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[コース01] 日本と東アジアPart13 - 朝鮮戦争とジェンダー、そして米軍基地

¥9,000

※この商品の販売期間は2024年6月8日 00:00 ~ 2024年10月10日 00:00です。

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コースタイトル:朝鮮戦争とジェンダー、そして米軍基地

コース概要:本講座では、第1期~第12期まで多様な視点から朝鮮戦争を捉えて、朝鮮戦争の性格や参戦していた各国への影響など政治社会的な影響を見てきました。第12期では東アジア各国の選挙と情勢分析を行いました。第13期ではいままで朝鮮戦争講座であまり取り上げてこなかった、韓国における朝鮮戦争とジェンダーというとても重要なテーマをみていきます。また、朝鮮戦争以降、韓国で半永久的に作られてきた米軍基地とその跡地の現状から朝鮮戦争の社会史を描いていきます。さらに、日本の軍需産業の現況を通して、今も終わっていない朝鮮戦争の実態を改めて検証していきます。

曜日:月曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
- 内海愛子 (NPA共同代表)
- 李泳采 (恵泉女学園大学)
- タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程)

◆第1回 朝鮮戦争とジェンダ(1)-「戦争未亡人」の戦争経験と戦後処理

開催日:2024年7月8日(月)19:00-21:00 
講師:イイムハ(韓国・聖公会大学)
概要:朝鮮戦争では多くの女性が「戦争未亡人」となった。1952~1963年の新聞報道によると、朝鮮戦争による戦争未亡人は約30万~50万人を超えるという。 50万人なら、当時既婚女性10人に1人の割合である。しかし、韓国政府は長い間、その実態調査もなく彼らに沈黙を強要してきた。イイムハ講師は、朝鮮戦争の当時、軍人、警察、または第2国民兵に強制徴集されて死亡した軍・警未亡人、傷痍軍警未亡人、保導連盟へ加入し虐殺された犠牲者の未亡人など戦争未亡人35人とその子供10人に会って、 2006年から4年にわたってその口述を採録して整理した。今まで朝鮮戦争は、男性の視点から語られてきたが、女性たちの言葉を通じて韓国現代史最大の悲劇という朝鮮戦争の被害当事者の一つである「戦争未亡人」の生を「歴史」の領域に吹き込む。

◆第2回 朝鮮戦争とジェンダ(2)- 戦後女性経済活動の変化とその議論を中心に

開催日:2024年7月22日(月)19:00-21:00 
講師:イイムハ(韓国・聖公会大学)
概要:<解放空間、日常を変えた女性たちの歴史>は、聖公会大学の人文韓国研究教授である歴史学者イ・イムハが十数年にわたって考えを留めて資料を集めて執筆した本だ。彼は5日、短い電話インタビューで「解放空間は韓国の歴史で女性の声が絶頂を成した時期ではないか」とし「女性が自分の主体として出てきて、私の話をして政策を提案し、各種団体を作った。女性主体がどのように積極的に活動したかを一つ一つ名を呼ぶように表わしたかった」と話した。日本の植民地支配が終わった「解放空間」で韓国の女性たちにも、独立への喜び、新しい国造りへ期待、日常生活の変化に対する希望が溢れてきた。実際多くの女性たちが、新政府樹立や、社会活動に参加していた。しかし、解放空間における女性たちには二重的な立場が強いられていたのも現実であった。それは社会参加という要求と、女性が過度の活動をしてはならないという社会的な通念による圧迫であった。解放空間、そして、朝鮮戦争を経験していた韓国の女性たちの闘いは、戦後韓国社会の女性運動へ大きな影響を及ぼしている。植民地時代の独立運動、解放空間、朝鮮戦争の時期まで、韓国女性の役割と、それをめぐる議論を論じていく。

◆第3回 日米韓防衛協力の現状と近未来(その1)

