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◆第4回
ソ連崩壊からロシアの崩壊へ
開催日:2026年6月16日(火)19:00-21:00
講師:桜井均(映像ジャーナリスト・元NHKディレクター/プロデューサー)
概要:1992年、ソ連邦が崩壊すると、ベラルーシの作家・ジャーナリストのスヴェトラーナ・アレクシエービッチは、旧ソ連時代に沈黙を強いられていた「小さきロシア人」の声を聞き書きし、次々と世に出した。父はベラルーシ、母はウクライナの出身。現在はウクライナ戦争に反対しているため、ヨーロッパ各地で亡命生活を送っている。
アレクシェービッチの作品を見ていくと連邦崩壊にいたる深層潮流が見えてくる。第二次世界大戦に従軍した女性たちの戦争から受けた影響と彼女たちの帰国後の運命を描いた『戦争は女の顔をしていない』(1983)は、ゴルバチョフのペレストロイカのもとでようやく日の目を見た。大戦中の爆撃をボタン穴からのぞいていた少女の証言をもとにした作品『ボタン穴から見た戦争』(1985)には、ソ連邦崩壊後、子どもたちの目から見た戦争の現実が書き加えられた。
アレクシエーヴィチは、人間の証言はドキュメントではなく「生きもの」だと言う。連邦末期のアフガン戦争を題材にした『亜鉛の少年たち』(1991)では、鉛で固められた棺に入れられて帰還した兵士たちの家族が低い声をあげた。帰還兵のなかには、新興宗教に入る者、殺人事件を起こす者がいた。『死に魅せられた人びと』(1994)は、第二次世界大戦で国家英雄として顕彰された元兵士が、ソ連崩壊後に侮蔑の対象になり、かつての激戦地まで旅をして鉄道自殺する話。『チェルノブイリの祈り』(1997)は、チェルノブイリ原発事故から10年後に被災地の住民や原発事故の消防士の「逃げるところなき」家族たちを記録した。
今回は、彼女の作品の舞台となった地域をたどりながら、連邦崩壊の意味を「小さき人々」の目を通して考える。
アーキビスト:ノーベル文学賞を受賞したジャーナリスト スベトラーナ・アレクシェービッチ
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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[コース06] 桜井均とドキュメンタリーを読む
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