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◆第4回 核抑止論と核不拡散条約
開催日:2025年12月2日(火)19:00-21:00
講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)
概要:1970年代から、米ソ両国は、過剰な核の保有によって「相互確証破壊」の時代に踏み込んだ。一方が先制攻撃をすれば、他方の残存ミサイルが発射され、甚大な被害が相互に起こる。核抑止論の根拠である。しかし、膨大な核開発は相互の経済負担を莫大なものとし、米ソの核開発に陰りが出てきた。そこで、核兵器の制限のための交渉を持つことになった。「戦略核兵器制限交渉=SALT」( Strategic Arms Limitation Talks)」である。交渉の実務者同士が「この交渉を続けている間は核兵器は使われない」と冗談を言ったという記録がある。同時に、米ソなど核保有国は、「核不拡散条約=NTP」(Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons)によって、これ以上の核保有国の増加を抑えようとした。しかし、米ソが絶対的なミサイル迎撃システムを開発し、核の先制攻撃を受けてもそれを迎撃することができる能力を持てば、おのずから核の先制攻撃の敷居が低くなる。そのために、「弾道弾迎撃ミサイル制限交渉=ABMT」(Anti-Ballistic Missile Treaty)を結んだ。しかし、2022年、アメリカはロシアとの間のこの取り決めから一方的に離脱した。以上の核保有をめぐる経緯を整理し、現在の危機的状況について考える。
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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[コース10] 桜井均とドキュメンタリーを読む - 核と人間の80年
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