[コース02] 高橋哲哉の市民哲学セミナー  日本と世界の「現在」を問う

¥9,000
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2026年9月1日 00:00 ~ 2027年1月30日 23:59

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コースタイトル:高橋哲哉の市民哲学セミナー  日本と世界の「現在」を問う

コース概要:日本は戦後一貫してアメリカを「唯一の同盟国」とし、高市政権に至ってその「対米従属」ぶりは極限に達した感があります。しかし、トランプ政権を生んだアメリカは、もはや自由と民主主義の旗手ではありません。現在のアメリカを席巻する「新反動主義」思想とはどんなものなのか、4回にわたって明らかにします。また、日本が現在の袋小路から抜け出すためのヒントを、憲法9条と「敗戦後論」論争の考察のなかに探ります。

曜日:水曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
担当講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
1956年生。哲学者。主な著書に、『記憶のエチカ』、『戦後責任論』、『デリダ 脱構築と正義』、『靖国問題』、『犠牲のシステム 福島・沖縄』、『日米安保と沖縄基地論争』、『責任について 日本を問う二〇年の対話』(徐京植との共著)などがある。
ジェネレーター:蓑田瑞恵(NPA事務局)

◆第1回 テクノファシズムとは何か

開催日:2026年10月9日(金)19:00-21:00 ※日程注意※
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:現在のトランプ政権を支える人脈として、「影の大統領」とも言われるピーター・ティール、彼とともにデータ解析企業「パランティア・テクノロジーズ」を率いるアレックス・カープ、日本でも知られるイーロン・マスクなど、シリコンバレー出身の企業家たちを挙げないわけにはいきません。テクノロジーを核とした彼らの国家資本主義が、どんな人間観、世界観を有するものかを見ていきます。

◆第2回 暗黒啓蒙とは何か

開催日:2026年10月21日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:英国の哲学者ニック・ランドによって「暗黒啓蒙」dark enlightenment と命名された思想を代表するのは、カーティス・ヤーヴィンです。トランプ大統領の二期目の就任パーティーに「非公式の主賓」として招かれ一躍脚光を浴びることになったヤーヴィンは、自由な個人の平等を理念とする近代民主主義を否定し、テック企業のCEO統治をモデルとした「ネオ君主制」を唱えています。この異様な思想がなぜアメリカの認知エリートを捉えているのかを探ります。

◆第3回 国民保守主義と極右

開催日:2026年11月4日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:1990年代以降に有力だったネオコン(neoconservatism:新保守主義)に対して、トランプ政権下で影響力を強めたのがナトコン(national conservatism:国民保守主義)です。アメリカの「伝統」的価値、家族、キリスト教、地域共同体などの復権を唱え、ヨーロッパで台頭する極右勢力とも共鳴しています。パトリック・デニーンやヨラム・ハゾニーなど代表的論者の思想を検討します。

◆第4回 「法の支配」に敵対するアメリカ

開催日:2026年12月2日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:ICC(国際刑事裁判所)は、第二次大戦後の国際人道法の発展を具現するものです。ウクライナ戦争ではプーチン大統領、ガザ・ジェノサイドではネタニヤフ首相という、かつては不可能と思われていた強国の指導者に逮捕状を出すまでに至りました。ところが今、トランプ政権はこのICCを解体しようと攻撃をしかけています。「法の支配」ではなく「力の支配」の全面化を許すのか。この事態が何を意味するのかを解説します。

◆第5回 「憲法9条」再論

開催日:2026年12月16日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:日本の戦後民主主義と平和主義は、憲法9条をめぐる改憲・護憲の論争とともにありました。高市首相は「時は来た」と言って、9条改憲に向けて気勢を上げています。アメリカと中国(さらにはロシア、朝鮮)との間にあって、憲法9条と日本の平和主義は、これからどのようなものであるべきなのか。ともに考えます。

◆第6回 「敗戦後論」の何が問題だったのか

開催日:2027年1月13日(水)19:00-21:00
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:「戦後50年」に当たる1995年、文芸批評家の故・加藤典洋氏が「敗戦後論」を発表し、それを講師(高橋)が批判したことをきっかけとして、「歴史主体論争」とも呼ばれる大きな論争に発展しました。ところが最近、30年余り前のこの論争を読み直し、「敗戦後論」を再評価する動きがみられると言います。論争の当事者であった講師が、この動きの意味を問い、論争の今日的意味を考察します。

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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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*受講生感想*
疑問に思っていたことがよくわかりました。言葉にできるぎりぎりのところまで説明してくださって、熱意と誠意に敬意を表します。