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◆第6回 ZONE 核と人間
開催日:2026年1月13日(火)19:00-21:00
講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)
概要:人間は、核爆発や原発事故によって、地上に宇宙と同様に死の世界ZONEを出現させた。そこは音も匂いも色もない死の世界だ。世界中に拡がるZONE。死の行列に加わった人々、すなわちヒバクシャは、世界から切り離される恐怖のなかで、その世界につながっていたいという強い願望のために「言葉」を紡いできた。共存しえぬものと共存する人間は、すでにZONEのなかにいる。▷メアリー・マッカーシー「ヒロシマは人類の歴史の空洞。いくら避けようとしても、アメリカ人は原爆投下の幻影に脅えている」。▷水爆実験のために流浪の旅に出たビキニ島民は、西の空から上がる太陽を見て「You are my sunshine」と歌った。やがて、ビキニは爆発的な肉体を包む水着のメタファにもなった。▷『ヒロシマ・モナムール』の監督アラン・レネ「喩えようのない現実、表象不可能なものに言葉を与えることはどのように可能だったのか? Tu ne vois rien(お前はなにも見ていない)」。▷ナバホ・インディアンの創世神話「ウランは大地のなかに留めておくべきものだ、といつも教わってきた。それは黄色の物質だ。もし解き放たれたなら、世界中の先住民文化でもそう考えられているように、それは邪悪な蛇になり、災害や死や破壊をもたらすだろう」。▷マクベス「輝く光は深い闇、深い闇は輝く光よ。幕が上がる前に、潜在的矛盾がある」。▷原爆詩人栗原貞子「〈ヒロシマ〉といえば、〈南京虐殺〉、〈ヒロシマ〉といえば〈マニラの火炎〉、〈ヒロシマ〉といえば〈ああ ヒロシマ〉とやさしくは返ってこない、アジアの国々の死者たちや無告の民がいっせいに犯されたものの怒りを噴き出すのだ、〈ヒロシマ〉といえば〈ああ ヒロシマ〉とやさしくかえってくるためには/捨てた筈の武器を/ほんとうに捨てねばならない」。
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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[コース10] 桜井均とドキュメンタリーを読む - 核と人間の80年
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