※この商品の販売期間は2024年2月9日 11:00 ~ 2024年6月10日 00:00です。
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※こちらはコースではなく、NPAフォーカス企画のうち【抵抗の芸術と表現・思想の自由Part10-】の全4回セットの申込みページとなります。開催日をよくご確認の上、お申込みください。
フォーカスタイトル:<出版記念>表現の不自由展からの挑戦〜消されたアートと対話する12のヒント
コース概要:あいちトリエンナーレの展示中止事件から5年。その間、表現の不自由展は日本各地及び韓国、台湾で開催してきました。2022年4月の東京展の無事開催を受け、これまでの経験から得たものを多くの方と共有したいと『表現の不自由展からの挑戦〜消されたアートと対話する12のヒント』を梨の木舎より刊行します。出版を記念して、憲法学者の右崎正博さんを皮切りに、本書編集委員によるトークをお届けします。そして、〈群馬の森朝鮮人追悼碑〉は強制的に撤去されるという暴挙が起きました。出品作家の白川昌生さん、2022年京都・神戸展より参加した韓国の絵本『花ばぁば』作家クォン・ユンドクさんにもお話しいただきます。
曜日:原則土曜日
時間:14:00-16:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター
- 岡本有佳(編集者/表現の不自由展・東京共同代表)
◆第1回 絵本『花ばぁば』の出版過程を振り返りながら
開催日:2024年4月6日(土)14:00-16:00
講師:クォン・ユンドク(絵本作家) *通訳あり
概要:2006年秋、日本の絵本作家たちの提案で韓中日平和絵本プロジェクトが始まり、その結果、2010年に韓国で初めて絵本『花ばぁば』が出版された。 創作過程でも多くの困難があったが、3つの国での共同出版はより一層難しかった。 日本側の出版社の修正要請と至難な議論過程、結局出版できないと出版社が最終通知をしてくるまで5年間、両者は数えきれないほど会い、Eメールでやりとりをした。
今回は、『花ばぁば』の出版のために両国の作家と出版社が何を主張し議論したのか、互いに合意したことは何であり、結局交錯したことは何だったのかを振り返ってみようと思う。 そして、国家や民族を越える他の集合、平和を愛する市民の新しい連帯はどのように可能なのか、一緒に考えてみよう。
◆第2回 憲法学者の視点からみた表現の不自由展
開催日:2024年4月20日(土)14:00-16:00
講師:右崎正博(憲法学者)
概要:
① 憲法21条と「公の施設」の設置義務の関係、その憲法的意味
② 地方自治法244条の住民の施設利用の拒否の禁止、不当な差別的取扱いの禁止の意味と射程
③ 「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」中止・再開、2021年「表現の不自由展かんさい」会場予約取消しをめぐる地裁・高裁決定をめぐる法的論点
④ 憲法21条2項の検閲禁止の意味と政治の横やりの検閲禁止違反該当性
講師プロフィール:1946年生まれ、早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得、獨協大学法学部教授、同大学大学院法務研究科長などを経て、2017年獨協大学名誉教授。主な著作に、『表現の自由の現代的展開』(日本評論社、2022年)など。
◆第3回 ブックトーク『表現の不自由展からの挑戦』(仮)
開催日:2024年5月12日(日)19:00-21:00
講師:岡本有佳・岩崎貞明・京極紀子・岡本羽衣(表現の不自由展・東京実行委員)
李春熙 田場暁生(弁護士)
概要:2022年4月の東京展の無事開催を受け、これまでの経験から得たものを多くの方と共有したいと『表現の不自由展からの挑戦〜消されたアートを守る12のヒント』(仮)を梨の木舎より刊行します。
本書の編集に関わったメンバーで、本を囲んで語り合います。
◆第4回 群馬の森朝鮮人追悼碑の撤去が提示する芸術問題
開催日:2024年5月25日(土)14:00-16:00
講師:白川昌生(美術作家)
概要:群馬の森の朝鮮人労働者追悼碑が撤去されました。日本における公共彫刻の歴史を振り返りつつ、撤去を推し進めてきた歴史修正主義者のことなどにも言及しながら考えてみたい。日本における彫刻、公共彫刻の歴史を振り返って考えることは、芸術と政治の深い結びつきを取り出して見せることになると思う。
講師プロフィール:日本の近代問題を扱う作品を作っている美術作家、美術評論家。
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*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
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*単発はこちらより
https://apply.npa-asia.net/categories/2813806