるシャープな戦争責任論の今日的意味も検討してみたい。 【お知らせ】2023.9.8更新 第4回~第6回の講座は講師の体調上の都合により、開催いたしません。 既にこちらのコースをご注文の方には別途講座振替のご案内をいたします。 ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。 第1回~第3回の単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813809
MORE¥6,000
【サマープライス!】 コースタイトル:トルコ、台湾、タイ、韓国、パプアからみたアジア コース概要:アジア市民社会ネットワーク(CENA:Civil Education Network in Asia)とは、元々「NGO大学院」というユニークな市民活動家向けの大学院を持っていた韓国・ ソウル市にある聖公会大学校が、アジアのNGO活動家を対象に2007年に奨学金付きで英語の修士コース(MAINS)を開設、翌年に恵泉女学園大学と相互協力協定を結んだことに始まります。それ以降、韓国、台湾、タイ、インドネシアのいくつかの大学や市民団体も加わり、約10年間、9団体で毎年50名~100名規模のアジア夏季学校を共催してきました。コロナ禍の中、共同学校ができない中、オンライン共同企画をしてきました。新時代アジアピースアカデミー(NPA)が目指している日本とアジアネットワークの拡大を実現していくために、従来の日韓及び沖縄の若者の企画と、CENAのネットワークを共同で繋げる、新時代アジアネットワークを目指していきます。第10期は、東アジアの各国の今の情勢を読み取り、アジア各国や地域の民主主義課題や市民社会の政治介入の現状を共有し、アジア市民連帯の可能性を分析していきます。基本日本語によるセクションで、アジア各国の講師は英語から日本語の通訳を付けますので、安心して参加できます。東アジアの今を共同で分析していきましょう。 曜日:日曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 蓑田瑞恵(NPA事務局) *英語・日本語・韓国語の通訳付き ◆第1回 現代トルコの歴史と現状ーエルドアン大統領の再選の意味とは(そのⅠ) 開催日:2023年7月16日(日)19:00-21:00 講師:チョン・ソンヨン(韓・トルコビジネス協会事務局長/前駐韓国トルコ大使館勤務/トルコHACETTEPE NATIONAL UNIVERSITY 修士卒業) 概要:レジェフ・タイフ・エルドアントルコ大統領が再選に成功した。去る7年間、「帝王的大統領)」の座に上がったエルドアンは、実質的な監視装置なしで行使できる巨大な権力をもとに、トルコをもっと強く統治すると見られる。トルコの国民はなぜエルドアン氏を再び大統領として選んだのだろうか。今回の選挙結果は、今度トルコの国内及び国際政治、難民政策、ウクライナ戦争などへどう影響を及ぼすだろうか。まず、トルコの近現代史及び、現在にまで至る政治変化を理解する上で、今回の大統領選挙を理解する必要があることで、2回連続の構成として行う。 ◆第2回 現代トルコの歴史と現状ーエルドアン大統領の再選の意味とは(その2) 開催日:2023年7月30日(日)19:00-21:00 講師:チョン・ソンヨン(韓・トルコビジネス協会事務局長/前駐韓国トルコ大使館勤務/トルコHACETTEPE NATIONAL UNIVERSITY 修士卒業) 概要:レジェフ・タイフ・エルドアントルコ大統領が再選に成功した。去る7年間、「帝王的大統領)」の座に上がったエルドアンは、実質的な監視装置なしで行使できる巨大な権力をもとに、トルコをもっと強く統治すると見られる。トルコの国民はなぜエルドアン氏を再び大統領として選んだのだろうか。今回の選挙結果は、今度トルコの国内及び国際政治、難民政策、ウクライナ戦争などへどう影響を及ぼすだろうか。まず、トルコの近現代史及び、現在にまで至る政治変化を理解する上で、今回の大統領選挙を理解する必要があることで、2回連続の構成として行う。 ◆第3回 台湾の対米認識、何が起きているのか(仮) 開催日:2023年8月13日(日)19:00-21:00 講師:陳信行(台湾・世新大学社会発展研究所) 概要:代表的な親米国家として知られている台湾。台湾海峡の危機が高まっている中、台湾で米国に対する警戒や対米認識が大きく変動している。米国は台湾を利用しているだろうか、守っているだろうか。台湾の現地から、台湾人の米国そして日本認識の変化に基づいて、台湾情勢分析を行う。 ◆第4回 「検察共和国」の韓国尹錫悦政権をどう分析すべきかー2024年総選挙の展望と日韓関係への影響 開催日:2023年8月27日(日)19:00-21:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要: 「検察共和国」とも呼ばれる尹錫悦政権。35%前後の低い支持率の枠から抜け出せないまま、民主党、文在寅・李在明、そして民主労働叩きに従事している様子はまるで「法治ファシズム」のようにも見られる。韓国政府による徴用工判決の弁済、汚染水放流の同意、日米韓軍事同盟の強化など従来の保守政権とは違う路線を打ち出しています。尹錫悦政権をどうみるべきだろうか。その性格と展望、日韓関係への影響、来年総選挙の展望とともに、韓国の最新情勢を緊急分析します。 [2023.8.26更新] ◆第5回 2023年5月タイ総選挙と民主化運動の行方 開催日:2023年9月17日(日)19:00-21:00 ※日程注意 講師:朴恩弘(聖公会大学NGO大学院) 概要:去る5月14日、タイでは下院総選挙(定数500)の投開票があり、多くの有権者は軍が支援する現政権への拒否を示した。その結果、革新系で反軍の「前進党」と「タイ貢献党がそれぞれ第1党と第2党となり、プラユット・チャンオチャ首相(69)率いる現在の親軍政権を上回った。今回の選挙はタイの民主化へどういう影響をもたらすだろうか。連立政権の可能性を含めて、タイ民主化運動の現状と課題を把握していく。 ◆第6回 パプアの分断ー内と外 開催日:2023年9月24日(日)19:00-21:00 講師:津留歴子(カカオキタ社アドバイザー) 概要:インドネシアのジョコウィ政権は、パプア重視の政策を進めている。にもかかわらず「パプア問題」は深刻度を増している。複雑化する現地社会の問題と、インドネシア国家の対応には大きなズレがある。パプアで貧富の格差は広がり、新たな社会亀裂を生んでいる。同時に、世代間格差も広がっている。高地に住み伝統的な生活を営む人々と、低地で開発の進む土地に生きる人々の格差も広がっている。パプアの「分断」の現状と課題を内と外の視点から把握していく。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813810
MORE¥9,000
