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◆第1回 朝鮮戦争からウクライナ戦争を捉え直す(1) 開催日:2022年7月4日(月)19:00-21:00 講師:和田春樹(東京大学名誉教授) 概要:ウクライナ戦争はどういう性格の戦争だろうか。なぜ長引いて、どういう停戦プロセスが可能だろうか。朝鮮戦争の背景と現在に至る基本構造から、ウクライナ戦争を捉え直すことで、二つの戦争の構造的類似性と違う点を論じて行く。
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◆第2回 朝鮮戦争からウクライナ戦争を捉え直す(2) 開催日:2022年7月18日(月)19:00-21:00 講師:徐 載晶 (国際基督教大学) 概要:ウクライナ戦争はどういう性格の戦争だろうか。ウクライナ戦争はグルーバルパワー構造とグローバール経済構造の変動の視点から、ウクライナ戦争の特徴を分析する。また、ウクライナ戦争の停戦のためには、どういう平和運動が可能だろうか。日本と韓国の「中堅国家」の役割が重要視されていく中、朝鮮戦争終結の視点から、ウクライナ戦争を捉え直す。
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◆第3回 日本人従軍記者の朝鮮戦争報道とその性格(1) 開催日:2022年8月1日(月)19:00-21:00 講師:米津 篤八(元朝日新聞記者) 概要:1951年7月、朝鮮戦争が膠着状態に陥り、休戦会談が始まった時期に、日本人従軍記者の一行が韓国に 派遣された。彼らは韓国独立後、初めて朝鮮半島の地を踏んだ日本人記者たちであった。彼らは朝鮮戦争をどうみて、報道してきただろうか。戦争期間中の日本人従軍記者の活動は、日韓両国で過去の記録に埋もれてほとんど忘れられている。しかし、彼らの残した報 道内容と経験は、健全で建設的な日韓関係を構築するにあたって克服すべき課題と可能性を示している。
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◆第4回 日本人従軍記者の朝鮮戦争報道とその性格(2) 開催日:2022年8月15日(月)19:00-21:00 講師:米津 篤八(元朝日新聞記者) 概要:1951年7月、朝鮮戦争が膠着状態に陥り、休戦会談が始まった時期に、日本人従軍記者の一行が韓国に 派遣された。彼らは韓国独立後、初めて朝鮮半島の地を踏んだ日本人記者たちであった。彼らは朝鮮戦争をどうみて、報道してきただろうか。戦争期間中の日本人従軍記者の活動は、日韓両国で過去の記録に埋もれてほとんど忘れられている。しかし、彼らの残した報 道内容と経験は、健全で建設的な日韓関係を構築するにあたって克服すべき課題と可能性を示している。
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◆第5回 地域からみた朝鮮戦争 - 武蔵野と朝鮮戦争 開催日:2022年8月29日(月)19:00-21:00 講師:五郎丸聖子(フリーランス、市民研究者) 概要:現在に続く、日本の中の「朝鮮認識」は、いかに形成されたのか。武蔵野という一地域から「戦争」を取り上げます。そこには「中島飛行機武蔵製作所」があり、朝鮮人労働者がおり、飯場がありました。では一体、その地ではどのような戦前と戦後の生活が営まれていたのでしょうか。朝鮮戦争を地域史と個人の視点から問い直します。
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◆第6回 共和国(朝鮮)の小説からみた祖国解放戦争 開催日:2022年9月12日(月)19:00-21:00 講師:洪潤実(朝鮮大学校) 概要:朝鮮民主主義人民共和国は朝鮮戦争をどう認識してきただろうか。朝鮮の小説を中心に、朝鮮戦争前後の北朝鮮の社会像の描き方とその社会的なメッセージを読み取ります。
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◆第1回 日本国憲法と戸籍 開催日:2022年7月11日(月)19:00-21:00 講師:遠藤正敬(早稲田大学・政治学) 概要:戸籍は「日本人」ならば誰もがもっていて当然とされます。ですが、戸籍は「家族」の定型(氏の統一、非嫡出子の区別、続柄の記載など)を規定し、その定型の中に多様な個人を押し込めるものです。そして戸籍は個人の出自をめぐる様々な差別と不可分の制度として生き続けてきました。このような戸籍は、憲法の保障する個人の自由や平等といかに矛盾するものなのでしょうか?戸籍を日本国憲法という観点に照らして問い直します。
