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[コース17] 内海愛子と「戦争責任」「戦後責任」を考えるPart10 - 戦争と捕虜 -日本国内にあった捕虜収容所130か所、民間人抑留所30か所の実態を明らかにする

¥9,000

※この商品の販売期間は2024年2月9日 06:00 ~ 2024年6月10日 00:00です。

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コースタイトル:戦争と捕虜 -日本国内にあった捕虜収容所130か所、民間人抑留所30か所の実態を明らかにする
コース概要:アジア太平洋戦争中、日本軍は約16万人の連合軍兵士を捕虜とし、うち約36000人を日本に連行した。国内各地に130か所の捕虜収容所が設置され、捕虜たちは炭鉱、軍需工場、造船所などで使役された。過酷な労働や食料・医薬品の不足などにより、約1割が死亡した。一方、日本に住む敵国籍の外国人や海外から連行された敵国民間人は抑留所に入れられ、同様に苦難の生活を強いられた。昨年12月に『捕虜収容所・民間人抑留所事典』を刊行したPOW研究会の会員が、収容所・抑留所の実態、現在にも続く傷跡や課題、和解への取り組みについて紹介する。

曜日:水曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オン・オフ開催
-オンライン定員:50名
-オフライン定員:10名
講師:
コーディネーター:
-内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
- 許美善(恵泉女学園大学院)

◆第1回 連合軍捕虜36,000人、敵国民間人1200人はどのように処遇されたのか

開催日:2024年3月13日(水)19:00-21:00 
講師: 内海愛子(POW研究会会員)、笹本妙子(POW研究会会員)、小宮まゆみ(POW研究会会員)
概要:日本軍はアジア太平洋地域で約16万人の連合軍兵士を捕虜とし、うち約36000人を日本に連行した。過酷な労働や食料・医薬品の不足などにより、約3500人が死亡した。内海による捕虜問題総論では、日本軍が捕虜どのように処遇したかという捕虜政策の特徴と、開戦から終戦までの捕虜の大まかな状況を解説。笹本は日本国内130か所の捕虜収容所について概説、小宮は民間人抑留の対象者の変遷と、各地の抑留所30か所について概説する。

◆第2回 直江津収容所と満島収容所 - 多数の戦犯処刑者と地元市民による慰霊碑建立

開催日:2024年3月27日(水)19:00-21:00 
講師:高田ミネ(POW研究会会員)、原英章(POW研究会会員)
概要:絞首刑者8人を出した直江津収容所、同じく6人の絞首刑者を出した満島収容所。ポツダム宣言を受け入れ、軍事裁判で裁かれた結果であった。2つの収容所における捕虜の労働や取り扱いの実態。日本軍の軍人や軍属として雇われた監視員たち。絞首刑になった彼らはどんな罪で告発されたのか。それらを検証しつつ、戦後地元市民がその悲劇を乗り越え、わだかまりを残しつつも和解の道を探り、関係者の協力のもとに慰霊碑建立に取り組んだ経緯を紹介する。

◆第3回 長崎原爆で被災した2つの捕虜収容所と、被爆市民による和解の取り組み

開催日:2024年4月10日(水)19:00-21:00 
講師:笹本妙子(POW研究会会員)、平野伸人(POW研究会会員)、井原和洋(POW研究会会員)
概要:長崎には爆心地から1.7㎞の福岡第14分所と10㎞の第2分所があり、前者は原爆で全壊、後者も大きな被害を被った。原爆以外にも、病気や労働事故などで多数の死者を出している。長崎の被爆者・被爆2世のグループは2000年代には捕虜に対する被爆者手帳の取得に取り組み、2015年には第2分所跡に、2021年には第14分所跡に慰霊碑を建立した。捕虜と被爆者との和解について考える。

◆第4回 同盟国から敵国へ - 翻弄されたイタリア人捕虜たちの運命

開催日:2024年4月24日(水)19:00-21:00 
講師:土肥秀行(POW研究会会員)、福永徳善(POW研究会会員)、井上拓也(POW研究会会員)
概要:開戦当時、イタリアは日独伊三国同盟の一角を成していたが、1943年7月にムッソリーニが追放され、バドリオ政権が成立すると、イタリアは日本の敵国となり、神戸や上海に停泊していたイタリア艦船は自沈した。乗船していた海軍軍人のうち、ムッソリーニに忠誠を誓った者は解放されたが、残りの軍人は捕虜となって広畑(兵庫)、大森(東京)、川口(埼玉)の収容所に収容された。彼らが辿った数奇な運命は?

◆第5回 文化キャンプ - プロパガンダ放送に駆り出された捕虜たちと東京ローズ

開催日:2024年5月8日(水)19:00-21:00
講師:佐久間美羊(POW研究会会員)、西里扶甬子(POW研究会会員)
概要:陸軍参謀本部は国内外の収容所から集めた捕虜30人を使って、対敵国プロパガンダ放送を実施した。彼らが集められたのが東京御茶ノ水の文化キャンプ(文化学院)である。その放送の内容はいかなるもので、どんな成果があったのか。捕虜たちの暮らしはどうだったのか。戦後、故国で反逆罪に問われた捕虜と東京ローズを対比しつつ、この放送の意味を検証する。

◆第6回 在日外国人たちの苦難 - 抑留された敵国民間人、強制移転させられた外国人

開催日:2024年5月22日(水)19:00-21:00 
講師:小宮まゆみ(POW研究会会員)、高川邦子(POW研究会会員)
概要:アジア太平洋戦争で初めて行われた民間人抑留だが、抑留者は交換船で帰国したという理解がある。しかし対象者の場当たり的拡大により、数百人規模の抑留者が残され、戦争末期には飢餓と医療欠如によって多数の死亡者があった。神奈川県を例に、抑留者と地域住民との交流にも触れる。一方、敵国籍ではない在日外国人も、保護や防諜などの理由から箱根や軽井沢などに移転させられ、監視下に置かれた。


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