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コースタイトル:2024年、第2の朝鮮戦争を阻止しよう!- 激動の東アジアの情勢を読み取る コース概要:本講座では、第1期~第11期まで多様な視点から朝鮮戦争を捉えて、朝鮮戦争の性格や参戦していた各国への影響など政治社会的な影響を見てきました。2024年は、台湾総統・総選挙をはじめ、4月に韓国の総選挙、日本の衆議院選挙(7月予想)、米国の大統領選挙(11月)が予定されています。選挙の結果によっては東アジアの安全保障の情勢が大きく揺れることが予想されています。各国の選挙は国内外の情勢にどうつながっているでしょうか。第12期では、激動の年とも言われている2024年の東アジアの情勢を、各国の選挙の展望や分析に基づいて、朝鮮戦争の危機の構造から改めて解釈していきます。 曜日:月曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 内海愛子 (NPA共同代表) - 李泳采 (恵泉女学園大学) - タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程) 第1回 ラウンドテーブルー2024年をどう読み取るのか 開催日:2024年3月4日(月)19:00-21:00 講師:和田春樹(東京大学名誉教授)、金東椿(元聖公会大学)、徐載晶(国際基督教大学)、中野晃一(上智大学) 概要:2024年は、台湾総統・総選挙をはじめ、4月に韓国の総選挙、日本の衆議院選挙(7月予想)、米国の大統領選挙(11月)が予定されています。選挙の結果によっては東アジアの安全保障の情勢が大きく揺れることが予想されています。各国の選挙は国内外の情勢にどうつながっているでしょうか。激動の年とも言われている2024年の東アジアの情勢を、各国の選挙の展望や分析に基づいて、朝鮮戦争の危機の構造から改めて解釈していきます。 第2回 自民党の派閥政治と政治改革 - 総選挙への展望 開催日:2024年3月18日(月)19:00-21:00 講師:中野晃一(上智大学) 概要:自民党の派閥って何?ぶっちゃけ今後どうなるの?安倍派、岸田派の解体など、派閥政治の自民党政治が、安倍前首相の死亡と「政治資金パーティ問題」で大きく揺れています。戦後保守政治の危機とも言われる今の政局をどうみるべきでしょうか。来る衆議院選挙で私たちはどういう選択をしていくべきでしょうか。2024年、東アジアの情勢のなかで、日本政治が及ぼす影響も一緒に分析していきます。 第3回 朝鮮の社会主義経済建設とその動向 - 経済開発5カ年計画の意味と展望 開催日:2024年4月1日(月)19:00-21:00 講師:李柄輝 (朝鮮大学校、朝鮮問題研究センター) 概要:朝鮮民主主義人民共和国は、2023年末の朝鮮労働党中央委第8期第9次全員会議の結果報告、金正恩委員長の最高人民会議第14期第10次会議の施政演説( 1月15日)で、最近の変化する南北や国際情勢の分析とともに、朝鮮の社会主義経済建設の改めて強調している。朝鮮の経済建設路線と軍事強化路線をどう理解すべきでしょうか。国内外の情勢に対する朝鮮の認識に基づいて、2024年東アジアのなか、朝鮮の動向を「内在的なアプローチ」から分析していきます。 第4回 韓国総選挙(4月)の結果分析と尹錫悦政権の対内外政策への展望 開催日:2024年4月15日(月)19:00-21:00 講師:金東椿(聖公会大学教授) 概要:来る4月10日には第22代韓国国会議員選挙が行われます。就任以降30%前後の低い支持率を維持している尹錫悦政権は、総選挙結果によっては、夫人キムコンヒ女史の腐敗問題に対する特別検事法の成立とともに「弾劾』政局を迎える可能性も見られている。戦後一番重要な選挙であるとも言われている韓国総選挙はどういう結果と展望を迎えるでしょうか。日韓関係改善と日米韓同盟の強化、膠着している南北関係への影響なども含めて、現地から生々しい選挙の結果を分析します。 第5回 韓国総選挙とアメリカ大統領選挙以降の朝鮮半島情勢と東アジア 開催日:2024年4月29日(月)19:00-21:00 講師:徐載晶(日本国際基督教大学) 概要:4月韓国の総選挙、日本の衆議院選挙以降、アメリカの選挙結果次第では日米韓の安全保障にも政策転換が予想されています。トランプ前大統領の復帰が予想されているなか、今アメリカの大統領選挙では何が起きているでしょうか。バイデン政権とトランプ政権の朝鮮半島政策を、韓国や北朝鮮はどう見ているのでしょうか。アメリカ大統領選挙を東アジアの視点から改めて捉え直して考えていきます。 第6回 2024年東アジアの情勢 - 日朝関係の行方 開催日:2024年5月13日(月)19:00-21:00 講師:和田春樹(東京大学名誉教授) 概要:2024年は、台湾総統・総選挙をはじめ、4月に韓国の総選挙、日本の衆議院選挙(7月予想)、米国の大統領選挙(11月)が予定されています。選挙の結果によっては南北や日朝関係にも大きな影響を及ぼすことになります。2024年の東アジア情勢を、日本とアジアの関係からどう認識していくべきでしょうか。新年から日本への友好アプローチを強めている北朝鮮側の真意はどこにあるのでしょうか。今も続いている朝鮮戦争の構造から東アジアの情勢を分析します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813801
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コースタイトル:キーワードから考えるイスラエルの論理と〈パレスチナ解放〉のゆくえ コース概要:2023年10月以降、イスラエルとハマース双方に即時停戦を求めるだけでなく、圧倒的な力の不均衡を目にし、パレスチナを長年占領・抑圧して来たイスラエルの政策や国家の由来に批判的に関心を寄せる人が増えています。本講座では、パレスチナをめぐる二つの民族の争いとしてこの問題を捉えるのではなく、イスラエルによる入植者植民地主義によるパレスチナ支配のプロセスとして捉え、そこからの〈解放〉が目指すところは何かを考えます。スタートとなる今期はまず、関連するキーワードを入り口にしながら、1948年のイスラエル建国を支えた排除の論理とその具体的事象について学びます。 曜日:木曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師: -田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) コーディネーター: -山岡幹郎(写真家) ◆第1回 入植者植民地主義 - パレスチナの視点からイスラエルを捉える 開催日:2024年3月14日(木)19:00-21:00 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) 概要:イスラエルの建国を支えるイデオロギー、政治的シオニズム。そのシオニズム運動のなかで、100年あまりにわたってパレスチナ人が受けた〈経験〉を焦点化するのが、入植者植民地主義という概念です。当初、イギリス帝国主義の「尻尾」と捉えるなどその脅威を過小評価したり、「単なる」軍事的実体としてのみとらえて来たパレスチナ人にとって、イスラエル建国や占領を入植者植民地主義のプロセスとして捉えることの意味を考えます。 ◆第2回 レイシズム(人種主義)- 実験場としてのパレスチナ/イスラエル 開催日:2024年3月28日(木)19:00-21:00 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) 概要:先住のパレスチナ人を追放しながら、ユダヤ人ならこの地に何の関わりがなくとも無条件に国籍を与えるというイスラエルの人種差別政策。イスラエル建国以前のパレスチナでも、アラブ人が宗教ごとに統治され、宗教の人種化が図られたことで、すでにその下地は作られていました。第二次大戦後のイスラエルは、レイシズムの実験場だったとも言えます。 「対テロ戦争」の構図が作られイスラモフォビアが広がるなか、イスラエルのレイシズムが近年どのように「進化」して来たのかを考えます。 ◆第3回 民族浄化とジェノサイド - イスラエルは何を目指しているのか 開催日:2024年4月11日(木)19:00-21:00 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) 概要:1948年のイスラエル建国前後、パレスチナ人の大多数が難民化した背後には明確な計画と命令者が存在したことを主張した歴史家イラン・パペは、これを「民族浄化」と呼びました。追放や移送などによってパレスチナ人を一掃してゆく「民族浄化」は、その後も今日までゆっくりと進行して来ました。 2023年10月にガザで始まったイスラエルの行為は、ジェノサイドとして非難されています。ジェノサイドとみなすことの意義をふまえた上で、この語を使うことによってむしろ見えにくくなってしまう問題について検討します。 ◆第4回 難民・帰還権 - 和平交渉と〈パレスチナ解放〉 開催日:2024年4月25日(木)19:00-21:00 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) 概要:1947年から49年にかけての民族浄化のプロセスで、約100万人のパレスチナ人が難民となりました。彼らは難民条約上、その後の他地域からの難民とは異なる立場におかれています。また、ガザやヨルダン川西岸地区、ヨルダン、シリア、レバノンと、国や地域によっても状況は異なります。1993年、難民の帰還権を棚上げにしたオスロ合意が結ばれたことで、パレスチナの解放運動は混乱し、パレスチナ社会の分断に拍車がかかりました。「オスロ」の枠組みが何を意味しているのかを整理します。 ◆第5回 占領 - 別の言葉が必要? 開催日:2024年5月9日(木)19:00-21:00 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) 概要:1967年の10月戦争でイスラエルは、ガザ地区やヨルダン川西岸地区、東エルサムを占領します。まずは占領とそこでの入植活動を通じた、イスラエル社会の右傾化について概観します。2005年、イスラエルはそれまでの政策を転換して入植者と軍を一方的にガザから撤退し、占領の終結を宣言しました。しかしそもそもイスラエルは「占領」という言葉を用いず、占領地を行政地域とみなしてきたことも見落としてはなりません。「占領」という言葉では捉えきれないガザ、そしてヨルダン川西岸地区の実態について考えます。 ◆第6回 アパルトヘイト - イメージが生み出すインパクト 開催日:2024年5月23日(木)19:00-21:00 講師:田浪亜央江(広島市立大学/中東地域研究) 概要:2000年代初頭、イスラエルが建設を開始した隔離壁が「アパルトヘイト・ウォール」と呼ばれるようになり、イスラエル=アパルトヘイト国家という認識は急速に広がりました。また、南アフリカのアパルトヘイト廃絶運動にならったBDS運動も大きな影響を与えました。アパルトヘイトを廃絶した南アによる、国際司法裁判所へのイスラエル提訴も大きく注目されています。ここではイスラエルの政策を、アパルトヘイトという枠組みで捉えることの意義と課題について考えます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813802
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コースタイトル:植民地主義と軍事主義から気候変動を考える コース概要:2023年7月、国連事務総長は「地球沸騰化の時代が到来した」と警告しました。気候変動対策が喫緊の課題とされている中、昨今の脱炭素政策に足りないものは一体なんだろうか。あらゆる社会問題と複合的かつ構造的に絡み合う気候変動による影響を、インターセクショナリティと平和学の視座から植民地主義や軍事主義を通して、気候正義について考えていきます。今後の気候変動運動は、誰とともに立ち上がるのか?そして、誰のために立ち上がるのか?参加者のみなさんと一緒にディスカッションしていきます。 曜日:月曜 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - まつだかなこ(ボランティアコーディネーター) - 山崎やーゆ(New ENEration) - ちーたん - よすこ ◆第1回【問い】気候危機の「不正義」と沖縄の社会的構造を繋げる、とはなにか? 開催日:2024年3月11日(月)19:00-21:00 講師:山崎やーゆ(New ENEration) 概要:気候危機問題は「不正義」にどのように立ち向かう問題でもあります。日本は世界で5番目のCO₂排出国であることから、これまで“先進国”と“途上国”の「不正義」について、あるいは“現行世代”と“将来世代”の「不正義」の軸で気候危機問題が語られてきました。でも、それだけではないはずです。気候危機問題の根底にある「開発主義」や「植民地主義」の視点から「基地か経済か」を選ばされてきた沖縄の問題を考えます。インターセクショナリティという言葉があります。人種、性別、階級、性的指向など複数の個のアイデンティティが組み合わる時に起こる様々な差別の現状に目を向け、マイノリティの中でもさらに焦点の当たりづらい差別を受けている当事者を可視化するための概念です。まさに不透明化されている問題を、気候危機問題の視点から可視化するための試みのはじめの1歩です。 ◆第2回 気候変動難民と戦争と原発のつながり 開催日:2024年3月25日(月)19:00-21:00 講師:明日香壽川(東北大学東北アジア研究センター・同大学院環境科学研究科教授) 概要:集中豪雨、台風、洪水、干ばつは難民を生み、難民は戦争や紛争の原因となります。それは古今東西変わりなく、歴史的な事実です。今後、人為的な気候変動が進んでしまえば、難民がより多くなり、戦争や紛争がより増えることは科学者の共通認識で、定量的な研究も数多くあります。そのような中、気候変動対策を理由に原発を推進する人たちがいます。しかし、本当の理由は利権や核兵器転用ポテンシャルの維持であり、それに関しても多くの事実や研究があります。気候変動の原因を作っている化石燃料産業に関わっている人たちと兵器を作ったり売ったりしている人たちと原発を作ったり持ったりしたい人たちはかなり重なっています。そして、残念ながら、そのような人たちが莫大な利益をあげているのが現状です。 ◆第3回 軍隊の活動と国家間戦争による地球温暖化への影響 開催日:2024年4月8日(月)19:00-21:00 講師:尾身悠一郎(ニックネーム:ちーたん)(一橋大学非常勤講師) 概要:世界各国の軍隊の活動や戦争による温室効果ガスの排出は、削減義務はおろか報告義務さえ課されていないため、気候危機対策において大きな抜け穴になっています。しかし、近代兵器は大量の化石燃料を消費することを前提とした発展を遂げてきたため、軍隊の活動や戦争の全てにおいて、大量の温室効果ガスを排出しています。このままでは、戦争や軍隊活動の増加によって気候危機が深刻化し、気候危機の悪化が戦争の増加を招くという悪循環に陥ってしまいます。こうした悪循環に陥ってしまう前に、一人でも多くの市民が軍隊の活動による温暖化や気候危機への影響を理解する必要があります。 ◆第4回 沖縄の軍事基地と環境影響<仮> 開催日:2024年4月22日(月)19:00-21:00 講師:砂川かおり(沖縄国際大学専任講師) 概要:<調整中> ◆第5回 気候変動と先住民族と社会正義 開催日:2024年5月6日(月)19:00-21:00 講師:上村英明(NPA共同代表、市民外交センター共同代表、恵泉女学園大学名誉教授) 概要:地球環境問題に世界の注目が集まったのは、1992年の国連環境開発会議、いわゆるブラジルのリオで開催された地球環境サミットです。この時には、国連気候変動枠組み条約、生物多様性条約の調印式が行われ、条約にこそならなかったものの森林原則宣言が採択されました。近代化の最初の段階から人権侵害の犠牲者とされた先住民族が、これらのルールとどう向き合って来たかをお話しします。 ◆第6回【対話】沖縄の「不正義」と気候危機問題は繋がるか? 開催日:2024年5月20日(月)19:00-21:00 講師:山崎やーゆ(New ENEration)、まつだかなこ 概要:今までの計5回を終えて、気候危機問題における「不正義」と沖縄の「不正義」を繋げ、ジブンゴトとして私たちが“語ることができるか?” について試みます。前5回の内容を簡単におさらいした後、スライドを用いながら、少人数に分かれて対話を行います。その場で話せなくても大丈夫です。対話を聞きながら、今後どのようにこの問題に向き合うかを話し合い、次につなげていくためのアイデアを出し合う最終回です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発受講のお申し込みはこちら https://apply.npa-asia.net/categories/2813803