コースタイトル:総評OBがみた「私と総評」 コース概要:戦後日本の労働運動を作り、日本社会を変革してきた日本労働組合総評議会、いわゆる「総評」。 総評とは何だったのか。 総評が目指してきた労働者変革の世界とはどういう世界だっただろうか。 誰が総評を作って維持し、労働者の闘争の武器として鍛えてきたのだろうか。 今は若者たちに忘れられた存在にまでなってしまった総評。日本の労働運動の現場で、総評とともに闘い、汗と涙を流してきた生きた証人たちを通じて日本の労働運動と労働者の生活を再現していく。 真の労働者の証言と闘いの回顧の中で、日本社会の変貌と現在のわたしたちの課題がそのまま見られる。 私と総評、それは今私たちが継承し、作っていくべき、真の労働者の姿である。PART2では、産別及び地域労組運動の経験から総評運動と労働を語ります。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: -李泳采(恵泉女学園大学) -奥田豊己(元国鉄機関士) -佐相洋子(翻訳家) ◆第1回 総評が地域運動に与えた影響と軌跡 開催日:2023年7月18日(火)19:00-21:00 講師:山本武(元東京地評オルグ) 概要:東京地評労働運動はどういう特徴があったのか。労働基準法、労働組合法を遵守させる闘いの意味。オルグとして組織づくりの実績や、地方から東京へ持ち込まれたケース、組合で文化活動家としての経験などを語る。退職後、市議会議員三期12年間で感じた市民運動と労働運動の違いとは。海外旅行や訪ソ交流履歴は貴重な資産になっている。 ◆第2回 総評運動と労農提携(共闘)運動① 開催日:2023年8月1日(火)19:00-21:00 講師:市村忠文(元中央労農会議書記) 概要:中央農労会議書記になった過程。戦前戦後の農民運動を取り巻く状況はどうなっていたでしょうか。戦前の地主制の下での小作争議の闘いから、戦後の農地改革の中での農民運動までの背景をみると、今の日本社会が見える。労農提携(共闘)はどのように起きていたのか。総評運動とはどう関わってきたのか。農業基本法制定(1961 年)に反対す運動などあまり知られていなかった労農提携(共闘)運動をあらためて分析し、その意義と今後の展望を、2回に分けて分析していきます。 ◆第3回 総評運動と労農提携(共闘)運動② 開催日:2023年8月15日(火)19:00-21:00 講師:市村忠文(元中央労農会議書記) 概要:中央農労会議書記になった過程。戦前戦後の農民運動を取り巻く状況はどうなっていたでしょうか。戦前の地主制の下での小作争議の闘いから、戦後の農地改革の中での農民運動までの背景をみると、今の日本社会が見える。労農提携(共闘)はどのように起きていたのか。総評運動とはどう関わってきたのか。農業基本法制定(1961 年)に反対す運動などあまり知られていなかった労農提携(共闘)運動をあらためて分析し、その意義と今後の展望を、2回に分けて分析していきます。 ◆第4回「総評オルグ」に助けてもらった私の人生 開催日:2023年8月29日(火)19:00-21:00 講師:北岡孝義(元観光労連委員長・元総評全国オルグ) 概要:鉄道員の息子として生まれ、日本交通公社中部支部執行委員に就任した背景。「単組時代」から「観光労連の 9 年間」の経験、観光労連の産別化に決定的な影響を与えた「飛騨川バス転落事故」、「衝撃的だった芝公園の大集会(74 春闘)」等の背景など、「総評全国オルグ時代」の経験を述べる。「社会党と連帯する会・中央労組会議時代」( 1992 年 10 月~99 年 5 月)など、 85 歳の身になって、中部支部執行委員就任以来の人生を振り返っていく。「畢竟偶然が 私の人生を決めた」 ◆第5回 全日本港湾労働組合運動とその意味を振り返る 開催日:2023年9月12日(火)19:00-21:00 講師:伊藤彰信(元全日本港湾労働組合中央執行委員長) 概要:全港湾に入った理由と経過、「全港湾」と「全国港湾」の違い。港湾民主化とのたたかい(1996年~1967年)から、コンテナ化とのたたかい(1968年~1986年)、規制緩和とのたたかい(1987年~2005年)、 港湾民営化とのたたかい(2006年~)の背景を中心に、全港湾運動の歴史と成果を語る。また、日雇労働運動、港湾労働法、コンテナ合理化との闘い、反戦平和反核運動との関係など、港湾産業別労働運動の形成過程における実践的な課題を把握する。 ◆第6回 なぜ三池闘争が起こったのか - 総評全国オルグからの視点 開催日:2023年9月26日(火)19:00-21:00 講師:立山壽幸(元三池炭鉱労組書記次長) 概要:なぜ三池闘争が起こっただろうか。三池炭鉱の戦前からの差別の歴史を知ると、三池闘争、三川炭塵(たんじん)爆発とその後の闘いは、「労働者が人間性を取り戻す闘いであった」、そして「こんにちも正規・非正規、賃金格差などで会社は差別をして労働者を支配している」。三池の闘いを知ってもらうことは、今の労働問題に向き合うその原点を学ぶことになる。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813811
MORE¥9,000
在日コリアンそれぞれの物語、他者の物語と出会って コース概要: 在日コリアンとは一体だれでしょう? これまで本コースだけでなく、NPAの他の講座でも言及されてきた植民地主義、人権侵害や差別といった問題は、人の人生にどのように影響を与えるものでしょうか。 そのような状況が生まれた背景に歴史があり、その歴史は切っても切り離せないものとして、良くも悪くも今を生きる私たちに影響を及ぼし続けます。それぞれの「在日コリアン物語」、それはだれの物語でしょうか。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:午前19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 金貴月(NPA事務局) ◆第1回 オモニへの讃歌 - 在日2世産婆の愛に満たされた人生 開催日:2023年 7月22日(土)14:00~16:00 ※開催日時注意 講師:李順子(りすんじゃ/朝比奈順子・開業助産師) 概要:1943年生まれの李順子さんが34歳の頃、病床のオモニが「帰化は私が死んでからして」と言った思いがけない言葉に驚きました。日本に暮らしながら日本人も朝鮮人も分け隔てなく人と接してきたオモニはなぜ私にそう言ったのでしょうか。2023年5月末出版された『オモニへの讃歌』はどのような思いで書かれたのでしょうか。日本で生まれ育ち、55年間もの間、助産師/産婆として数多くの女性たちと向き合い、出産を通して女性をエンパワーするための活動を精力的にされてきた李順子さん。オモニのその言葉の真意を知るために初めて在日朝鮮人の歴史を学び、知っていく過程で考えたことについてお話しをお聞きします。 ◆第2回:ピアニスト崔善愛の指紋押捺闘争が意味するもの その1 開催日:2023年 8月3日(木)19:00-21:00 講師:崔善愛(ちぇそんえ/ピアニスト) 概要:1981年。当時21歳だった崔善愛さんは指紋押捺を拒否したことで、日本の永住資格及び再入国許可を失いました。そのまま米国留学した後、永住資格を取り戻すため長年にわたり裁判で闘いました。日本へ帰国後は在留資格が不安定な生活を強いられることになりました。戦争の足音とともに入管法改悪など排外主義が進む今、崔善愛さんとともに、あらためて指紋押捺拒否とその裁判闘争が意味するものを見つめ直します。 ◆第3回:ピアニスト崔善愛の指紋押捺闘争が意味するもの その2 開催日:2023年 8月17日(木)19:00-21:00 講師:崔善愛(ちぇそんえ/ピアニスト) 概要:1981年。当時21歳だった崔善愛さんは指紋押捺を拒否したことで、日本の永住資格及び再入国許可を失いました。そのまま米国留学した後、永住資格を取り戻すため長年にわたり裁判で闘いました。日本へ帰国後は在留資格が不安定な生活を強いられることになりました。戦争の足音とともに入管法改悪など排外主義が進む今、崔善愛さんとともに、あらためて指紋押捺拒否とその裁判闘争が意味するものを見つめ直します。 ◆第4回:Canadaから振り返る、在日コリアンと日本 〜世代間トラウマ・ジェンダー・家族〜 開催日:2023年 9月2日(土)14:00~16:00 ※開催日時注意 講師:鄭暎惠(ちょんよんへ/社会学者) 概要:日本の大学教員を早期退職し、現在カナダで世界中の移民や難民とともに暮らす社会学者の鄭暎惠さんからお話しをお聞きします。 その暮らしから、在日コリアンと日本がどのように見えてきたのでしょうか。 またこれまでそれほど言及されてこなかった在日コリアンにおける世代間トラウマについてお聞きし、ジェンダーの観点から在日コリアン家族をテーマに考えてみます。 ◆第5回:在外コリアンの旅で「再発見」した在日差別 開催日:2023年 9月14日(木)19:00-21:00 講師:高賛侑(こうちゃにゅう/映画監督・ノンフィクション作家) 概要:在日2世である私は子どもの頃、「ひどい」朝鮮人差別に深く傷ついたものです。民族的アイデンティティーに目覚めた後、「なぜ在日朝鮮人は差別されるのか」という疑問を解きたいと在外コリアンの旅を思い立ちました。そして中国・朝鮮族、在米コリアン、旧ソ連・カザフスタンの高麗人を取材する過程で確信するにいたったのです。日本という国家による差別政策は世界の人権基準にほど遠い「異常な」人権侵害なのだと。私にとって重要な「再発見」となった体験が何かのヒントになれば幸いです。 ◆第6回 田中宏と内海愛子のマイノリティ権利論 開催日:2023年 9月28日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(たなかひろし/一橋大学名誉教授)、内海愛子(うつみあいこ/NPA共同代表・恵泉女学園大学名誉教授)ほか 概要:田中宏さんは60年代に留学生や在日外国人、また内海愛子さんは在日朝鮮人や朝鮮人BC旧戦犯と出会ったことから、その後それぞれのアプローチで在日朝鮮人・外国人の人権問題、差別撤廃に人生をかけて取り組んでこられました。排外主義が強まっている今、田中宏さんと内海愛子さんとともに、あらためて私たちが生きていくこれからの物語をどのように紡ぎ出していけるのかについて展望したいと思います。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813812
MORE¥9,000
コースタイトル:日韓「政治決着」のその先へ - 強制動員問題の解決に向けて コース概要:「徴用工」問題が、3.6「解決策」提起-日韓「政治決着」によって幕引きされようとしている中で、被害者の人権、尊厳は回復しておらず、強制動員問題は未解決のままにあることを確認するとともに、問題解決、被害者救済の基本的な原則を踏まえ、どう解決に向けての歩みを進めていくべきかを考える。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師: - 矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動) コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 許美善(NPA事務局) ◆第1回 「解決策」-「政治決着」では消せない大法院判決 開催日:2023年7月13日(木)19:00-21:00 講師:張完翼(弁護士) 概要:「日帝強制動員被害者支援財団」が被告日本企業に代わって賠償金相当額を被害者に支払い、強制動員問題の幕引きを図り、大法院判決などなかったかのような状況をつくりだそうとする日韓両政府の目論見を批判し、「第三者弁済」を進めても、判決の意義は消せず、被告企業は法的、歴史的責任から逃れられないことを明らかにしていく。 ◆第2回 「第三者弁済」による幕引きでは終わらない強制動員問題 開催日:2023年7月27日(木)19:00-21:00 講師:矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動事務局) 概要:強制労働問題の解決に向けての先行例を再確認し、また、人権侵害の被害者の救済に関する国連の基本原則などを手がかりとして3.6「解決策」を検証し、被害者の人権回復、問題解決に向けての課題、被告企業、日本政府が負うべき責任について確認していく。 ◆第3回 1965年-2015年-2023年の「政治合意」と植民地主義清算の現在地 開催日:2023年8月10日(木)19:00-21:00 講師:吉澤文寿(新潟国際情報大学教授) 概要:植民地支配の合法、不法をめぐって対立し、また、植民地支配下で起きた問題をどう清算、解決するかについても折り合わず葛藤を繰り返してきた日韓が、米国の圧力・仲介によってその対立・葛藤を収めるべく「政治合意」を重ねた歴史、1965年-2015年-2023年を振り返りつつ、日本の植民地主義清算の現在地を整理する。 ◆第4回 強制労働の史実を認めることから始まる強制動員問題解決の道 開催日:2023年8月24日(木)19:00-21:00 講師:外村大(東京大学教授) 概要:大法院判決に「1965年請求権協定で解決済み」と「強制労働はなかった」との言説で「対抗」した安倍政権、日韓関係の修復に乗り出しながらその安倍政権を超えられないままの岸田政権、しかし、強制動員問題の解決は強制労働の史実を認めることからしか始まらないことを確認する。 ◆第5回 3.6「解決策」は終わりではなくスタート、そこから先にどう進むか 開催日:2023年9月7日(木)19:00-21:00 講師:中沢けい(小説家・法政大学教授) 概要:「解決策」提示により日韓関係は修復し、強制動員問題の幕引きがされようとしている中で、この国の暗い歴史に光をあて、植民地支配の被害を受けた人びとを思い起こし、その歴史と記憶を未来へと継承していくこと抜きに、被害者の無念に応え、過ちをくりかえさぬとの保証書を差し出すことはできない。そのために何をするか、何ができるかを探る。 ◆第6回 世界的な脱植民地主義の流れと日本の位置 開催日:2023年9月21日(木)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:2001年のダーバン宣言から20年、かつての植民地宗主国首脳が「植民地支配は人道に対する罪」と語り、植民地支配下で行った蛮行、犯罪について謝罪、賠償を行う事例が相次ぐこの世界で、50数年も前に交わした協定で「問題はすべて解決済み」と強弁し、強制動員被害者の訴えに背を向けるこの日本、その置かれている位置を確かめる。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813813
MORE¥9,000