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◆第2回 韓国の違憲審査と日本国憲法 開催日:2022年7月25日(月)19:00-21:00 講師:李範俊(韓国・ジャーナリスト、元京郷新聞記者) 概要:「1901 vs. 24」。この数字は韓国憲法裁判所(1988年開所)と日本最高裁判所(1947年設置)の違憲判決の件数です。民主主義は政権交代を可能にすると言われますが、アメリカや韓国の政権交代の背景には違憲判決があります。日本の司法消極主義が自民党一極体制を強化するのではないでしょうか。そして、日本国憲法はどこに向かうのでしょうか。司法専門記者として、米連邦最高裁判所、欧州人権裁判所、ドイツ憲法裁判所などを取材した経験をもとに解説して頂きます。
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◆第3回 韓国の戸主制廃止運動と日本国憲法 開催日:2022年8月8日(月)19:00-21:00 講師:堀山明子(毎日新聞外信部デスク・前ソウル支局長) 概要:韓国は民主化を経て段階的に、日本の旧民法で規定された戸主制度や戸籍制度を廃止しました。日本支配の残滓だった家父長的国家モデルの法的秩序に対し、フェミニズムが真正面から取り組んだ結果です。一方、日本は、安保絡みでは現状追認で解釈改憲が続いていますが、人権分野では社会の変化に追いついていません。戸籍=国籍=国家を連携づける日本国憲法の課題について、韓国の実践と対比しながら考えます。
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◆第4回 憲法の不変性と可変性:第三者の目に映る日本国憲法 開催日:2022年8月22日(月)19:00-21:00 講師:姜光文(韓国・ソウル大学・アジア法/憲法学) 概要:近代以後、法そして憲法はもはや普遍的かつ不変的なものではありません。民主主義の普及により国民が主権者として法を制定・改正する流れは当然のことです。ここに、法の、そして憲法のジレンマがあります。憲法はどこまで根本的であり、どこまで安定的であるべきなのでしょうか。憲法は政治の申し子である一方、政治の枠=掟であるとされていますが、憲法と政治とはいかなる関係にあるのでしょうか。日本国憲法の成立とこれまでの展開を、主に9条を素材として外部の目から概観します。
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◆第5回 憲法の〈外〉から日本の〈内〉を生きる(1) 開催日:2022年9月5日(月)19:00-21:00 講師:金成日(在日朝鮮人2世、市民運動家) 概要:映画「1985年 花であること:聞き取り―華僑2世徐翠珍的在日」を視聴し、この映画を制作した監督にお話を伺います。映像は、公務員採用の国籍条項撤廃闘争、指紋押捺拒否による逮捕、大赦拒否訴訟など徐さんの活動と生き様をたどりつつ、改悪入管法と「指紋の今」を告発します。尼崎で1981年から37年間、喫茶店を経営しながらさまざまな市民運動に取り組み、1986年には指紋拒否で逮捕された経験をもつ監督の解説を通して、当時の市民的な取り組みや逸話を共有します。
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◆第6回 憲法の〈外〉から日本の〈内〉を生きる(2) 開催日:2022年9月19日(月)19:00-21:00 講師:徐翆珍(在日中国人2世、市民共同オフィス「SORA」共同代表) 概要:1947年生まれの徐翆珍さんは、戦後の日本社会を枠づけてきた「国籍法」「外国人登録法」「入管法」をめぐる外国人への差別的状況に異議を唱え、闘い続けてきました。その生き様を記録したドキュメンタリー映画「1985年花であること:聞き取り―華僑2世徐翠珍的在日」を視聴した後、徐さんが指摘される戦後の「欠けた民主主義」と憲法をめぐる問題状況について、当事者の視点から語って頂きます。
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◆第1回 未完の歴史を生きる - 「復帰50年」と沖縄 開催日:2022年7月6日(水)19:00-21:00 講師:田仲康博(社会学博士・元国際基督教大学教授) 聞き手:金城リンダ(沖縄ナビゲーター・早稲田大学平和研究所客員研究員) 概要:「復帰50年」の今年、さまざまな機会をとらえて沖縄が話題になっています。しかし、政府や主要マスコミの発言を見る限り、沖縄を取りまく本質的な問題は(またしても!)据えおかれたままに時間だけが過ぎ去ろうとしています。そもそも「復帰」とはなんだったのか? 「復帰50年」という括り方にはどんな意味があるのでしょうか? 本講座では、元国際基督教大学教授の田仲康博さんを招き、「日常の軍事化」をキーワードにして、沖縄そして日本の現状に批判的に介入する道筋を考えていきます。