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コースタイトル:韓国MEDIACTのイチオシ講座を体験する 「ドキュメンタリー製作と社会変革!」【*2024/3/7更新】 コース概要:1980年代、独裁政権との闘いの過程で本格的にスタートした韓国のメディア運動は、言論改革運動、独立映画運動、情報通信運動などの領域で広がりながら、それぞれに発展してきました。part5までは、グローバル的なメディア運動と、韓国のメディア運動に集中して解説してきました。PART6では、韓国メディアセンター「MEDI ACT」で一押しの講座であり、韓国ドキュメンタリー製作に関わる多くの人々がすでに現場で活用している、金明準所長が指導する「長期ドキュメンタリー製作講座」を日本から直接受けながら、韓国独立メディア運動の力を実感し、相互連帯していくことを目指していきます。 *ドキュメンタリー製作課程の理論講座の内容なので、カメラ撮影が出来ない方もどうぞ。 *コース7「松原明の「3分ビデオ」制作工房と一緒に受講すると、理論・実践が併用できると思います。 メディアアクト:https://www.mediact.org/web/code/guide/intro_01.php 曜日:月曜日 原則隔週 時間:19:00~21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 金明準プロフィール ソウル大学卒業。韓国映像メディアセンターMEDIACT所長。聖公会大学講師。1987年の民主化の後、韓国ではさまざまな社会運動が活性化した。当時、労働運動の分野にビデオを持ち込み、オーガナイズや宣伝の新しいスタイルを提示した「労働ニュース制作団」を率いた。また、諸外国の先進的なメディア・アクティビズムの事例を韓国に紹介し、メディア・アクティビストの養成に尽力した。「レイバーネット日本」の設立にも貢献した。メディア・アクティビズムに関する豊富な経験から、韓国だけでなく国際的な視野でメディア・アクティビズムを展開している韓国の代表的なメディア・アクティビスト。 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) ◆第1回 ドキュメンタリーの概念 開催日:2024年3月25日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 概要:ドキュメンタリーとは何か。その持続的な生産のための主な流れ、それに基づく認識と考える対象について、議論していきます。ドキュメンタリーの「 mapping」とは?。ドキュメンタリーの基本用語などを共有します。 ◆第2回 ドキュメンタリーに対する12個の質問 開催日:2024年4月8日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 概要:ドキュメンタリーに関する12個の質問を中心に、ドキュメンタリーと何か、その世界を体得します。①ドキュメンタリーとは:概念、境界またはアイデンティティ、区分 ② 真実、事実、客観性、主観的表現としてのドキュメンタリー、③ドキュメンタリーにはどんなものがあるのか、何に分類できるのか (様式の問題)、④関係としてのドキュメンタリー 作家と被写体の境界または(権力)の関係そして距離、⑤なぜ倫理が問題になるのだろうか、⑥製作主体の新しし世界への冒険/製作過程においての危険と検閲への直面、⑦技術的変化はドキュメンタリーをどのように変えるのか?ジャンルの革新と拡張:XR、transmedia、AIなどの新しいツールはどこまで活用できるのか。⑧ドキュメンタリーはどこでどのように上映されるのか、どのようなインフラで共有できるのか?⑨ドキュメンタリーは(果たして、どのように)世界を変えられるのか?社会的な影響力の測定は可能なのか? ⑩ドキュメンタリーを変えるためにメディアエコシステムをどのように構築できるのか?⑪ドキュメンタリーはどのように分析するのか? なぜ分析するのか?⑫それ以外の問題としてアーカイブ化と知的財産権・著作権、最後に「ドキュメンタリーに入門する人々のための7つのアドバイス」とは。 ◆第3回 コミュニケーションのための様式としてのドキュメンタリー(その1) 開催日:2024年4月22日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 概要:コミュニケーションのための様式としてのドキュメンタリーを理解するために、ドキュメンタリーの多様な様式を理解します。(1) 解説フォーム(Expository) (2) 詩的モード(Poetic Mode) (3) ヒューマンドキュメンタリー:観察的または相互作用の様式、(4) インタビュー の意味と 相互作用様式、(5)自己省察的モデル性察的方式(Self Reflexive)(6)パフォーマンスドキュメンタリー:積極的で主観的介入のモデル、など、(7)フェイクドキュメンタリーとは (Mocking Documentary = Mockumentary) ◆第4回 コミュニケーションのための様式としてのドキュメンタリー(その2) 開催日:2024年5月6日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 概要:コミュニケーションのための様式としてのドキュメンタリーを理解するために、ドキュメンタリーの多様な様式を理解します。(1) 解説フォーム(Expository) (2) 詩的モード(Poetic Mode) (3) ヒューマンドキュメンタリー:観察的または相互作用の様式、(4) インタビュー の意味と 相互作用様式、(5)自己省察的モデル性察的方式(Self Reflexive)(6)パフォーマンスドキュメンタリー:積極的で主観的介入のモデル、など、(7)フェイクドキュメンタリーとは (Mocking Documentary = Mockumentary) ◆第5回 企画案の構成と自己分析 開催日:2024年5月20日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 概要:企画構成案の提出と評価、 実現可能性の検討 ◆第6回 企画の「上映」 開催日:2024年5月27日(月)19:00-21:00 講師:金明準(韓国映像メディアセンターMEDIACT 所長) 概要:企画案の最終案提出と発表による「上映」と相互コメント: 専門知識、コミュニケーションの構造、説明、ジャンルの変化、計画、ネットワークの意味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発受講のお申し込みはこちら https://apply.npa-asia.net/categories/2813804
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コースタイトル:ショアーからナクバへ -イスラエルとパレスチナを植民地主義の視点から コース概要:ハマスがイスラエルに越境攻撃を行ない、イスラエルは自衛権を主張してガザ地区を空爆、「ハマス殲滅」を掲げて地上侵攻するに至りました。南アフリカ政府はイスラエルのガザ攻撃を「ジェノサイド」(集団殺害)だとして国際司法裁判所に提訴、審理が行われています。かつて「ショアー」(ホロコースト)というジェノサイドの犠牲になったユダヤ人の国家が、パレスチナ人に対するジェノサイドを非難されるとは、どういう事態なのでしょうか。この講座では、イスラエル国家とパレスチナ問題を植民地主義批判の文脈に位置づけ、現状認識を深めるとともに、解決へのヒントをともに探ってみたいと思います。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女子学園大学) ◆第1回 基本的な視座 反ユダヤ主義とイスラエル批判について 開催日:2024年3月6日(水)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:パレスチナ問題を考えるには、欧米の植民地主義とシオニズム(パレスチナにユダヤ人国家を建設するという思想と運動)の関係を理解する必要があります。ショアー(ホロコースト)という反ユダヤ主義の究極の罪を犯したドイツで今回の「戦争」がどう受け止められているのかを中心に、今回の講座の基本的な視座を明らかにします。 ◆第2回 ハマスのイスラエル越境攻撃をどう捉えるか 開催日:2024年3月20日(水)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:ガザ地区を統治するハマスを欧米や日本は「テロ組織」と見なし、2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの越境攻撃を「残虐なテロ」として、イスラエルのガザ地区への攻撃を自衛権に基づく反撃として容認しました。イスラエルはハマスが組織的に民間人虐殺やマス・レイプを実行したと主張し、ハマスはそれを否定しています。「10月7日」をどう捉えるか、議論します。 ◆第3回 イスラエルのガザ攻撃をどう捉えるか 開催日:2024年4月3日(水)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:ハマスの攻撃に対してイスラエルは何倍もの報復攻撃をするのが常でしたが、「10月7日」に対する反撃はかつてない規模で、病院・学校・難民キャンプ等を無差別に攻撃し、民間人とくに子供や女性に多大の犠牲を強いています。南アフリカはこれを「ジェノサイド」として国際司法裁判所に提訴しました。世界的な「ジェノサイド」論争を引き起こしているネタニヤフ政権の「戦争」を考察します。 ◆第4回 イスラエル国家とは何か 開催日:2024年4月17日(水)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:今日の事態を理解するためには、イスラエル国家の建国にまで遡って、この国の特殊な性格を踏まえる必要があります。ホロコーストにまで至った欧州の反ユダヤ主義を逃れ、パレスチナにユダヤ人国家を建設したシオニズムの思想と運動は、パレスチナ人に「ナクバ」(破局としての追放)をもたらし、パレスチナ難民問題を生みましたが、現在もその「ナクバ」が続いているのではないか。こうした視点から検討します。 ◆第5回 セトラー・コロニアリズムとは何か 開催日:2024年5月1日(水)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:イスラエルの植民地主義は、セトラー・コロニアリズム(入植者植民地主義)の一種であると言えます。CANZUS Nations(米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)は、先住民のいる土地に入植した欧州の「白人」が自分たちの国家を建設し、マジョリティとなって先住民を二級市民に貶め、追放や絶滅にまで追い込もうとした歴史を有しています。日本でも「北海道」に見られるこの植民地主義について考えます。 ◆第6回 パレスチナとイスラエルの共生は可能か 開催日:2024年5月15日(水)19:00-21:00 講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授) 概要:イスラエルとパレスチナの対立に出口はあるのでしょうか。欧米や日本はオスロ合意(1993年)がめざした「二国家解決案」に立ち返ろうとしていますが、今回の「戦争」で二国家共存は決定的に困難になったという見方もあります。ホロコーストを経験したユダヤ人と、ナクバを経験したパレスチナ人の共生は、ついに不可能なのか。国家、民族、人権などの意味が根底から問われるこの問題について、可能な限り考察を試みます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813805
