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コースタイトル:いま注目すべき環境問題の現場のリアル
コース概要:いま注目すべき公害・環境問題の現場のリアルな状況を、6回分の映像アーカイブから学びます。水俣マイクオフ事件、若者気候訴訟、余市エコビレッジ、石垣島自衛隊配備、対馬海ごみ、福島原発事故被害。それぞれの当事者の視点から、ご自身の活動について等身大でお話しいただきました。遠くの出来事を知ることが目的ではなく、問題を自分に引きつけて考え、新たな行動を生み出す機会になればと思います。
◆第1回 水俣―聴かれなかった声
開催日:2025年1月28日(火)
講師:永野三智(一般財団法人水俣病センター相思社)
概要:5月1日、水俣病公式確認の日、水俣では毎年、犠牲者慰霊祭(乙女塚主催)・慰霊式(水俣市主催)が開催され、式典後、環境大臣と患者の懇談の場が設けられます。2024年の懇談の席で、時間を超えた患者のマイクが次々と断ち切られました。熊本県知事は患者の抗議を「つるしあげ」と呼びましたが、そこにあったのは、深い悲しみです。その後、大臣は謝罪に訪れ、再懇談を約束しました。懇談までの10回にわたる環境省との実務者協議や再懇談、その後をお伝えします。
◆第2回 日本初の若者気候訴訟―16人が気候危機から未来を守る法的挑戦
開催日:2024年12月17日(火)
講師:川崎彩子・宮澤カトリン・下村向日葵(若者気候訴訟原告)
概要:2024年8月6日、全国から集まった10-20代の16人で電力会社10社を提訴しました。原告が求めることは何なのか?私たちはどのような社会を実現したいのか?世界の気候訴訟の事例も紹介しながら、これからの気候危機アクションについて考えたいと思います!
◆第3回 暮らしから社会を変えるエコビレッジ―北海道余市の挑戦から
開催日:2023年7月25日(火)
講師:坂本純科(NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト)
概要:食べ物やエネルギー、住まい、循環型経済や市民自治など自分たちの暮らしに関わることを行政や業者に任せ、何も考えない消費者になってしまった日本人。エコビレッジは、私たちがそんな現代人の暮らしを自分たちの手に取り戻すことで、地域の活性や世界の課題解決につながっていくことを目指しています。北海道の余市で実践しているプロジェクトを例に、一市民として地球や地域の環境をどうよくしていったらいいのか考えてみたいと思います。
◆第4回 国境離島・対馬の海ごみ問題
開催日:2025年6月24日(火)
講師:末永通尚(一般社団法人対馬CAPPA)
概要:外資系企業や人材派遣業経営を経て40歳の時に対馬に戻る。そこには幼い頃に見た美しい海はなく、プラスチックごみが散乱した海岸があった。この問題を解決したいと考え、一般社団法人対馬CAPPAの創業に携わる。
中間支援組織として行政と民間の橋渡しをしながら、環境教育や海岸清掃、海ごみ問題の普及啓発活動を行っている。国境離島から見える未来の日本が抱える問題や日韓交流の意味について伝えたい。
◆第5回 石垣島の住民投票―国防で浮き出る境界線と消えゆく声
開催日:2023年9月19日(火)
講師:金城龍太郎(石垣市住民投票を求める会)
概要:日本政府は、中国の海洋進出や台湾有事への抑止力として自衛隊の「南西シフト」を進めています。これまで駐屯地のなかった南西諸島にも駐屯地が造られ、私の住む石垣島にも今年3月に陸上自衛隊駐屯地が開設しました。その配備計画をめぐって揺れた島内の状況を、2018年から住民投票を求めてきた私たちの運動の経緯を通して見て頂きたいと思います。小さな南の島に、いまの日本の縮図を見ることができると思います。
◆第6回 原子力災害から14年、住民自治による廃炉と復興を考える
開催日:2025年4月15日(火)
講師:西島香織(原子力災害考証館furusato)
概要:原子力災害から14年が経ち、様々な「記憶」が継承されないまま「復興」が被災地を上書きしている状況が続いていると感じます。また、町の課題そのものや、廃炉や復興のあり方について町民自身が議論し決定することが困難な状況です。一度コミュニティが崩壊した地域で、住民自治による復興はいかにして可能なのでしょうか。東京から双葉郡富岡町に移住して6年目の私が見てきたことを元に、皆さんと共に考えたいと思います。