コースタイトル:ドイツの平和運動は何を目指してきたのか - その歴史と課題 コース概要:ロシアがウクライナに侵略戦争を始めて以来、「戦争と平和」は、多くの人にとって改めて切実なテーマとなりました。ドイツの平和運動には100年以上の伝統があり、国内のみならず国際世論に大きな影響を及ぼした経験もあります。本講座では、今日に至るその流れを振り返るとともに、日本の平和主義の思想・運動に与える示唆についても考えてみたいと思います。 曜日:金曜日 原則隔週 時間:19:00~21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:木戸衛一 講師プロフィール: 1957年生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、ベルリン自由大学博士。元大阪大学大学院教授。ライプツィヒ大学・ボーフム大学客員教授を歴任。日本平和学会理事。ドイツ現代政治・平和研究専攻。著書に『平和研究入門』(編著、大阪大学出版会、2014年)、『変容するドイツ政治社会と左翼党』(耕文社、2015年)、『若者が変えるドイツの政治』(あけび書房、2022年) 、『希望の共産党』(共著、あけび書房、2023年)、『戦争と平和主義』(共著、いのちのことば社、2023年)など。 ◆第1回 ナチス独裁までの平和運動 開催日:2023年7月21日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一 概要:ナチス独裁までの時期、ドイツには平和主義の思想と運動の伝統がありました。ブルジョワ的な平和運動と社会主義的な平和運動に大別できますが、第一次世界大戦を阻止することはできませんでした。ヴァイマル共和国時代には、「もう戦争はこりごりだ」とさまざまな取り組みがありましたが、それもナチ暴力支配によって命脈を絶たれました。 ◆第2回 平和運動の基盤としての憲法(基本法) 開催日:2023年8月5日(土)14:00-16:00 ※日程注意 講師:木戸衛一 概要:戦後ドイツ平和運動を考えるうえで、憲法(基本法)の存在は重要な意味を持っています。なかでも第1条で「人間の尊厳」を謳っていることは特筆に値します。冷戦時代に生まれたことから、日本の「9条」のような憲法条項はありませんが、逆に徴兵拒否は当初から市民的権利として認められました。 ◆第3回 再軍備反対から復活祭行進へ 開催日:2023年8月18日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一 概要:第2次世界大戦で地上戦の舞台となったドイツでは、日本と同様「反ミリタリズム・コンセンサス」が生まれました。東西対立の下、分断国家の樹立、軍事同盟への編入のイニシアティヴを握った西ドイツでは、「僕はごめんだ」という再軍備反対運動や「原爆死反対運動」が展開されました。1960年に始まった復活祭行進は今日まで続いていて、毎年かなりの参加者がいます。 ◆第4回 1980年代の反核運動 開催日:2023年9月1日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一 概要:1970年代末からの「新冷戦」状況で、ヨーロッパが核戦争の戦場になるかもしれないという不安が高まり、「ユーロシマ」という言葉も生まれました。西ドイツでは、空前の平和運動が起こりましたが、以前のドイツ人の権威主義的メンタリティーを考えれば、これはほとんど信じられない事態でした。そしてそれは、西独国内のみならず多方面に影響を与えました。 ◆第5回 東ドイツにおける平和運動 開催日:2023年9月15日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一 概要:強権体制の東独国家では、平和主義は否定的に評価されていたため、平和運動は、比較的自由な言論空間を提供していたキリスト教会内部で発展しました。欧州核戦争の危機の中で、「剣を鋤に」、「武器なしに平和を創る」をスローガンに展開した東独の平和運動は、1989年の「平和革命」、そして翌年の「ドイツ統一」の導火線となりました。 ◆第6回 21世紀の平和運動の課題 開催日:2023年9月29日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一 概要:全国民的な「反ミリタリズム・コンセンサス」にもかかわらず、「統一」直後の湾岸戦争を機に、ドイツは国外派兵への方向に踏み出し、1999年のユーゴ空爆で、第二次世界大戦後初めて実戦に加わりました。ロシアのウクライナ侵略により、近隣諸国から「軍事的リーダーシップ」を求められているドイツは、この先どこに向かうのでしょうか? 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813814
MORE¥9,000
コースタイトル:「先住権」を具体的に考える - ヤウンモシㇼと琉球の場合 コース概要:「先住民族の権利に関する国連宣言(UNDRIP)」は、先住民族自身がその起草過程に参加し、勝ち得た総括的な人権宣言です。それと同時に、この宣言には、46条に分けた具体的な「先住権」が書き込まれており、それぞれの「先住権」は具体的な形で実現されなければなりません。本コースでは、その具体的な事例に即して、権利の実現とは何か、それはどんな背景を持つのかを考えてみたいと思います。(コース画像は「ヤウンモシㇼの森林鉄道」(1929)です) 曜日:土曜日 原則隔週 時間:10:00~12:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: -上村英明(NPA共同代表、市民外交センター共同代表)<ひでぽん先生> - 八重樫志仁(ウラカウンクル) ‐永井文也 (恵泉女学園大学) - コメスキヨサネ(Okinawa-Koganei) ◆第1回 ヤウンモシㇼの森林と「資源権」ー森林鉄道からみた資源搾取 開催日:2023年7月22日(土)10:00-12:00 講師:上村英明(市民外交センター共同代表) 概要:ヤウンモシㇼ(北海道本島)の歴史では、日本人移民に与えられた農地あるいはアイヌ自身に与えられた農地の差別的待遇が議論されてきました。しかし、ヤウンモシㇼの本来の姿は広大な森林で、その面積は全面積の約50%、九州全土に及ぶ面積です。こうしたヤウンモシㇼの森林が、「開拓政策」の開始後、どのように扱われてきたのか。また、具体的にどう搾取されてきたのかを考え、アイヌ民族の「資源権」のあり方を検討します。 ◆第2回 アイヌ民族と「遺骨返還の権利」-過去に目を閉ざす者に未来はない 【2023.6.14更新】 開催日:2023年8月5日(土)10:00-12:00 講師:木村二三夫(元平取アイヌ協会副代表) 概要:平取地区で、アイヌ遺骨の返還運動に関わっています。この返還運動に関わるようになったきっかけ、その後の考える会の活動についてお話します。また、私は、道内の強制移住の犠牲者でもあります。和人の開拓者の流入によって、アイヌ民族が翻弄された歴史を自分の経験としてもお話したいと思います。 ◆第3回 戦後アイヌ民族活動史 【2023.6.11更新】 開催日:2023年8月19日(土)10:00-12:00 講師:竹内渉(元北海道アイヌ協会事務局長) 概要:アイヌ民族復権に向けた歴史について、主に『戦後アイヌ民族活動史』(竹内渉 解放出版社、2020年6月)の内容に沿って勧めていきます。同書は、主に1945年以降のアイヌ民族の復権への「解放運動」をはじめとする諸活動について、整理しています。まとまった資料が少ない近現代の「アイヌ民族活動史」への理解を深める講座を目指します。本の内容の解説に加え、多くの映像資料(動画と写真)と音声資料を使って行います。 ◆第4回 カナダにおける先住民族の「土地権」から考える【2023.6.14更新】 開催日:2023年9月2日(土)10:00-12:00 講師:永井文也(恵泉女学園大学教員) 概要:「先住権」の実現は、世界でもさまざまに取り組まれてきました。この回ではヤウンモシㇼと琉球とは異なる文脈、とくにカナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州における「土地権」に関する裁判や交渉などの動きから、先住民族の権利実現について考えたいと思います。 ◆第5回 人権としての言語権とサザンセオリー(南の理論)-琉球諸語の言語リクラメーションの事例から 【2023.6.14更新】 開催日:2023年9月16日(土)10:00-12:00 講師:半嶺まどか(名桜大学教員) 概要:言語リクラメーションとは、言語を使用する権利を主張することも含めた言語再活性化の枠組みです。先住民言語を話す話者の沈黙は、言語と文化への政策的な抑圧、その言語文化に関する伝統的な知識の否定などに代表される植民地主義的な取り組みの結果によるものです。植民地主義的な言語教育政策は先住民言語の話者やその子孫の自己肯定感や自尊心の喪失に繋がっています。先住民言語を使用することは、言語権また脱植民地化なしに語ることができません。本講義では、琉球諸語の再活性化における言語リクラメーションの活動を取り上げ、人権としての言語権とサザンセオリー(南の理論)を紹介します。 ◆第6回 アイヌ~二風谷での育ちから 【2023.6.14更新】 開催日:2023年9月30日(土)10:00-12:00 講師:関根まや 概要:北海道沙流郡平取町二風谷という人口の8割以上がアイヌにルーツを持つと言われる小さな集落での育ちや家族、現在の活動を紹介します。これを通じて、「アイヌ」というものが何か、どのように先住してきて、どのように今を生きているのか。そして、今後についてを一緒に考えていきたいです。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813815
MORE¥9,000
コースタイトル:関東大震災中国人虐殺 その2 コース概要:関東大震災中国人虐殺から100年の現場で「9.1の現在」を共有しましょう。コーディネーター役が講師を務めるのを見て、コース16を3期続けた「現場からの日中関係」も人材枯渇か?と思われる方、ご想像におまかせします。日本と中国の100年前と今日を貫き明日を拓くため、ほのかな灯に油をそそぎ明々と燃え上がらせる受講生の皆さまと出会いたいものと願っています。受講前に、中国人受難者を追悼する会のホームページもご覧ください:「1923kantocanan/」または「関東大震災中国人受難者を追悼する会 よびかけ」で検索。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 *講師のご都合がつかない場合、事前収録し水曜日の所定時刻に放映することがございます。 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: -川見一仁(中国人強制連行を考える会事務局長) ◆第1回 在日中国人の歴史(1) 開催日:2023年7月12日(水)19:00-21:00 講師:林伯耀(旅日華僑中日交流促進会) 概要:在日中国人の歴史と日本社会の歴史にとって深刻なできごとである「9.1関東大震災中国人虐殺」を学ぶにあたり、自分事としての「立場性」を考えたい。「入管法」が焦点となっている関東大震災から100年目の国会。「入管」との闘いを、敗戦~1960年代、80年代指紋押捺許否、2000年代と大雑把に区分し、今日の闘いへ投げかける60年代入管闘争の光に目を凝らす。 ◆第2回 朝鮮高校生への暴行を阻止する闘い 開催日:2023年7月26日(水)19:00-21:00 講師:川見一仁(中国人強制連行を考える会事務局長) 概要:1960~70年代、日本人学生による朝鮮高校生への暴力事件がクローズアップされる。暴行を阻止するための「人民パトロール」が提起・実行されもした。入管法案粉砕から行政・住宅・福祉・医療・教育・労働と生活全体を覆う入管体制の解体を地域でという志向。関東大震災から50年めの夏に闘いが開始された国士館民主化闘争を、「朝高生暴行阻止・糾弾」という百の説法に対する、国士館建学精神批判という個別闘争の観点から紹介したい。(200字) ◆第3回 王希天と僑日共済会 開催日:2023年8月9日(水)19:00-21:00 講師:木野村間一郎(関東大震災中国人受難者を追悼する会) 概要:第8期第4回講義では「震災下の中国人労働者集団虐殺と王希天事件」として報告しているが、第10期第3回講義は留学生・王希天の闘いにフォーカスする。同時に去る5月と6月に繰り広げられている国会質問が撃つ地平との響きあいをも確認したい。 ◆第4回 在日中国人の歴史(2) 開催日:2023年8月23日(水)19:00-21:00 講師:林伯耀(旅日華僑中日交流促進会) 概要:日本の敗色濃い1944年に「神戸福建行商人弾圧事件」がおきる。「行商で回りながらスパイをしている」という嫌疑で13人が連行され、獄中で3名、釈放後3名の計6名が生命を奪われた。関東大震災で虐殺された中国福建省出身者に続く暴虐を受けたのだ。1993年制作の「神戸・華僑たちと日中戦争」(部分)を視聴する。併せて、「嫌中」が中国を仮想敵国視するところまで強まる中、開催を迎える「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺100年犠牲者追悼大会」を紹介する。 ◆第5回 リアルタイムで見る関東大震災100年追悼 開催日:2023年9月6日(水)19:00-21:00 講師:川見一仁(中国人強制連行を考える会事務局長) 概要:「1923年9.1の虐殺」は、引用されたり想起されたりするだけのものではない。きわめて今日の課題である。地域で永くとりくまれている犠牲者追悼、現場でのヘイトとの闘い、歴史課題との格闘など、100年追悼大会にはじまる一連の行動をほぼリアルタイムで報告する。 ◆第6回 震災前後の東アジアと日本の侵略戦争への排外主義動員 開催日:2023年9月20日(水)19:00-21:00 講師:木野村間一郎(関東大震災中国人受難者を追悼する会) 概要:朝鮮植民地支配と中国侵略戦争前夜の1923年に関東大震災時虐殺が「起きた」のだろうか?朝鮮人・中国人虐殺は「間島虐殺」を引き継ぐものとして「起こされた」のであり、中国侵略を実現するための強固な総力戦国家体制への排外主義的国民動員準備としてあった。「中国人受難者を追悼する会」10年の活動を東アジアの次の百年へいかすために、関東大震災中国人虐殺の背景と事実と課題と解決方向を考える。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813816
MORE¥9,000