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※こちらはコースではなく、NPAフォーカス企画のうち【抵抗の芸術と表現・思想の自由Part10-】の全4回セットの申込みページとなります。開催日をよくご確認の上、お申込みください。 フォーカスタイトル:<出版記念>表現の不自由展からの挑戦〜消されたアートと対話する12のヒント コース概要:あいちトリエンナーレの展示中止事件から5年。その間、表現の不自由展は日本各地及び韓国、台湾で開催してきました。2022年4月の東京展の無事開催を受け、これまでの経験から得たものを多くの方と共有したいと『表現の不自由展からの挑戦〜消されたアートと対話する12のヒント』を梨の木舎より刊行します。出版を記念して、憲法学者の右崎正博さんを皮切りに、本書編集委員によるトークをお届けします。そして、〈群馬の森朝鮮人追悼碑〉は強制的に撤去されるという暴挙が起きました。出品作家の白川昌生さん、2022年京都・神戸展より参加した韓国の絵本『花ばぁば』作家クォン・ユンドクさんにもお話しいただきます。 曜日:原則土曜日 時間:14:00-16:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター - 岡本有佳(編集者/表現の不自由展・東京共同代表) ◆第1回 絵本『花ばぁば』の出版過程を振り返りながら 開催日:2024年4月6日(土)14:00-16:00 講師:クォン・ユンドク(絵本作家) *通訳あり 概要:2006年秋、日本の絵本作家たちの提案で韓中日平和絵本プロジェクトが始まり、その結果、2010年に韓国で初めて絵本『花ばぁば』が出版された。 創作過程でも多くの困難があったが、3つの国での共同出版はより一層難しかった。 日本側の出版社の修正要請と至難な議論過程、結局出版できないと出版社が最終通知をしてくるまで5年間、両者は数えきれないほど会い、Eメールでやりとりをした。 今回は、『花ばぁば』の出版のために両国の作家と出版社が何を主張し議論したのか、互いに合意したことは何であり、結局交錯したことは何だったのかを振り返ってみようと思う。 そして、国家や民族を越える他の集合、平和を愛する市民の新しい連帯はどのように可能なのか、一緒に考えてみよう。 ◆第2回 憲法学者の視点からみた表現の不自由展 開催日:2024年4月20日(土)14:00-16:00 講師:右崎正博(憲法学者) 概要: ① 憲法21条と「公の施設」の設置義務の関係、その憲法的意味 ② 地方自治法244条の住民の施設利用の拒否の禁止、不当な差別的取扱いの禁止の意味と射程 ③ 「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」中止・再開、2021年「表現の不自由展かんさい」会場予約取消しをめぐる地裁・高裁決定をめぐる法的論点 ④ 憲法21条2項の検閲禁止の意味と政治の横やりの検閲禁止違反該当性 講師プロフィール:1946年生まれ、早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得、獨協大学法学部教授、同大学大学院法務研究科長などを経て、2017年獨協大学名誉教授。主な著作に、『表現の自由の現代的展開』(日本評論社、2022年)など。 ◆第3回 ブックトーク『表現の不自由展からの挑戦』(仮) 開催日:2024年5月12日(日)19:00-21:00 講師:岡本有佳・岩崎貞明・京極紀子・岡本羽衣(表現の不自由展・東京実行委員) 李春熙 田場暁生(弁護士) 概要:2022年4月の東京展の無事開催を受け、これまでの経験から得たものを多くの方と共有したいと『表現の不自由展からの挑戦〜消されたアートを守る12のヒント』(仮)を梨の木舎より刊行します。 本書の編集に関わったメンバーで、本を囲んで語り合います。 ◆第4回 群馬の森朝鮮人追悼碑の撤去が提示する芸術問題 開催日:2024年5月25日(土)14:00-16:00 講師:白川昌生(美術作家) 概要:群馬の森の朝鮮人労働者追悼碑が撤去されました。日本における公共彫刻の歴史を振り返りつつ、撤去を推し進めてきた歴史修正主義者のことなどにも言及しながら考えてみたい。日本における彫刻、公共彫刻の歴史を振り返って考えることは、芸術と政治の深い結びつきを取り出して見せることになると思う。 講師プロフィール:日本の近代問題を扱う作品を作っている美術作家、美術評論家。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ *単発はこちらより https://apply.npa-asia.net/categories/2813806
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コースタイトル:今日からあなたもビデオ・アクティビスト コース概要:いまはだれでもメディア(ビデオ・スマホなど)を駆使して、インターネットで情報発信できる時代。撮影・編集・発表までの基本を学び、あなたも映像で「伝えたいことを伝える」ビデオジャーナリストになろう。その第一歩が「3分ビデオ」をつくること。ビデオ撮影のコツは? 編集ってどうやるの? その基本をイロハのイから実践的に教えます。講師はこの道30年のベテランである松原明が担当します。本講座も4回目を迎え、まったく初めての初心者から少し経験のある中級者まで、それぞれのレベルに対応できるように内容を刷新しました。またオンライン受講もより受けやすいように配慮しています。 *編集ソフトは「パワーディレクター(通常版Ultra)」を使います。 「体験版」であれば費用はかかりません。 開催日:2024年4月14日(日)・28日(日) 時間:10:00-17:30 開催方法:オフライン定員10名 オンライン開催・定員20名 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) コーディネーター:蓑田瑞恵(NPA事務局) 参加費 9000円 *オフライン講座の場所 「梨の木舎」 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2丁目2−12 JR「水道橋駅」より徒歩4分。 *ビデオカメラ・PCの無料貸し出しもあります。 ◆第1回 ビデオ制作の最低限の知識・技術を実践で学ぶ① 開催日:2024年4月14日(日)10:00-12:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) 概要: 1,オリエンテーション 本講座の進め方、自己紹介、機材の説明 2,映像制作の基本/3分ビデオとは 3,撮影の基本/カメラの操作の仕方 4,編集の基本/PCの操作の仕方 (ソフトのインストール) ◆第2回 ビデオ制作の最低限の知識・技術を実践で学ぶ② 開催日:2024年4月14日(日)13:00-15:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) 概要: 1,受講生による対面インタビュー撮影 2,撮影した素材をPCに取りこむ 3,簡単な編集を行う(カット編集程度) ◆第3回 ビデオ制作の最低限の知識・技術を実践で学ぶ③ 開催日:2024年4月14日(日)15:30-17:30 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) 概要: 1,タイトル、ナレーションを入れる 2,ショートビデオ完成、書き出し、YouTubeにアップ *宿題 翌週にむけて自分がつくりたいものを撮影しておく ◆第4回 実際に「3分ビデオ」をつくってみる① 開催日:2024年4月28日(日)10:00-12:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) 概要: 1,一日目のおさらい/各受講生の取り組み状況 2,ニュース映像、実際の「3分ビデオ」から学ぶ 3,編集についてのプラスα技術(音楽、静止画の入れ方) *編集ソフトは「パワーディレクター(通常版Ultra)」を使います。 「体験版」であれば費用はかかりません。 ◆第5回 実際に「3分ビデオ」をつくってみる② 開催日:2024年4月28日(日)13:00-15:00 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) 概要:実際の編集作業 ◆第6回 実際に「3分ビデオ」をつくってみる③ 開催日:2024年4月28日(日)15:30-17:30 講師:松原明(映像制作者・レイバーネット共同代表) サブ講師 : 堀切さとみ(映像制作者) 概要: 1,実際の編集作業 2,「3分ビデオ」完成、上映、講評 *編集ソフトは「パワーディレクター(通常版Ultra)」を使います。 「体験版」であれば費用はかかりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813807
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コースタイトル:時事ニュースで読む韓国社会と韓国語 コース概要:本コースは、韓国の時事ニュースなどを通して韓国語を学ぶ講座です。毎回2分ほどの、さまざまな分野のニュース素材を取り上げ、関連する韓国語表現を学び、聞き取り練習、対訳を行います。さらに、そのニュースの背景について理解を深めます。毎回、ハングルテキストの起こしや対訳資料を事前に提供します。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員20名 講師: - 韓興鉄(翻訳家) コーディネーター: - 蓑田瑞恵(NPA事務局) ◆第1回 犬の食用禁止、国会で可決 開催日:2024年3月12日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:韓国社会で長らく議論になってきた犬肉の食用をめぐり、今年の1月、これを禁止する特別法が韓国の国会本会議で可決されました。2027年から犬を食用として育てたり、屠殺、流通、販売したりする行為が禁止されます。第1回は、犬の食用禁止が国会で可決されたことを報じたニュースを素材に韓国語を学びます。 ◆第2回 人口減で廃校の危機から再生 - 忠清北道槐山郡チェビマウルの取り組み 開催日:2024年3月26日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:人口減少で消滅の危機にある地方の町や村。子どもも減り、廃校の危機を迎える学校も少なくありません。第2回は、廃校の危機に直面したものの、活気を取り戻した地方のある小学校の取り組みを紹介した番組を素材に韓国語を学びます。 ◆第3回 モンゴルから越冬で訪れるハゲワシ、意外な一面も 開催日:2024年4月9日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:毎年冬になるとやってくる渡り鳥。その中には翼を広げると3メートル近くにもなるハゲワシがいます。モンゴルから3000キロメートルの距離を飛んでくるそうです。韓国では天然記念物及び絶滅危惧種2級に指定されています。大きくて立派なクチバシを持ったハゲワシですが、意外な一面もあるようです。第3回は、韓国に毎年飛んでくるハゲワシを取り上げたニュース番組を素材に、生き物に関する韓国語も学びます。 ◆第4回 第22代国会議員選挙の結果は? 開催日:2024年4月23日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:4月10日に行われる第22代国会議員選挙。韓国の国会は1院制で、小選挙区253、比例代表47の計300議席を巡って選挙が行われます。1月末時点での二大政党の議席数は、与党「国民の力」が113議席、野党「共に民主党」が164議席です。第4回は、第22代国会議員選挙の結果を伝えるニュースを素材に、韓国語を学びます。 ◆第5回 小鹿島(ソロクト)で40年近くハンセン病患者を診てきた看護師マーガレットさんが死去 開催日:2024年5月7日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:南海岸に浮かび、小さな鹿のような形をしているとして名付けられた小鹿島。日本統治時代に病院が作られ、一時6,000人を超えるハンセン病患者がこの島に隔離されました。解放後も多くのハンセン病患者がいたこの島に、看護師が必要だと1960年代にオーストリアからやって来たのが、マリアンヌとマーガレットです。2人は40年以上もの間、この島で患者たちを献身的に支え「小鹿島の天使」と呼ばれました。第5回は、昨年9月、マーガレットさんが亡くなったことを伝えるニュースを素材に、韓国語を学びます。 ◆第6回 ハングルの日、済州島では済州語フェスティバルを開催 開催日:2024年5月21日(火)19:00-21:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:済州島では標準韓国語とは異なる済州語(済州方言)が使われてきました。現代になって教育やメディアを通して標準韓国語が一般的に使われるようになり、済州語はユネスコによって今や「非常に深刻な危機に瀕した言語」に分類されています。第6回は、昨年のハングルの日(10月9日)に合わせ、済州島で開催された済州語フェスティバルをレポートしたニュースを素材に、済州語に触れてみたいと思います。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813808
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コースタイトル:ちょこっと入門コース Part2【特別セット価格!】 コース概要:第11期から試験的にスタートしたNPAの韓国語初級講座。ハングルの読み方や簡単なあいさつ表現を学びました。今期は、日常や韓国旅行で使えそうな単語や、シチュエーション毎の表現を学んでいきます。以前、韓国語を習ったことはあるけど、またチャレンジしてみたい方、大歓迎です。受講される方には、教材(PDF)を事前に配布します。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:11:00-13:00 開催方法:オンライン開催・定員20名 講師: - 韓興鉄(翻訳家) コーディネーター: - 蓑田瑞恵(NPA事務局) - 日比野千佳(NPA事務局) ◆第1回 지하철 역은 어디예요? (地下鉄の駅はどこですか?) 開催日:2024年3月20日(水)11:00-13:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:「어디(どこ)」などの疑問詞と「예요(ですか)?」を組み合わせて質問したり、「앞(前)」「뒤(後ろ)」「오른쪽(右)」 「왼쪽(左)」など、場所に関連する単語などを用いて答える練習をしてみましょう。 ◆第2回 제 이름은 간다 나나예요. (私の名前は神田ナナです) 開催日:2024年4月17日(水)11:00-13:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:第2回は、自己紹介用の鉄板フレーズを作ったり、相手のことを尋ねたり、尋ねられたりした際に答えられるよう、練習をしてみましょう。 ◆第3回 몇 분이세요?(何名様ですか?) 開催日:2024年5月15日(水)11:00-13:00 講師:韓興鉄(翻訳家) 概要:レストランやカフェに入店するとき、入場チケットを買ったりするときに聞かれる「몇 분이세요?」。第3回は、その際の答えに必要な韓国語の固有数詞を身につけ、店内でのオーダーの仕方、食べ物やドリンクなどの単語にも慣れていきましょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813808
