2024/07/02 08:40

村井吉敬資料コーナー


村井吉敬目録(準備中)

村井吉敬の歩くアジア
 *花と平和のミュージアム(恵泉女学園大学)制作映像より

村井 吉敬(むらい よしのり、1943年8月20日 - 2013年3月23日)は、日本の経済学者。元早稲田大学アジア研究機構教授。専門は東南アジアの経済史。


経歴

千葉県生まれ。1966年早稲田大学政治経済学部卒業。インドネシアのパジャジャラン大学に留学し、農村経済を研究。1988年上智大学外国語学部教授。2008年早稲田大学アジア研究所客員教授を経て、早稲田大学アジア太平洋研究所上級研究員、アジア研究機構教授。


2013年3月23日、69歳で死去。


経歴

インドネシアを中心に東南アジアの開発問題を研究し、その過程で日本のODA政策がこれらの地域を開発するどころか、文化や環境の破壊を促していると批判している。


著書

単著

『スンダ生活誌――変動のインドネシア社会』(日本放送出版協会[NHKブックス]、1978年)

『スラウェシの海辺から――もうひとつのアジア・太平洋』(同文館出版、1987年)

『エビと日本人』(岩波書店[岩波新書]、1988年)

『サシとアジアと海世界 環境を守る知恵とシステム』(コモンズ 1998年)

『グローバル化とわたしたち――国境を越えるモノ・カネ・ヒト』(岩崎書店、2006年)

『エビと日本人II――暮らしのなかのグローバル化』(岩波書店[岩波新書]、2007年)

『ぼくが歩いた東南アジア 島と海と森と』(コモンズ 2009年)

『パプア 森と海と人々』(めこん 2013年)

共著

(甲斐田万智子)『誰のための援助?』、岩波書店(岩波ブックレット)、1987年

(内海愛子)『シネアスト許泳の「昭和」 - 植民地下で映画づくりに奔走した一朝鮮人の軌跡』、凱風社、1987年

(内海愛子)『赤道下の朝鮮人叛乱』、勁草書房、1987年

(西川潤)『越境民主主義時代の開発と人権』、明石書店、1995年

(佐伯奈津子)『インドネシア - スハルト以後』、岩波書店(岩波ブックレット)、1998年

(佐伯奈津子・久保康之・間瀬朋子)『スハルト・ファミリーの蓄財』、コモンズ、1999年

増田与、後藤乾一、村井吉敬『現代インドネシアの社会と文化』現代アジア出版会、1979年

(佐伯奈津子・間瀬朋子)『現代インドネシアを知るための60章』(明石書店 2013年)

編著

『漫画で読む東南アジア』、筑摩書房、1992年(ちくま文庫、1996年)

『検証ニッポンのODA』、学陽書房、1992年

『アジアを考える本・近くて遠い国(1)アジアってなに?』、岩崎書店、1995年

『アジアを考える本・近くて遠い国(7)アジアとどうつきあうか?』、岩崎書店、1995年

共編著

『アジアと私たち - 若者のアジア認識』、三一書房、1988年

(ODA調査研究会)『無責任援助ODA大国ニッポン - フィリピン、タイ、インドネシア現地緊急リポート』、JICC出版局、1989年

(鶴見良行)『道のアジア史 - モノ・ヒト・文化の交流』、同文舘出版、1991年

(鶴見良行)『エビの向こうにアジアが見える』、学陽書房、1992年

(藤林泰)『ヌサンタラ航海記』、リブロポート、1994年

(越田稜・吉岡淳)『国境の人びと - トランスボーダーの思想』、古今書院、1994年

(北沢洋子)『顔のない国際機関 - IMF・世界銀行』、学陽書房、1995年

(尾本惠市・濱下武志・家島彦一)『海のアジア(全6巻)』、岩波書店、2000年-2001年

(佐伯奈津子)『インドネシアを知るための50章』、明石書店、2004年

(安野正士・デヴィット・ワンク)『グローバル社会のダイナミズム――理論と展望』(ぎょうせい、2007年)

訳書

レンドラ『ナガ族の闘いの物語』めこん、1997


引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%BA%95%E5%90%89%E6%95%AC)