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[コース07] 内海愛子と「戦争責任」「戦後責任」を考えるPart11- 戦争と捕虜その2- 地獄船・捕虜日記・医療・将校・赤十字・朝鮮人と中国人

¥9,000

※この商品の販売期間は2024年6月8日 06:00 ~ 2024年10月10日 00:00です。

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コースタイトル:戦争と捕虜その2- 地獄船・捕虜日記・医療・将校・赤十字・朝鮮人と中国人

コース概要:アジア太平洋戦争中、南方の占領地から連合軍捕虜36000人が日本に連行され、国内130か所の捕虜収容所に収容された。彼らは炭鉱、軍需工場、造船所などで使役され、過酷な生活により約1割が死亡した。その実態を、「地獄船」と呼ばれた輸送船の旅、捕虜たちが密かに書いた日記、医療の状況と捕虜病院、将校の収容所、赤十字の人道活動、同じ労働現場で働かされた朝鮮人や中国人との対比など、さまざまな角度から見ていく。

曜日:水曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オン・オフ開催
-オンライン定員:50名
講師:
コーディネーター:
-内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
- 許美善(恵泉女学園大学院)

◆第1回 「地獄の航海」と門司収容所 

開催日:2024年7月17日(水)19:00-21:00 
講師:笹本妙子(POW研究会会員)
概要:捕虜たちを南方から日本に運んだ輸送船の旅は悲惨で、別名「地獄船」と呼ばれた。捕虜たちは狭く不衛生な船倉にすし詰めにされ、多数が病死、さらに米軍の魚雷攻撃や空爆により何隻もの船が沈没し、航海中の死者は11000人以上に及んだ。辛うじて日本にたどり着いた捕虜たちも疲弊の極みにあった。航海の状況、彼らを受け入れた門司港や門司収容所の実態、そして味方の兵士の犠牲をもいとわずに攻撃する戦争の非情さについて考える。

◆第2回 捕虜の日記から見えてくるもの

開催日:2024年7月31日(水)19:00-21:00 
講師:村田則子・井上拓也(POW研究会会員)
概要:捕虜たちが日本人の目を盗んで密かに書いた日記は、捕虜生活の実態を知る上で欠かせない貴重な資料となっている。「死の鉄道」と呼ばれた泰緬鉄道や輸送船の沈没などを生き延び、山形県酒田の収容所に送られた豪軍医ローリー・リチャーズ。「セイロンの救世主」と呼ばれながら捕虜となって横浜や長野県諏訪の収容所に送られたカナダ空軍のレナド・バーチャル少佐。彼らが書いた日記を通して、捕虜生活の実態を見ていく。

◆第3回 捕虜の医療と捕虜病院 

開催日:2024年8月14日(水)19:00-21:00 
講師:笹本妙子・田村佳子(POW研究会会員)
概要:捕虜たちは過酷な労働や栄養不足により様々な病気に罹ったが、収容所の医療体制は貧弱で、死亡者が相次いだ。重症患者は陸軍病院または捕虜病院に送られた。東京管区には品川捕虜病院、大阪管区には最初は市岡病室、次に神戸捕虜病院が開設された。捕虜への生体実験が行われた品川病院、「患者の惨状は目をそむけたくなるほど」と言われた市岡病室、日本人医師と捕虜医師との協力によって献身的な医療が施された神戸病院。それらの実態を概観する。

◆第4回 将校の収容所—-善通寺と六呂師 

開催日:2024年8月28日(水)19:00-21:00 
講師:笹本妙子・稲塚由美子(POW研究会会員)
概要:捕虜の中でも将校と一般兵(下士官兵)は扱いが画然と違っていた。一般兵は労働を強いられたが、将校は免除され、日本人将校と同額の給料が支払われた。「無為徒食」の将校は1943年1月頃から四国の善通寺収容所に集められ、その比率は約85%となった。しかし本土決戦の可能性が高まってきた1945年6~7月、将校は全員内陸部の収容所に送られ、福井県の六呂師には将校だけの収容所が設置された。善通寺と六呂師、その存在意義と実態は?

◆第5回 赤十字の人道活動

開催日:2024年9月11日(水)19:00-21:00 
講師:小宮まゆみ・福永徳善(POW研究会会員)
概要:赤十字国際委員会(ICRC)から届く救恤品、特に「食料小包」は、食料や医薬品の不足にあえぐ捕虜や抑留者たちの命綱だった。またICRC代表や日本赤十字代表の訪問は、過酷な捕虜生活・抑留所生活の改善を訴える貴重な機会となっていた。捕虜・抑留者と故国の家族をつなぐ手紙や電報もICRCと日本赤十字によって運営された。これら赤十字の人道活動はどのように行われ、捕虜・抑留者の生活にどのような影響をもたらしたのかを解説する。

◆第6回 連合軍捕虜と朝鮮人、中国人

開催日:2024年9月25日(水)19:00-21:00 
講師:高田ミネ・木村昭雄・笹本妙子/花岡平和記念会:岩間敏明(POW研究会会員)
概要:捕虜たちが使役された労働現場では朝鮮人や中国人も多数働かされていた。彼らは作業場所も宿舎も隔てられていたが、密かな交流もあった。朝鮮人、中国人は捕虜より劣悪な環境に置かれていた。新潟の海陸運送(現リンコーコーポレーション)で使役された中国人は戦後、同社に対して賠償訴訟を起こした。多数の中国人が虐殺された「花岡事件」が発覚したのは、GHQによる花岡収容所の調査がきっかけだった。捕虜、朝鮮人、中国人の労働実態を比較対照する。


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