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コースタイトル:「戦後80年」に向けて、課題を考える コース概要:あと1年余で「戦後80年」を迎える。抑留体験者の平均年齢は100歳を越え、大きな区切りをつけなければならない時が近づいている。韓国/朝鮮、台湾の旧植民地出身(外国籍)抑留者の問題やシベリア特措法制定13年後の課題を一緒に考える。実態解明、ロシア及び旧衛星国との関係、遺骨収集、追悼、記憶/資料の継承/活用、etc. 可能であれば、地方局などが制作した映像も活用したい。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催 -オンライン定員:50名 コーディネーター -有光健(シべリア抑留者支援・記録センター代表世話人) コースイメージ画像:「ラーゲル」画・増田信彦(2023年2月没) ◆第1回 朝鮮人シベリア抑留を考える-金孝淳著『朝鮮人シベリア抑留-私は日本軍・人民軍・国軍だった』を訳して 開催日:2024年3月7日(木)19:00-21:00 講師:渡辺直紀(武蔵大学教授) 概要:1945年シベリア。日帝時代に徴兵され満洲などに送られ、「日本軍」として捕らえられた朝鮮人青年たちは、解放と同時にソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留され、その間に故国は分断された。命からがら38度線を越えて南の故郷に帰った者たちに待ち受けていたのは、生涯に及ぶ過酷で非道な日々だった。反骨のジャーナリスト・金孝淳氏が、東アジアの現代史の空白に迫った渾身のルポルタージュの内容や背景を説明し、同時に本書が提起する問題圏の多様性について言及する。 ◆第2回 在日のシベリア抑留者・李昌錫さんの生涯から考える 開催日:2024年3月21日(木)19:00-21:00 講師:斎藤正樹(シベリア抑留(国籍差別)裁判を支える会) 概要:軍人恩給(年金)の額は、階級と勤続年数によって計算される。日本では国籍を失うと需給資格を奪われる。朝鮮人・李昌錫はシベリアに8年抑留され、1953年舞鶴に帰還したが、1952年年サンフランシスコ講和条約によって、(国籍選択権を与えられることなく)日本国籍を失い、そのことで無年金とされた。(中国国籍の呉雄根さんの場合も同様である)。恩給法の国籍条項による差別は、社会構造の奥深くで戦後も天皇制と通底している。 ◆第3回 祖父・陳以文と台湾人のシベリア抑留体験 開催日:2024年4月4日(木)19:00-21:00 講師:陳力航(日本統治下台湾史研究者、『零下六十八度』著者、元抑留者孫) 概要:シベリア抑留は、日本人だけてなく、日本軍の一員だった台湾人も戦争捕虜となり、シベリアへ送られた。温暖な島育ちの台湾人にとって、極寒なシベリアの気候はなおのこと厳しいものだった。ただ、この事実は歴史の渦に埋没し、現代の台湾人の記憶に残っていない。本書では台湾北東部・宜蘭生まれの台湾人男性、陳以文の生涯を描写。混沌たる1945年の世界に戻り、陳が日本本土を出発し、満州、シヘリアに連れられていく様子を辿る。台湾人の歴史を改めて理解し、補完していく。 ◆第4回 カザフスタンに抑留された日本人捕虜と民間人抑留者について 開催日:2024年4月18日(木)19:00-21:00 講師: 佐野伸寿(映画監督、元日本大使館員) 概要:旧ソ連時代、日本では収容所といえばシベリアだったが、実はカザフスタンこそ、各種鉱山から核兵器開発まで行われた政治犯収容所のメッカだった。この収容所の全ソ連の中での位置付け、そして、捕虜として連れてこられた日本人抑留者の状況。その日本人抑留者に対する、ソ連時代に抑圧されていたカザフスタンの人々の親近感について説明するとともに、ソ連崩壊まで日本に帰ることのできなかった民間人抑留者について説明する。 ◆第5回 遺骨収集・追悼・記憶継承などの課題 開催日:2024年5月2日(木)19:00-21:00 講師:栗原俊雄(毎日新聞専門記者) 概要:シベリア抑留では日本人およそ 60万人が最長 11年拘束され、6万人が死亡した。戦時中の激戦地に比べて埋葬記録が多く残っているが、収容された遺体。遺骨は3分の1程度。なぜ進まないのか。収容された遺骨はどうなっていのか。補償はどうなっているのか。慰霊はどう行われ、今後どうなって行くのか。私は 2008年から抑留経験者や遺族、関係省庁などへの取材を続けている。その成果から 1956年に終わった抑留の「その後」、今日までを見ていきたい。 ◆第6回 まとめ・「戦後80年」に向けて諸課題にどう取り組むか 開催日:2024年5月16日(木)19:00-21:00 講師:有光健(シベリア抑留者支援 ・記録センター代表世話人) 概要:台湾・朝鮮人抑留被害者、実態解明、遺骨収集、慰霊・追悼、抑留国との協力関係、次世代への継承など、戦後80年に向けて残された課題を、各講師からの教示・提起を踏まえて一緒に考える。残された時間の中で、何ができるか、何をすべきか、具体的に考える。今後、風化と抗い、体験者なきシベリア抑留の記憶と歴史の継承を担うのは誰か? 国、社会、研究者、メディア、遺族、市民、それぞれの責務を考える。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813809
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コースタイトル:今アジアを読む - インドネシア、トルコ、韓国、台湾 コース概要:アジア市民社会ネットワーク(CENA:Civil Education Network in Asia)とは、元々「NGO大学院」というユニークな市民活動家向けの大学院を持っていた韓国・ ソウル市にある聖公会大学校が、アジアのNGO活動家を対象に2007年に奨学金付きで英語の修士コース(MAINS)を開設、翌年に恵泉女学園大学と相互協力協定を結んだことに始まります。それ以降、韓国、台湾、タイ、インドネシアのいくつかの大学や市民団体も加わり、約14年間、9団体で毎年50名~100名規模のアジア夏季学校を共催してきました。コロナ禍の中、対面による共同学校が実施できない中、オンライン共同企画を3年間行ってきました。 新時代アジアピースアカデミー(NPA)が目指している日本とアジア市民ネットワークの拡大を実現していくために、CENAネットワークを引き受けてアジアの共同活動を続けています。NPA第12期では、東アジアの各国の今の情勢を読み取り、アジア各国や地域の民主主義課題や市民社会の政治介入の現状を共有し、アジア市民連帯の可能性を分析していきます。特に2024年には東アジア各国で重要な選挙があるので、選挙前後の社会情勢を解説していきます。 基本日本語によるセクションで、アジア各国の講師は韓国語や英語から日本語の通訳を付けていますので、安心して参加できます。東アジアの今を共同で学び、日本とアジアの市民連帯のあり方を考えていきましょう。 曜日:日曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 蓑田瑞恵(NPA事務局) ー津留歴子(NPA共同代表、カカオキタ社アドバイザー) *英語・日本語・韓国語の通訳付き ◆第1回 インドネシアの大統領選挙分析 - 庶民大統領の影と光 開催日:2024年3月10日(日)19:00-21:00 講師:Irawan Jati(Universitas Islam Indonesia Dosen)、 コメント:津留歴子(NPA共同代表、カカオキタ社アドバイザー) 概要:選挙の年である東アジアで、2月14日にインドネシアの大統領選挙と国会議員選挙が実施される。過去10年間インドネシアをリードしてきた「庶民大統領」ジョコ氏が退任し、その後任が決まる選挙となる。人々は、ジョコ大統領の時代をどう評価しているでしょうか。多民族、多宗教のインドネシア式の民主主義を展開してきたインドネシアの人々は激動する世界情勢の中でどういう選択をしたのだろうか。東南アジアの新興国家インドネシアの行方を現地から詳しく分析していく。 ◆第2回 トルコ社会の深読み(その1)- 難民統合政策とその課題 開催日:2024年3月24日(日)19:00-21:00 講師:チョン・ソンヨン(韓・トルコビジネス協会事務局長/前駐韓国トルコ大使館勤務/トルコHACETTEPE NATIONAL UNIVERSITY 修士卒業) 概要:2011年以降、シリア難民が流入し、トルコは世界で最も多くの難民を受け入れる国となりました。 公式データによると、2023年基準、約400万人のシリア人と約200万人の移民と亡命者の申請があります。難民問題はトルコ社会にとって社会不安の大きな要因でもあり、非常に深刻な社会問題となっています。 「一時的なゲスト」とされた難民に対するトルコ社会の好意的な態度のおかげで、当初は比較的難民の受け入れに穏やかな雰囲気でしたが、最近は彼らの滞在が永続的であるかもしれないという認識が広がり、社会的な共存がますます困難な状況になっています。難民や移民者との長期的で持続的な共存のために何が必要でしょうか。社会統合のために不可欠な難民や移民政策を準備しているトルコ社会の悩みを見ながら、日本や韓国社会の課題も同時に考えていきます。 ◆第3回 トルコ社会の深読み(その2)- トルコの女性運動とフェミニズム 開催日:2024年4月7日(日)19:00-21:00 講師:チョン・ソンヨン(韓・トルコビジネス協会事務局長/前駐韓国トルコ大使館勤務/トルコHACETTEPE NATIONAL UNIVERSITY 修士卒業) 概要:トルコ共和国の樹立以来、トルコの女性達は、権利を獲得するための闘いを展開してきました。トルコの歴史のなかで女性運動の社会的・政治的発展の文脈からその意味を考えてみます。イスラムにおけるフェミニズムの定義と発展過程をみてみます。これに基づいて、特にトルコのヒジャーブ問題をめぐる多様な女性問題と、その問題の解決に立ち上がっている女性運動の現状について見ていきます。 ◆第4回 韓国総選挙以降の日韓関係と東アジアの展望 開催日:2024年4月21日(日)19:00-21:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要:来る4月10日に第22代韓国国会議員選挙が行われます。就任以降30%前後の低い支持率を維持している尹錫悦政権は、総選挙結果によっては、夫人キムコンヒ女史の腐敗問題に対する特別検事法の成立とともに「弾劾政局」を迎える可能性も見られている。戦後一番重要な選挙であるとも言われている韓国総選挙はどういう結果と展望を迎えるでしょうか。日韓関係改善と日米韓同盟の強化、膠着している南北関係への影響なども含めて、東アジアの情勢変化の側面から選挙の結果を分析します。 ◆第5回 台湾総統選挙以降の台湾社会 - 民主化運動世代は何を選択したのか(歴史編) 開催日:2024年5月5日(日)19:00-21:00 講師:陳信行(台湾・世新大学社会発展研究所) 概要:台湾は40年代後半から80年代後半まで約40年間、国民党による軍事戒厳令の時代を経験しています。韓国の「86世代」(80年代の大学生、60年代生まれ)と呼ばれるような、「白百合運動」、「ひまわり運動」という民主化運動世代が存在しています。2024年度の総選挙で、台湾の民主化運動世代はどういう選択をしただろうか。そもそも台湾の民主化運動はどういう経験と記憶をもっており、今は何を希望しているだろうか。あまり知られていない台湾民主化運動世代の歴史と現状を、当事者から直接うかがいます。 ◆第6回 台湾総統選挙以降の台湾社会 - 民主化運動世代は何を選択したのか(現状編) 開催日:2024年5月19日(日)19:00-21:00 講師:陳信行(台湾・世新大学社会発展研究所) 概要:台湾は40年代後半から80年代後半まで約40年間、国民党による軍事戒厳令の時代を経験しています。韓国の「86世代」(80年代の大学生、60年代生まれ)と呼ばれるような、「白百合運動」、「ひまわり運動」という民主化運動世代が存在しています。2024年度の総選挙で、台湾の民主化運動世代はどういう選択をしただろうか。そもそも台湾の民主化運動はどういう経験と記憶をもっており、今は何を希望しているだろうか。あまり知られていない台湾民主化運動世代の歴史と現状を、当事者から直接うかがいます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813810
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コースタイトル:鳥井一平が解説する日本の労働運動 コース概要:日本の在留外国人は2022年末に307万人となり、多民族多文化共生による「移民社会」はすでに始まっています。しかし、90年以来30年以上、外国人労働者を受け入れてきた日本社会は、受け入れに見合った社会になっているでしょうか? [戦後労働運動と労働問題」コースでは、前回の第11期では、アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された日本の移住労働者問題のスペシャリストである、NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」共同代表理事・鳥井一平本人より、移住労働者の犠牲の上に立っている社会構造の現状と、労働運動家として生きて闘ってきた歩みをお話しいただきました。大好評の鳥井さんの労働運動の解説を、第12期にも続編として開催します。第12期ではアジア労働者との連帯運動からみた日本社会と日本の労働運動の現状と課題をとりあげます。 元国鉄労働組合委員長・武藤久の「国労物語り」、総評OB会の「私と総評」に次ぐ連続労働企画として、今、日本の労働及び労働運動の現場に何が起きているのか、そのリアルな姿をより深く共有できると思います。 曜日:金曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:鳥井一平(【移住連】代表理事) コーディネーター: -李泳采(恵泉女学園大学) 講師プロフィル 鳥井一平 (とりい いっぺい) 「特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク」【移住連】代表理事 1953年大阪府生まれ。「特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)代表理事。全統一労働組合外国人労働者分会の結成を経て、93年の外国人春闘を組織するなど、外国人労働者を長年サポートし続け、2013年には米国務省が「人身売買と闘うヒーロー」に日本人として初選出、表彰された。19年9月にはNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも特集された。近著に『国家と移民 外国人労働者と日本の未来』(集英社新書)がある。『国家と移民 外国人労働者と日本の未来 集英社新書』より。◆推薦◆姜尚中氏(政治学者)「民族や文化の背景が違う人たちと助け合える社会になれば、何としなやかで、素敵な日本になることか!」 参考 移住連HP https://migrants.jp/index.html 全統一労働組合HP http://www.zwu.or.jp/ ◆第1回 2024年、 改めて技能実習生制度の「植民地主義」を問う 開催日:2024年3月8日(金)19:00-21:00 概要:日本の在留外国人は2022年末に307万人となりました。多民族多文化共生による「移民社会」はすでに始まっています。少子高齢化が早いスピードで進んでいる日本で、持続可能な社会を実現していくためには、外国人労働者の活躍、存在は不可欠の要素です。1990年には団体管理型による研修生制度の開始、2019年入管法の改定により、在留資格「特定技能」による外国人労働者の受け入れ以来、30年以上、外国人労働者を受け入れてきた日本社会は、受け入れに見合った社会になっているでしょうか? 