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コースタイトル:沖縄と国際人権:いま、世界が耳を傾けるべき声とは
コース概要:要請中
曜日:水曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
- まつだかなこ(大学院生)
◆第1回 戦場がつくられる時に壊されていくもの~ミサイル配備の現場から
開催日:2023年7月19日(水)19:00-21:00
講師:楚南有香子(学童職員・てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会共同代表)
概要:2015年、宮古島に陸上自衛隊ミサイル部隊が配備されることを知り、共同代表の石嶺香織さんと共に立ち上げた「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」は、同世代や子育て世代が参加しやすいミサイル配備反対運動をしよう。反対の声を広げる活動と共に、具体的な問題点を明らかにして計画段階で配備を止めよう。ということを目標にして活動を始めました。これまでの、てだぬふぁの活動内容をお話しする中で、今まで自民党政権が民主主義の破壊を進めてきたこと、どこまでも沖縄を差別していることが否応なしに浮き彫りになります。問題になっている安保3文書でも、専守防衛の枠を超えた「敵基地攻撃能力」である「反撃能力」の配備地は沖縄です。アメリカの「中国封じ込め作戦」のため、より残酷な「沖縄捨て石作戦」の再現のために、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島にまで、ミサイル部隊が配備されるのです。一層厳しくなった現状をお伝えしながらも、共有したいのは、平和な未来をつくり出す方法です。毎日子どもたちと関わる学童職員としての体験談も含めて、お話をさせていただきます。
◆第2回 【特別企画】PFAS汚染問題を日本・アメリカ・世界に訴える ~宜野湾ちゅら水会 国連訪問報告会~
開催日:2023年8月16日(水)19:00-21:00 (←8月2日台風のため延期となりました)
講師:宜野湾ちゅら水会のみなさん
概要:「宜野湾ちゅら水会」は、普天間基地から派生する湧き水のPFAS汚染について、その原因解明と解決を求める団体です。沖縄の食文化の代表ともいえる田芋畑の汚染や、消化訓練施設に隣接する小学校の運動場の土壌汚染について、その対策を行政やアメリカ軍に訴えています。しかし、アメリカ軍を相手に肝心の日本政府は、人権を侵されている農家や大切な子どもたちを守ろうとせず、事態は放置されたままです。この状況を訴えるために、私たちは今年7月にスイス・ジュネーブで開催される、国連EMRIP(国連先住民族の権利に関する専門家機構)に参加します。その成果報告会として本講座でお話させていただきます。
◆第3回 自衛隊南西シフトと住民投票運動
開催日:2023年8月30日(水)19:00-21:00
講師:宮良麻奈美(石垣市住民投票を求める会)
概要:2022年12月、岸田政権は敵基地攻撃能力の保有や防衛費をGDPの2%まで倍増する方針を明記した安保関連三文書を閣議決定した。安全保障の大転換が叫ばれる中、防衛省の『自衛隊南西シフト』構想の一環として進められてきた与那国島や宮古島への陸自配備に続いて2023年3月に石垣島にもミサイル部隊を構える陸自駐屯地が開設。この件をめぐって、石垣島では2018年から住民投票実施を求める運動が市民らによって展開されてきたが、市長は実施を拒み続けた。市民は市を訴え、現在まで住民投票に関する裁判闘争が続いている。
◆第4回 沖縄と環境権:米軍基地問題の解決に向けて
開催日:2023年9月13日(水)19:00-21:00 *日程注意
講師:吉川秀樹(Okinawa Environmental Justice Project 代表)
概要:沖縄の米軍基地問題は環境の問題でもある。中南部では基地由来のPFAS, 騒音、落下物/墜落の危険性が人々の生活環境を脅かしてきた。北部では辺野古新基地建設や北部訓練場が自然環境を壊している。一方2022年には、国連総会で「クリーンで健康、かつ持続可能な環境へのアクセスは普遍的人権」とする「環境権」が採択され、生物多様性条約では2030年までに陸と海の30%を保護区にする「昆明―モントリオール生物多様性枠組」が採択された。この報告では、この国際的動向を基盤に基地問題の解決を目指す市民社会の最新の取り組みを紹介する。
◆第5回 ジェンダーと国連:国籍法改正と私
開催日:2023年9月16日(土)14:00-16:00*日程注意
講師:山城莉乃(沖縄キリスト教学院大学特任講師)
概要:みなさんは、1985年に国籍法の改正があったことをご存知ですか。改正以前、国籍法の不平等さゆえに多くのミックス(mixed-race)の子供たちの人権が侵害されました。1979年、国連で女性差別撤廃条約が採択され、日本は1985年にその条約に批准し、国籍法が改正される流れとなります。実は、その裏には、沖縄の女性たちの力強い女性差別との闘いがあり、未来の沖縄への熱い思いがあったのです!そして、私も国籍法の改正に影響を受けた1人です。女性差別撤廃条約に批准するにあたり、日本には大きく3つの課題がありました。本講座では、その一つである国籍法に注目し、改正が何をもたらしたのかを私の経験を交えてお話ししたいと思います。
◆第6回 沖縄から国連へ国際社会へ―人権と平和を求めるこれまでのアプローチと展望—
開催日:2023年9月27日(水)19:00-21:00
講師:島袋純(琉球大学教授)
概要:沖縄の問題の解決のために、①誰がどのような立場の人が、②誰に又はどこに対して、③どのような内容で、④どのような場や機会で、⓹どのような方法で、訴えるとより効果的なのか、多元的に考え取り組む必要がある。沖縄県が国外を対象にして責任をもって担い実現することは自治体外交や地域外交となる。一過性の取り組みではなく積み重ねによってしか築くことができない。国連を訴え先とする沖縄県の取り組みを省察する。
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https://apply.npa-asia.net/categories/2813803