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[コース26]「国際連帯運動史」の検証:1970年代を中心としたアジアとの連帯運動の証言

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タイトル 「国際連帯運動史」の検証:1970年代を中心としたアジアとの連帯運動の証言

コース概要:パンデミック下でも、世界中で権威主義体制や軍事クーデターに対する民衆運動は粘り強く続けられている。それらの運動を前に、日本で何をすべきかが問われている。かつても、アジアを踏み台にして「発展」したことの責任も踏まえつつ、日本から独裁国家下の民衆運動と連帯しようという「国際連帯運動」が展開した。本コースでは、1970年代の前後にアジアとの連帯運動に参画し発展させた当事者から、貴重な証言を語ってもらう。

曜日 : 火曜日 原則隔週
時間 : 19:00-21:00
開催方法 : オンライン  定員50名
コーディネータ :松井隆志 (ピープルズ・プラン研究所・大学教員)

◆第1回 : べ平連から英文雑誌『AMPO』へ *特別企画

開催日 :2021年 7月 6日(火)
講師 : 武藤一羊(社会運動家)
概要 : 1960年代後半、世界中の闘争の焦点の一つはベトナム戦争だった。1965年の北爆以後に日本でもベトナム反戦運動が活発化し、べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)も生まれた。このべ平連の内部から、60年代末に、英文雑誌『AMPO』が誕生する。日本発の運動の英文雑誌というこのユニークな刊行物は、やがてアジア諸国の民衆運動のメディアとして成長する。武藤一羊さんはべ平連の結成当初から参画したイデオローグの一人であり、『AMPO』創刊からの中心人物でもあった。本人の証言からこの歴史をたどりたい。

◆第2回 : アジア太平洋資料センター(PARC)設立前後

開催日 : 7月 20日(火)
講師:武藤一羊(社会運動家)
概要 : 第1回で扱った英文雑誌『AMPO』は、もう一つの雑誌『連帯』と重なりつつ、独裁政権下で自由な言論が望めないアジアの民衆運動にとっての、情報流通の重要な機能を担うことになる。そうした具体的な「連帯」の中から、アジア太平洋資料センター(PARC)が設立された。第1回に引き続き、PARC設立でも中心人物であった武藤一羊さんに、この時代の「国際連帯運動」を語ってもらう。

◆第3回  1970年代タイにおける軍政との闘い

開催日 : 2021年8 月 3日(火) 
講師 : 大橋成子(元PARC事務局長・ピープルズ・プラン研究所運営委員)
概要 :ベトナム戦争の展開は世界政治に影響を与えるが、特にベトナムの近隣諸国は大いに揺さぶられた。米軍の出撃拠点となったタイもそうした国家の一つだ。ベトナム戦争末期、日本製品ボイコット運動を一つの契機にして、タイで民主化が起こる。しかしこの民主主義時代は長くは続かず、1976年の流血のクーデターによって再び軍政となり、学生運動家たちは「森」に潜った。この時代に「日タイ青年友好運動」などで活動した大橋成子さんに、当時のタイとの連帯運動について話をうかがう。

◆第4回 : マルコス独裁下のフィリピンへの連帯

開催日 : 8月 31日(火)
講師 : 大橋成子(元PARC事務局長・ピープルズ・プラン研究所運営委員)
概要 : 1970年代末、大橋成子さんは、武藤一羊さんらが設立したアジア太平洋資料センター(PARC)に参加、引き続きアジアとの連帯運動に取り組む。当時PARCは『AMPO』以外に季刊雑誌『世界から』の刊行を開始し、世界各地からの情報・報告・分析を日本社会に届け、経済侵略の実態を告発した。PARCが関わった地域は多岐にわたるが、フィリピンもその主要な対象の一つだった。大橋さん自身も後にフィリピンへと移住することになるが、ここではその前の時代である1980年代前半までのマルコス独裁下でのフィリピンと日本からの連帯運動について、当時の活動体験を通じて語ってもらう。

◆第5回  「見えなかった」植民地支配――ベトナム反戦運動・入管闘争から見えてきた「朝鮮」

開催日 : 9月 14日(火)
講師:内海愛子(NPA共同代表)
概要 : 日韓条約反対運動が盛り上がりを欠いた1965年、後半の全共闘運動やベトナム反戦運動のなかで「アジア」が見えてきた。1968年、政府は出入国管理令の改正つまり、日本資本のアジア進出に向けての国境・外国人管理にのりだした。在日朝鮮人への管理強化の一方、技能研修生などの在留資格を作り出していく。60年安保闘争の「遅れてきた世代」の内海愛子さんは、在日朝鮮女性の聞き書きの会に参加し、日本朝鮮研究所で差別問題や入管闘争などに取り組む。この時代の貴重な証言をうかがう。

◆第6回  戦争賠償から政府開発園援助へ――インドネシアでみえてきたもの

開催日 : 9月 28日(火)
講師:内海愛子(NPA共同代表)
概要 :内海愛子さんは1975年、インドネシアへ。そこで、日帝時代に蘭領インド(現在のインドネシア)に送り出された朝鮮人の「戦後」に出会う。インドネシア独立運動に参加し、インドネシアの独立英雄になった朝鮮人、戦争犯罪人として刑死した人、独立後のインドネシアで映画づくりにまい進した朝鮮人――多様な朝鮮人の生き方に出会う。植民地支配を「大東亜共栄圏」の中で考え、調査を始める。帰国後、アジアの女たちの会やアジア太平洋資料センター(PARC)の活動に参加、鶴見良行や村井吉敬たちと「エビ研究会」を組織し、軍事侵略から経済侵略へとかわる日本のアジア進出を「エビ」を手がかりに探究し、80年代は東南アジアの海世界を歩く。第5回に続いて、1970年代以降の経験を語ってもらう。


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