コースタイトル:荻野富士夫/「満洲国」の治安維持法 コース概要:1932年に傀儡国家として建国された「満洲国」には治安維持法が存在していました。1937年末まで日本の治安維持法が発動されたあと、1941年末に「満洲国」治安維持法が制定・施行されると、反満抗日運動弾圧の大きな武器となりました。その猛威ぶりは、日本国内ではなかった治安維持法による死刑判決が「満洲国」において2000人近くあったことで明らかです。このことは治安維持法の「悪法」ぶりをさらに明らかにするにとどまらず、「キメラ」と称される「満洲国」がどのような国家であったかを知らしめてくれます。 コースメイン画像:関東憲兵隊司令部。左手奥は関東軍司令部。(奈良県立図書情報館所蔵絵はがき「新京名勝十六景」より) 画像2:「満洲国」司法部 Wikipedia(パブリックドメイン) 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オン・オフ開催 -オンライン定員:50名 -オフライン定員:10名 講師: 荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) コーディネーター: -内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) - 許美善(恵泉女学園大学院) ◆第1回 関東庁・関東局の治安維持法の運用(1925~1945年)と在満外務省警察の治安維持法の運用(1925~1937年) 開催日:2023年7月12日(水)19:00-21:00 講師:荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) 概要:日露戦争後、租借した遼東半島を関東州と呼び、関東庁(のち関東局)をおきます。1925年、朝鮮・台湾と同様に日本の治安維持法が施行され、高等警察・思想検察もおかれ、中国共産党の組織や日本人の共産主義運動に弾圧を加えました。一方、中国東北部には不平等条約に発する外務省警察(領事館警察)が各地に配置され、中国共産党満洲省委員会などへの弾圧にもあたります。「間島」地域では朝鮮人の運動に治安維持法を発動しました。それは「満洲国」建国後もつづき、37年に治外法権撤廃となるまで治安維持法を運用するほか、次回でとりあげる暫行懲治叛徒法なども運用しました。 ◆第2回 暫行懲治叛徒法・暫行懲治盗匪法の制定(1932~1935年) (ざんこうちょうちはんとほう・ざんこうちょうちとうひほう) 開催日:2023年7月26日(水)19:00-21:00 講師:荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) 概要:「満洲国」建国後まもなく、中華民国時代の治安法令を踏襲するかたちで、暫行懲治叛徒法・暫行懲治盗匪法が施行されます。1935年頃までは反満抗日運動に対して関東軍を中心とする軍事的討伐が展開されますが、これを補完するものとして盗匪法に規定された「臨陣格殺」と「裁量措置」が頻発され、交戦後の現地での殺害=「厳重処分」がなされました。また、「国憲を紊乱し、国家存立の基礎を急殆若は衰退せしむる目的」での結社組織に対して、叛徒法は思想工作の始動とともに活用されていきます。 ◆第3回 暫行懲治叛徒法運用の全開(1936~1940年) 開催日:2023年8月9日(水)19:00-21:00 講師:荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) 概要:軍人としては際立っていたわけではない東条英機が1940年代に独裁的な権力をふるう転機となったのは、1935年に関東憲兵隊司令官に就任したことにあります。関東憲兵隊に全満憲警の統制権限を集中させ(警務統制委員会の設置)、思想的工作に重点をおき、暫行懲治叛徒法を駆使して反満抗日運動の地下組織などの摘発に奔走しました。叛徒法の全開を可能にしたのは、並行して「満洲国」思想司法体制を整備確立したからです。日本国内の思想検事らが大量に出向し、「文化討伐」・「司法討伐」を掲げて反満抗日運動を抑え込んでいきました。 ◆第4回 「満洲国」治安維持法の猛威(1941~1945年) 開催日:2023年8月23日(水)19:00-21:00 講師:荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) 概要:「満洲国」治安維持法は1941年12月末、暫行懲治叛徒法・盗匪法に代って施行されました。「満洲国」の「国体」変革をめざす反満抗日運動・思想が処罰の対象です。万里の長城線を越えて八路軍が進攻し、治安状況が悪化した熱河省西南地区では大規模な粛正作戦が展開され、軍事的討伐に加えてこの治安維持法が、どこでも開廷できて一審かつ終審の「特別治安庭」とのセットで威力を発揮しました。立案と運用の中心にあった飯守重任は、戦後、撫順戦管理所で西南地区粛正工作のみで約1600人を死刑にしたと供述しています。 ◆第5回 アジア太平洋戦争期の関東憲兵隊 開催日:2023年9月6日(水)19:00-21:00 講師:荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) 概要:関東憲兵隊の1905年創設以来の歴史を素描したうえで、アジア太平洋戦争期の特高警察機能に注目します。防諜の徹底を図り、共産抗日組織への弾圧を連続するだけでなく、「鮮満人」の民心の動向にも眼を向けました。反満抗日運動に関与したとして検挙・取調を受けると、次には軍法会議による「厳重処分」、治安維持法による司法処断のほかに、七三一部隊への「特移扱」としての送付がありました。一部判明する「特移扱」の実態にもふれます。 ◆第6回 「満洲国」における行刑・矯正輔導(1934~1945年)と「満洲国」治安体制の崩壊(1945年) 開催日:2023年9月20日(水)19:00-21:00 講師:荻野富士夫 (小樽商科大学名誉教授) 概要:暫行懲治叛徒法・盗匪法および「満洲国」治安維持法は多くの死刑を科すとともに無期を含む長期の徒刑(懲役)を科し、監獄に収容します。その行刑では自給自足を目標とする「監獄特別会計制度」を1937年から実施し、さらに監獄外の企業での強制労働も始めます。43年には治安維持法制定の際に後回しとされた「思想犯矯正法」(予防拘禁に相当)を施行するとともに、労働力確保を目的に浮浪者とみなした人々を矯正輔導院に収容して強制労働を科す「保安矯正法」を施行します。最後に関東憲兵隊や「満洲国」司法の崩壊にふれます。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813817
MORE¥9,000
コースタイトル:持続可能な環境・コミュニティを自分たちでつくる経験 コース概要:近年、異常気象が頻発し、グローバルな環境危機がリアルに感じられるなかで、私たちはどのような社会を目ざし、どのように「ありたい社会」に向けて行動していけばよいのでしょうか。本コースでは、環境運動を担ってきた当事者の方々をゲストに招き、その人の視点から試行錯誤の経験をお話しいただきます。運動の記憶を記録にとどめるとともに、運動の経験から最良の部分を取り出し、私たちの社会づくり、環境づくりに生かしたいと思います。Part3では、2000年代以降に展開されてきた動きの中から、持続可能な環境とコミュニティを、ネットワークやAI・ICTの力も生かして、自らでつくってきた経験をお話いただきます。具体的には、アグロエコロジー、不耕起栽培、エコビレッジ、生物多様性保全、AI・ビッグデータ、再生可能エネルギー、ソーラーシェアリング、香害、化学物質過敏症、南西諸島の軍事化、住民投票などを取りあげます。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター:松村正治(環境NPO代表、大学教員) ◆第1回「耕さない農業」で農と食を見直す 開催日:2023年7月11日(火)19:00-21:00 講師:金子信博(福島大学) 概要:日本で初めて「土壌生態学」の研究室を開き、2018年から福島大学で食農学類と食農科学研究科の開設に携わった。新しい研究科に日本で初めての「アグロエコロジープログラム」を設置し、現役農家を含む多くの社会人を迎え入れ、食と農の「転換」を土壌生態学を基盤として展開しようとしている。常識に反する「耕さない農業」は自然の土の状態を尊重する農法であり、環境との関係、農業経営、農家と消費者の健康を向上するための入り口である。