2024/07/02 08:41
・「村井吉兵衛の興した事業から見る日本の近代―銀行・農場・鉱業」内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)2020年11月28日(Youtube)
・【新春キャンペーン実施中】コース23「内海愛子と考える「戦争協力」Part3-祖父の戦場を知る」注目ポイント紹介!【梨の木ピースアカデミー】(Youtube)
内海 愛子(うつみ あいこ、1941年10月20日 - )は、歴史社会学者。恵泉女学園大学名誉教授。マイノリティ研究、日本アジア関係論を専門としている。
履歴
最終学歴 1974年3月 早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学・
2004年3月 博士号(学術博士)取得
専攻 歴史社会学 日本―アジア関係史
現在の所属・身分 早稲田大学平和学研究所招聘研究員・
一般社団法人新時代アジアピースアカデミー代表理事
主な職歴
1975年1月 インドネシア共和国国立パジャジャラン大学文学部講師(1977年1月)
立教大学文学部・東京都立大学人文学部などで非常勤講師
1988年4月 恵泉女学園大学人文学部助教授、92年4月 恵泉女学園大学国際社会学科教授(―2007年3月)
1993年8月 オーストラリア国立大学太平洋アジア研究所(Research School of
Pacific & Asian Studies)客員研究員(-1994年7月)
中央大学経済学部・早稲田大学大学院文学研究科・同大学院アジア太平
洋研究科などで非常勤講師
2012年4月 大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター特任教授、所長(~2021年)
2022年4月 早稲田大学平和学研究所招聘研究員(~2024年)
主な著作
『赤道下の朝鮮人反乱』(共著)勁草書房 1981年
『朝鮮人BC級戦犯の記録』勁草書房 1982年(2007年韓国語版・2015年岩波現代文庫)
『マンゴウの実る村から アジアの中のニッポン』現代書館 1983年
『シネアスト許泳の「昭和」』(共著)凱風社 1985年
『戦後補償から考える日本とアジア』山川出版社 2002年(2011年韓国語版出版)
『スガモプリズン――戦犯たちの平和運動』吉川弘文館 2004年
『日本軍の捕虜政策』青木書店 2005年
『キムはなぜ裁かれたのか 朝鮮人BC級戦犯の軌跡』朝日新聞出版 2008年
『戦後責任 アジアのまなざしに応えて』(共著)岩波書店 2014年
『海境を越える人びと 真珠とナマコとアラフラ海』(共編著)コモンズ 2016年
『鉄道と戦争 泰緬鉄道の犠牲と責任』(共編著)明石書店 2023年
『7人の戦争アーカイブーーあなたが明日を生き抜くために』(編著)梨の木舎 2024年
主な論文
「加害と被害――民間人の抑留をめぐって」歴史學研究会編『講座世界史8 戦争と民衆』東京大学出版会 1996年
「平和条約と戦犯釈放」『年報 日本現代史』第5号 現代史料出版 1999年
「アジアの海と日本の戦争―ダイバーたちの戦争」尾本惠市・村井吉敬他編『海のアジア』所収、岩波書店 2001年
「敵国人の抑留 ジャワのオランダ人」『上智アジア学』第19号 2001年 上智大学アジア文化研究所
「サンフランシスコ講和条約と東アジア」成田龍一他編著『戦後日本スタディーズ』1
紀伊国屋書店 2009年
「戦後史の中の「和解」――残された植民地支配の清算」成田龍一・吉田裕編『岩波講座アジア・太平洋戦争 戦後編 記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』岩波書店、2015年
「スガモプリズン 戦犯たちの「自治」と「自主活動」『季刊 戦争責任研究』第91号、日本の戦争責任資料センター 2018年12月
「朝鮮人戦犯――その記録と記憶」『朝鮮史研究会論文集』第60集 2022年10月
「帝国主義支配下の移動と分断―泰緬鉄道建設に動員された人びと」飯笹佐代子・鎌田真弓編著
『移動と境界―越境者からみるオーストラリア』昭和堂 2024年