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[コース07] 内海愛子と「戦争責任」「戦後責任」を考えるPart12 継続する植民地主義と民主主義の危機

¥9,000

※この商品の販売期間は2024年10月6日 06:00 ~ 2025年2月10日 00:00です。

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コースタイトル:継続する植民地主義と民主主義の危機

コース概要:「戦争犯罪、戦争責任」という問題が、植民地支配、植民地主義と不可分であることはかなり広く知られてきている。しかしその植民地主義が、単に過去の出来事なのではなく現在にも続く問題であるという点については十分な認識があるとはなお言えない。そこでまずは、植民地主義の継続という観点から歴史を振り返り、「戦争責任」「戦後責任」という問題の意味をその植民地主義の継続という事態と結びつけて考え直してみることにする。

曜日:水曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催
-オンライン定員50名
コーディネーター:
- 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
- 許美善(NPA事務局)

◆第1回 戦争裁判と植民地問題ーNHKスぺシャル『趙文相の遺書』

開催日:2024年11月13日(水)19:00-21:00 
講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)・内海愛子(NPA共同代表)
概要:敗戦後、連合国は日本の戦争犯罪を裁いた。東條英機らを裁いた東京裁判、アジ各地で開かれた軍事法廷で934人の死刑執行が確認されている。この中に趙文相(チョムンサン)ら23人の朝鮮人がいる。なぜ、植民地統治の下で呻吟した朝鮮人が、日本の戦争犯罪を問われたのか。日本政府は刑死者や有罪となった旧植民地出身をどう処遇してきたのか。
 死刑執行の前にした趙文相の遺書とオーストラリア取材を重ねて制作された『趙文相の遺書』(NHKスペシャル 1991年)から、「継続する植民地支配」を考える。

◆第2回 植民地主義が継続するということ

開催日:2024年11月27日(水)19:00-21:00 
講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授)
概要:「戦争犯罪、戦争責任」という問題が、植民地支配、植民地主義と不可分であることはかなり広く知られてきている。しかしその植民地主義が、単に過去の出来事なのではなく現在にも続く問題であるという点については十分な認識があるとはなお言えない。そこでまずは、植民地主義の継続という観点から歴史を振り返り、「戦争責任」「戦後責任」という問題の意味をその植民地主義の継続という事態と結びつけて考え直してみることにする。

◆第3回 満洲の植民地支配と日本の総力戦体制

開催日:2024年12月11日(水)19:00-21:00 
講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授)
概要:主権を簒奪した「韓国併合」は明らかな植民地支配なのだが、独立国の体裁をとる「満洲国創設」はどうして植民地支配であるのか。そこに植民地主義はいかに貫かれたのか。第一次世界大戦を転機とする世界史的な規模での植民地主義の変容と継続という観点から、その満洲支配の実相を再点検し、その時に植民地帝国としてあった日本の総力戦体制の意味を再考して、そこから「戦争責任」という問題に「植民地責任」という光を当てて考えてみる。

◆第4回 ポツダム宣言と天皇制民主主義

開催日:2024年12月25日(水)19:00-21:00 
講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授)
概要:日本の敗戦はポツダム宣言の受諾をもってその形が確定したのだったが、それは「無条件降伏」という受け止めが一般的な理解となって、その宣言の条件について立ち入った議論がなされなくなっている。しかしそこには「国体」とされた天皇制の行方と戦後に確立されるべき民主主義の形をめぐり不確定な要素が残っていて、それが「戦後民主主義」に重大な影を落とすことになった。その観点から「戦後日本」とその「戦後責任」についてあらためて考えてみる。

◆第5回 植民地帝国の敗戦後という問題

開催日:2025年1月15日(水)19:00-21:00 
講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授)
概要:日本の「戦後」は、一般には戦災で「焼跡」となったゼロからの復興と語られていて、それの戦時体制とのつながりについてはあまり考えられていない。しかし、戦後経済の復興プランは、まずは大東亜共栄圏を管轄していた省庁である「大東亜省」によって作られていて、それは植民地帝国の敗戦後をいかに運営するかという観点から構成されている。それを吟味することから始めて、戦時体制と戦後体制との連続と不連続について再考する。

◆第6回「反復帰」という思想経験に学ぶ  
    「ルポルタージュにっぽん 石垣島の陳さん・無国籍となった台湾人」

開催日:2025年1月29日(水)19:00-21:00 
講師:中野敏男(東京外国語大学名誉教授)・桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)
概要:基地負担が集中する沖縄について、それを植民地主義の支配と考える人が多くなった。その状況に抗する立場から、72年復帰の頃に「反復帰」という思想が語られたことがある。すると「反復帰」とはどんな思想でいかなる可能性があったのか? 前半ではその点を考える。
沖縄の先島・西表島の海底炭鉱で、戦時中、台湾人が過酷な労働に従事していた。戦後、彼らの多くは日本籍も台湾籍もない無国籍者として石垣島の劣悪な土地に住んでいる。その現在を、ルポルタージュにっぽん「石垣島の陳さんたち」で見ながら、その 背景にある植民地台湾の歴史をNHKスペシャル「ジャパン・プロジェクト台湾 アジアの一等国」でたどる。

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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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