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コースタイトル:内海愛子と「戦争責任」「戦後責任」を考えるー韓国・朝鮮人元BC級戦犯ー「同進会」と歩んだ人々
曜日:水曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
担当講師:内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授、NPA共同代表)
担当講師プロフィール:恵泉女学園大学名誉教授、新時代アジアピースアカデミー(NPA)共同代表、1991年から韓国朝鮮人元戦犯者の補償を求める運動にかかわる。
ジェネレーター:内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)/ 許美善(NPA事務局)
◆第1回 戦争裁判と植民地支配
開催日:2025年4月16日(水)19:00-21:00
講師:内海愛子
概要:1941年12月8日 日本軍のコタバル上陸、真珠湾攻撃で始まったアジア太平洋戦争。アジアの戦場で戦ったのは米比軍、英印軍、蘭印軍と称したように帝国本国と植民地兵で編成された軍隊。日本軍にも朝鮮人台湾人兵士が編入されていた。植民地の人々を巻き込んで欧米の植民地アジアを戦場にした戦争だった。戦後、東京で開かれた極東国際軍事裁判(通称 東京裁判)やアジア各地で開かれた軍事裁判(BC級戦犯裁判)は、植民兵やアジア住民被害をどう裁いたのか。
◆第2回 イハンネは私だ
開催日:2025年4月23日(水)19:00-21:00 *日程注意!
講師:李泳采(イヨンチェ) 恵泉女学園大学
概要:「日本戦犯」という言葉を初めて聞いた時、「親日派」よりもっと酷い人々かなと思って、適当に最初の挨拶をした記憶がある。ところがある日、彼が私と同じ故郷の「宝城の人」だと聞いたとき、彼について妙な縁を感じ、彼の顔と表情を何度も見つめた。彼が私の祖父であり、私の父であり、彼が「私自身」であることを知ったのは長い時間が流れた後であった。その時、彼はすでに私のそばを去っていた。「イハンネは私だ」『ハンギョレ』(2015年2月1日)。2025年今日、「李鶴来」は、私たちにどういうメッセージを伝えているだろうか。
※参考文献(映像)(第2回講座)「イハンネは私だ」(原題:나는 이학래다)『ハンギョレ』 2015年2月1日 https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/19538.html
◆第3回 「祖国に一歩近づいた場所」から詠う『郷愁』
開催日:2025年5月14日(水)19:00-21:00
講師:許美善(大東文化大学・非常勤講師)
概要:『郷愁』は、ジャワ捕虜収容所に配属されてから敗戦後、オランダによるBC級戦犯裁判で「捕虜虐待」の罪に問われ、戦争犯罪人となった朝鮮人捕虜監視員のグループによってスガモプリズンの中で制作された文集です。どこにも、誰にも内なる思いを打ち明けることができなかった彼らは、懐かしい故郷の山河と愛する父母妻子に対する恋しい思いを自分の言葉で表現しています。彼らは朝鮮人でありながら、日本の戦争で戦犯になったことをどう受け止めていたのか。文集『郷愁』を通じて一緒に考えます。
◆第4回 わたしの出会った人々
開催日:2025年6月11日(水)19:00-21:00
講師:大山美佐子(同進会を応援する会世話人)
概要:1991年春、偶然のきっかけで、韓国・朝鮮人元BC級戦犯者のみなさんと出会いました。その日、話を聞かせてくれた洪鐘黙さんは、泰緬鉄道の建設現場で捕虜監視員をし、戦後、イギリスによる裁判で死刑判決を受けます。その晩、自殺未遂。命はとりとめ、減刑で生き延びますが、なぜ朝鮮出身の人が日本の戦争責任を負わねばならず、そのことを自分は知りもしなかったのか。以来34年、出会ってきた元戦犯者の方々から学んだことを整理し、現在の日本のありようを考えてみます。
◆第5回 アジア民衆法廷運動とは何であったのか―その成果と課題
開催日:2025年6月25日(水)19:00-21:00
講師:田口裕史(同進会を応援する会世話人・アジア民衆法廷準備会元事務局メンバー)
概要:1991年、韓国・朝鮮人BC級戦犯の国家補償等請求訴訟を支える市民団体「韓国・朝鮮人BC級戦犯を支える会」が作られます。そのきっかけとなったのは、88年に活動を開始した「アジアに対する日本の戦争責任を問う民衆法廷準備会」の勉強会でした。市民・研究者・ジャーナリストらで作られた「アジア民衆法廷準備会」は、昭和天皇の死、戦後補償運動のたかまりなどのあった、80年代末から90年代にかけての約10年間、活動します。民衆法廷運動が果たした役割と残した成果、そして課題を整理します。
◆第6回 元韓国・朝鮮BC級戦犯者問題の歴史的な経緯と政治的・法的課題ーその解決のために(仮)
開催日:2025年7月9日(水)19:00-21:00
講師:有光健(戦後補償ネットワーク世話人)
概要:「同進会」の裁判が終わった後、国会で法律を制定し解決することを求めてきた故・李鶴来さんらを手伝いながら、朝鮮・台湾から動員された元BC級戦犯者問題とその解決について考えてきました。現在開かれている通常国会に法案が提出できるかどうかも注目されますが、直近の報告も含めながら、この問題が提起する歴史的な課題、政治的・法的な課題などについて論点整理を試みたいと思います。
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