販売期間
2026年3月2日 06:00 ~ 2026年8月13日 00:00
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コースタイトル:環境運動のパブリックヒストリー~ジェンダーの視点から運動の経験を再考する
コース概要:日本の環境運動において、女性たちは公害や環境問題をどのように経験し、どのような問いを発してきたのでしょうか。
本コースでは、水俣病、三里塚闘争、反公害運動、石けん運動、原発災害などの事例を通して、環境運動を支えてきた再生産やケアの実践、男性中心的な意思決定や性被害にも目を向けます。女性たちの経験を手がかりに、これまでの環境運動の前提や差別的な構造を問い直し、開かれた運動の可能性を考えます。
曜日:火曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
ジェネレーター:松村正治(環境NPO役員、大学教員)
プロフィール:環境問題に対して社会学的な視点から調査研究と社会実践をおこなっている。特に、多摩丘陵の里山と沖縄八重山を中心にフィールドワークを重ねてきた。よこはま里山研究所、Life Lab Tama、森づくりフォーラムなどのNPO法人の運営に関わるほか、一橋大学・立教大学・法政大学・恵泉女学園大学で兼任講師、林業経済研究所研究員も務める。最近の仕事に、福永真弓・松村正治編『答えのない人と自然のあいだ』(2025年、新泉社)。
◆第1回 東電福島原発事故後の女性たちの経験から学ぶ
開催日:2026年4月14日(火)19:00-21:00
講師:清水奈名子さん(宇都宮大学)
概要:2011年3月に発生した原発事故の被害は、福島県内の避難指示区域内に限定されず、県境を超えて広い地域に及んでいます。にもかかわらず、東京電力や政府からの支援や対策が届かない地域では、住民たちが「自己責任」で原発事故被害に向き合わなくてはならない状況が生まれました。今回は、女性たちの原発事故後15年間の経験を振り返りながら、事故をきっかけに明らかになった、ジェンダー格差をめぐる問題とは何かについて考えます。また、女性たちの経験を踏まえて、今後どのような社会を構想していくのかについても、検討する予定です。
◆第2回 〈主婦的状況〉が拓くもの・閉ざすもの―びわ湖の石けん運動を事例として
開催日:2026年4月28日(火)19:00-21:00
講師:横山道史さん(立正大学人文科学研究所、『市民の意見』編集委員)
概要:1970年からびわ湖とその流域で展開された草の根の「石けん運動」は、消費者運動にとどまらず、生協、労働組合、婦人会などとの連帯、リサイクル石けんの製造と廃食用油の回収運動、有リン洗剤の販売を規制する条例(1980)の制定など、経済や政治にも大きな影響を及ぼしたことで知られる。その原動力となったのは、いわゆる「普通」の女性たちであった
では、なぜ彼女たちにそんなことが可能になったのか?
「主婦的状況」に代表されるジェンダー秩序のなかで、女性たちがいかに運動を展開したか/せざるをえなかったか、その軌跡をたどりながら運動の経験を再考する機会としたい。
◆第3回 今もなお続くカネミ油症の被害~女性として、親として
開催日:2026年5月12日(火)19:00-21:00
講師:森田安子さん(カネミ油症認定患者)
概要:1968年に発生したカネミ油症は、PCB・ダイオキシンによる食中毒であり、国内最悪規模の食品公害です。すでに半世紀以上の時間が経ちましたが、多くの被害者の人生を狂わせ、今でも痛みや苦しみ、悩みや不安を与え続けています。カネミ油症の問題として、未認定患者、脆弱な補償体制のほか、近年関心が集まっているのは次世代の健康被害です。被害者の子や孫の世代の多くが、親世代と同様の症状で苦しんでいるにもかかわらず、認定されない
◆第4回 水俣病の歴史に埋もれた女性たち
開催日:2026年6月9日(火)19:00-21:00
講師:永野三智さん(水俣病センター相思社)
概要:水俣病公式確認から70年、水俣病によって発生した、女性たちの多層的な被害。チッソ労働者を相手にした朝鮮や天草、奄美大島からやってきた遊郭の女性たち、漁村で多発した流産・死産に伴う母の自責、支援者を支援する女性たちの存在、自身が運動内部で感じる性差への葛藤。男性中心の語りの中の見逃されてきたものは何かを考えていきたいと思います。
◆第5回 反公害/環境運動で見落とされてきた最生産労働
開催日:2026年6月23日(火)19:00-21:00
講師:お茶の水女子大学ジェンダー研究所
概要:1970〜80年代の熊本県苓北町における石炭火力発電所建設反対運動を題材に、環境運動のなかで見落とされがちな「再生産労働」に光をあてます。海を守り育ててきた漁師の営みや、集会を支えた女性たちの無償の働きに注目し、地域の自然と暮らし、そして運動を支えてきた見えない力を考えます。持続可能な社会とは何かを、身近な実践から問い直します。
◆第6回
開催日:2026年7月7日(火)19:00-21:00
講師:相川陽一さん(長野大学)
概要:
参考文献(映像):シリーズ環境社会学講座[全6巻](2023-25)新泉社
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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