現場では技能実習生が、「時給300円」の奴隷労働構造の中で働き、ヘイトスピーチ等の人権侵害の対象になっています。移住労働者と共生する多民族多文化による「移民社会」を実現していくためには、何が必要でしょうか。アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された日本の移住労働者問題のスペシャリストであり、労働運動家として生きて闘ってきた張本人から、移住労働者の犠牲の上に立っている技能実習制度の矛盾と、日本社会の構造的な問題を、2024年の現時点での労働運動の立場から具体的に語っていただきます。 ◆第2回 アジア労働者連帯運動(1)- フィリピン、中国、南米 開催日:2024年3月22日(金)19:00-21:00 概要:NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平・共同代表理事(69)は30年以上にわたり、労災や賃金不払いなどのトラブルに遭った外国人労働者を支援してきました。また、フィリピン、中国、韓国、南米の外国人労働者連帯運動とも長くかかわっています。日本企業のアジア進出に伴い、現地労働者への搾取の声が日本社会に届き、また、アジアから日本に来られた外国人労働者の日本社会における搾取構造の上で、日本社会と日本の労働運動はどういう実態と課題に直面していたでしょうか? 前半3回では、アジア労働者との連帯運動の具体的な事例を通じて、日本とアジア、日本社会の構造的な矛盾、そして、日本の労働運動の変質と課題を見ていきます。また、後半2回では、非正規雇用問題、中小企業と地域労組の立場から、日本労働運動の再建にむけての具体的提案と実践を語っていきます。大阪での労働運動から現在に至るまでの労働運動家の生き方、日本の労働運動への展望、外国人労働者と共存して作っていく日本の未来像に関して改めて深く、また労働運動最前線のリアルな姿を共有していきます。 ◆第3回 アジア労働者連帯運動(2)- 韓国(上) 開催日:4月10日(水)19:00-21:00【2024.3.14更新】*日程注意! 概要:NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平・共同代表理事(69)は30年以上にわたり、労災や賃金不払いなどのトラブルに遭った外国人労働者を支援してきました。また、フィリピン、中国、韓国、南米の外国人労働者連帯運動とも長くかかわっています。日本企業のアジア進出に伴い、現地労働者への搾取の声が日本社会に届き、また、アジアから日本に来られた外国人労働者の日本社会における搾取構造の上で、日本社会と日本の労働運動はどういう実態と課題に直面していたでしょうか? 前半3回では、アジア労働者との連帯運動の具体的な事例を通じて、日本とアジア、日本社会の構造的な矛盾、そして、日本の労働運動の変質と課題を見ていきます。また、後半2回では、非正規雇用問題、中小企業と地域労組の立場から、日本労働運動の再建にむけての具体的提案と実践を語っていきます。大阪での労働運動から現在に至るまでの労働運動家の生き方、日本の労働運動への展望、外国人労働者と共存して作っていく日本の未来像に関して改めて深く、また労働運動最前線のリアルな姿を共有していきます。 ◆第4回 アジア労働者連帯運動(2)- 韓国(下) 開催日:2024年4月19日(金)19:00-21:00 概要:NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平・共同代表理事(69)は30年以上にわたり、労災や賃金不払いなどのトラブルに遭った外国人労働者を支援してきました。また、フィリピン、中国、韓国、南米の外国人労働者連帯運動とも長くかかわっています。日本企業のアジア進出に伴い、現地労働者への搾取の声が日本社会に届き、また、アジアから日本に来られた外国人労働者の日本社会における搾取構造の上で、日本社会と日本の労働運動はどういう実態と課題に直面していたでしょうか? 前半3回では、アジア労働者との連帯運動の具体的な事例を通じて、日本とアジア、日本社会の構造的な矛盾、そして、日本の労働運動の変質と課題を見ていきます。また、後半2回では、非正規雇用問題、中小企業と地域労組の立場から、日本労働運動の再建にむけての具体的提案と実践を語っていきます。大阪での労働運動から現在に至るまでの労働運動家の生き方、日本の労働運動への展望、外国人労働者と共存して作っていく日本の未来像に関して改めて深く、また労働運動最前線のリアルな姿を共有していきます。 ◆第5回 日本の労働運動の再建に向けて(1)- 非正規雇用問題 開催日:5月7日(火)19:00-21:00【2024.3.14更新】*日程注意! 概要:NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平・共同代表理事(69)は30年以上にわたり、労災や賃金不払いなどのトラブルに遭った外国人労働者を支援してきました。また、フィリピン、中国、韓国、南米の外国人労働者連帯運動とも長くかかわっています。日本企業のアジア進出に伴い、現地労働者への搾取の声が日本社会に届き、また、アジアから日本に来られた外国人労働者の日本社会における搾取構造の上で、日本社会と日本の労働運動はどういう実態と課題に直面していたでしょうか? 前半3回では、アジア労働者との連帯運動の具体的な事例を通じて、日本とアジア、日本社会の構造的な矛盾、そして、日本の労働運動の変質と課題を見ていきます。また、後半2回では、非正規雇用問題、中小企業と地域労組の立場から、日本労働運動の再建にむけての具体的提案と実践を語っていきます。大阪での労働運動から現在に至るまでの労働運動家の生き方、日本の労働運動への展望、外国人労働者と共存して作っていく日本の未来像に関して改めて深く、また労働運動最前線のリアルな姿を共有していきます。 ◆第6回 日本の労働運動の再建に向けて(2)- 中小企業・地域労組 開催日:2024年5月17日(金)19:00-21:00 概要:NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平・共同代表理事(69)は30年以上にわたり、労災や賃金不払いなどのトラブルに遭った外国人労働者を支援してきました。また、フィリピン、中国、韓国、南米の外国人労働者連帯運動とも長くかかわっています。日本企業のアジア進出に伴い、現地労働者への搾取の声が日本社会に届き、また、アジアから日本に来られた外国人労働者の日本社会における搾取構造の上で、日本社会と日本の労働運動はどういう実態と課題に直面していたでしょうか? 前半3回では、アジア労働者との連帯運動の具体的な事例を通じて、日本とアジア、日本社会の構造的な矛盾、そして、日本の労働運動の変質と課題を見ていきます。また、後半2回では、非正規雇用問題、中小企業と地域労組の立場から、日本労働運動の再建にむけての具体的提案と実践を語っていきます。大阪での労働運動から現在に至るまでの労働運動家の生き方、日本の労働運動への展望、外国人労働者と共存して作っていく日本の未来像に関して改めて深く、また労働運動最前線のリアルな姿を共有していきます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813811
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コースタイトル:「個」の歴史と生き方から多文化共生のあり方を作り出す - 田中宏のクロスボーダー コース概要:在日コリアンとは日本で、韓国で、世界で、どのような存在だろうか。在日コリアンを知ることから日本社会の見えなかった壁や溝を目の当たりにするかもしれない。世界を見渡しても(または自分自身の中にも)、壁や溝は当たり前にある。だからこそそれを乗り越えようとする人々がいる。そういった一つ一つの実践が、平和な社会を実現するための種となり栄養となるだろう。 この半世紀以上もの間、日本社会において在日コリアンおよび在日外国人の人権活動に田中宏さんは欠かせない存在である。アジア人留学生と出会い、長く彼らの支援活動を続ける中でご著書『日本のなかのアジア』は1980年に書かれた。関わった裁判は数知れず、差別の現場で闘って来られた。岩波新書『在日外国人ー法の壁、心の溝』は初版から第三版が出版され、現在も必読書である。第12期の在日コリアンPart9では、第2回〜6回にかけてはゲスト講師をお迎えし、人権運動の生き証人である田中宏さんとの座談会形式で開催いたします。田中宏さんX内海愛子さんコンビに崔善愛さんを交えた最終回もぜひご期待ください。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 金貴月(NPA事務局) ◆第1回 「反日」と「反共」をいかに可視化するか - 韓国映画と在日コリアン 開催日:2024年3月7日(木)19:00-21:00 講師:梁仁實(ヤン・インシル/岩手大学人文社会科学部 准教授) 概要:日韓国交正常化の前から多くの韓国の映画人たちが日本に映画撮影に来ていた。これらの映画は主に冷戦構造のなかで「反共」を訴えるものであり、在日コリアンが登場するものもある。この回では「反共」映画とジャンル化されていた1960年代の韓国映画を取り上げ、そのなかの「反共」というものがいかなる形であらわれていたのかを話していく予定である。そして、日韓国交正常化の前からすでに韓国で活躍していた在日コリアンの映画人についても少し触れていく予定である。 ◆第2回 朴沙羅が聞く- 田中宏の研究と運動、「アジア」への視線 開催日:2024年3月21日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授)、朴沙羅(パク・サラ/ヘルシンキ大学) 概要:田中宏のキャリアにおいて、研究と運動を切り離すことは不可能だ。入管法や外国人差別と戦う運動は彼の研究を形づくり、出版した論文は運動の糧となった。日本の入管体制と外国人差別を問題にする者にとって、田中宏の業績を無視することは不可能だ。その弛まぬ歩みを支える信念はどこからくるのだろうか。この問いへの答えを探して、この回では彼の「アジア」に向ける視線と思いを聞こうと思う。 ◆第3回 民族教育の過去と現在と未来 - コリアNGOセンターの事例を中心に 開催日:2024年4月4日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授)、郭辰雄(カク・チヌン/コリアNGOセンター代表理事) 概要:民族教育を主要活動のテーマの一つに掲げ、様々な取り組みをしてきたコリアNGOセンターの郭辰雄さんをお迎えします。朝鮮学校の支援活動に長年関わって奔走されてきた田中宏さんとともに、民族教育の過去と現在と未来についてお話しをお聞きし、考えます。 ◆第4回 田中宏と語る - 崔善愛の父・崔昌華 開催日:2024年4月18日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授)、崔善愛(チェ・ソンエ/ピアニスト) 概要:現在ピアニストとして公演活動に加え『週刊金曜日』編集委員や大学で人権教育の講師を務め、様々な運動に携わっている崔善愛さん。1986年外国人登録証への指紋押捺を拒否したまま留学したことで日本での永住資格を失い、そこから長い裁判を闘った経験をされました。今回はそんな崔善愛さんの父親である崔昌華牧師の人生が、日本社会または在日社会においてどのような意味を持ったのか、田中宏さんと崔善愛さんお二人にお話しいただきます。 ◆第5回 田中宏と郭辰雄の「平和に生きる権利」宣言 - 在日コリアンと外国人の社会参画やヘイト規制について考える 開催日:2024年5月2日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授)、郭辰雄(カク・チヌン/コリアNGOセンター代表理事) 概要:コリアNGOセンターのこれまでの人権活動や、差別を乗り越えるための活動といった具体的な紹介として在日コリアンと外国人の社会参画やヘイト規制への取り組みの事例をお話しいただくとともに、これから取り組んでいくべき課題は何かについて考えます。また、お二人の人権宣言もしくは平和に生きる権利宣言を通して今を見つめたいと思います。 ◆第6回 田中宏と内海愛子と崔善愛のマイノリティ権利論 vol.3 開催日:2024年5月16日(木)19:00-21:00 講師:田中宏(一橋大学名誉教授)、内海愛子(NPA共同代表)、崔善愛(チェ・ソンエ/ピアニスト) 概要:田中宏さんは60年代に留学生や在日外国人、また内海愛子さんは在日朝鮮人や朝鮮人BC旧戦犯と出会ったことから、それぞれのアプローチで不条理と闘い、在日朝鮮人・外国人の人権問題、差別撤廃に人生をかけて取り組んでこられました。お二人の世代が運動により切り開いてきたこと、歴史をひとつ拾い上げる時のその問題意識は今の社会やわたしたちに問いかけます。 お二人のお話しからは戦前戦後が今の社会問題と地続きであることを考えさせられます。現在が立体的に浮かび上がってくる、そんな時間を今回は崔善愛さんをお迎えして3人にお話ししていただきます。さてどんな展開になるでしょうか。どうぞお楽しみに! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813812