開催日:2024年8月5日(月)19:00-21:00 
講師:福好昌治(軍事オタク)
概要:2022年に韓国で尹錫悦政権が誕生してから、日米韓防衛協力が飛躍的に進展するようになった。2024年6月2日には、シンガポールで日米韓防衛相会談が開催され、北朝鮮の
ミサイル発射に関するリアルタイムでの情報共有や日米韓共同演習をさらに推進していくことを確認した。停滞していた日韓防衛協力も再開されることになった。韓国で保守政権が続けば、日米韓防衛協力は日米韓軍事同盟に発展していくのだろうか。今回はこれまでの経緯を解説する。

◆第4回 朝鮮戦争と米軍基地 - 返還基地の後地とその周辺の踏査の記録(その1)- 米軍政期・朝鮮戦争期・停戦協定期

開催日:2024年8月19日(月)19:00-21:00 
講師:シン・サンス(元KATUSA: Korean Augmentation To the United States Army) 
概要:2003年4月、韓米両国は、在韓米軍基地移転に対する合意を行った。その合意に基づいて、2004年から韓国内の米軍基地の大部分は順次閉鎖され、その敷地は韓国政府に返還されるようになった。朝鮮戦争とその後の韓国現代史を論じる際に、欠かせないのが米軍基地の歴史である。2000年代初め、坡州DMZ(非武装地帯)付近の米軍部隊キャンプグリブスでKATUSA戦闘兵として軍服務をした経験に基づいて、軍除隊後も、米軍基地を訪れながら、米軍駐屯の歴史とそれにまつわる地域の実情を本格的に整理した。朝鮮戦争に参戦した米軍の物語、朝鮮戦争以降、戦後復興と「ギブミ・チョコレット」の時代にアメリカから受けた緊急援助の意味、米軍部隊周辺基地村の人々の人生と哀歓を取りまとめた。駐韓米軍基地の歴史と現状から、朝鮮戦争のもう一つの顔を明らかにする。

◆第5回 朝鮮戦争と米軍基地 - 返還基地の後地とその周辺の踏査の記録(その2)- ベトナム戦争期・ミサイル基地・米軍休養施設及び「基地村」など

開催日:2024年9月2日(月)19:00-21:00 
講師:申サンス(元KATUSA: Korean Augmentation To the United States Army) 
概要:2003年4月、韓米両国は、在韓米軍基地移転に対する合意を行った。その合意に基づいて、2004年から韓国内の米軍基地の大部分は順次閉鎖され、その敷地は韓国政府に返還されるようになった。朝鮮戦争とその後の韓国現代史を論じる際に、欠かせないのが米軍基地の歴史である。2000年代初め、坡州DMZ(非武装地帯)付近の米軍部隊キャンプグリブスでKATUSA戦闘兵として軍服務をした経験に基づいて、軍除隊後も、米軍基地を訪れながら、米軍駐屯の歴史とそれにまつわる地域の実情を本格的に整理した。朝鮮戦争に参戦した米軍の物語、朝鮮戦争以降、戦後復興と「ギブミ・チョコレット」の時代にアメリカから受けた緊急援助の意味、米軍部隊周辺基地村の人々の人生と哀歓を取りまとめた。駐韓米軍基地の歴史と現状から、朝鮮戦争のもう一つの顔を明らかにする。

◆第6回 日米韓防衛協力の現状と近未来 - 日本の軍需産業(その2) 

開催日:2024年9月16日(月)19:00-21:00 
講師:福好昌治(軍事オタク)   
概要:2022年に韓国で尹錫悦政権が誕生してから、日米韓防衛協力が飛躍的に進展するようになった。2024年6月2日には、シンガポールで日米韓防衛相会談が開催され、北朝鮮の
ミサイル発射に関するリアルタイムでの情報共有や日米韓共同演習をさらに推進していくことを確認した。停滞していた日韓防衛協力も再開されることになった。韓国で保守政権が続けば、日米韓防衛協力は日米韓軍事同盟に発展していくのだろうか。今回は当面の予定を検証し、日韓防衛協力の限界も考察する。

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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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↓これまでの講座の様子ハイライトはこちら♪

*受講生感想*
過去のコース1での朝鮮戦争についての学びが、今回の自民党55年体制の派閥の歩みと繋がり、日本の原型とてもよくわかりました。韓国や台湾のように、偽の民主主義システムを市民の努力で本物にしていこうという中野先生に呼びかけにとても共感しました。