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コースタイトル: 在日コリアンと「私」 Part12 ー 朝鮮半島の国家暴力と人権
コース概要:日本による朝鮮植民地を背景として歴史的に存在する「在日コリアン」は、ずっと日本社会と朝鮮半島のさまざまな状況に左右される存在でもありました。植民地解放後まもなく南北分断の固定化に抗って1948年から起きた「済州4・3」では、多数の島民が犠牲になり命を落としました。現在にも続く在日社会との深い関係、そして日韓社会共に深刻な問題となっている歴史論争の視点から、あらためて「済州4・3」を捉えます。
1965年日韓条約が締結されると、70年代以降、韓国へ留学できるようになった在日青年たちがスパイ容疑で韓国当局に捕まりました。その「在日韓国人政治犯」救援活動から人権を哲学的視点を交えて考えます。また、在日コリアン女性の「複合差別」についても見ていきます。最後には、国家暴力と人権について座談会を開催します。
耳だけ聞くだけのご参加もOK、また積極的なご発言やご質問も大歓迎です。今期もみなさんと一緒に学び考える本コースへのご参加をお待ちしています。
曜日:木曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
ジェネレーター:李泳采(恵泉女学園大学)/ 金貴月(NPA事務局)
参考文献(映像):(第1回、2回)文京洙『済州島四・三事件「島のくに」の死と再生の物語』岩波現代文庫、2018年。(第3回、4回)金泰明『人権は二つの顔をもつ』トランスビュー、2014年。金泰明『欲望としての他者救済』NHKブックス、2008年。
◆第1回 済州4・3と在日社会
開催日:2025年4月17日(木)19:00-21:00
講師:文京洙(立命館大学名誉教授)
概要:植民地解放後まもなく南北分断の固定化に抗って1948年から起きた「済州4・3」では、多数の島民が犠牲になり命を落としました。現在にも続く在日社会との深い関係、そして日韓社会共に深刻な問題となっている歴史論争の視点から、あらためて「済州4・3」を捉えます。(仮)
【講師プロフィール】専攻は政治学、韓国現代史。主な著書に『済州島現代史ー公共圏の死滅と再生』(新幹社2005)、『在日朝鮮人問題の起源』(クレイン2007)、『済州島四・三事件ー「島(タムナ)のくに」の死と再生の物語』(平凡社2008)『在日朝鮮人 歴史と現在』(共著,岩波書店2015)、『文在寅時代の韓国;弔いの民主主義』(岩波書店2020)など。
◆第2回 済州4・3と歴史論争――ニューライト(韓国)と歴史修正主義(日本)
開催日:2025年5月1日(木)19:00-21:00
講師:文京洙(立命館大学名誉教授)
概要:植民地解放後まもなく南北分断の固定化に抗って1948年から起きた「済州4・3」では、多数の島民が犠牲になり命を落としました。現在にも続く在日社会との深い関係、そして日韓社会共に深刻な問題となっている歴史論争の視点から、あらためて「済州4・3」を捉えます。(仮)
【講師プロフィール】専攻は政治学、韓国現代史。主な著書に『済州島現代史ー公共圏の死滅と再生』(新幹社2005)、『在日朝鮮人問題の起源』(クレイン2007)、『済州島四・三事件ー「島(タムナ)のくに」の死と再生の物語』(平凡社2008)『在日朝鮮人 歴史と現在』(共著,岩波書店2015)、『文在寅時代の韓国;弔いの民主主義』(岩波書店2020)など。
◆第3回 在日韓国人政治犯救援運動の経験と人権
開催日:2025年5月15日(木)19:00-21:00
講師:金泰明(大阪公立大学人権問題研究センター客員研究員、元大阪経済法科大学法学部教授)
概要:1970年~80年代の在日韓国人政治犯救援運動は6名の死刑囚全員のいのちを守り全員の釈放を勝ち取った。本講座では、はじめに政治犯救援運動を人権の観点から振り返りその意味を考える。人権の哲学は、〈私〉の生に役立ち人生を豊かにするためのアートである。普遍的人権の概念を編み出したルソーやカントら西洋近代哲学者たちの人権の哲学を訪ねる。そこから三つの異なる人権思想―「先験的人権思想」、「基約的人権思想」、「経験的人権思想」―が見えてくるだろう。
【講師プロフィール】大阪公立大学人権問題研究センター客員研究員、元大阪経済法科大学法学部教授。国際学博士。大阪生まれの在日韓国人二世。人権NGOを立ちあげ20年間、専従スタッフとして活動。『在日韓国人政治犯を救援する家族・僑胞の会』(事務局長、1977年-1990年)、『在日韓国民主人権協議会』(共同代表、1991年-1995年)。現在、人権と共生の哲学研究会の活動をつづけながら、東京国立で「より善く生きるための哲学の学校」を開いている。
◆第4回 在日韓国人政治犯救援運動の経験と人権の哲学ー人権を哲学する
開催日:2025年6月19日(木)19:00-21:00 *日程注意!
講師:金泰明(大阪公立大学人権問題研究センター客員研究員、元大阪経済法科大学法学部教授)
概要:1970年~80年代の在日韓国人政治犯救援運動は6名の死刑囚全員のいのちを守り全員の釈放を勝ち取った。本講座では、はじめに政治犯救援運動を人権の観点から振り返りその意味を考える。人権の哲学は、〈私〉の生に役立ち人生を豊かにするためのアートである。普遍的人権の概念を編み出したルソーやカントら西洋近代哲学者たちの人権の哲学を訪ねる。そこから三つの異なる人権思想―「先験的人権思想」、「基約的人権思想」、「経験的人権思想」―が見えてくるだろう。
【講師プロフィール】大阪公立大学人権問題研究センター客員研究員、元大阪経済法科大学法学部教授。国際学博士。大阪生まれの在日韓国人二世。人権NGOを立ちあげ20年間、専従スタッフとして活動。『在日韓国人政治犯を救援する家族・僑胞の会』(事務局長、1977年-1990年)、『在日韓国民主人権協議会』(共同代表、1991年-1995年)。現在、人権と共生の哲学研究会の活動をつづけながら、東京国立で「より善く生きるための哲学の学校」を開いている。
◆第5回 在日コリアン女性の複合差別
開催日: 2025年6月26日(木)19:00-21:00
講師: 金友子(立命館大学)
概要:※調整中
◆第6回 朝鮮半島の国家暴力と人権
開催日:2025年7月10日(木)19:00-21:00
講師:田中宏(一橋大学名誉教授)依頼中、文京洙(立命館大学名誉教授)、金泰明(元大阪経済法科大学法学部教授)、李泳采(恵泉女学園大学)
概要:今年は日韓条約60年という節目を迎えていますが、条約締結後も韓国では軍事独裁による国家暴力が行使されていました。それらは日本や在日コリアン社会にどのような影響を及ぼしていたでしょうか。韓国、日本、在日の視点から一緒に考えたいと思います。
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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コース07 在日コリアンと「私」 Part12
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