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コースタイトル:相次ぐ韓国最高裁の強制徴用賠償判決、日韓首脳による歴史問題の「妥協」を再考する コース概要:韓国の最高裁判所が去る2023年12月21日と28日、相次いで日本企業を相手に強制徴用賠償を確定判決した。 この日確定した裁判は、すべて2012年最高裁判所の強制徴用被害者の請求権を認めた最初の判決以後に提起された、いわゆる「2次訴訟」である。 2012年の判決は、被害者の権利が確定的に認められたわけではなかった。 最高裁判所は2018年10月、全員合意体判決を通じて、日本企業に対する慰謝料請求権は1965年の韓日請求権協定の適用対象に含まれないという法的見解を最終的に明らかにした。しかし、その後も日本企業は時効消滅の主張を放棄しなかったが、最高裁判所が昨年21日と28日の宣告を通じて、これに対する回答を明確にしたことになる。2023年5月、日韓首脳会談で確認された、いわゆる「第3者弁済による解決」以降、相次ぐ韓国最高裁での強制徴用賠償判決はどういう意味があるだろうか。 2018年韓国最高裁による強制徴用賠償判決以降、日韓両側の立場が平行線を辿る状況で、結局2023年5月に尹錫悦保守政権が差し引いたカードは「第三者弁済」であった。韓国行政安全部傘下の日帝強制動員被害者支援財団を通じて、韓国政府が賠償金を裁判所に代わりに供託するという形である。 しかし問題は被告(損害賠償主体)でもない第三者(政府)による弁済方式を韓国の裁判所が現在まで全く許可していないという点である。 そうすると、2023年5月、尹錫悦・岸田の日韓首脳会談を通じて「解決」されたという徴用工問題は一体何を意味するのだろうか?2023年5月、日韓首脳会談以後、戦後補償問題は現在どのような状況に置かれているのだろうか? 戦後補償運動の当事者と弁護士、支援団体を通じて尹錫悦・岸田政権下の日韓戦後補償運動の現住所を再点検し、2024年を展望してみる。 曜日:木曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: 矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動) - 許美善(NPA事務局) - 李泳采(恵泉女学園大学) ◆第1回 尹錫悦政権下の日韓交渉の意味を考える 開催日:2024年3月14日(木)19:00-21:00 講師:金敏喆(キム・ミンチョル、慶煕大学、民族問題研究所) 概要:尹錫悦政権は、2023年5月、第3者弁済案で、強制徴用賠償判決問題を「妥協」した。その背景には何があっただろうか。また、それ以降、韓国政府の強制徴用賠償判決問題に対する対応にはどういう問題があっただろうか。尹錫悦政権の日韓関係に対する認識と対応を中心に、2024年日韓戦後補償運動の現状と課題を展望する。 ◆第2回「群馬の森」にある強制動員朝鮮人犠牲者追悼碑の撤去の現場から、日本の歴史認識を再考する。 開催日:2024年3月28日(木)19:00-21:00 講師:矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動) 概要:20年間、群馬県高崎市にある県立公園「群馬の森」で韓日友好の象徴となっていた強制動員朝鮮人犠牲者追悼碑が撤去された。2023年5月、韓国政府による、強制徴用賠償問題に対する「第3者弁済案」という妥協案に対する日本側の答えは、誠意ある対応のところか、「歴史の消滅」であった。日韓友好の象徴でもあった追悼碑の撤去にはどういう背景があっただろうか。その現場から、強制徴用問題と日本の歴史認識を「再考」する。 ◆第3回 韓国民主化運動の聖地「光州」で勤労挺身隊ハルモニが訴える歴史正義の問題 開催日:2024年4月11日(木)19:00-21:00 講師:李国彦(日帝強制動員市民の会代表) 概要:光州広域市に位置する「(社)日帝強制動員市民の会」は、2009年3月に設立した「勤労挺身隊ハルモニと共にする市民の会」が全身で、2021年4月に社団法人に組織を改編した。 去る2018年、2023年勤労挺身隊被害ハルモニたちの最高裁判所勝訴判決を導き、強制動員被害者の権利救済と名誉回復など歴史正義を実現するために様々な活動を広げている。そもそも勤労挺身隊問題とは何か?韓国民主化運動の聖地「光州」で展開されている強制動員被害者の権利救済運動はどういう意味があるだろうか。尹錫悦・岸田政権による「第3者弁済案」を誰よりも強く批判していた当事者の立場から、歴史正義を考える。 ◆第4回「第3者による弁済案」以降の戦後補償運動の現状と課題 開催日:2024年4月25日(木)19:00-21:00 講師:張完翼(法務法人「ヘマル」代表弁護士) 概要:2018年韓国最高裁による強制徴用賠償判決以降、日韓両側の立場が平行線を辿る状況で、結局2023年5月に尹錫悦保守政権が差し引いたカードは「第三者弁済」であった。韓国行政安全部傘下の日帝強制動員被害者支援財団を通じて、韓国政府が賠償金を裁判所に代わりに供託するという形である。 しかし問題は被告(損害賠償主体)でもない第三者(政府)による弁済方式を韓国の裁判所が現在まで全く許可していないという点である。韓国の裁判所が拒否している第三者による弁済案にはどういう問題があるだろうか?昨年12月に相次ぐ韓国最高裁判所による強制徴用判決はどういう意味があるだろうか?韓国政府による第三者による弁済案提示以降の戦後補償運動の現状と課題を説明していく。 ◆第5回 朝鮮半島・台湾・沖縄の遺骨問題から戦後責任を問う 開催日:2024年5月9日(木)19:00-21:00 講師:上田慶司(「遺骨を家族の元へ」連絡会) 概要:日本政府は2016年4月「戦没者遺骨収集推進法」を作り、太平洋戦争や日本人戦没者の遺骨収集に積極的に取り組んでいるが、対象を「わが国(日本)の戦没者遺骨」に限定し、朝鮮半島出身者を排除した。韓国と日本の市民団体を中心に韓国人遺骨も探してほしいという要求を続けているが、日本の厚生労働省は「韓国政府から具体的な提案があれば検討する」という立場を繰り返している。尹錫悦―岸田日韓妥協以降、朝鮮人遺骨返還問題に日本政府の変化はあるだろうか?朝鮮半島、台湾、沖縄の遺骨問題から、戦後責任を考える。 ◆第6回 中国人強制動員訴訟の和解プロセスから日韓「妥協」のプロセスを問いだす 開催日:2024年5月23日(木)19:00-21:00 講師:内田雅敏(弁護士) 概要:「群馬の森」にある強制動員朝鮮人犠牲者追悼碑の撤去は明らかに日本の歴史認識の後退を意味する。困難を極めた韓国人・中国人強制動員被害者への損賠訴訟の中で実現した和解解決では日本の歴史認識と向き合う努力が刻まれている。改めて強制動員問題解決の原則を再確認することで、「第3者弁済案」による日韓妥協のプロセスへの日本側の姿勢を問いだす。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813813
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コースタイトル:現代ドイツの外交と軍事 コース概要:日本と同様第二次大戦で無条件降伏したドイツは、国家分断の時期を経て、「ベルリン共和国」として国際社会での新たな立ち位置を模索することになりました。これまた日本と同様国民の間でミリタリズムへの忌避感が強いにもかかわらず、「9条」のような憲法条項を持たないドイツは、1999年には戦後初めて実戦に参加し、特に2002年のアフガニスタン派兵以降国外派兵を常態化させています。そしてロシアのウクライナ侵略以来、軍事的な論理が前面に出されています。かつて軍国主義の代名詞だったドイツは、21世紀の今日になって先祖返りをしようとしているのでしょうか。 曜日:金曜日 原則隔週 時間:19:00~21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 講師:木戸衛一 プロフィール 1957年生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、ベルリン自由大学博士。大阪大学大学院招へい教授。ライプツィヒ大学・ボーフム大学客員教授を歴任。日本平和学会理事。ドイツ現代政治・平和研究専攻。著書に『平和研究入門』(編著、大阪大学出版会、2014年)、『変容するドイツ政治社会と左翼党』(耕文社、2015年)、『若者が変えるドイツの政治』(あけび書房、2022年) 、『希望の共産党』(共著、あけび書房、2023年)、『戦争と平和主義』(共著、いのちのことば社、2023年)など。 ◆第1回「ドイツの地から平和のみ発する」ー1990年の「統一」と暗転 開催日:2024年3月15日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学・日本平和学会理事) 概要:1年前には誰も想像していなかった「ドイツ統一」が、1990年10月3日に実現しました。それに先駆け、9月12日モスクワで東西ドイツと米英仏ソが調印した「2+4条約」は、「ドイツの地から平和のみ発する」と謳いました。ドイツはいわば「平和大国」への期待を一身に集めるはずでしたが、8月2日、イラクが隣国クウェートに侵攻し湾岸戦争が始まったことで、出鼻をくじかれてしまいました。本シリーズの初回では、「ドイツ統一」に至る外交的道のりと、「統一」時の国際環境およびそれに関する世論状況を分析します。 ◆第2回 対外的な「過去の克服」の継続 開催日:2024年3月29日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学・日本平和学会理事) 概要:「2+4条約」は講和条約と異なり、第二次世界大戦の戦時賠償に関する規程を含んでいません。しかしドイツは、東西分断時代も「統一」後も、ナチ時代の凄まじい戦争犯罪の対外清算を進めてこざるを得ませんでした。十二分とは言えないまでも、人間蔑視の独裁体制を二度と許さないという「過去の克服」政策が国内のみならず国外でも明示的に進められたことは、ドイツの国際的声望を高めるのに大きく貢献しました。 ◆第3回 1999年「ユーゴ空爆」への道 開催日:2024年4月12日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学・日本平和学会理事) 概要:1999年3月24日、ドイツはNATO(北大西洋条約機構)の一員として、ユーゴスラビアのコソボ自治州をめぐる紛争に介入し、「ユーゴ空爆」に加担しました。第二次世界大戦後初めて関与した実戦が、国連安保理決議を経ないだけでなく、NATO域外の国家に対する攻撃であり、しかも元来反戦平和運動と縁の深い社会民主党と緑の党の連合政権によって担われたことは、国内外に大きな衝撃を与えました。「統一」後10年足らずで、ドイツはなぜ武力行使に踏み切ったのでしょうか。 ◆第4回 国外派兵の常態化 開催日:2024年4月26日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学・日本平和学会理事) 概要:2002年1月、ドイツはアフガニスタンの民生再建支援を名目に連邦軍部隊を派遣しました。当時の国防相が「連邦軍が送られる可能性のある地域は全世界だ」と述べたように、連邦軍は介入軍としての性格を露わにし、国外駐留が常態化しました。しかし、アフガニスタンにせよ、マリにせよ、国外派兵の成果ははかばかしくなく、国民からの支持も大きくありませんでした。ドイツが2011年に徴兵制を「中断」した背景には、こうした連邦軍の変質がありました。 ◆第5回 EU・NATOにおけるドイツ 開催日:2024年5月10日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学・日本平和学会理事) 概要:EU(欧州連合)とNATO(北大西洋条約機構)の一員であることは、今日のドイツの外交・軍事政策の基軸です。ドイツが西側の政治・軍事機構にしっかり組み込まれていること、特に近現代を通じて不俱戴天の仇だったフランスと対等なパートナー関係を確立したことは、この国が近隣諸国から信頼を得ている大きな理由です。しかし他方で、EUにおける新自由主義の昂進やNATOの増殖ゆえに、多極主義を掲げるドイツが、グローバルサウスから乖離しかねない危険性も孕んでいます。 ◆第6回 ウクライナ戦争・「10・7」とドイツ 開催日:2024年5月24日(金)19:00-21:00 講師:木戸衛一(大阪大学・日本平和学会理事) 概要:2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵略戦争を始めたことは、ドイツに「時代の転換」を迫り、ロシアや中国への強硬姿勢、欧州における軍事的リーダーシップを促しました。他方、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」がイスラエルを奇襲攻撃した2023年10月7日以降、ドイツの一面的なイスラエル支持が改めて鮮明になっています。「人間の尊厳」を憲法規範のいの一番に掲げ、国際ルールの順守を強調するドイツは、混迷の度を深める国際社会でどこに向かうのでしょうか。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813814
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コースタイトル:映像アーカイブを歩いてみよう! コース概要:見えるもの聞こえるもののほとんどが記憶の収蔵庫にあるはずだ。映像も刻々に記録され、いずこかの収蔵庫に納入されているはずだ。すべてを見ることはできないが、同じ時空を占めるものとして、それらはそこにあり、誰かの視線を待っている。いつか誰かによって発見される。想像もしない形で発見されるはずだと信じている。歴史の記述とも違う、モニュメントの碑とも違う、なにか蠢きながら、時空を横切って行くものである。 このシリーズは、さまざまな素材がタイムラインの上で刻まれ、つながれ、離合集散していく「試行錯誤」をサブテーマとする。 ポール・ヴァレリー 「われわれは後ろ向きに、後ずさりしながら未来に入ってゆく。湖に浮かべたボートをこぐように、人は後ろ向きに(過去を向いた姿勢で)未来へ入っていく、目に映るのは過去の風景ばかり、明日の景色は誰も知らない」 ティム・インゴルド 「もしこの世界がどうなっているのか何か知っている人がいるとしたら、それは祖先がしてきたように自分の生を次の世代のために捧げてきた人たちであろう」 ミシェル・フーコー 「問題はもはや、伝統や痕跡にではなく、《切断》や《境界》にかかわる。あるいは、《変換》《更新》を併せ持っている。《閾》、《切断》、《断絶》、《変動》、《交換》など非連続性こそがアーカイブの本質である。われわれに関心があるのは、思考、認識、哲学、文学の歴史などであり、ただの歴史は、安定した構造をもっており、変化する出来事を受け容れない」 ジャック・デリダ 「アーカイブは、あたかも過去や伝承を忠実によみがえらせる場と見える。しかし、そこは過去よりも、未来の到来を示す場所なのである」 「アーカイブという語は、《始まり》と《掟》という意味を持っている。前者は、《自然》や《歴史》のように物事が《始まるところ》であるが、そこはまた、《法》の権威と秩序が行使される《場)でもある。そこは、《順序に関わるもの》と《法に関わるもの》の二種の秩序領域がある」 ジャン=リュック・ゴダール 「私は映画の歴史を、単に年代的なやり方で語るのではなく、むしろ、いくらか考古学的ないしは生物学的なやり方で語ろうと考えていました。…この歴史のなかには、地質学でつかわれる意味でのいくつかの層や、文化の土壌の地滑りといったものがあるはずです。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催:定員50名 講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー) コーディネーター: 山岡幹郎(写真家) ◆第1回 「映像の世紀 バタフライエフェクト」の波及効果 開催日:2024年3月5日(火)19:00-21:00 概要:『ヒトラーVSチャップリン終わりなき闘い』は、対照的な人物をアーカイブのなかで仮想モンタージュすることで、歴史上の善悪二元論を超えようとする試みである。シリーズ名の 「バタフライエフェクト」は、一羽の蝶の羽ばたきがさまざまな連鎖を引き起こして遥か彼方で大きな嵐となる„という喩えから来ている。世界中のアーカイブから集めた映像を読み込み、歴史に埋もれた意外な星座(constellation)を探り当て、新たな物語として遠望しようという番組である。これこそアーカイブ番組と言える。 二〇世紀は戦争の世紀と言われ、アーカイブも戦場の悲惨を伝える映像にこと欠かない。わずか四日ちがいでヨーロッパに生まれたヒトラーとチャップリンは、後に独裁者と喜劇王として名を馳せる。制作者は、二人の膨大な演説をアーカイブのなかから自在に呼び出し、ヒトラーとチャップリンを並び立たせ、狂気の独裁者を喜劇役者に仕立て上げて見せた。 『チャップリンの殺人狂時代』で、死刑囚が刑を執行される前に口にした有名なセリフ、「一人殺せば悪党で、一〇〇万人殺せば英雄だ。