2025/04/08 15:08

NPA「市民研究育成(専修)」コース

▶1.概要と仕組み(修了証授与)
 一般社団法人アジアピースアカデミー(NPA)は、25年春学期(第15期)から「市民研究育成(専修)」コースを開設します。NPAでの出会い・学び・ネットワークを1人の経験のみに終わらせず、それを深めて社会的に共有し、研究成果を提出することで、市民研究としての資格を、NPA及びNPAジェネレーターグループが公認する制度です。

 

 このコースの受講生は、内海愛子(NPA代表理事、恵泉女学園大学名誉教授)・李泳采(NPA理事、恵泉女学園教授)が担当する「市民研究育成(専修)」講座を別途登録します。全体期間として3学期(コース受講2学期、小論文・制作 1学期)を正式登録し、3学期目に研究成果(小論文・研究ノート・映像等制作など)を提出、『NPA会報』又は関連媒体(NPA-TV)へその研究成果を掲載します。
 *合計3学期の受講は連続でなくても構いません。3年以内の修了を目指していきます。

市民研究育成(専修)」コースの受講生は、1年目の2つの学期には、「NPA取り放題コース相当(5万円)」+「市民研究育成(専修)」コース(1万円)を正式登録し、3学期目には、「市民研究育成(専修)」コース(1万円)だけの登録となります(3学期で合計13万円)。 

 別途行われる「市民研究育成(専修)」コースの講座は、毎学期、計6回の構成として、第1学期(①NPA科目履修の復習、②研究調査方法論、③研究テーマの設定)、第2学期(①研究テーマ関連講座、②研究計画書の作成、③研究計画書の発表)、第3学期(①研究論文作成、②中間発表、③中間発表の内容で行われます。研究成果の最終提出日は、第3学期(小論文・レポート・映像等の制作学期)終了後の2週間以内(メールまたは郵便による提出)とします。


▶2.修了条件 

 NPA「市民研究育成(専修)」コース用のカリキュラム(講座表)のなかで、カテゴリー毎に指定のコースを受講する必要があります。


【1年目:第1-2学期、合計12コース受講】
  *12コース(数字は修了要件となる各カテゴリー内にある受講コース数を表します)
  平和学研究Ⅰ-Ⅲ(春・秋)(1)、アジア及び平和(2)、メディア多文化共生(2)、
  環境地域再生(1)、平和実践(関連研究)(3),平和実践(FS:フィールドスタディ)(1)*別途旅費、平和実践(市民研究育成(専修))(2)

 

【2年目以降:第3学期、合計1コース受講】

*平和実践「市民研究育成(専修)」-小論文・レポート・映像等制作(1)  
 *マッチングされた担当ジェネレーターとの共同作業が可能です。

―NPA「市民研究育成(専修)」コースのカリキュラム(2025年度春学期・秋学期)はHPまたは、こちらをリンクで参照してください(PDF版)。→ https://www.dropbox.com/scl/fi/jtpt0yl08nvdw5p0wby5e/25NPA_curriculum.pdf?rlkey=21ctqh0l6lqrti1m026o25z69&st=bzc1w6go&dl=0

 

▶3.研究テーマについて

 研究テーマは、個人の従来社会への問題意識、NPA講座に関連する問題意識及び関心課題、そのほか平和及び人権、多文化共生等々の中から一つを選択し、「市民研究育成(専修)」コース担当及び各コース・ジェネレーターの人々からコメントを受けながら、研究成果物をまとめていきます。研究成果は、小論文・レポート・映像等制作、など自由形式で構いません。その形式に関してもコース・ジェネレーターと相談してください。研究成果物の締め切りは第3学期の終了後の2週間以内(メールや郵便による提出)とします。

 

<各コースのジェネレーター(第2学期から希望のジェネレーターを選択可能)>
 ①平和学研究(戦後補償・戦争責任)

 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)、高橋哲哉(東京大学名誉教授)
 ②歩くアジア学(民衆貿易)

 堀芳枝(早稲田大学)、津留歴子(カカオキタ社 アドバイザー)
 ③韓国・朝鮮半島の近現代史と政治・社会・外交ー
  韓洪九(聖公会大学)、金東椿(聖公会大学)、徐載晶(国際基督教大学)、李泳采(恵泉女学園大学)
 ④多文化と人権

 田中宏(一橋大学名誉教授)、文京洙(立命館大学名誉教授)
 ⑤市民メディア論(ドキュメンタリー制作)

 ポポリ(元TVディレクター)、金明準(韓国・Medi ACT)
 ⑥園芸と地域(国際農業及び有機園芸)

 澤登早苗(恵泉女学園大学名誉教授)
 ⑦先住民権利(準備中) ⑧市民アーカイブ(準備中)⑨日本語教育(準備中)
 *コース・ジェネレーター選択をしなくても、各自テーマの小論文・制作の研究成果を提出することもできます。

 

▶4.研究成果物の掲載&修了証授与
 研究成果物は、『NPA会報』、HP、デジタル出版、NPAーTVなどに掲載して、社会的に公開していく予定です非公開の選択も可能)。修了式では研究発表(一般公開)を行い、NPA及びNPAジェネレーターグループが公認する修了証が授与されます。

 

▶5.そのほか
・NPA一般受講生は、学期途中でも「市民研究(専修)」コースへ移行することができます(相談要)。
・「市民研究(専修)」の受講の曜日と時間は、初回講座(6月14日、土、午前10時~12時)にて担当のジェネレーターと受講生の間で相談して決める予定です
・修了証はNPAが目指している「アジア平和大学院大学」(予定)への入学特典として認める予定です。

 

NPAでの出会い・学び・ネットワークによる深い問題意識を社会的に共有する「市民研究育成(専修)」コースの第1期生としてぜひ挑戦してみてください。NPAは、受講生が行動する市民となり、講師や平和実践家として成長していくことを目指します。NPAとともに歩み、オルタナティブな市民社会を目指していきましょう。



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