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コースタイトル : 白川真澄の「資本論」- 現代の経済現象を読み解く経済学の基礎理論を批判的に検証する
コース概要 : 止まらないインフレ、物価高に追いつかない賃金、「金利のある世界」の到来、拡大する格差、トランプが仕掛ける関税戦争。次々に生起する経済現象の原因や仕組みを把握することは、容易なことではない。そこで、これらの現象を読み解く経済学の基礎理論を取り上げ、その検証と批判を通じて、資本主義を見る目を磨く。
曜日:金曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
講座形態:講義・討論
担当講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
講師プロフィール 1942年生まれ。ピープルズ・プラン研究所運営メンバー、「座標塾」(研究所テオリア)講師。著書に『脱成長のポスト資本主義』(社会評論社)、『左翼は再生できるか』(研究所テオリア)、『脱成長を豊かに生きる』(社会評論社)、『格差社会から公正と連帯へ』(工人社)、『格差社会を撃つ』(インパクト出版会)ほか。
ジェネレーター:
◆第1回 賃金は生産性の向上や経済成長がなければ上がらないのか
開催日:2025年4月25日(金)19:00-21:00
講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
概要:日本の賃金の長期停滞。賃金上昇と生産性向上・経済成長との相関関係。利潤と賃金労働分配率(労働組合の交渉力・闘争力)。労働市場における需要と供給の関係の変動、非正規雇用の増大と賃金、「社会的必要性」から賃金を決める(ケア労働の場合)
◆第2回 インフレの進行を喜ぶのは誰か
開催日:2025年5月9日(金)19:00-21:00
講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
概要:インフレとデフレ。インフレは貨幣的現象か実体経済の反映か。貨幣数量説。マネーはどのようにして増えるのか/マネタリーベースとマネーストック。アベノミクスの錯誤。「物価上昇と賃金上昇の好循環」論の落し穴。「ゆるやかなインフレ」(「2%インフレ」)は誰を喜ばせるのか。インフレの制御の難しさ/MMTへの批判。
◆第3回 人間は合理的で利己的な存在なのか
開催日:2025年5月23日(金)19:00-21:00
講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
概要:「ホモ・エコノミクス」という人間像。アダム・スミスの二重の視点/「見えざる手」と「共感」。高齢化とケアの活動の拡大、フェミニズムの提起/「誰かに依存して生きる脆弱な存在」としての人間。ホモ・エコノミクス像の修正/行動経済学。「自己責任」論の浸透と「連帯・分かち合い」の試み。
◆第4回 自由貿易や関税は人びとを豊かにするか
開催日:2025年6月20日(金)19:00-21:00
講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
概要:自由貿易の理論/比較生産費説(リカード)。関税による保護貿易と産業育成。トランプの錯覚/米国の貿易赤字は悪なのか。先進国の国際収支構造の変化(輸出による貿易黒字の獲得から海外投資による所得収支黒字の累積へ)、グローバル市場の支配者/巨大IT企業。フェアトレード。グローバル・タクスの必要性。
◆第5回 規制緩和は誰の役に立つのか
開催日:2025年7月4日(金)19:00-21:00
講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
概要:効率性と公平性という2つの基準。市場の働き(限られた資源の効率的配分)。市場が有効に機能する3つの前提条件とその非現実性。「市場の失敗」と政府の介入。「政府の失敗」、ケインズ主義から新自由主義への転換。民営化や規制緩和の帰結。「規制緩和で経済成長」という政策の失敗。「市場か政府か」を超える道/住民参加。
◆第6回 格差はなぜ拡大するか
開催日:2025年7月11日(金)19:00-21:00*日程注意!
講師:白川真澄(ピープルズプラン研究所)
概要:格差を捉える指標/ジニ係数、人口の一定比率による所得や資産の占有。格差をどう評価するか/経済成長への刺激か意欲の喪失か。所得格差と金融資産格差の急激な拡大。不平等な位置に置かれた理由は「本人の努力や能力の不足」か「運の悪さ(選択できない事情)」か。格差拡大の要因は何か/高齢化、非正規雇用の増大、グローバル化、ITの普及。格差拡大を予防・是正する政策。
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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