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◆第2回 沖縄振興計画と米軍 - 近代化と開発の落とし穴をつく 開催日:2022年7月20日(水)19:00-21:00 講師:真喜志好一(建築家、平和市民連絡会) 聞き手:金城リンダ(沖縄ナビゲーター・早稲田大学平和研究所客員研究員) 概要:「私達、沖縄の人間が、近代と名のつくものにどのように痛めつけられてきたか、立ち止まって考えてみることは、近代化はやりの昨今の世情、無意味なことではあるまい」。これは、講師の真喜志好一さんが「近代化と海洋博」というタイトルで50年前に投書した内容です。近代化を開発という言葉に置き換えれば、今日にも通じている事態であることは十分わかると思います。「基地のある島」を前提とした沖縄振興や米軍再編の計画について、真喜志さんからお話を聞きます。
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◆第3回「命と引き換えでも」 - 写真で伝えたかった復帰前の沖縄の現実 開催日:2022年8月3日(水)19:00-21:00 講師:嬉野京子(写真家) 聞き手:まつだかなこ(大学院生) 概要:米軍統治下の沖縄の現状を本土の人に伝えたいと、1965年4月、嬉野京子さんは祖国復帰行進を記録するため沖縄へ渡りました。そのさなか、幼い少女が米軍車両にはねられた事故現場を目撃します。行進団のメンバーに「あなたの命が危ない」と止められながらもメンバーの背後から撮った写真は、共同通信を通じて世界に発信されました。嬉野さんから復帰前の沖縄での体験を語ってもらいます。
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◆第4回 戦後も続く暴力 - 沖縄・米兵による女性への性犯罪 *コース4と合同講座 開催日:2022年8月17日(水)19:00-21:00 講師:高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女性たちの会共同代表) 聞き手:金城リンダ(沖縄ナビゲーター・早稲田大学平和研究所客員研究員) 概要:沖縄戦が終わった後も、住民にとって過酷な日々が続きました。「米兵に引っ張って行かれそうになった」「レイプされている人を見たが何もできなかった」。日本復帰後も事件事故は後をたちません。沖縄で米兵が起こした性犯罪・性暴力の被害実態をまとめた冊子を発行する「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の共同代表、高里鈴代さんは「25年を経ても冊子作りが終わらない現実を、政府や米軍はどう見るのか」と訴えます。高里さんにお話を聞きます。
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◆第5回 「建議書は生きている」 - 復帰に向かう過程で一体なにがあったのか 開催日:2022年8月31日(水)19:00-21:00 講師:平良亀之助(元琉球政府職員) 聞き手:まつだかなこ(大学院生) 概要:「復帰」の前年1971年10月に通称沖縄国会が行われました。そこで当時の琉球政府は、復帰に際して沖縄の声を日本政府と国会へ届けるため意見書を作成。それが「復帰措置に関する建議書」(屋良建議書)です。そこには沖縄が苦難にみちた歴史から訴える反戦平和への願いが込められていました。11月17日屋良主席(当時)は同建議書を持って上京。しかし到着を前に沖縄返還協定は強行採決されてしまいました。琉球政府職員として「復帰措置総点検プロジェクトチーム」のメンバーであった平良亀之助さんに当時のことを語ってもらいます。
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◆第6回 これからの沖縄50年を考える 開催日:2022年9月14日(水)19:00-21:00 講師:平良亀之助(元琉球政府職員) コメント:仲村涼子(ニライ・カナイぬ会) 概要:「復帰」とはなんだったのか。日本(ヤマト)と沖縄との間に横たわる亀裂とはなんなのか。関係修復は可能なのでしょうか。50年の節目を迎える中で、「屋良建議書」の作成に携わった元琉球政府職員の平良亀之助さんと、復帰後世代で自己決定権回復の運動を行っている仲村涼子さんとのお話から考えていきます。