数が殺人を正当化する」は、核開発に狂奔するアメリカへの痛烈な批判となった。「私は祖国を熱狂的に愛することができない。なぜなら、それはナチスのような国をつくることになるからだ」、「ナショナリズムの殉教者になるつもりはないし、私は、大統領のため、首相のため、独裁者のために死ぬつもりはない」。あらゆる権威の否定だ。日ならずして、チャップリンは、民主主義を標榜するアメリカの‟赤狩り”に遭ってハリウッドを追われた。 ところでヒトラー自身は、チャップリンの映画を実際に見たのだろうかと制作者は問う。秘書の証言が残っている。「ヒトラーはこう言った。ナチスは壊滅した。もう終わりだ。その思想は私とともに消滅する。だが一〇〇年後には新たな思想が生まれるだろう。宗教のように、新たなナチズムが誕生するだろう」。聞くもおぞましい予言だ。 折しも、ロシアとウクライナが互いにネオナチ、独裁者と呼び合っている。民主主義と独裁の対立とも言われる。話はそれほど単純ではない。チャップリンなら予言するだろう、「この一年の間に、民主主義が正義の守護神を気取るなら、着実に坂道を転落していくだろう」。 ◆第2回 公共放送という「壁の中」のなかの前衛 開催日:2024年3月19日(火)19:00-21:00 概要:埴谷雄高は戦時下で囚われ、独房のなかでカントの「純粋理性批判」を読み、形而上学の不可能性を知り、また、ドストエフスキーを読み、それを超える文学を書こうと決め、獄中転向をした。彼は「牢獄の世界」の奥底に独自の解放区を築き、70年代の若者たちに多大な衝撃と影響を与えた。テレビの世界でも、自らを虚構の壁のなかに置きながら、人間がリアルタイムで分解していく瞬間そのものを記録する前衛作品が多くつくられ、周囲との壁とのあいだに摩擦を引き起こした。1970年代の映像のなかを流れる「牢獄」と「革命」の葛藤表現を見る。 「18歳男子」「海鳴り」「キャロル」「海峡」「さすらい」「夢の島少女」etc ◆第3回 現代のアナーキズム「怖いものなし」はどこから 開催日:2024年4月2日(火)19:00-21:00 概要:シリーズ『バリバラ』は障害者を主語にして、現代社会の構造的差別を表現し、どこからもクレームがつかない位置を確立した。 「愛の不自由、」は、日テレの「愛は世界を救う」と「表現の不自由展」とを同時に両断した。まず、日テレの24時間テレビと掛け持ち出演した女性が、「愛で世界が救えるのか」と蹴りを入れる。次に、男性が座る車椅子を押して女性がスタジオに入って来る。「私たちは愛が不自由なのだ」と言い切り、「表現の不自由展」を揶揄する。テレビコードなどあるのかという演出に誰も文句を言えない。 こうした番組を制作する基盤を大阪放送局が保持しているのは、これまでほとんどのメディアがタブー視し、沈黙してきた部落問題を真正面から扱ってきたからである。2022年には「水平社宣言100年」を記念する番組を複数放送している。こうした突破力は、原一男監督が脳性マヒの若者たちに密着した「さよならCP」と通底する。壁を乗り越えていく表現の系譜を探る。 ◆第4回 「東京論」におけるユートピア/ディストピア 開催日:2024年4月16日(火)19:00-21:00 概要:エドワード・ソジャ「時間的な連続性と空間的な同時性と共鳴する相互作用から鋭く発する批判的観点を開示し探求する」(『ポストモダン地理学』)という都市論に対応する大都市東京に関する番組をアーカイブのなかから抽出してみる。 東京都の人口は、開戦時の735万人から敗戦時の349万人に激減、①戦後は復興や第一次ベビーブームによる増加で、60年に1000万人台に激増、②75年に1167万人に達し95年まで横ばいを続けた。③その後、増加に転じ2010年には1316万人となっている。2025年の1398万人をピークに漸減していく。④今後は、実人口は減少するが、IT化、AIの導入で労働人口は増加する。以上の区分を要約すれば、①は「場所」②は「空間」③は「時間」④は「遠隔」で表現される。それぞれに対応する番組は、①1970年「新宿~都市と人間に関するリポート~」、②1974年「メッシュマップ東京」、③1989年「Tokyoスピード~21世紀へのデザイン実験都市」、そして④2018年「東京リボーン」など。 ◆第5回 コミュニケーションは手段であり目的である 開催日:2024年4月30日(火)19:00-21:00 概要:人はコミュニケーションする生き物である。その多くは「笑顔」をともなって行われる。「7秒の記憶に生きる」の主人公は、会話のあいだ絶えずメモ帳に相手の話だけでなく自分の言葉もメモし続ける。なぜ、ここまでするのか。よく見ると笑顔が絶えない。そこで思い出すのが、ヒューマン・ドキュメンタリーの草分けと言われた「歳月」でも、聾者の父母と健常者の家族団欒に笑顔が絶えない。笑顔はコミュニケーションの前提なのである。レジス・ドゥブレの「メディオロジー」はメディアを4段階に要約する。①Media=伝えるという単純行為、②Memoir=記憶する装置へと進展、③人々が集まり交流するMillieu=場を形成し、④永久にそれを続ける行為Mediationに到る。メディアは人と人を結ぶ「手段」であり、「目的」である。メディアは断絶を超える行為の総称である。 ◆第6回 「百科全書派・加藤周一の声と文章」 開催日:2024年5月14日(火)19:00-21:00 概要:評論家・加藤周一は、平凡社の「世界大百科事典」の編集長を1984年から2007年まで務めた戦後日本を代表する知識人である。NHKにも最も多く出演し、その声と映像の全体は「真善美」、「知情意」の全般にわたるが、未だにその全貌はつかめていない。加藤周一の声・映像・思考はNHKアーカイブの一つのコーパス(corpus)を形成している。 「加藤周一 モラビアに聞く」「加藤周一&丸山眞男」「加藤周一 ノーマンを語る」「国際交流基金・北京事務所講演」「中国清華大学講演」「加藤周一・歴史としての20世紀を語る(1)~(4)」「フランス文学者 渡辺一夫の敗戦日記を読む」「日本 その心とかたち10本シリーズ」「テレビ評伝 山田耕筰を語る」「加藤周一 旅を語る」「文豪谷崎潤一郎 三つの事件」「ノーベル賞の目指すもの」「世界と日本」「テレビ対談 4回」「日本美 出会いの旅」「日曜美術館 ドラクロワ」「ドキュメンタリーとは何か 立花隆と対談」「憲法記念日特集」「映画ショアーについて ランズマン監督と対談」「20世紀日本の名優たち 六代目尾上菊五郎」「終わりなき探求 ジャコメッティと矢内原伊作」「カリブ海から世界へ エドワール・グリッサン」「よみがえる作家の声 堀田善衛」「国宝探訪 風景の中に宿る神」「日本時と自画像」 その他: 知識人の系譜 ジャック・デリダ / エドワード・サイード / クロード・レヴィ・ストロース / ピエール・ブルデュー / ウンベルト・エーコ / ジャック・アタリ / 埴谷雄高 / 宇沢弘文 / 野上弥生子 / クリスタ・ヴォルフ / ギュンター・グラス / ノーム・チョムスキー / ハイナー・ミューラー / スベトラーナ・アレクシェービッチ / シュテファン・ハイム / シュテファン・ヘルムリン / ハンス・マイヤー / 大江健三郎他 潮流シリーズ 「イスラム潮流」「激動・地中海世界」「アフリカ・ゼロ年」「シーア派ベルト」「アメリカとイスラム」「ユーラシア21世紀の潮流」「アフリカ21世紀」「南アメリカの挑戦」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813816
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コースタイトル:戦争と捕虜 -日本国内にあった捕虜収容所130か所、民間人抑留所30か所の実態を明らかにする コース概要:アジア太平洋戦争中、日本軍は約16万人の連合軍兵士を捕虜とし、うち約36000人を日本に連行した。国内各地に130か所の捕虜収容所が設置され、捕虜たちは炭鉱、軍需工場、造船所などで使役された。過酷な労働や食料・医薬品の不足などにより、約1割が死亡した。一方、日本に住む敵国籍の外国人や海外から連行された敵国民間人は抑留所に入れられ、同様に苦難の生活を強いられた。昨年12月に『捕虜収容所・民間人抑留所事典』を刊行したPOW研究会の会員が、収容所・抑留所の実態、現在にも続く傷跡や課題、和解への取り組みについて紹介する。 曜日:水曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オン・オフ開催 -オンライン定員:50名 -オフライン定員:10名 講師: コーディネーター: -内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) - 許美善(恵泉女学園大学院) ◆第1回 連合軍捕虜36,000人、敵国民間人1200人はどのように処遇されたのか 開催日:2024年3月13日(水)19:00-21:00 講師: 内海愛子(POW研究会会員)、笹本妙子(POW研究会会員)、小宮まゆみ(POW研究会会員) 概要:日本軍はアジア太平洋地域で約16万人の連合軍兵士を捕虜とし、うち約36000人を日本に連行した。過酷な労働や食料・医薬品の不足などにより、約3500人が死亡した。内海による捕虜問題総論では、日本軍が捕虜どのように処遇したかという捕虜政策の特徴と、開戦から終戦までの捕虜の大まかな状況を解説。笹本は日本国内130か所の捕虜収容所について概説、小宮は民間人抑留の対象者の変遷と、各地の抑留所30か所について概説する。 ◆第2回 直江津収容所と満島収容所 - 多数の戦犯処刑者と地元市民による慰霊碑建立 開催日:2024年3月27日(水)19:00-21:00 講師:高田ミネ(POW研究会会員)、原英章(POW研究会会員) 概要:絞首刑者8人を出した直江津収容所、同じく6人の絞首刑者を出した満島収容所。ポツダム宣言を受け入れ、軍事裁判で裁かれた結果であった。2つの収容所における捕虜の労働や取り扱いの実態。日本軍の軍人や軍属として雇われた監視員たち。絞首刑になった彼らはどんな罪で告発されたのか。それらを検証しつつ、戦後地元市民がその悲劇を乗り越え、わだかまりを残しつつも和解の道を探り、関係者の協力のもとに慰霊碑建立に取り組んだ経緯を紹介する。 ◆第3回 長崎原爆で被災した2つの捕虜収容所と、被爆市民による和解の取り組み 開催日:2024年4月10日(水)19:00-21:00 講師:笹本妙子(POW研究会会員)、平野伸人(POW研究会会員)、井原和洋(POW研究会会員) 概要:長崎には爆心地から1.7㎞の福岡第14分所と10㎞の第2分所があり、前者は原爆で全壊、後者も大きな被害を被った。原爆以外にも、病気や労働事故などで多数の死者を出している。長崎の被爆者・被爆2世のグループは2000年代には捕虜に対する被爆者手帳の取得に取り組み、2015年には第2分所跡に、2021年には第14分所跡に慰霊碑を建立した。捕虜と被爆者との和解について考える。 ◆第4回 同盟国から敵国へ - 翻弄されたイタリア人捕虜たちの運命 開催日:2024年4月24日(水)19:00-21:00 講師:土肥秀行(POW研究会会員)、福永徳善(POW研究会会員)、井上拓也(POW研究会会員) 概要:開戦当時、イタリアは日独伊三国同盟の一角を成していたが、1943年7月にムッソリーニが追放され、バドリオ政権が成立すると、イタリアは日本の敵国となり、神戸や上海に停泊していたイタリア艦船は自沈した。乗船していた海軍軍人のうち、ムッソリーニに忠誠を誓った者は解放されたが、残りの軍人は捕虜となって広畑(兵庫)、大森(東京)、川口(埼玉)の収容所に収容された。彼らが辿った数奇な運命は? ◆第5回 文化キャンプ - プロパガンダ放送に駆り出された捕虜たちと東京ローズ 開催日:2024年5月8日(水)19:00-21:00 講師:佐久間美羊(POW研究会会員)、西里扶甬子(POW研究会会員) 概要:陸軍参謀本部は国内外の収容所から集めた捕虜30人を使って、対敵国プロパガンダ放送を実施した。彼らが集められたのが東京御茶ノ水の文化キャンプ(文化学院)である。その放送の内容はいかなるもので、どんな成果があったのか。捕虜たちの暮らしはどうだったのか。戦後、故国で反逆罪に問われた捕虜と東京ローズを対比しつつ、この放送の意味を検証する。 ◆第6回 在日外国人たちの苦難 - 抑留された敵国民間人、強制移転させられた外国人 開催日:2024年5月22日(水)19:00-21:00 講師:小宮まゆみ(POW研究会会員)、高川邦子(POW研究会会員) 概要:アジア太平洋戦争で初めて行われた民間人抑留だが、抑留者は交換船で帰国したという理解がある。しかし対象者の場当たり的拡大により、数百人規模の抑留者が残され、戦争末期には飢餓と医療欠如によって多数の死亡者があった。神奈川県を例に、抑留者と地域住民との交流にも触れる。一方、敵国籍ではない在日外国人も、保護や防諜などの理由から箱根や軽井沢などに移転させられ、監視下に置かれた。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813817
