NPA受講生ブログ

[コース05] 高橋哲哉の市民哲学セミナー Part9 - ショアーからナクバへ -イスラエルとパレスチナを植民地主義の視点から

¥9,000

※この商品の販売期間は2024年2月9日 06:00 ~ 2024年6月10日 00:00です。

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

再入荷のお知らせを希望する

年齢確認

再入荷されましたら、登録したメールアドレス宛にお知らせします。

メールアドレス

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「npa-asia.net」を許可するように設定してください。

再入荷のお知らせを希望する

再入荷のお知らせを受け付けました。

ご記入いただいたメールアドレス宛に確認メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
通知受信時に、メールサーバー容量がオーバーしているなどの理由で受信できない場合がございます。ご確認ください。

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「npa-asia.net」を許可するように設定してください。

通報する

コースタイトル:ショアーからナクバへ -イスラエルとパレスチナを植民地主義の視点から

コース概要:ハマスがイスラエルに越境攻撃を行ない、イスラエルは自衛権を主張してガザ地区を空爆、「ハマス殲滅」を掲げて地上侵攻するに至りました。南アフリカ政府はイスラエルのガザ攻撃を「ジェノサイド」(集団殺害)だとして国際司法裁判所に提訴、審理が行われています。かつて「ショアー」(ホロコースト)というジェノサイドの犠牲になったユダヤ人の国家が、パレスチナ人に対するジェノサイドを非難されるとは、どういう事態なのでしょうか。この講座では、イスラエル国家とパレスチナ問題を植民地主義批判の文脈に位置づけ、現状認識を深めるとともに、解決へのヒントをともに探ってみたいと思います。

曜日:水曜日 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
- 李泳采(恵泉女子学園大学)

◆第1回 基本的な視座 反ユダヤ主義とイスラエル批判について

開催日:2024年3月6日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:パレスチナ問題を考えるには、欧米の植民地主義とシオニズム(パレスチナにユダヤ人国家を建設するという思想と運動)の関係を理解する必要があります。ショアー(ホロコースト)という反ユダヤ主義の究極の罪を犯したドイツで今回の「戦争」がどう受け止められているのかを中心に、今回の講座の基本的な視座を明らかにします。

◆第2回 ハマスのイスラエル越境攻撃をどう捉えるか

開催日:2024年3月20日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:ガザ地区を統治するハマスを欧米や日本は「テロ組織」と見なし、2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの越境攻撃を「残虐なテロ」として、イスラエルのガザ地区への攻撃を自衛権に基づく反撃として容認しました。イスラエルはハマスが組織的に民間人虐殺やマス・レイプを実行したと主張し、ハマスはそれを否定しています。「10月7日」をどう捉えるか、議論します。

◆第3回 イスラエルのガザ攻撃をどう捉えるか

開催日:2024年4月3日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:ハマスの攻撃に対してイスラエルは何倍もの報復攻撃をするのが常でしたが、「10月7日」に対する反撃はかつてない規模で、病院・学校・難民キャンプ等を無差別に攻撃し、民間人とくに子供や女性に多大の犠牲を強いています。南アフリカはこれを「ジェノサイド」として国際司法裁判所に提訴しました。世界的な「ジェノサイド」論争を引き起こしているネタニヤフ政権の「戦争」を考察します。

◆第4回 イスラエル国家とは何か

開催日:2024年4月17日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:今日の事態を理解するためには、イスラエル国家の建国にまで遡って、この国の特殊な性格を踏まえる必要があります。ホロコーストにまで至った欧州の反ユダヤ主義を逃れ、パレスチナにユダヤ人国家を建設したシオニズムの思想と運動は、パレスチナ人に「ナクバ」(破局としての追放)をもたらし、パレスチナ難民問題を生みましたが、現在もその「ナクバ」が続いているのではないか。こうした視点から検討します。

◆第5回 セトラー・コロニアリズムとは何か

開催日:2024年5月1日(水)19:00-21:00 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:イスラエルの植民地主義は、セトラー・コロニアリズム(入植者植民地主義)の一種であると言えます。CANZUS Nations(米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)は、先住民のいる土地に入植した欧州の「白人」が自分たちの国家を建設し、マジョリティとなって先住民を二級市民に貶め、追放や絶滅にまで追い込もうとした歴史を有しています。日本でも「北海道」に見られるこの植民地主義について考えます。

◆第6回 パレスチナとイスラエルの共生は可能か *日程変更!

開催日:2024年5月21日(火)19:00-21:00   *日程注意 
講師:高橋哲哉(東京大学名誉教授)
概要:イスラエルとパレスチナの対立に出口はあるのでしょうか。欧米や日本はオスロ合意(1993年)がめざした「二国家解決案」に立ち返ろうとしていますが、今回の「戦争」で二国家共存は決定的に困難になったという見方もあります。ホロコーストを経験したユダヤ人と、ナクバを経験したパレスチナ人の共生は、ついに不可能なのか。国家、民族、人権などの意味が根底から問われるこの問題について、可能な限り考察を試みます。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………‥…………………
*開催日が過ぎてもアーカイブ視聴が可能です!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥………………‥………‥

単発での受講申込みはこちらから
https://apply.npa-asia.net/categories/2813805