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2026年3月2日 00:00 ~ 2026年8月14日 23:59
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コースタイトル: 津留歴子と考える小さな民からの発想
コース概要:インドネシア領パプアには古代より多様な先住民族が国家を形成することなく、「地上最後の楽園」と言われる豊かな自然のなかで暮らしていました。しかしインドネシアに併合されてから、資源が豊富であるがゆえの大規模開発や移住民の流入などにより先住民族の伝統的な暮らしが急速に変容しています。それでもパプアの人びとが自然と共に逞しく、人間らしく生きる姿にわたしたちは何を学べるか、を考えます。
曜日:月曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
講師プロフィール:1960年生。新時代アジアピースアカデミー (NPA)共同代表、カカオキタ社アドバイザー、インドネシア・パプア州ジャヤプラ在住。1994年、村井吉敬先生の現地を歩いて学ぶフィールドスタディにお供し、パプア先住民族に出会う。そこからパプアの政治・社会運動、経済活動に関心を持ち、2012年から日本の消費者をパートナーとするカカオ民衆交易をパプア先住民族の人びとと共に取り組み現在に至る。
◆第1回 イントロダクション:わたしがパプアに魅了されたわけ
開催日:2026年4月13日(月)19:00-21:00
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
概要:わたし(津留)が初めてパプアの地を訪れたのは1994年、村井吉敬先生の現地を歩いて人びとに出会う旅に同行したのがきっかけでした。そこから30年以上、わたしがパプアに関わることになったきっかけや動機を振り返りながら、これから皆さんと一緒にパプアを歩く旅のオリエンテーションとして、パプアの大地と民の魅力を語りたいと思います。
◆第2回 パプア先住民族がある日突然インドネシア人になった~領土併合と抵抗の唄
開催日:2026年4月27日(月)19:00-21:00
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
概要:1969年ニューギニア島西部(現パプア)はインドネシアに併合されました。しかしパプア先住民族は独立を要求、スハルト強権体制下激しい弾圧に見舞われる暗黒の時代に突入します。武器を持たないパプア人にとって抵抗のシンボルは伝統的な唄でした。音楽による文化運動を主導し、当局により殺害されたアーノルド・アプ氏の活動を軸に当時を生きた人の述懐を含め、美しい大地に血を染みこませたパプアの人びとの闘いを知りましょう。
◆第3回 開発と人権侵害:米国フリーポート鉱山開発
開催日:2026年5月11日(月)19:00-21:00
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
概要:1995年、当時日本のNGOで働いていた津留のもとに一通の手紙が届きます。パプア中部で米国フリーポート社の鉱山開発により強制移住をされたアムグメ族が窮状を訴える内容でした。これをきっかけにフリーポート鉱山のあるティミカに赴き、現地の人権侵害と環境破壊を目の当たりにします。その体験を語りながら、巨大資本、国家、先住民族、そして環境・人権NGOがフリーポート鉱山問題をどのように導いていったかを見ていきます。
◆第4回 インドネシア民主化移行期:再燃する独立運動
開催日:2026年6月8日(月)19:00-21:00
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
概要:1998年、スハルト大統領失脚後インドネシアは民主化の時代に入ります。パプアではこの時期、分離独立を求める声が再燃し、パプア全土で様々なアクションが展開されます。津留はこの時期パプアのNGOでボランティア活動をしており、パプア独立宣言を採択した「パプア大会議」、独立運動の指導者の殺害事件などを身近で体験しました。津留の回想を織り込みながら、民主化時代のインドネシアでパプアの人権問題を考えます。
◆第5回 小さな民の民衆交易:先住民族主体のカカオ事業
開催日:2026年6月22日(月)19:00-21:00
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
概要:経済的自立のために、社会・文化の尊厳を高めるために、パプアの人びとが願いを託した「民衆交易」。カカオを媒介として、パプアのカカオ生産者と日本の消費者が連帯して取り組む事業を、パプアと日本を結ぶ当事者としてその活動を紹介し、政治的独立に犠牲を払うことよりもインドネシア国内の少数者が経済活動の主体となる道を選んだことを考えます。
◆第6回 パプアが世界を救う?!
開催日:2026年7月6日(月)19:00-21:00
講師:津留歴子(NPA共同代表・カカオキタ社アドバイザー)
概要:「パプアは神様が地球上にポトンと落とした地上の楽園」とよく言われます。豊かな自然環境が今も残っているのは、人間らしいパプア先住民族の生き方、暮らし方のおかげなのではないか。近代化のなかで遅れている、劣っていると言われ続けたパプアが、気候変動や国家・民族対立のなかで悲鳴をあげる地球と人類を救うヒントを提示しているのではないかと考えてみましょう。
参考文献:村井吉敬著「小さな民からの発想」(めこん)、村井吉敬著「パプアー森と海と人びと」(めこん)、阿部和美著「混迷するインドネシア・パプア分離独立運動(明石書店)
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