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コースタイトル:ポポリの「映像は世界を変える」
コース概要:人々を笑わせ、涙を誘い、魅了して止まない映像。今期のコースでは、既存の概念に立ち向かい、社会を変えようとした様々な映像の試みや表現者たちを、ビデオアートや実験映画、プロテストソングやミュージックビデオ、テレビ番組等を通じて紹介します。ハリウッド映画の手法を批判的に分析し、アバンギャルドやフェミニストアート、グローバルサウス、日韓や東アジアの映像作家たちの数々の作品を取り上げながら、そこに込められたものを探求していきます。時折、アーティストや映画監督、テレビ番組制作者等のゲストを迎えます。一緒に映像の可能性を探る旅に出かけましょう!
曜日:月曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オン開催
-オンライン定員:50名
コーディネーター/講師:ポポリ(元TVディレクター、映像作家)
元報道記者/TVディレクター。文化庁新進芸術家海外派遣で渡米, CalArts MFA(修士), UC,Irvine MFA(修士)/映像制作インストラクター, Laguna Art Museum, UCLA Hammer Museum of Art, REDCAT Theater, Los Angeles Contemporary Exhibitions, Art Chicago, Collectif Jeune Cinéma (Paris), Art Space (Sydney), Kino Pavasaris (Vilnius)など美術館/ギャラリー/映画祭で作品展示。
◆第1回 『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』青山真也監督に聞く
開催日:2024年11月18日(月)19:00-21:00
講師:青山真也 (映画監督/ドキュメンタリー映像作家/料理研究)
聞き手:ポポリ
概要:2020東京オリンピックの開催、そして国立競技場の建て替えにより、移転を強いられた公営住宅の住民を追ったドキュメンタリー映画『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』の監督を務めた映像作家 青山真也さんをお迎えします。前述の監督作品の他、関東大震災朝鮮人虐殺を扱った映像作品 飯山由貴『In-Mates』(撮影監督)など、携われた映像作品についてお話を伺います。
<青山真也 プロフィール>
自作で映画制作をする傍ら、美術作家との共同で撮影や編集の技術者として、映像作品制作や記録映像を手掛ける。監督作『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』(2021)
撮影監督としての関わり、飯山由貴『In-Mates』、持田敦子『「解体」記録映像』など
◆第2回 この世の美しきもの
開催日:2024年12月2日(月)19:00-21:00
講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)
概要:1970年代日本のテレビは、製作者たちにとって「実験箱」でもありました。小型カメラや同時録音技術による街頭インタビューや、“物語らない“未編集のドキュメンタリーが、人々のありのままの姿とその欲望を映し出しました。視聴者がテレビに何を見出そうとしていたのか、自己像や社会との関係をどのように投影したのか、当時制作されたドキュメンタリーを通して、70年代の映像実験がメディアと視聴者の関係性にどう働きかけ、どのようにそれが今と共鳴しているのか、探っていきます。
◆第3回 ビデオアート/実験映画の世界〜映像で、資本主義、そして植民地主義に挑む〜
開催日:2024年12月16日(月)19:00-21:00
講師:ポポリ(映像作家)
概要:テレビ放送やハリウッド映画の枠組みに対抗するために生まれたビデオアートや実験映画は、社会への問いかけや内省、創造性を追求する手段として発展しました。
この講義では、資本主義批判として映像を追求してきた先駆者たち、フェミニストたちの作品や、植民地主義による抑圧者の視点を描いた作品などを紹介していきます。
ハリウッドの影で、そしてグローバルサウスで、そして日本や韓国で、映像作家たちは、どう自分を見つめ、この社会、世界に挑んできたのでしょうか。
アバンギャルドなパイオニアから最近の新しい波まで、さまざまな映像を見つめながら、そのメッセージを、その創造の力を、ともに探っていきましょう。
◆第4回「映画 ○月○日、区長になる女。」 ペヤンヌマキ監督に聞く
開催日:2024年1月6日(月)19:00-21:00
講師:ペヤンヌマキ(映画監督/劇作家/演出家)
聞き手:ポポリ
概要:2022年の東京都杉並区長選を制した岸本聡子区長。知名度・組織力・資金力「3なし」の新人で、選挙の2カ月前から活動を始めた岸本氏がどう有権者の心をつかんでいったのでしょうか。その岸本氏と彼女を草の根で支えた住民たちと時間を共にしながら、ぺヤンヌマキ監督がひとりの住民としてカメラを回し続けたドキュメンタリー「○月○日区長になる女。」。
社会とは?民主主義とは?という問いをもつきつけられるこの映画、制作過程や監督の思いを伺いながら、映像の可能性を考えていきます。
<ペヤンヌマキ プロフィール>
劇作家・演出家・脚本家・映画監督。演劇ユニット「ブス会*」主宰。早稲田大学卒業後、2010年に演劇ユニット「ブス会*」を立ち上げ、“自分ごと”を起点に現代を生きる女性たちに焦点を当てた作品を発表してきた。2014年の「男たらし」、2015年の「お母さんが一緒」が岸田國士戯曲賞最終候補作品に選出。近年の作品にブス会*「The VOICE」(構成・演出)、asatte produce「ピエタ」(脚本・演出 / 原作 大島真寿美)など。テレビドラマやドキュメンタリーなどの映像作品も手がけ、「映画 ○月○日、区長になる女。」(現在全国公開中)を監督。著書に半自伝的エッセイ「女の数だけ武器がある」など。
◆第5回 映像を「読む」 〜映像を批評的に見るとはどういうことか
開催日:2025年1月20日(月)19:00-21:00
講師:渡部宏樹(筑波大学人社系助教)
<渡部宏樹 プロフィール>
南カリフォルニア大学映画芸術研究科にて映画メディア研究の博士号取得。資本主義社会における文化と芸術について、特にその受容者側(観客/消費者/ユーザー/市民)に注目して研究をしている。
概要: 感情に訴えかける強力な道具となる映像。その力は見る者の感動や行動を喚起します。一方で、それはいとも簡単に恣意的に操作される危険性も孕んでいます。ハリウッド映画では感動を演出する技術が洗練されている一方で、その手法はしばしば商業的意図やプロパガンダに利用されています。第5回の講義はワークショップ形式で行います。一つの企業CMを参加者全員で鑑賞し、最初の30分は各自で1200字の批評文を書きます。その後参加者が書いた批評文を共有し書くときに考えたことを話し合いながら、取り上げた企業CMの映像的理解を深めます。企業が作ったCMなのだからプロパガンダであるとか、伝えているメッセージがよいものなのだから肯定すべきといった映像外部の要素で判断するのではなく、映像それ自体がどのような構造をもちどのような技法を使っているのかを深く理解することを目的とします。
◆第6回 プロテストソング 〜社会を変えるミュージックビデオ〜
開催日:2024年1月27日(月)19:00-21:00
講師:ポポリ + ゲスト(未定)
概要:歌と映像は、社会運動に強力な影響力を放ってきました。特にプロテストソングやそのミュージックビデオは、変革を求める人々の声を増幅させます。ジョン・レノンの「Imagine」、台湾ひまわり学生運動の応援歌「島嶼天光」、何百万人もの痛みを凝縮しBLM運動の預言者となったチャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」、世界各地のプロテストソングやそのミュージックビデオを歴史的なものから最近のものまで鑑賞。ともに分析し、歌と映像がいかに社会問題とともにあるのかを探ります。(ゲストによって内容変更あり)
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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