※この商品の販売期間は2025年3月15日 00:00 ~ 2025年8月29日 00:00です。
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コースタイトル:高橋哲哉の市民哲学セミナー(入門)
コース概要:「市民」とはここで、日本社会に様々な仕方で住む住民という意味と、誰もが人類社会に属し「世界市民」の一人であるという、二重の意味で使われます。日本や東アジア、世界に生じる重要な問題について私たちの誰一人として無縁ではありえないというスタンスで、市民の視点で考え抜いていくための出発点となるような、学習と対話のコースとします。
曜日:水曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
講座形態:講義・討論
講座の課題:学期末の感想文(A4×1枚程度)
担当講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
講師プロフィール:1956年生。哲学者。主な著書に、『記憶のエチカ』、『戦後責任論』、『デリダ 脱構築と正義』、『靖国問題』、『犠牲のシステム 福島・沖縄』、『日米安保と沖縄基地論争』、『責任について 日本を問う二〇年の対話』(徐京植との共著)などがある。
ジェネレーター:蓑田瑞恵(NPA事務局)
◆第1回 日本と世界―私たちの現在地
開催日:2025年4月30日(水)19:00-21:00*日程注意!
講師:高橋哲哉
概要:市民哲学へのイントロダクションとして、人権や平和の観点から、「私たちの現在地」を探ります。今回は、米国のトランプ政権の登場で激動する世界をめぐって、問題提起と意見交換を行ないます。
◆第2回 パレスチナとイスラエル
開催日:2025年5月7日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉
概要:2023年10月7日のハマスによるイスラエル越境攻撃と、その報復と称してイスラエル軍が行なったガザへの徹底した軍事行動。いったんは停戦となったものの、根本問題は置き去りにされ、トランプ政権の動向により最悪の展開も危惧されます。現状認識の共有と意見交換を行ないます。
◆第3回 植民地主義への問い
開催日:2025年5月21日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉
概要:21世紀のいわゆる「歴史問題」は植民地主義の再審の方向に進んできました。かつて世界の6割をも植民地化した欧米と日本は、その歴史の責任にどう向き合っていくのか。現状認識の共有と意見交換を行ないます。
◆第4回 沖縄と基地問題
開催日:2025年6月18日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉
概要:沖縄への米軍基地集中に加え、琉球諸島への自衛隊ミサイル部隊の配備により、「沖縄」の軍事要塞化が一挙に進みました。この問題をどう解決していくのか、現状認識の共有と意見交換を行ないます。
◆第5回 死刑を問う
開催日:2025年7月2日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉
概要:かつて「戦争と死刑は国家による殺人」と言われた2つのうち、死刑は多数の国で廃止されましたが、日本は米国、中国とともに死刑制度を存置しています。問題はどこにあるのか。問題意識の共有を試みます。
◆第6回 日本の「戦後80年」
開催日:2025年7月16日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉
概要:アジア太平洋戦争の敗戦後、「平和憲法」とともに出発した日本の「戦後」は、今年で80年を迎えると言われます。この国は現在、どのような問題を抱えているのか。どこに希望を見いだすのか。市民の立場から問題提起と意見交換を行ないます。
テキスト 特に定めません。
参考文献(映像):講座のなかで適宜ご紹介していきます。講師の著書(プロフィール参照)も参考にしてください。
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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*受講生感想*
疑問に思っていたことがよくわかりました。言葉にできるぎりぎりのところまで説明してくださって、熱意と誠意に敬意を表します。