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コースタイトル:地球のいのちを守り、私たちの暮らしをつくる経験から学ぶ コース概要:近年、異常気象が頻発し、グローバルな環境危機がリアルに感じられるなかで、私たちはどのような社会を目ざし、どのように「ありたい社会」に向けて行動していけばよいのでしょうか。未来の社会について考えるためには、過去の歴史から学ぶことが求められます。本コースでは、環境運動の歴史、現状や今後の展望をテーマとして、さまざまな運動の実践者や研究者をゲストに迎えてお話いただき、その社会実践や調査研究を踏まえて、今後の環境と社会のあり方を考える機会とします。Part5では、反原発運動(芦浜原発)、反公害・公害教育(下北半島、四日市)、有機農業運動、里山保全運動、自然保護運動、青年環境運動について取り上げます。 曜日:火曜日 原則隔週 時間:19:00-21:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: 松村正治(環境NPO代表、大学教員) ◆第1回 コモンズを取り戻す里山保全運動の行方 開催日:2024年3月5日(火)19:00-21:00 講師:松村正治(NPO法人よこはま里山研究所) 概要:里山保全運動は、守ろうとする対象と守るための手法の両面において、従来の自然保護運動とは異なる新しい形として登場しました。また、この運動は、人びとが自然に手を入れながらコミュニティをつくる当事者となり、新しいコモンズをつくりだす運動でもありました。里山保全運動の調査研究と社会実践に取り組んできた個人の視点から、この運動がもたらした成果、現状と課題、今後の展望についてお話します。 ◆第2回 経済をフェアに、エコロジーに 開催日:2024年3月19日(火)19:00-21:00 講師:三本裕子・鈴嶋克太(国際青年環境NGO A SEED JAPAN) 概要:経済のグローバリゼーションが国境を越え、地球環境・地域経済・社会のあり方に大きく影響を与えています。A SEED JAPANは問題を構造的にとらえることにこだわり、次世代の立場から様々なアイデアを提言やアクションを行ってきました。本講座では、1991年に設立した投融資に着目して展開するエコ貯金プロジェクト、ESGウォッチプロジェクトの戦略からどのようにフェアでエコロジーな経済・社会を実現するか、参加者の皆さんと語りあいます。また、弊団体の活動の歴史の紹介を踏まえて、次世代の環境活動を考察します。 ◆第3回 多様なパートナシップで実現する地域のネイチャーポジティブ 開催日:2024年4月2日(火)19:00-21:00 講師:高川晋一(公益財団法人日本自然保護協会) 概要:持続可能な社会を目指したキーワードとして、新たに「ネイチャーポジティブ」が近年注目されています。この2030年に向けた新たな世界目標について詳しくご説明するほか、日本国内での市民による生物多様性保全活動が作り上げてきた成果と現状の課題、また、世界的に注目されている企業による生物多様性保全への貢献などについてお話します。 ◆ 第4回 有機農業運動の魅力と謎を解き明かす 開催日:2024年4月16日(火)19:00-21:00 講師:谷口吉光(秋田県立大学) 概要:有機農業運動は不思議な運動です。「農薬や化学肥料を使わない農業が社会を変える」という思想がまずおもしろい。環境はもちろん、食、経済、ライフスタイル、政策などと深く結びついています。強力なリーダーが引っ張ったわけでもないのに70年も続き全国に広がりました。農家の考え方を反映して実に多様な姿があります。最近では国が「有機農業を日本農業の主流にする」と言い出しました。そんな有機農業運動の魅力と謎を解き明かします。 ◆第5回 公害反対運動と住民の学習 開催日:2024年4月30日(火)19:00-21:00 講師:古里貴士(東海大学) 概要:大気汚染や水質汚濁といった公害が深刻な被害をもたらした時、あるいは眼前の巨大地域開発によって深刻な公害の発生が予見されるとき、その地域の住民たちは声をあげてきました。そうした公害反対運動を支えてきたのが、人びとによる学びあいの活動でした。1960年代~70年代の四日市市や下北半島での公害反対運動を取り上げ、そこで人びとがどのように学びあってきたのかに目を向けたいと思います。 ◆第6回 反原発運動と市民 - エネルギー問題から「都市‐地方」関係を考える 開催日:2024年5月14日(火)19:00-21:00 講師:青木聡子(東北大学) 概要:日本では1960~70年代に原発立地が本格化し、これまでに59基の原子炉が各地の海辺の浦々に建設され、稼働してきました。このことから、地域社会は原発を無抵抗に受容してきたかに思われがちです。確かに、基幹産業が衰退し地域社会の存続に危機感を抱いた人びとが、原発誘致に手を伸ばしたケースも少なくはありません。けれどもその一方で、原発計画がもたらされた地域の住民たちは、それを黙って見ているだけの存在ではありませんでした。人びとは各地で抵抗を続け、ときに原発建設を阻止してきました。この講座では、その中の一つ、芦浜原発反対運動(三重県)を事例に、住民による抵抗の論理と市民による支援の実践を踏まえて、「都市‐地方」関係の望ましいあり方を考えます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813818
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コースタイトル:林るみの日韓エンタメ塾 コース概要:今年は「冬ソナ」が日本で大ブレークして20年。なぜ日本で韓流人気は20年間も続いてきたのか。韓流を初期から、日本のエンタテインメントの現場も30年以上取材してきた講師が、韓流を受容してきた日本の大衆社会、エンタメ界の実相について、取材体験をもとに語ります。今期は韓流だけでなく、重要と考える日本の作品、俳優や監督・脚本家ら作り手についても紹介しつつ、日韓エンタメの歴史と現状の比較を通して、社会と時代精神を具体的に浮き彫りにします。 曜日:土曜日 原則隔週 時間:14:00~16:00 開催方法:オンライン開催・定員50名 コーディネーター: - 李泳采(恵泉女学園大学) - 佐相洋子(翻訳家) ◆第1回 ドラマは歴史をどう描くか① 開催日:2024年3月16日(土)14:00-16:00 講師:林るみ(朝日新聞記者) 概要:韓流20年、さまざまな韓国の歴史ドラマを見てきた。舞台は古代から朝鮮王朝末期まで多岐にわたりますが、その内容は20年間で大きく変化してきました。韓国のドラマの作り手たちは、歴史ドラマで何を描こうとしてきたのか、取材をもとにふり返ります。いっぽう、日本ではドラマは歴史をどう描いてきたか。日本の人気の時代劇や大河ドラマなどの内容も検証しながら、日本と韓国のドラマの歴史の描き方の違いについて考えます。 ◆第2回 ドラマは歴史をどう描くか② 開催日:2024年3月30日(土)14:00-16:00 韓流が大ブレークした20年前、「日本には大人が楽しめるドラマがない」という声がよく聞かれました。いつから日本のドラマはそうなったのか。昨秋死去した脚本家山田太一は日本のドラマに大きな影響を与えました。とくに大河ドラマ「獅子の時代」は幕末から明治維新、秩父困民党事件までを描き、知られざる歴史の光と影を描いた作品でした。近年の取材で得た資料や証言、秘話をもとに、ドラマの作り手たちの挑戦を検証、日韓の歴史ドラマづくりの比較を試みます。 ◆第3回 ドラマは「タブー」をどう描くか①(予定) 開催日:2024年4月13日(土)14:00-16:00 講師:林るみ(朝日新聞記者) 概要:20年前にペ・ヨンジュン主演のドラマ「若者のひなた」を見たときに、韓国ドラマで「障がい」をもつ人たちが登場するのに驚いた人も多かったのではないでしょうか。近年では「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「私たちのブルース」での「障がい」者の描き方が話題になった。いっぽう日本のドラマでは障がい者や高齢者といった社会的「弱者」とされる人びとの問題をどう描いてきたか。山田太一作品から最近のドラマまで、日韓エンタメの「社会的弱者」の描かれた方を比較します(内容が変更する可能性もあります)。 ◆第4回 日韓エンタメは「タブー」をどう描くか②(予定) 開催日:2024年4月20日(土)14:00-16:00 講師:林るみ(朝日新聞記者) 概要:光州民主化闘争、4・3事件……。韓国の映画やドラマは自国の歴史的「タブー」も描いてきました。韓流20年、そうした「タブー」について作り手たちはどのようにのぞんできたのか、改めて、取材で会った作り手たちの姿をふり返ります。いっぽう日本の歴史の「タブー」とは何か。南京大虐殺、関東大震災での朝鮮人虐殺……。こちらも作り手や配給、上映の取材体験をもとに、日韓のエンタメ界の「歴史的タブー」への向き合い方の違い、共通の問題点などを探ります(内容が変更する可能性もあります)。 ◆第5回 日韓ドラマづくりの実情(予定) 開催日:2024年4月27日(土)14:00-16:00 講師:林るみ(朝日新聞記者) 概要:ドラマ「セクシー田中さん」問題の背景には、いまの日本のドラマづくりに横たわる大きな問題があると考えます。原作者、出版社、脚本家、放送局といったドラマの作り手たちが直面してきた問題とは。いっぽう韓国の作り手たちはどうだったか。現場の取材やインタビュー、あるいは、日韓の映像ビジネスに関わってきた経験にもとづいて、日韓エンタメのコンテンツづくりが抱える問題について考えます(内容が変更する可能性もあります)。 ◆第6回 日韓エンタメを支える「推し」文化 開催日:2024年5月11日(土)14:00-16:00 講師:林るみ(朝日新聞記者) 概要:「ヨン様」人気で始まった日本の韓流。日本では「スター主義」が強く、韓流のビジネスもそれによって支えられてきた。日本では作品の内容によってではなく、スター・出演者によって評価されることも多いのが実情であり、その構図は20年間続いてきました。その背景には日本の大衆文化を支えてきた強烈な「推し」(ファン)文化があります。その実態とは。なぜ日本では「推し」文化はこうも強いのか。旧ジャニーズやK-POPのアイドルについて長年、現場の取材してきた体験をもとに、日韓エンタメを支える「推し」文化の現状を考えます(内容が変更する可能性もあります)。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813819
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コースタイトル:NPA出迎え講座!- 高校生もわかる東アジア教室 コース概要:NPAジュニアPart7の挑戦は、出迎え講座!と題して、高校生の皆さんへ、教室の壁を超え、東アジアの平和について本気で考える時間を提供します。多文化共生、兵役、沖縄の歴史など、現実に即したトピックで学び、議論してみませんか。講座を通して見えてくる社会と自分自身の将来の展望について、熱心に相談に乗ってくれる講師やファシリテーターと共に学び、語りましょう!沢山の高校生の参加をお待ちしています♪ *一般参加の方はこのページからお申し込みください。ジュニアコースの参加料収入は全てNPAジュニアの活動への支援となります。 *ジュニアメンバー希望の方は別途申し込みフォームよりお申込みください。 https://forms.gle/rRp624EYfWu6VJ3n9 プログラム全体期間:2024年4月~5月の土曜日(詳細は以下参照) 時間:16:00-18:00 開催方法:オンライン開催 コーディネーター: - 日比野千佳(NPA事務局) - 李泳采(恵泉女学園大学) ジュニアファシリテーター(JF) - 日比野千佳(NPA事務局) ◆第1回 NPAジュニア活動紹介&お互いを知ろう![オリエンテーション] 開催日:2024年4月13日(土)16:00-18:00 ファシリテーター:日比野千佳(NPA事務局) 概要:これまでのNPAジュニアの活動及び講師紹介や、参加者の自己紹介・社会的な興味関心事を共有します。これから一緒に学ぶメンバー・スタッフ同志の交流が深まるとても大切な時間になります。また、次回以降の講座の流れや・課題についてなどを説明します。 ◆第2回 ゴールデンカムイから見た先住民族と多文化共生 -3Fは克服できるか 開催日:2024年4月20日(土)16:00-18:00 講師:上村英明(NPA共同代表) 概要:多文化共生社会が必要とされていることは否定のしようがありません。しかし、それをどのように実現するかといえば、議論は深まっていないようです。現在の多文化共生政策は、よく3F政策と批判されます。Food、Fashion、Festivalの3つです。民族料理を食べ、民族衣装を着て、お祭りをやればいいという発想です。最近実写化してゴールデンカムイを例に取って、多文化共生社会の意味するものを考えてみたいと思います、いっしょに! ◆第3回 「BTS」も揺れる若者の兵役問題から考える韓国社会 開催日:2024年4月27日(土)16:00-18:00 講師:李泳采(恵泉女学園大学) 概要:2023年、世界的人気を誇るK-POPアイドルグループBTSの兵役問題が社会を揺るがしました。BTSも免れることができない韓国の兵役とそこから見える韓国社会・東アジアの平和の在り方について、自身も兵役を経験した講師が語ります。日本の自衛隊問題とも無関係ではないこの問題。同じ若者として一緒に考えてみませんか。(仮) ◆第4回 琉球と沖縄 - 私の国連外交までの旅! 開催日:2024年5月11日(土)16:00-18:00 講師:金城リンダ(沖縄ナビゲーター) 概要:現在も全国の70%の米軍基地が集中する沖縄。その背景には何が見えるでしょうか。植民地主義や差別の壁を乗り越えるため、自身も琉球・沖縄の歴史とアイデンティティと向き合いながら、国連活動をする中で見えてきた琉球・沖縄の現状とこれからの展望を語ります。 ◆第5回 平和は学ぶ?実践する?創る?[ワークショップ] 開催日:2024年5月18日(土)16:00-18:00 講師:日比野千佳(NPA事務局) 概要:誰もが差別や戦争、暴力のない社会を望みますが、国家にとって不都合な歴史や現状は隠されることも多く、注意しなければ良く見えません。そうした中、歴史認識の溝が問題の解決を遠ざけ、無関心が暴力を助長しているのが現状です。どうしたら自分からは遠い世界の事や見えないものが、見えるようになるでしょうか。日本と韓国を歩きながら東アジアの平和教育の在り方を考えてきた講師と一緒にワークショップで考えてみましょう。 ◆第6回 どう創る?- 東アジアと私の未来[討論&自由相談] 開催日:2024年5月25日(土)16:00-18:00 講師:NPAジュニア講師陣 ファシリテーター:日比野千佳(NPA事務局) 概要:講座やワークショップで学んだ感想を発表しながら、私たちが置かれている東アジアの現在と未来についてディスカッションします。後半は進路相談(AO入試対策)や留学相談の時間も設けます!大学教員経験のある講師陣に気になる将来について相談してみましょう! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥………………… *開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥ 単発での受講申込みはこちらから https://apply.npa-asia.net/categories/2813820
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NPAを特別にご支援くださる方へ、全26コースがとり放題となるプランです。さらに、第1~5期NPA講座が好きな時に観られる市民アーカイブズ『PAFLEX』に期間限定で無料でご加入いただけます。 NPA特別企画へも優先的に無料でご招待いたします。 ご購入時にご希望のコース・講座(第※回目)を 購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。
MORE¥30,000
NPAの活動にご賛同いただき、30,000円以上のご支援をいただける方には、10コースがとり放題になります。10コースにまたがる講座を受講したい方にオススメです。 1コース(6講座)あたり3,000円になります。 購入時に、ご希望のコースを購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 なお、初回講座開始以降のキャンセルは受け付けられませんので、ご注意ください。
MORE¥20,000
NPAの活動にご賛同いただき、20,000円のご支援をいただける方には、お好きな3コースを受講していただけます。複数の興味のあるコースを受講したい方にオススメです。 1コース(6講座)あたり6,666円になります。 購入時に、ご希望のコースを購入者情報の備考欄に ご記⼊ください。 なお、初回講座開始以降のキャンセルは受け付けられませんので、ご注意ください。
MORE¥6,000
学⽣の⽅向けの料⾦です。 ※購入時に ご希望のコースとご所属 を 購入者情報の備考欄に 記⼊ください。事務局から確認のためにご連絡させていただく場合がございます。
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