長い間、土の生き物の基礎研究を行ってきた研究者がなぜ農法の見直しを進めるのか?じっくり聞いてほしい。 ◆第2回 暮らしから社会を変えるエコビレッジ~北海道余市の挑戦から 開催日:2023年7月25日(火)19:00-21:00 講師:坂本純科(NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト) 概要:食べ物やエネルギー、住まい、循環型経済や市民自治など自分たちの暮らしに関わることを行政や業者に任せ、何も考えない消費者になってしまった日本人。エコビレッジは、私たちがそんな現代人の暮らしを自分たちの手に取り戻すことで、地域の活性や世界の課題解決につながっていくことを目指しています。北海道の余市で実践しているプロジェクトを例に、一市民として地球や地域の環境をどうよくしていったらいいのか考えてみたいと思います。 ◆第3回 感じない「香害」と被害者たちの「運動」 開催日:2023年8月8日(火)19:00-21:00 講師:松田博美(カナリア・ネットワーク全国、(株)ジャパンマシニスト社) 概要:柔軟剤・消臭剤に「マイクロカプセル」が使用されて10年ほどが経ちました。2010年代くらいから健康被害の声があがり「香害」と呼ばれました。退職、休学、転居、家族や友人との別居や別離、病院や行政館内にも入れない、1年中窓を開けることもできない、などという訴えが続いています。精神障害や自死にいたる方もおられます。そんな被害者たちが、どのように窮状を訴え、つながり、活動を続けてきたか。人間の嗅覚を利用した「公害」をお伝えします。 ◆第4回 モバイル端末を用いた市民参加型生物多様性モニタリングの展望 開催日:2023年8月22日(火)19:00-21:00 講師:藤木庄五郎((株)バイオーム) 概要:現在、世界の動植物約100万種が絶滅の危機にあるとされており、生物多様性の保全とその実用的なモニタリング手法の確立が喫緊の課題となっています。近年の深層学習を活用した画像解析技術の進歩は目覚ましく、モバイル端末から得られた画像データの解釈を自動化することで、効率的な現地データ収集のブレイクスルーになる可能性を秘めています。今回のお話では、演者がこれまで取り組んできたスマートフォンアプリによる生物モニタリングの事業を紹介し、関連する分野を要説することで、生物多様性と経済社会の今後の関係性について考察を行います。 ◆第5回 食とエネルギーで地域の未来をつくる~さがみこベリーガーデンの取り組み 開催日:2023年9月5日(火)19:00-21:00 講師:山川勇一郎((株)さがみこファーム、たまエンパワー(株)) 概要:2012年以降、FIT太陽光発電が爆発的に普及しましたが、他方で大規模太陽光による環境破壊や地域との摩擦が深刻化しています。脱炭素社会実現には地域や環境と調和した再エネが必要で、「ソーラーシェアリング」はエネルギー・農業・地域の課題を解決する可能性を持つ日本初の技術です。相模原市初・ソーラーシェアリングによる会員制ブルーベリー体験農園「さがみこベリーガーデン」の実践を通じて、課題と未来展望を語ります。 ◆第6回 石垣島の住民投票―国防で浮き出る境界線と消えゆく声 開催日:2023年9月19日(火)19:00-21:00 講師:金城龍太郎(石垣市住民投票を求める会) 概要:日本政府は、中国の海洋進出や台湾有事への抑止力として自衛隊の「南西シフト」を進めています。これまで駐屯地のなかった南西諸島にも駐屯地が造られ、私の住む石垣島にも今年3月に陸上自衛隊駐屯地が開設しました。その配備計画をめぐって揺れた島内の状況を、2018年から住民投票を求めてきた私たちの運動の経緯を通して見て頂きたいと思います。小さな南の島に、いまの日本の縮図を見ることができると思います。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813818
MORE¥9,000
コースタイトル:アジア太平洋の軍事情勢と日本の防衛問題 コース概要:軍事を知らずして、平和を語るなかれ。平和の正反対が戦争であることに異論はなかろう。戦争の主役は軍隊である。したがって、平和について学ぶには、まず、戦争と軍隊に関する基礎知識を身につける必要がある。しかし、大学の平和学では、軍事を学べない。戦後の大学は軍事を忌避してきたからだ。日本で軍事問題にもっとも精通しているのは、軍事オタクである。本コースでは、広い視野と冷徹な視点で軍事問題のトピックスを解説する。 曜日:金曜日 原則隔週 時間:19:00~21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:福好昌治(軍事オタク) コーディネーター:タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程) 講師プロフィール: 1957年生まれ。軍事に関する政策、法律等にくわしい文系軍事オタク。40年近く、軍事研究を続けており、軍事専門誌の『軍事研究』や『丸』等に寄稿している。著書に『徹底解剖 自衛隊のヒト・カネ・組織』(コモンズ、2017年)、『平和のためのハンドブック軍事問題入門 Q&A40』(梨の木舎、2014年)などがある。 ◆第1回 韓国の軍拡と米韓連合軍の行方 開催日:2023年7月14日(金)19:00-21:00 講師:福好昌治(軍事オタク) 概要:韓国は近年、軍事力を飛躍的に強化している。韓国は長年、北朝鮮を仮想敵国とみなし、陸軍を中心とした戦力構成になっていたが、近年は海軍の増強が著しく、2022年9月には潜水艦からの弾道ミサイル発射に成功した。韓国は何のために軍事力を強化しているのか。韓国の軍拡が進めば、在韓米軍は縮小され、やがて撤退するのであろうか。米韓両国間では、韓国軍に対するアメリカ軍の戦時作戦統制権返還が、長年の課題となっているが、この問題はどうなるのであろうか。 ◆第2回 オーストラリアの原子力潜水艦保有計画 開催日:2023年7月28日(金)19:00-21:00 講師:福好昌治(軍事オタク) 概要:オーストラリアはアメリカとイギリスの協力を得て、原子力潜水艦を保有しようとしている。現在、原子力潜水艦を保有しているのは、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インドの六か国、すなわち核兵器保有国だけである。もちろん、オーストラリアは核武装をもくろんでいるわけではない。では、何が狙いなのか。原子力潜水艦保有計画は実現するのか。原子力潜水艦保有計画に至る経緯を追いながら、その問題点を解説する。 ◆第3回 フィリピンの米軍基地と日米比防衛協力 開催日:2023年8月11日(金)19:00-21:00 講師:福好昌治(軍事オタク) 概要:反米・反基地運動の高揚により、1991年にフィリピンの米軍基地は撤去された。しかし、その後も米比両軍の共同演習は継続され、米軍特殊部隊はミンダナオ島に駐留していた。2016年には米比両国の間で、防衛協力強化協定が締結され、米軍が五つのフィリピン軍基地を使用できることになった。さらに、2023年4月、米軍が使用できるフィリピン軍の基地は4か所増え、9か所になった。自衛隊とフィリピン軍の防衛協力も進んでいる。軍事面から、フィリピンと日米の関係を解説する。 ◆第4回 南西諸島防衛における日米共同作戦 開催日:2023年8月25日(金)19:00-21:00 講師:福好昌治(軍事オタク) 概要:2023年3月、石垣島に陸上自衛隊の駐屯地が開設された。しかし、沖縄における陸上自衛隊の増強は、これで終わりではない。