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◆第1回 土井たか子ーなぜ憲法研究者から政治の世界へ? 開催日:2022年7月22日(金)19:00-21:00 講師:五島昌子(元土井たか子秘書) 概要:神戸市の人事院に勤めていた時「どうせ出ても通りっこないから」と言われ、反発心から決めた国会議員への道 ー 社会党の公認候補として1969年暮れの選挙に出て当選を果たす。秘書として身近でサポートしてきた五島氏から見た土井たか子、政治家としての信念、努力、苦労、葛藤や想い・・など、その人となりの魅力と共に語っていただく。また本コースでは土井たか子とその政策に連なる人々に「女の政治」について話を伺う。
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◆第2回 女性差別撤廃条約 開催日:2022年8月5日(金)19:00-21:00 講師:赤松良子(元労働省官僚、日本ユニセフ協会会長) *依頼中 概要:男性と対等に活躍したいという思いを胸に労働省に入省。しかし男性社会の中で様々な壁に阻まれる。しかし持ち前の粘り強さで1985年の男女雇用機会均等法制定を実現。女性活躍の先陣を切ってきた赤松氏に、当時を振り返りつつ、また土井たか子についての想い、現代の女性への提言も含めてお話しを伺う。
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第3回 戦後も続く暴力 - 沖縄・米兵による女性への性犯罪 *コース3と合同講座(開催日注意) 開催日:2022年8月17日(水)19:00-21:00 講師:高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女性たちの会共同代表) 概要:沖縄戦が終わった後も、住民にとって過酷な日々が続きました。「米兵に引っ張って行かれそうになった」「レイプされている人を見たが何もできなかった」。日本復帰後も事件事故は後をたちません。沖縄で米兵が起こした性犯罪・性暴力の被害実態をまとめた冊子を発行する「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の共同代表、高里鈴代さんは「25年を経ても冊子作りが終わらない現実を、政府や米軍はどう見るのか」と訴えます。高里さんにお話を聞きます。
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◆第4回 男女雇用機会均等法、国籍法、家庭科男女共修 開催日:2022年9月2日(金)19:00-21:00 講師:坂本洋子(mネット・民法改正情報ネットワーク理事長・千葉商科大学非常勤講師) 概要:2004年 参議院議員後援会事務所事務局長を務め、2005年 土井たか子さんの後継者として衆議院総選挙に立候補した坂本氏。女性の地位向上のために尽力してきたその活動と想い、今後の女性の政治について、いくつかの政策・法制定に関連して語っていただく。1回目は男女雇用機会均等法、国籍法、家庭科男女共修について。
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◆第5回 夫婦別姓問題 開催日:2022年9月9日(金)19:00-21:00 講師:坂本洋子(mネット・民法改正情報ネットワーク理事長・千葉商科大学非常勤講師) 概要:2004年 参議院議員後援会事務所事務局長を務め、2005年 土井たか子さんの後継者として衆議院総選挙に立候補した坂本氏。女性の地位向上のために尽力してきたその活動と想い、今後の女性の政治について、いくつかの政策・法制定に関連して語っていただく第2回目。今回は「夫婦別姓問題」について。
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◆第6回 現在の政治と女性 - 鼎談「女ならいいのか(男よりマシだ?)」 開催日:2022年9月16 日(金)19:00-21:00 講師:内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) 五島昌子(元土井たか子秘書) 金城リンダ(早稲田大学平和学研究所客員研究員) 概要:土井たか子氏が築いた女性の政治参画の道筋は現在どこに通じているのか。若い世代に引き継がれているのか・・・世代の異なる女性研究者、政治家、市民運動家といった様々な視点・立場で自由に語り合っていただき、現在の課題、為すべきこと、出来ることとは何かを探っていく。
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