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[コース01] 日本と東アジアPart14-韓国からみた朝鮮戦争の危機構造 -思想統制、米国、国連司令部、そして2025年の展望

¥9,000

※この商品の販売期間は2024年10月6日 00:00 ~ 2025年2月10日 00:00です。

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コースタイトル:韓国からみた朝鮮戦争の危機構造ー思想統制、米国、国連司令部、そして2025年の展望

コース概要:本講座では、第1期~第13期まで多様な視点から朝鮮戦争を捉えて、朝鮮戦争の性格や参戦していた各国への影響など政治社会的な影響を見てきました。第14期では韓国からみた朝鮮戦争の危機構造を改めて分析します。朝鮮戦争は、1950年6月に北朝鮮による全面攻撃によって始まっているというのが定説ですが、すでに韓国では、48年8月大韓民国樹立前後から事実上の内戦状態にありました。思想統制による国家権力の強化が朝鮮戦争を通じてどう変質していたのか。朝鮮戦争がもたらした国連司令部はどういう仕組みなのか。11月の米国の大統領選挙結果も踏まえて、朝鮮半島における米国と米軍の存在の意味を再解釈し、戦後80年になる2025年を展望し、朝鮮戦争終結の道を探ります。

曜日:月曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
- 内海愛子 (NPA共同代表)
- 李泳采 (恵泉女学園大学)
- タナカノゾミ (梨花女子大学大学院博士課程)

◆第1回 朝鮮戦争と思想統制(1)-思想統制の意味とその実態【録画配信!】(2024.11.10更新)

開催日:2024年11月11日(月)19:00-21:00 
講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長)
概要:朝鮮半島の南北社会は、相手の正統性を否定し、70年以上準戦時状態にある。韓国にとって分断とは、1945年以降、脱植民独立国家建設が失敗し、国家権力が民族のアイデンティティを全面否定する時代であった。一方、日帝強占下では、日本帝国主義と天皇制批判をタブーにする国家権力の下で生活していた。分断と1950年の朝鮮戦争の後、韓国人は北朝鮮体制に共感・支持したり、米国を批判することは、国家体制を否定するものとして抑止の対象にもなっていた。朝鮮戦争前後、思想統制とはどういう意味があり、戦後の韓国社会をどう支えてきたのか。その実態から朝鮮戦争と国家権力の関係をみていく。*金東椿の新著『権力と思想統制』(歴史空間、2024年)の内容を2回に分けて講義します。

◆第2回 朝鮮戦争と思想統制(2)-- 思想統制の事例とその背景及び特徴

開催日:2024年11月25日(月)19:00-21:00 
講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長)    
概要:朝鮮半島の南北社会は、相手の正統性を否定し、70年以上準戦時状態にある。韓国にとって分断とは、1945年以降、脱植民独立国家建設が失敗し、国家権力が民族のアイデンティティを全面否定する時代であった。一方、日帝強占下では、日本帝国主義と天皇制批判をタブーにする国家権力の下で生活していた。分断と1950年の朝鮮戦争の後、韓国人は北朝鮮体制に共感・支持したり、米国を批判することは、国家体制を否定するものとして抑止の対象にもなっていた。朝鮮戦争前後、思想統制とはどういう意味があり、戦後の韓国社会をどう支えてきたのか。その実態から朝鮮戦争と国家権力の関係をみていく。金東椿の新著『権力と思想統制』(歴史空間、2024年)の内容を2回に分けて講義します。

◆第3回 米国大統領選挙以降の外交政策展望と東アジアの情勢(仮)

開催日:2024年12月9日(月)19:00-21:00 
講師:徐載晶(国際基督教大学)
概要:2024年11月にある米国大統領選挙は、米国国内だけでなく、世界情勢および東アジアの安全保障にも大きな影響を及ぼすことが予想される。朝鮮戦争はアメリカにとってどういう戦争であっただろうか。米国選挙の結果を受けて、アメリカの新しい外交政策を中心に、2025年の情勢分析と、朝鮮戦争とアメリカの関係を改めて展望する。

◆第4回 UNC(国連司令部)を解剖する(1)ー朝鮮戦争と国連司令部

開催日:2024年12月23日(月)19:00-21:00 
講師:李時雨(平和運動家、写真家)
概要:「朝鮮戦争は、国内で勃発した戦争ではなく、国際的に形成された戦争だった!」朝鮮戦争において国連司令部の問題は深刻である。①戦争や北朝鮮の崩壊で北地域を占領するとき、北に対する統治主体は国連司令部になる。②国連司令部は何の手続きもせずにいつでも朝鮮半島で戦争を起こすことができる状態にある。③国連司令部の作戦統制の下、韓国軍だけでなく在日米軍まで朝鮮戦争に動員されることができる。④日本の自衛隊が国連司令部の統制の下、朝鮮戦争に自動介入することもできる状態である。『国連司令部』の著者、李時雨は、いままであまり知られていなかった国連司令部の実態を、歴史的な視点から体系化し、朝鮮戦争における国連の役割を明確に分析する。朝鮮戦争に関する新しい研究方法論を提示、朝鮮戦争の本質を把握するのにさらに一歩近づけた研究とも言える。李時雨著書『UNC 国連軍司令部』(ドルニョク、2013年、ソウル)の内容に基づいて講座を展開します。

◆第5回 UNC(国連司令部)を解剖する(2) ー朝鮮戦争以降の国連司令部

開催日:2025年1月13日(月)19:00-21:00 
講師:李時雨(平和運動家、写真家)
概要:「朝鮮戦争は、国内で勃発した戦争ではなく、国際的に形成された戦争だった!」朝鮮戦争において国連司令部の問題は深刻である。①戦争や北朝鮮の崩壊で北地域を占領するとき、北に対する統治主体は国連司令部になる。②国連司令部は何の手続きもせずにいつでも朝鮮半島で戦争を起こすことができる状態にある。③国連司令部の作戦統制の下、韓国軍だけでなく在日米軍まで朝鮮戦争に動員されることができる。④日本の自衛隊が国連司令部の統制の下、朝鮮戦争に自動介入することもできる状態である。『国連司令部』の著者、李時雨は、いままであまり知られていなかった国連司令部の実態を、歴史的な視点から体系化し、朝鮮戦争における国連の役割を明確に分析する。朝鮮戦争に関する新しい研究方法論を提示、朝鮮戦争の本質を把握するのにさらに一歩近づけた研究とも言える。李時雨著書『UNC 国連軍司令部』(ドルニョク、2013年、ソウル)の内容に基づいて講座を展開します。

◆第6回 朝鮮戦争勃発75年、今こそ終戦体制の構築を  

開催日:2025年1月27日(月)19:00-21:00 *コース10CENA第6回合同
講師:金東椿(聖公会大学、「よい世の中研究所」所長)
   徐載晶(国際基督教大学)そのほか
   司会:李泳采
概要:2025年は戦後80年になる年であるが、朝鮮戦争勃発75年になる。朝鮮戦争は未だにおわっていない。仮に、新しいウクライナ―ロシア先生、イスラエルによるパレスチア虐殺、中東戦争のなかでも、様々な形で朝鮮戦争は持続されている。米国の大統領選挙や、日本及び韓国の総選挙の結果を踏まえて、2025年を朝鮮戦争終結の元年にするための道を、知識人、市民社会が一緒に模索していく。


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