一方、沖縄の米海兵隊は、EABO(遠征前方基地作戦)と呼ばれる構想に基づいて、有事には先島諸島に展開する。つまり、台湾有事が沖縄に波及した場合、南西諸島防衛は日米共同作戦になるわけだ。それはどのような作戦なのであろうか。法的、政治的に実現可能な作戦なのか。先島諸島の住民は保護されるのか。リアルな現実を解説する。 ◆第5回 日本の防衛産業と武器輸出 開催日:2023年9月8日(金)19:00-21:00 講師:福好昌治(軍事オタク) 概要:日本政府は防衛産業を「防衛力そのもの」と位置付けているが、実際には日本の防衛産業は危機に瀕している。防衛省の仕事を受注してもさほど儲からず、武器輸出にもほとんど成功していないからだ。そのため、政府は防衛装備移転三原則の運用指針を改定し、戦闘機や護衛艦のような戦闘用武器も輸出できるようにしようとしている(現在の運用指針では不可とされている)。では、運用指針を改定すれば、武器輸出は増えるのだろうか。その現実性と武器輸出政策の問題点を検証する。 ◆第6回 自衛隊と在日米軍―その最新事情 開催日:2023年9月22日(金)19:00-21:00 講師:福好昌治(軍事オタク) 概要:日本を取り巻く軍事情勢は日々目まぐるしく変化している。2023年8月末には防衛省も2024年度予算の概算要求を公表し、新たな事業計画を明らかにしているはずだ。2022年12月に閣議決定された「国家安全保障戦略」と「国家防衛戦略」に基づく「防衛力整備計画」二年目の事業はどうなっているのか。今回の講座では、自衛隊や在日米軍に関する最新情報を解説する。また、日本を取り巻く安全保障環境の変化についても、必要に応じて解説する。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813819
MORE¥9,000
コースタイトル:[日韓共同企画]東アジアフィールドを歩く! - 南北分断と過去の歴史を考える日韓青少年平和の旅 コース概要:NPAジュニアではこれまで、今若者の関心も高い環境問題や多文化社会といったテーマからニュースでも良く聞こえてくる戦争や歴史課題といったテーマを、日韓共同で学んできました。ジュニア講座でのオンライン学習を積み重ねてきたジュニアメンバーに「韓国現地で肌で歴史や社会を感じる体験をしてもらいたい。」「韓国メンバーと実際に現地で会いたい。」そんな思いを実現させるため、今回NPAジュニアコースでは日韓それぞれ5名程の中高生を募り、韓国で合同フィールドスタディ―(FS)を行います!韓流ブームの一方、ヘイトスピーチや政治における日韓関係の冷え込み、未解決の歴史課題もある中、日韓の若者が共同で歴史を学び、交流し、敵対ではなく、友好や対話そして人権・平和構築の視点から未来を考える機会はとても貴重です。フィールドスタディでは韓国を訪れ、現地歴史資料館の訪問・交流、韓国の平和教育プログラムへの参加などを行う予定です。オンラインでの事前勉強会も開催します。 ◆一般参加者は事前勉強会にオーディエンスとして参加が可能。報告会にもご招待します。 (ジュニアコースへの参加はジュニアメンバーへの支援になります! *現地FSはご参加いただけませんのでご注意ください。) ◆中高生の推薦も歓迎です! 曜日:土曜日 原則隔週 時間:16:00-18:00 開催方法:オンライン開催 コーディネーター: - 日比野千佳(NPA事務局) - 李泳采(恵泉女学園大学) ジュニアファシリテーター(JF) - 日比野千佳(NPA事務局) - 中久喜千晶(NPAジュニアスタッフ) - 千葉花子(NPAジュニアスタッフ) - ハン・ヒス(韓国YMCA) ※韓国YMCA共催 ◆第1回 第5期NPAジュニア・オリエンテーション ※講座終了につき録画配信中 開催日:2023年4月22日(土)16:00-18:00 進行:日比野千佳(ジュニアファシリテーター) 概要:第5期プログラム全体の説明や参加者の自己紹介、交流の時間になります。 ◆第2回 事前講座① 朝鮮半島分断の歴史を知る[日韓合同]※講座終了につき録画配信中 開催日:2023年4月29日(土)16:00-18:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要:朝鮮半島が南と北に分かれてしまった理由や分断に至るまでの歴史を学びます。 ◆第3回 事前講座② 植民地支配が与える影響と現在[日韓合同]※講座終了につき録画配信中 開催日:2023年5月13日(土)16:00-18:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要:植民地支配とはどのようなものであったか、また今にまで与えている影響について考えます。 ◆第4回 事前出発準備オリエンテーション 開催日:2023年6月17日(土)16:00-18:00 進行:日比野千佳(ジュニアファシリテーター) 概要:出発前に必要な準備の確認をします。渡航に必要なKETA、Qコードの取得方法の確認や、集合場所、出発時間、現地の旅程などを共通確認する大事な時間になります。日韓交流のためのお土産も何が良いか楽しく考えましょう♪ ◆第5回 報告会準備(仮) 開催日:2023年8月19日(土)16:00-18:00 概要:第5期ジュニア講座や韓国FSを通して学んだことをまとめたことをまとめ時間になります。ジュニア報告会に向けて分かりやすくまとめてみましょう。(仮) ◆第6回 ジュニア報告会[日韓合同]【特別企画】 開催日:2023年9月9日(土)16:00-18:00 進行:日比野千佳(NPA事務局)/中久喜千晶(ジュニアスタッフ)/千葉花子(ジュニアスタッフ)/ハン・ヒス(韓国YMCA) 概要:第5期のオンライン講座や日韓合同合宿、交流の中で得たこと、学んだことをジュニアメンバーが発表します。 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813820
MORE¥50,000
NPAを特別にご支援くださる方へ、全26コースがとり放題となるプランです。さらに、第1~5期NPA講座が好きな時に観られる市民アーカイブズ『PAFLEX』に期間限定で無料でご加入いただけます。 NPA特別企画へも優先的に無料でご招待いたします。 ご購入時にご希望のコース・講座(第※回目)を 購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。
MORE¥30,000
NPAの活動にご賛同いただき、30,000円以上のご支援をいただける方には、10コースがとり放題になります。10コースにまたがる講座を受講したい方にオススメです。 1コース(6講座)あたり3,000円になります。 購入時に、ご希望のコースを購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 なお、初回講座開始以降のキャンセルは受け付けられませんので、ご注意ください。
MORE¥20,000
NPAの活動にご賛同いただき、20,000円のご支援をいただける方には、お好きな3コースを受講していただけます。複数の興味のあるコースを受講したい方にオススメです。 1コース(6講座)あたり6,666円になります。 購入時に、ご希望のコースを購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 なお、初回講座開始以降のキャンセルは受け付けられませんので、ご注意ください。
MORE